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Posted by ブクログ 2021年01月29日
10の短編で構成されていて10人の主人公が登場しますが、どの話にもすぐに引き込まれてしまいました。
独立した短編ではなく、それぞれに関連性があり伏線も隠されています。
そして「トベ」の正体が気になり一気に読まされます。
テロはもちろん決して認めてはいけない行為だと思うけれど、ある主人公の言...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月22日
日常的に小口テロが起きる社会。十人の主人公たちの生活の変化と感情の揺れを精巧に描く連作長編小説。
タイトルのとおり、登場人物は私たち自身である。幸せの価値観を自分なりに持ち、他人との優越感と劣等感を感じながら日々を過ごす毎日。そして不満は社会のせいにする。人間の本質なのか、日本人特有なのか。よく考え...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月30日
2023/06/26
#私に似た人
#貫井徳郎
《感想》
「私に似た人」っていう題名にあった通り、
読者側も、小説内の主人公たちも「私に似ているかも」と思う内容。
テロを、題材にして
日本では貧困層が社会を変えるべく、
中間層や富裕層に洗脳され小口テロを起こすという話。(テロの内容はトラックでビ...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年11月06日
小規模なテロが頻発する日本を舞台に、様々な立場の10人の視点で語られる連作短編集。第151回直木賞候補作。
10話が少しずつ繋がっていくので興味深く読み進めました。
貧困や格差を生み出した利己的で冷淡な社会へ抗議するため、テロが頻繁に発生するようになったという架空の世界なのですが…
コロナ禍や急激...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月13日
「慟哭」はもすごいインパクトだった。このため、この作家の他のを読むのに一歩躊躇していた。たまたま連作集があったので、久しぶりに読んでみた。現代のまさに今を見事に描写していた。やはりすごかった。複雑な心境になった。いいとか悪いとか、そんなことは現実はわりきれない。見事すぎた。またしばらくは読まないこと...続きを読む
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