【感想・ネタバレ】転生のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年03月01日

心臓移植後に数々の不思議な体験をする。絵が上手に書ける、甘いものが好き。心臓移植に伴い、ドナーの記憶や趣味嗜好までもが転移していた。その後様々な伝を辿ってドナーの遺族を探す。会う事に成功。だが、読み進めれば読み進むほど謎が深まる。後半は、一気読みでした。

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Posted by ブクログ 2023年10月27日

心臓にちょっと触りがあって、3ヶ月に一度、循環器内科の検診を受けています。
今日はその検診日で、病院の常として長い待ち時間を予想して、あと三分の一を残すのみとなった「転生」を読み進んでました。
読み終わって3分ほどで診察室に呼ばれた時、「じつは重篤で移植が必要…」と言われるような気になってしまいまし...続きを読むた。
これって高倉健のヤクザ映画を見終わった人が映画館から肩で風きって出てくるのと同じバージョンですね(汗)。
映画から出てきた人が数分で普通の人に戻ったように、診察室で「良好です。目立った問題はありません」で普通に戻ることができました。
ミステリー風味に書かれているけど、この小説のテーマはなかなか重いです。

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Posted by ブクログ 2017年04月05日

心臓移植を受けたレシピエントの中に、ドナーの趣味、嗜好、記憶が転移する。心は脳にあるのか、心臓(ハート)にあるのか。細胞の一つ一つに記憶が残っているのか? 臓器移植に、何故金銭の話題がついてまわるのか。心が脳でなければならない理由。臓器移植の社会問題等も考えさせられた。 自分の死後、誰かの中で自分の...続きを読む一部が生き続ければ、残った家族も喜ぶかな。臓器移植というものを掘り下げて考えてみたいな。と思えるお話でした。読んだあと、スッキリとする良書でした。

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Posted by ブクログ 2014年09月27日

面白かった。
ひとつ引っかかったのはストーカー被害に対して警察があまり動いてくれなかったこと。理由は彼女の恋人の父親の力があるのに、そこを頼らなかったのかと。

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Posted by ブクログ 2014年05月06日

人の想い。
人の記憶。
人の日常。
残せたらいいし、
残ったのなら大切にしたい。
きっと、それが生きたということ。

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Posted by ブクログ 2023年05月07日

心臓の病を抱えていた大学生の和泉は、ドナーを得て心臓移植手術を受けた。
術後の経過は順調で回復も早かったが、以前にはなかった身体の変化に戸惑う。
これはドナーの記憶や嗜好なのではないか…という疑問を持ち始め、それと同時にドナーへの強い興味を覚える。
しかし、ドナーの名前等は知ることが出来ないことにな...続きを読むっている。
もちろんコーディネーターや医師が、それらを教えてくれることもない。
ただ、性別と年齢やどうしてなくなったのかまでは教えてもらえた。
ただ、和泉は奇妙な夢を見たことで、その夢に出てくる女性こそがドナーてはないかと確信し、その遺族を探すことを決意する。
しかし、それは容易いことではなかった。

もし、自分にも同じことが起こったら…?
きっと自分も同じ思いを持つと思う。
その行動力があるかは別として…
医学の発展の良し悪し等、深い題材。

2023.5.7

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年01月28日

心臓移植がテーマ
謎解きとしては微妙だけど、レシピエントの抱える課題とか、対象者の選択等社会的な課題をうまく織り交ぜて書かれている。

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Posted by ブクログ 2018年01月08日

「臓器移植」に材をとった社会派ミステリーである。デリケートなテーマでありつつも、ファンタジー性、家族愛、友情、恋愛に、科学・医学の蘊蓄など盛りだくさんの内容で難解さも無く、分厚さが全く苦にならない面白さだった。ラストの落とし所も、題材の重さとエンタメの嘘とのバランスが丁度よい。

