【感想・ネタバレ】警官の貌のレビュー

あらすじ

警視庁捜査三課で盗犯一筋のベテラン刑事が見抜く真犯人は?(今野敏「常習犯」)ほか、警察小説のてだれによる傑作作品集。どれも新鮮な驚きに満ちた、珠玉の短編が揃っています。

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福田和代さんだけ知らなかったが、好きな小説家が並んでいるので購入。
短編集だがどれも読み応えがあってよかった。
最後の貫井さんの見ざる、書かざる、言わざるが衝撃的だった。あっという間に読んでしまった。

#ドキドキハラハラ

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2023年01月02日

ネタバレ 購入済み

GOOD👍

もともとは、今野敏さんの「常習犯」が読みたくて購入したのですが、他まったくタイプの違う3作品も一度に読めて、すごく得した気分です。

1作目:今野敏氏の萩尾警部補作品、人情話です
2作目:誉田哲也氏作品、私的にイヤミスです
3作目:福田和代氏作品、最近の世相を反映した話で外国人犯罪を取り上げています
4作目:貫井徳郎氏作品、裁判員制度について考えさせられる話です

短篇とは言え力作揃いでおススメの一冊です。

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2021年09月25日

Posted by ブクログ

常習犯 今野敏 三十九番 誉田哲也
シザーズ 福田和代
見ざる、書かざる、言わざる 貫井徳郎

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2014年09月22日

Posted by ブクログ

異色の警察小説集。今野敏、誉田哲也、福田和代、貫井徳郎の四人の警察小説を四編収録。いずれも唸らされる出来映えの作品ばかり。

今野敏の『常習犯』は、人情刑事物なのだが、真犯人を推理するという警察ミステリーの面白さも兼ね備えている。解説によると本作の萩尾と秋穂の二人の刑事は『確証』でも活躍しているらしい。

誉田哲也の『三十九番』は、異色の警察小説。主人公の小西逸男は浅草署の留置係員の巡査部長。前半は、ちょっと変わった設定の警察小説だなと思うのだが…後半には驚いた。以前から誉田哲也の作品はまるで二重人格のように陰と陽がはっきりしていると思っていたが、この作品は…

福田和代の『シザーズ』は、正調警察小説といった作品。警視庁通訳センターの通訳捜査官の城正臣と警視庁保安課の上月千里の二人の刑事が事件に挑む。

貫井徳郎の『見ざる、書かざる、言わざる ハーシュソサエティ』は、事件異様さにまず驚く。ファッションデザイナーの野明慎也が両眼を潰され、舌と両手の十指が切断された状態で発見される。犯人は誰で、目的は…同時に死刑制度についても描いており、貫井徳郎らしい面白い作品に仕上がっている。

いずれも甲乙付け難い作品だが、誉田哲也と貫井徳郎の作品が抜きん出ているように思う。

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2014年03月28日

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警察小説、読み切り4編アンソロジー。
警視庁捜査三課という華のある捜査一課に比べると地味な存在だか、魅力的コンビを登場さて読ませる今野敏。
浅草署の留置係員の初老巡査部長でラストにはこう来るか!と読ませる誉田哲也。
警視庁通訳センターの通訳捜査官と保安課の二人は独身寮時代は相部屋、現在は官舎の隣同士の縁。二人が合わさるとキレキレの活躍をするというお話の福田和代。
残忍でショッキングな傷害事件で始まる、近未来的設定の貫井徳郎。
何れもちょっと眺めの短編なので読見応えありのアンソロジー。

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2023年06月15日

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警察小説の短編集4作。
はじめて読む方もいたけどどのお話も面白い!
今野敏、誉田哲也は裏切りませんな。

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2019年10月09日

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『常習犯』今野敏ーこんな世の中だといいのに、と願ってしまう敏ちゃん節。
『三十九番』誉田哲也ーうぁー、あるのかもー。抑圧ってこうはじけるのか。
『シザーズ』福田和代ー長編向き?城氏の家庭の事情がそうとう邪魔な気が。
『見ざる、書かざる、言わざる~ハーシュソサエティ』貫井徳郎ーふむ。設定がこうだとしたら、こう進むかもな。でも海外に弱いから、日本人。

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2017年06月13日

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4編の短篇による、警察小説のアンソロジーです。

まぁ、短篇故に、
人物や動機の深掘り、トリック等は控えめですが、
短ぃ尺に、お話がうまく落とし込まれていました。

1点、特出するならば、
警視庁捜査第三課(盗犯担当)や所轄署の留置係、
警視庁通訳センター・通訳捜査官、などといった、
あまり馴染みのなぃ部署が、舞台となっている点。

ハードボイルドから人情モノまで、
警察小説と言えば、捜査1課(殺人担当)ですが、
人情モノの新機軸となり得る題材だと感じました。
長篇作品で、ガッツリ読んでみたぃな~なんて…。

また、最後の1編は、
死刑制度がより厳罰化された近未来を舞台とした、
異色作ではありましたが…、重くて難しぃ主題が、
短篇の枠に、過不足なくまとめられており、良作!

