貫井徳郎のレビュー一覧

  • 迷宮遡行

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    ここまで「ヤクザ」って言葉がでてくる小説は初めて読んだね。たまに「マフィア」も出てくる。

    内容はまあまあ。途中の疾走感は○。終盤の失速感は否めないね!

    自分的に慟哭もそんなやったし、貫井さんの作品は、ユーモアミステリの方が好きやな!

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    2012年04月17日
  • 迷宮遡行

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    『烙印』を全面改訂して書き下ろしたものである。

    主人公の迫水の俺の一人称で物語りは進んでいくので、感情移入も
    しやすくテンポもいいので読みやすかったのだが、真相の原因となる
    動機がどーにも納得し難いのがもったいなかった!


    迫水の嫁が突然家を出て行ってしまう。 嫁を探し出そうとするのが
    あらすじなのだが、探していくうちにヤクザが絡んで来る。

    最後まで嫁の失踪は謎として進むのだが、ヤクザ思惑、登場人物の
    謎が次第に解明していき、最後にそもそもの問題の発端である
    嫁の失踪の原因へとたどり着く。

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    2012年03月24日
  • 迷宮遡行

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    リストラされた冴えない男が、突然失踪した妻を探すうちに・・・
    主人公のとぼけた感じがなんともいい味で、サクサクッと話は進むのだが、やっぱり失踪理由がね、なんだかねって感じだった。

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    2012年03月13日
  • 鬼流殺生祭

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    ネタバレ

    血縁同士で婚姻を結んできた霧生家で殺人事件が相次ぐが、下手人は誰だ…、という話。
    うっかり京極堂かと思ってしまう設定でしたが、それを抜けばおもしろかったです。
    歴史に精通していればさらに楽しめたかと。

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    2011年12月15日
  • さよならの代わりに

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    とある劇団で起こる殺人事件を軸にした、未来から来た女性と劇団男優の淡い青春物語。

    ミステリ(殺人事件)とSF(タイムトラベラー)を上手く組み合わせてはいるが、
    どちらかの要素をもう少し掘り下げた方が自分の好みだったかしら。
    (物語の分量はミステリ要素の方が大きいが、話のキモはSF要素に依存)

    貫井氏のマイベストは依然、「慟哭」「鬼流殺生祭」の2作。
    (どっちも初期の作品、、、そろそろ次のアタリが欲しいなぁ)

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    2011年09月23日
  • 迷宮遡行

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    愛する妻の突然の失踪。
    失業中の普通の夫がたどる妻の行方。
    最後に糸がすべてつながった感を感じるミステリーです。

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    2012年01月26日
  • 光と影の誘惑

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    すらすら読める?

    ミステリーとしては、初心者向けのような印象

    全体的にすっきり
    特に最初の誘拐の話は私好みだった

    表題作は途中からなんとなくわかってきちゃった

    最後の話もなんとなく結末が見えてきちゃった

    でも難しすぎるミステリーはむしろ苦手だから、買って良かった

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    2011年01月08日
  • 鬼流殺生祭

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    江戸から明治時代へと変貌した日本が舞台。殺人事件を通して奇妙な風習や人の執着を見る感じ。可もなく不可もなくって感じかな。

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    2010年12月09日
  • 迷宮遡行

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    裏社会の話だけど主人公がダメキャラだから
    同じような視点で話が読める。
    でも最後の方の変貌ぶりには違和感が。。
    全体的に話から主人公が浮いてる気がする。
    途中の糸を手繰り寄せてく感じは好き。

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    2010年08月17日
  • さよならの代わりに

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    初貫井徳郎作品でした。

    印象としては、〝ほっこり優しいSF青春ミステリー〟です。
    どれに特化しているというわけでもなく、きつく言うと全部中途半端。
    でもそれは、この作品についてはこの本で終わりではなく、前後にも物語は続いている、そう読者に感じさせるように意図したところなのかもと思えました。

    読み終えた気分としては、ちょっと切なくなりましたが、それ以上の気分にはなりませんでした。
    なんだか読み終えた気分も中途半端です。

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    2010年05月30日
  • 迷宮遡行

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    ダチョウって危険が迫ると頭を砂に埋めて自分の視界を塞ぐの?