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Posted by ブクログ 2017年05月31日

貫井さん初読み。
心臓移植がテーマやから難しいかと思ってたけど読みやすかった!個人的に人体実験は賛成派。

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Posted by ブクログ 2015年06月27日

心臓移植を受けた青年が心臓の持ち主の記憶を受け継いだような気がする話。
途中ちょっとまどろっこしいけど、話の展開は早く、飽きさせない。ラストもきれい。

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Posted by ブクログ 2015年04月29日

臓器移植がテーマ。どういう展開になるのかドキドキしました。重いテーマだったけど爽やかな感じ。
貫井氏の作品は独特な重さ、荘厳な空気。そういうところがいいなぁ。
ただ、ちょっと最後は物足りない感じがしたかな。よかったけどね。想定外でもあるし、個人的には想定内でもあった。終わり方は素敵。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2014年12月18日

これは面白かった。☆4.5くらい。こういうの好き。
心臓移植でドナーの記憶まで移植されてしまう、記憶転移の話。東野圭吾の「変身」を思い出した。話は記憶転移にとどまらず、臓器保存にまで至り、さらにミステリ要素も含まれいて、読む手が止まらない。こういう本に出合うと嬉しくなる。
ドナー登録をすべきか、否か...続きを読む。。ちょっと悩まされた。

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Posted by ブクログ 2014年10月23日

内容は心臓移植を受けた主人公が、その心臓のドナーの意識が移り、ドナーが誰か?を通じて心臓移植の真相を突き詰めるという話です。
ドナーの意識や性格が心臓移植を通じて移ってしまうという奇抜な発想の話ですが、提供された側と提供者側とで、さまざまな登場人物が絡み合い話に引き込まれました。
この本を読み終えた...続きを読むとき、以前読んだ東野圭吾の「秘密」と何となくダブる感じがあったのですが、あとがきで貫井徳郎が東野圭吾の影響も受けていると書いてあったので接点があるのかもしれませんね。

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Posted by ブクログ 2014年04月21日

『ゴッド・コミッティー』は名前が現実的じゃないから胡散臭く感じるのよね。もっと現実的な呼び名にすれば良かったのに。

ドナーは誰なのか。
読み進めながら自分の中でこの人がドナーかなとか、この人は嘘をついてるっぽいぞとか、色々考えたんだけれど結局そこに行き着くとはね。
解説にも書いてあったけど、確かに...続きを読むこの作品、爽やかな読後感がとてもよろしい。
それから登場人物がどの人も魅力的だよね。敵(臓器移植という現実的なテーマのある小説に対してこの表現はおかしいけれど)も極悪人とかじゃないしねえ。

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Posted by ブクログ 2013年09月14日

心臓移植手術を受けた和泉は術後数々の不思議な体験をし
それがドナーの記憶によるものと確信し自分に起きている謎を探る。


よくある臓器が持つ記憶にまつわる話で
ドナー家族とレシピエント間に生まれる絆系の物語かと思いきや
なんという展開か…!
前半はのろのろ読んでいたけど後半になるにつれてバッチリ引き...続きを読むこまれた。
私は健康に生きてきたから想像もつかないけど
臓器の記憶ってきっと本当にあるよねー。

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Posted by ブクログ 2013年08月02日

最近は色々な臓器を移植するようになったが、改めて移植のことを考えさせられた。
今よりもっと色んな事が解って、将来臓器にも記憶の再生をさせることがあるようなことがわかったら、ドナーの死とはどうなるんだろう。
臓器が他の人の身体の中で生きている場合、死とは言えないんじゃないかと・・・
色んな事が混乱する...続きを読む気がする。

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Posted by ブクログ 2013年03月09日

最後少しあっさりした感もありますが、最後まで一気に読んでしまいました。

さわやかな読後感です。この先に希望がもてそうな。

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Posted by ブクログ 2012年11月11日

心臓移植を受けてから趣味嗜好に変化が生じ、会ったこともない女性の夢を見るようになった主人公。これはドナーの記憶なのではないか? そう考えて探索を始めるが、探し当てたドナーは新しい嗜好や夢の女性とは無関係の人物であった。果たしてその真相は?