重厚感はありませんが…、程よぃ短篇集でした…。

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2014年10月12日

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今野敏『常習犯』ベテラン刑事と常習窃盗犯の信頼にも似た感情が面白い。誉田哲也『三十九番』誉田氏らしいダークな作品。まさかあれも伏線だったなんてと驚かされた。福田和代『シザーズ』バディものとしても面白いが、何といっても“通訳捜査官”なる存在が興味ぶかかった。貫井徳郎『見ざる、書かざる、言わざる』社会的テーマと仕掛けられたトリックがさすが。とてつもなく残酷な話。

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2014年10月04日

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久しぶりに警察もの♡
しかも作者が豪華でサクサク読めたー。どの人も短編なんてもったいないくらいいお話だった。結構短編集とかって良かった話といまいちだった話ってなるけどこれは4話とも良かった!!しかも4話とも全然趣向が違ってなおいい。
福田さんと貫井さんは読んだことなかったからこれから他のも読んでみよっと。
貫井さんの話は冒頭かなりゾワゾワしたー鳥肌。

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2014年10月04日

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2040707 今野敏、誉田哲也、福田和代、貫井徳郎さんの短編集。福田さんは初めてでしたが中国語の通訳捜査官を主人公にした作品で面白かった。

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2014年07月09日

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今野敏さん「確証」のハギさん目当てで手に取ったけど、どれも読み応えあり楽しめた。
福田和代さんの「シザーズ」、ちょっと変わったバディもので面白かった。この二人でもっと他の事件も読んでみたい。
貫井徳郎さんの作品は、事件があまりに残虐で読むのがきつかった。

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2014年03月26日

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面白かった。どの作家さんもはずれなしだろうと思って読んだ。1番楽しみにしていた貫井さんの作品が読んだことあったやつで残念だった。

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2025年06月22日

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警察小説4篇。警察小説といっても色々なんだな。あまりにグロテスクな描写は苦手だ。お仕事小説が好きな自分は組織の内情がわかるような内容がいい。警察といっても仕事は色々なんだな。その内部事情を知るにはもっともっと読まないと。
4篇の中では今野敏『常習犯』が良かった。

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2020年03月13日

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四人の語り部による警察小説。
捜査三課、留置係、保安課と通訳捜査官、強行犯係。
あまり馴染みのない仕事もあるだろうか。

捜査三課は窃盗犯を扱う。プロ対プロ。
職人気質の警察官が多い部署だが、本作では、よれた(イメージで、本人はちゃんとしているつもり、らしい)服を着た警部補と、32歳という中堅どころの女性警察官がコンビを組んでいる。
女性警察官は武田秋穂、警部補は萩尾秀一。
長編も出ており、ドラマ化もされているらしい。
タイトル通り、常習犯と対峙するのだが、果たして「牛丼の松」は人を殺したのか?
謎解きもしながら、プロ意識、職人という言葉に想いを馳せたい。

胸糞悪いのは『三十九番』。
留置係というあまり面白くなさそうな(真摯に仕事をしている警察官には申し訳ないが、あくまで物語として、だ)仕事からどう話が進むのか。
あえて刑務官にしなかったのは、出たり入ったり、というところに物語を動かす鍵があったようだ。
とにかく後味が悪い。

『見ざる、書かざる、言わざる ハーシュソサエティ』は少し変わったタイトルだ。
冒頭から、おぞましい光景が広がる。
そのやり口や、犯人、目的はすぐにわかりそうなもの。
なんだそれだけか、と思ったら、それは違う。
ひねったタイトルとは言えないが、主題を端的に表している。

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2019年09月25日

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警察小説の第一線を走る四人の著者による、新鮮な驚きに満ちた珠玉の短編集です。
それぞれの切り口で描かれていますが、やっぱり誉田作品がピカイチでした!
読み手に想像力を働かせながら、うっすらと感じさせながら展開する構成は、読み終わっても、ある意味、心地よい余韻が(^^;)
※内容はいつものように必ず人が死にます(笑)

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2018年10月15日

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貫井徳郎さんは初読。犯人の手口がちょっとグロくて苦手な感じでした。今野さんの『常習犯』は別のアンソロジーで既に読んでました。アンソロジーは色々な作家さんの作品が読めるので好きです。

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2018年04月04日

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オフ会、献本で頂きました!警察小説のアンソロジー。

福田さんは初読みでした。
今野さん、いいコンビ(誰と?)
誉田さん、コワ面白い。
福田さん、もう少しスピード感があってもよかったかな。
通訳捜査官という立場はとても興味深かった。

貫井さんは強烈でした、
ただただ、強烈。


楽しみました、いい出会いに感謝。

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2016年03月18日

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今野作品は安心して楽しめるのだが・・・・・。

後の方々のは、なんかちょっと、後味なんかがイマイチ・・・。
読み慣れてないせいかな。

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2015年10月22日

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今まで読んだ短編集ともかぶっていたから、最後の2つの話は読んだことがあった。
貫井さんの話、実際あんな状態にされたら、今後どうすればいいんだろうとか考えてしまう…。