    そればっか気になってました。
    それはいいとして、貫井さん3冊目。

    なんだか初期の作品のような感じがしたのは私だけでしょうか?
    『慟哭』の方が色々リアルだったような。

    からくりはおもしろかったけど
    人物描写がやや雑な感じがしてあんまり魅力的じゃない。
    それでも最後の絢子の話はややほろりときました。

    その後、主人公の兄はどのように始末されたのだろうと
    それが気になる。

    マル暴の兄を持つ主人公が妻に突然逃げられ妻の真相を知るという話。

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    2015年11月12日
  • 鬼流殺生祭

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    最初の方で既に事件を解くカギが提示されていたのに気付かずに最後まで読んでしまった。不覚。「ラプラスの悪魔」や「埃」の講釈が面白かったかも。「誰が?」と「どのように?」よりも「何故?」こうした事件が起きたのか、それが中心。時代やキャラクターの設定が何となく、京極堂シリーズを思わせる。要は、こういう体裁が好きか嫌いか、だと思う。

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    2009年10月04日
  • 鬼流殺生祭

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    九条・朱芳シリーズ一作目。明詞初期(明治ではないらしい)の雰囲気抜群。どろどろした旧家な話。作者注釈はいらないと思った。

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    2009年10月04日
  • 鬼流殺生祭

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    【2006.11.29.Wed】
    維新から7年。欧米の文化がどんどん押し寄せ、いまだ興奮冷めやらぬ帝都東京。霧生家の屋敷で突如起こった殺人。誰が、どうやって、なぜ…。いくつもの謎を抱え、霧生家の呪いが鬼となってゆく。ワトスン役の公家の三男坊九条。ホームズ役の変人朱芳。話の展開としては王道のミステリー小説だ。しかし、時は明治。維新後の東京を鮮やかに描き、欧米の文化がもたらす光と闇をミステリーの中にうまく組み込んでいる。時々出てくる朱芳のうんちくも決して無駄ではなく、ミステリーの本質を突く論理、哲学。次々と出てくる手がかりに心を奪われ、大事なことを忘れているうちに、真相は意外なところから現れる。し

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    2009年10月04日
  • 鬼流殺生祭

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    ミステリー長編。

    時は明詞時代。とある名門一族の一人が殺害された。殺害状況は、一族の中に謀反人がいることを示している。・・・そんな時、再び一族の者が凄惨な方法で殺される。今回は犯人は外部の人間であることはほぼ間違いない。犯人は一体誰?この二つの事件は同一人物による犯行なのか・・・!?

    この本はなぜか読むのに一週間近くかかってしまった・・・。なぜだろう?主人公たちの家系図がいまいち頭に入ってこなくて、いち×2確認してたからかな?

    ん〜。特筆すべき感想はあまりございません(笑)ひたすら『へ〜』って感じでした。

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    2009年10月04日
  • 鬼流殺生祭

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    明詞7年を舞台にした本格推理物。期待したよりどろどろでもなく、常に違和感を覚えつつ読み終える。登場人物の名前、舞台、一部思想は明治風なのに、主人公が妙に現代風の感覚だからだろうか。

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    2009年10月04日
  • 鬼流殺生祭

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     タイトルからしてかなりエグイ感じだったのですが、中味はそんなでもなく、かなり軽め。でも、よくよく考えれば、それなりに重い話だなー、というところ。
     第一の事件の犯人はすぐにわかってしまったのですが、その動機、背景までは想像が及ばなかったので、最後までちゃんと楽しめました。ところどころ登場する、「明詞」の傑人たち、というのも、作品を飾っていてよいです。作者註がついている辺りがちょっと面白かった。

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    2009年10月04日
  • 鬼流殺生祭

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    九条&朱芳の明詞シリーズ第1弾。こういう架空の時代設定って、小野不由美の「東亰異聞」と同じテイストで好きです。浮世離れした天才肌の探偵とワトソン役のコンビもいいですね。ちょっと「隣の部屋のほこり」の理論が「?」だった分、★1つ引きました。(05年8月)

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    2009年10月04日
  • 鬼流殺生祭

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    「慟哭」は作者が読者を騙すタイプの小説だったが、これは真っ当な謎解き推理。地の文はともかく、会話の言葉使いが現代風に過ぎる。

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    2009年10月07日
  • 鬼流殺生祭

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    普通のミステリかと思ったら、時代が明治とかその辺りでちょっとビックリ。話そのものはまだ最後まで読んでないです…ええ。

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    2009年10月04日