貫井徳郎のレビュー一覧

  • 我が心の底の光

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    あまりにもムゴイ幼少期を過ごした主人公が復讐をする。復讐の仕方にグロさはあまり感じなかった。
    しかし、最後、玲奈を助けない所が、主人公の目的が徹底しているなと感じた。

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    2020年06月17日
  • 女が死んでいる

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    表題作以外の7篇は文庫オリジナルで90年代の作品が大半。叙述トリック、どんでん返しが多い。私のお気に入りは「殺意のかたち」「レッツゴー」

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    2020年05月16日
  • 北天の馬たち

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    貫井作品というと、霧がかかったような感じで、不穏な空気を醸し出しているイメージですが、この作品は、比較的クリアで、手軽に読める印象がありました。

    主人公は、探偵かと思いきや、喫茶店のマスター。1Fに構える喫茶店の上に探偵事務所を始めることになった2人の探偵。時間に経つにつれ、主人公は探偵に憧れを抱き、手伝うことになった。

    中盤までは、単なる依頼が2件請負って、解決というスタンスで、違和感ありつつも、雰囲気は軽い印象でした。
    しかし、段々と色んなことが繋がっていき、さらに2人の探偵が行方不明にと怪しさ抜群に展開していきます。真相が明らかになるにつれ、ドロドロとした関係が浮き彫りになって、面白

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    2020年05月15日
  • 女が死んでいる

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    短編集。叙述トリック多めの作品。
    表紙や表題の雰囲気よりかは不気味な話は少なめ。

    最も好みだったのは「母という名の狂気」
    多重人格トリックは好きだがどうにもご都合主義でアンフェアな感じは否めない。しかしありきたりな多重人格トリックではなく非常に手の込んだものであると感じた。子から子への因果の連鎖ようなものを感じ、とくに最後の義母の回想にはゾッとした。

    「レッツゴー」はこれまでの貫井氏の作品とは毛色が違いこれはこれで面白かった。姉妹の性格の違いを面白おかしく描いている。自由奔放な姉が人生経験を生かし、妹を慰めているシーンはすごく暖かくポジティブな気持ちになった。実はこの姉は機知に富んでおり、

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    2020年05月04日
  • 女が死んでいる

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    ネタバレ

    短編8編。帯に「必ずあなたも騙される!どんでん返し8連発!」とあります。
    「女が死んでいる」・・・朝起きると知らない女の刺殺体が転がっていた。酔いつぶれた自分が殺したのか?
    真相はそこまでやるのか?という展開。女の人は大事にしたほうがいい。
    「殺意のかたち」・・・青酸カリ中毒で死んだ男。誰が殺したのか?という王道なミステリー。登場人物も少なく、真相に気づきましたが、素直にどんでん返しを受けました。面白かったです。
    「二重露出」・・・公園に住み着くホームレスが放つ悪臭のためお客が激減した飲食店。ホームレスと話し合いで解決しないため殺害を計画します。この結末はずるいです。
    「憎悪」・・・素性のわか

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    2020年04月19日
  • 平成ストライク

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    青崎有吾さん目当てで読んでみた。やっぱり青崎有吾さんの作品が1番好きかな。どちらかというと苦手な作品が多かったかも…

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    2020年04月04日
  • 他人の不幸は蜜の味 平成ストライク(分冊版)

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    青崎有吾さん目当てで読んでみた。やっぱり青崎有吾さんの作品が1番好きかな。どちらかというと苦手な作品が多かったかも…

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    2020年04月04日
  • 後悔と真実の色

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    面白かったです。一気呑み。もとい一気読み。
    個性豊かな登場人物達に、視点を移しながらの展開は、「カツオの一本釣り」のカツオのごとくグイグイ引っ張られた。
    まるで四コマ漫画を読むようなスピードで、ページを捲る手が止まりませんでした。
    相変わらずの重い読後感。「キツイな~」とゆうつぶやきを、焼酎で流し込みつつ、貫井ワールドにひたるのでした。

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    2020年06月05日
  • 警官の貌

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    警察小説4篇。警察小説といっても色々なんだな。あまりにグロテスクな描写は苦手だ。お仕事小説が好きな自分は組織の内情がわかるような内容がいい。警察といっても仕事は色々なんだな。その内部事情を知るにはもっともっと読まないと。
    4篇の中では今野敏『常習犯』が良かった。

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    2020年03月13日
  • 私に似た人

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    ネタバレ

    人をテロに走らせる感情や背景は理解でき、考えさせられた。ただ、ネット上の言動だけでというのは無理があるような。

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    2020年03月07日
  • 壁の男

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    ヒューマンドラマも構成次第でミステリーになり得るのは目から鱗だった。実に感動的なエンディングではあるが、悲劇的なエピソードを積み上げ過ぎた所為で物語の奥行きは狭く、男が絵を描き始めた動機と要因の密接度も低いので、所謂【感動モノ】に仕立て上げるにはこのミステリー仕立ての構成が些か裏目に出てしまった印象。著者従来の陰鬱な作風から『男の内面には一体どの様な狂気が潜んでいるのか?』と身構えてしまったが故の拍子抜け感も若干ある。先入観と色眼鏡を一度外して読むべき作品かと。伊苅氏の近年が比較的平穏なことが今作の救い。