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2015年09月08日

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常習犯
今野敏は安定の面白さ

三十九番
なんか簡単過ぎるな〜と思ってたら、
まさかのゲイ。

シザーズ
なかなか面白い
中国人は本当なんとかして欲しい

見ざる、書かざる、言わざる
面白かった。
なかなか考えさせられる。
それでもやっぱり厳罰化、死刑制度賛成。

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2014年09月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【収録作品】「常習犯」今野敏(警視庁捜査第三課・盗犯捜査第五係 萩尾秀一警部補と武田秋穂もの)/「三十九番」誉田哲也(留置担当官の話)/「シザーズ」福田和代(警視庁通訳センター・城正臣、警視庁保安課・上月千里の話)/「見ざる、書かざる、言わざる」貫井徳郎
 単行本で読んでいたが、題名が変わっていたので気づかず手に取ってしまい、再読。ちょっと悔しい。

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2014年08月14日

Posted by ブクログ

・常習犯(今野敏)
捜査三課は窃盗などの捜査をする課、そこのベテラン刑事萩尾がいい味出してました。犯人と刑事の関係性が良い。

・三十九番(誉田哲也)
留置係の小西の周りに漂う不穏な空気。
終わり方がすごくてビックリ!

・シザーズ(福田和代)
福田さんは初めて読みました。読みやすかったです。
通訳捜査官の城と保安課の上月のコンビがいいです。
通訳捜査官という仕事が興味深かった。

・見ざる、書かざる、言わざる ハーシュソサエティ(貫井徳郎)
とにかく事件が残忍すぎて、ちょっときつかったです・・・死刑制度について考えさせられる内容で、内容はよかったし、引き込まれました。

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2014年06月27日

Posted by ブクログ

今野敏、誉田哲也、福田和代、貫井徳郎による警察小説アンソロジー。独立した四編の、趣きの異なる作風が楽しめます。
恥ずかしながら、誉田哲也以外の方々は初見で(^_^;)
警察小説の短編は難しいのか?・・・どれも軽く仕上げてる印象は否めません。
警察小説入門編としては良いと思いますが、私的にはチト物足りないですかね・・・

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2014年06月01日

Posted by ブクログ

警察小説アンソロジー。作家陣の内、福田和代以外の三人(今野敏、誉田哲也、貫井徳郎)はファンといってもいい程好きな方たち。感想としては誉田哲也と貫井徳郎の作品が良かった。貫井徳郎の短編は初めて読んだが、長編同様の深いテーマ(今回は死刑の在り方)と、驚きの真相は健在。さすが!

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2014年05月23日

Posted by ブクログ

近年、大きなブームが継続中の警察小説の四人の作家によるアンソロジー。
読み比べると、四人の個性が出ていて面白い。特に今野敏氏はベテランらしい安心感と渋さがたまらない。若手筆頭格の誉田哲也氏はギラギラした野心を感じるし、福田和代さんの通訳捜査官という設定がユニークだ。貫井徳郎氏の作品は死刑制度の功罪が描かれ、社会性をテーマにする氏らしい。

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2014年05月19日

Posted by ブクログ

それぞれ趣向を凝らした、警察小説アンソロジー4編。
今野敏「常習犯」は、小説ではあまりなじみのない捜査三課盗犯捜査の刑事が主人公。
誉田哲也「三十九番」では、留置担当官が主役。
福田和代「シザーズ」は、通訳捜査官という役職が登場。
貫井哲郎「見ざる、書かざる、言わざる」では、死刑制度に言及する。
編の醍醐味はないが、いろいろな役職の発見と、各作者の作風を楽しめる。

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2014年04月20日

Posted by ブクログ

競作?
アンソロジー?
……この手の本の良さは、まだ読んだことのない作家を試し読みが出来るという点。
過去、同じような競作本をきっかけに「では、長編も読んでみよっか」と、京極夏彦や柴田よしきを読むようになった・・・。

さて、本書。好きな作家2名と未読作家1名を含む全4編。

【今野便】
さすがの安定感。
安心して読めた。キャラの立った二人の刑事の長編も存在する模様。読むべし。

【誉田哲也】
彼の作品の中では、自分の好み的にはちょっと残念。
まあでも、誉田さん“らしさ”が健在な点は、安心。

【福田和代】
初読み。
面白かった。ぜひぜひ長編も読んでみよう……本書購入の、一番の収穫。
短編のみで終わらせるのが勿体ないキャラ造詣。ぜひ、続編長編も書いてもらいたい。

【貫井徳郎】
2・5冊目。

初読は「慟哭」。可もなく不可もなく……だったかな。いや、わりと楽しめはしたけれど、結末と仕掛けが気に入らなかった記憶が……。

1・5冊目……タイトル失念。読むに耐えなくなり本を閉じた。

本作……。全体的にはちゃんと読めた。しかし……、文体、台詞回し、仕掛け、設定、どれを取っても自分には合わない作家だと再認識。明らかな“いわゆる推理小説” には、どうしても醒めてしまいらしい。

★3つ、7ポイント半。
前半3編だけなら、

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2014年04月03日

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