臓器移植の結果ドナーの記憶を受け継ぐ、というのはよくある...続きを読むプロットであるが、それをドナー捜しとなぜ事実が錯綜しているのかを探るミステリとして描いている。

大学生の一人称のためか貫井作品の中でも字の文が一際平易。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年10月27日

心臓移植手術を受けたら、もともと自分の持っていなかった趣味や能力が身についていた・・・。というのを発端に、自分のドナーを探り始める、という、まあ、割とよく見かけるテーマの物語。ドナーは誰なのか、そして警告を発してくるのは誰なのか、という謎はあるけれど、比較的ミステリー要素は薄いかな。ドナーにたどりつ...続きを読むいた後は、さらさらと流れていく感じ。移植手術と生命倫理などの重いテーマを扱いながら、雰囲気は青春小説で、読後感は爽やか。

臓器移植は、人工臓器が実用化されるまでの、過渡期の医療行為であり必要悪、という部分には考えさせられます。

また、人間の記憶や心はいったいどこにあるのか・・・。本当に、考えれば考えるほどわからなくなりますね。確かに、自分の主体が、ただの電気信号だとはあんまり思いたくありません。非科学的なんだとしても。

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Posted by ブクログ 2017年11月15日

心臓移植のことについて少し意識が高まった。怖いものだけじゃなくて、色々書けるんだね〜。作家ってスゴイ。

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Posted by ブクログ 2017年11月03日

勿論貫井氏の作品なので水準以上です。面白いです。ただ、このような謎解きの王道かつ爽快感のあるエンディングを氏の作品に求めていないので、少し肩透かしをくらった感じです。氏の作品だけに辛めで評価3で。

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Posted by ブクログ 2015年10月29日

心臓移植手術を受けた主人公に、ドナーの記憶がチラホラと付きまとう。

勿論、気になってしょうがない主人公は色んな手を使ってドナーを探り出そうとするのだが!?

心臓移植の仕組み等が作中で解りやすく解説されています。

主人公の思考にちょっとヤキモキさせられますが、それはそれでOK

東野圭吾の変身を...続きを読む思い出しました。

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Posted by ブクログ 2015年05月12日

東野圭吾さんの”変身”と似た様な作品で、脳ではなく心臓を移植された大学生が、移植後の違和感を手掛かりにこの”違和感”の謎を解いていきます。命の順位、命の移植、色々考えさせられます。

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Posted by ブクログ 2015年02月22日

2015/02/22
先がどうなるのか気になってどんどん読み進めるうちに期待が膨らんで、最後若干物足りなさを感じてしまった。

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Posted by ブクログ 2013年11月26日

臓器移植に関するミステリー
最近よく移植してから観るようになった女性とのすてきな出会いの話と一瞬思いそうだが、やはり違った。
だんだん緊迫した雰囲気になる。スピードがあまりにも早くてさっと終わってしまった感が残ったが、ちがった貫井さんの小説の雰囲気を楽しめた。

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Posted by ブクログ 2012年12月09日

人の心は人の体のどこに宿るのか。
科学が進んだ現代だからこその謎がテーマの小説です。
分からない方が良いこともあるんだろうな。

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Posted by ブクログ 2012年11月16日

心臓移植をしたらドナーの記憶まで移り、ドナーは誰か、なぜこのようなことが起きたのか、を移植されたレシピエントが見つけていく話。

良くあるパターンかと言えば、そんな気もする。軽快に読めたけど、☆は3つかな。

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Posted by ブクログ 2017年12月12日

和泉は、心臓の移植手術をうける。
手術は成功する。
急速な回復。
何が、どうなっているのか?

恵梨子という女性が、「夢の中」で現れる。
そして、殺人事件まで、記憶する。
ショパンの調べが、わかり、絵がうまく描けるようになる。
一体、そこには、何があるのか?
ドナーを捜すが・・わからないことが続き、...続きを読む警告がある。

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Posted by ブクログ 2012年09月20日

心臓移植後の自分の変化と向き合い、その謎を突き止めていく過程が巧みに描かれている。移植について考えさせられると共に、読み終わった後心が温かくなる話。

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Posted by ブクログ 2012年07月05日

わりとよくあるテーマな感じ。
でも、臓器移植については詳しくはなれます。
っていうか、何か説明的な台詞回しが多くて、ちょっと…

終盤にかけて、もっと枚数があっても良いかと。
もうひと引っ張り欲しかった。

読後は爽やかかな。

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