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    2020年02月06日
  • 女が死んでいる

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    思いのほか叙述ミステリーだったので、先入観なく読むとほんとにオチに驚くものだなと改めて感じさせられた。
    最後の「レッツゴー」のポッポちゃん家族すごくいいなと思うし、それに伴う叙述のオチも結構好き。

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    2020年01月21日
  • 女が死んでいる

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    短編集なのでサクサク読み進められた。
    どのストーリーも、大なり小なりのどんでん返しというか、読者の予想や思い込みを裏切られる展開になって驚かされた。面白い。誘導するテクニックというか。見事。

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    2020年01月05日
  • 殺人症候群 <新装版>

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    かなりの厚さのシリーズ最終作。
    てっきり4部作かと思っていて、最終話で環が主人公になるかも思いきや。
    この作品の最後を見たら、続編は無理だなというのは納得。

    倉持がフォーカスされた作品。
    少年犯罪や精神疾患で裁きをのがれた犯罪者に対し、遺族はどう考えるのか。

    個人的には少年犯罪や性犯罪者など、罪に見合った裁きを受けていない人には同じ目に合わせてもいいのではと考えてしまう(あくまで加害者本人に対してであり、加害者家族は除く)。
    本当に反省する人もいるのだろうけど、人の痛みがわからない人があまりにも多すぎる。
    法はあくまで規制を作るもので、被害者家族を何も守ってくれない。
    被害者が立ち直って生

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    2019年11月23日
  • さよならの代わりに

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    未来から来た少女。
    とある小劇団の端役で、大した高望みもせず、なんとなく日々を過ごす青年と出会う。
    そして、ある日、舞台中に起こる殺人事件。
    未来と過去を、殺人者の孫として輪廻し続ける少女の葛藤物語。

    SF青春小説ではあるが。
    貫井氏は社会性がありリアリズムを突き詰め、超絶的なプロットが絡む重厚な印象だったが、本作は...意外だ。新たな一面だ。
    諸行無常の一言がぴったり嵌る気がする。

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    2019年10月24日
  • 女が死んでいる

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    大体の話も真相には驚かされました。
    中には頭悪い話やどうしようもない話もあったけど短編で読みやすい

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    2019年10月20日
  • 愚行録

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    ネタバレ

    タイトル通りの愚行の数々。
    惨殺された一家に関わりのあった人々がインタビューを受けて一人一人語る形式で進む。

    自分の中にある嫉妬心やコンプレックスといったものをあぶりだされるような感覚で、読めば読むほど嫌な気持ちが充満していく。
    推理ものとしては面白くないと感じたが、人間の愚かしさに打ちのめされるのもたまにはいいかも。
    それにしても慶応って本当にそんな感じなの?
    まあ、あるんだろうね。
    人は生まれ育ちで人生決まってしまうのだろうか。
    そうではないと思いたいけれど。

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    2019年10月15日
  • 我が心の底の光

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    価値観というのは人それぞれで、他人から見たら理解できないものに執着したり、逆に「大事にすべき」と無条件に思うであろうものをないがしろにしたり。特にこの主人公のように特殊な環境で育った人は、その感覚が周りから大きくずれてしまうことも仕方ないのかもしれない。結末を腑に落ちないと感じることは、所謂「普通」と言われる感覚なのかな。
    でもやっばり奥行きが足りなく感じ、★3つ。面白かったんだけどなー

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    2019年09月30日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    ネタバレ

    大好きな作家さんばかりの「どんでん返し」短編集。
    お馴染みのキャラクターが登場したり、既読作品もあったけど、さらっと読めるので悪くない。
    いちばん好きなのは「蝶番の問題」。
    面白かったのは「藤枝邸の完全なる密室」。


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    2019年09月27日
  • 警官の貌

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    四人の語り部による警察小説。
    捜査三課、留置係、保安課と通訳捜査官、強行犯係。
    あまり馴染みのない仕事もあるだろうか。

    捜査三課は窃盗犯を扱う。プロ対プロ。
    職人気質の警察官が多い部署だが、本作では、よれた(イメージで、本人はちゃんとしているつもり、らしい)服を着た警部補と、32歳という中堅どころの女性警察官がコンビを組んでいる。
    女性警察官は武田秋穂、警部補は萩尾秀一。
    長編も出ており、ドラマ化もされているらしい。
    タイトル通り、常習犯と対峙するのだが、果たして「牛丼の松」は人を殺したのか?
    謎解きもしながら、プロ意識、職人という言葉に想いを馳せたい。

    胸糞悪いのは『三十九番』。
    留置係

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    2019年09月25日