貫井徳郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
★★★☆☆
差別と平等
【内容】
栄美はアメリカで生まれ、現地で育った。そんな彼女が日本の高校に編入してからを描く。
【感想】
読んでる途中で、「なんて、唐突なんだ!」って腹が立ってきた。でも最後まで読むとその気持ちが過ちであることがはっきりした。
どの世界にも差別がある。それはマイナスだけではなくプラス側にもあるのだ。
そしてその呪縛を解くには長い年月が必要となる。
リンカーンが奴隷制度を撤廃したような出来事が必要なのだ。でもそんな大それたことは一番ピーポーである僕らにはできない。だったらせめて差別に加担しないようにしよう。誰かに優しくしよう。
問題点ははあまりにエピソードが出来過ぎな -
Posted by ブクログ
この作品は以前に発表された長編『烙印』を全面改良して、新たなタイトル、語り口で新作として出版されたものだそうです
『烙印』からハードボイルド色を抑え目にし、若干のユーモアを交えた新たなる物語ということ
失踪した妻を微かな手がかりを伝って追い続け最後に想像さえもしなかった妻の正体を・・・・・・というお話
行き着いた場所、人物から一つの小さなヒントを授かり、また次の場所、人物にたどり着く
宝探しのようなワクワク感を持たせてくれる作品なんだけど
んーーーーー
個人的意見としては
「貫井作品にユーモアはいらない」
ユーモアを着せられちゃった感を感じるんだなー
主人公の兄貴が警視庁のやり -
Posted by ブクログ
ネタバレ賢くて勇気のあった息子やその友人たちがこういう道を選んだとは、つくづく「性」というのは厄介な問題だなあと思う。不安定で一途な思春期ならなおさら。
東野圭吾の「放課後」をちょっと思い出した。
貫井さんにしてはあまり衝撃のある作品ではない。最後に少年が泣くことができてホッとした。
冷静でドライに振る舞う最近の若者(こう一括りにすべきではないんだろうけど)も、ひとつ扉を開けば幼い顔が見える。子供が子供らしくいられるって貴重なことなんだろうか。それともこれが「らしい」のかな。子供の論理というのも時代で変わるんだろう。いま身近にこの年齢の子がいないからわからないけど。。 -
Posted by ブクログ
・常習犯(今野敏)
捜査三課は窃盗などの捜査をする課、そこのベテラン刑事萩尾がいい味出してました。犯人と刑事の関係性が良い。
・三十九番(誉田哲也)
留置係の小西の周りに漂う不穏な空気。
終わり方がすごくてビックリ!
・シザーズ(福田和代)
福田さんは初めて読みました。読みやすかったです。
通訳捜査官の城と保安課の上月のコンビがいいです。
通訳捜査官という仕事が興味深かった。
・見ざる、書かざる、言わざる ハーシュソサエティ(貫井徳郎)
とにかく事件が残忍すぎて、ちょっときつかったです・・・死刑制度について考えさせられる内容で、内容はよかったし、引き込まれました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ純粋におもしろかった。軽いタッチの誘拐ストーリー。
あまり手際が良いとはいえない詐欺師たちが、小賢しい子供にそそのかされて誘拐を企てたのはいいが、その子供がどこかの誰かに誘拐されてしまった。子供を救うために、詐欺師たちは誘拐の実行犯になるしかなかった・・・というお話。
ノリの軽さを出すため、冗長な部分あり。登場人物が少ないので、犯人も絞り込める。
それでも軽いテイストを楽しむには最適な作品です。映像化したらおもしろいだろうな。コンビは誰と誰を組ませようか、なんて考えてしまう。
でも、この作者なら重い作品の方が好き。「慟哭」の衝撃が強すぎて、まだあれを超える作品には出会えていない。