貫井徳郎のレビュー一覧

  • 転生

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    臓器移植に関するミステリー
    最近よく移植してから観るようになった女性とのすてきな出会いの話と一瞬思いそうだが、やはり違った。
    だんだん緊迫した雰囲気になる。スピードがあまりにも早くてさっと終わってしまった感が残ったが、ちがった貫井さんの小説の雰囲気を楽しめた。

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    2013年11月26日
  • 明日の空

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    青春ミステリー。人が人に認められるということの、なんと偉大なことか…一人ひとりが偏見のない受けいれるものの捉え方をするようにすれば、世の中はもっとさわやかになるんだろうな、と強く感じた作品。青春だもん。

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    2013年11月13日
  • 被害者は誰?

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    貫井徳郎にしては軽い作品かと思って読んだが、
    四編の小説はいずれもクセモノ。
    一筋縄にはいかず、仕掛けがあって面白かった。

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    2013年11月08日
  • 被害者は誰?

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    今まで重い作品ばかりだったので、コミカルなキャラと明るい雰囲気に面食らいました。漫才みたいな掛け合いはあまり肌に合いませんでしたが、よく練られたプロットですし、トリックの使い方に著者のセンスを感じました。
    ベストは【名探偵は誰?】 ですが、単独で読むとオチが解らない気がしました。

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    2014年11月26日
  • 天使の屍

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    中学二年生の一人息子が飛び降り自殺してしまいます。そして、遺体からはある薬物が検出されます。なぜ息子は死ななければならなかったのか。原因はいじめなのか。それとも…。遺された父親は真相を求めて、息子の級友たちを訪ねて回る…というお話です。
    設定にかなり既視感がありましたが、陰惨で救いのない少年たちの心の闇や、息子の自殺の謎を絶対に解明しようとする父親の強い想いが巧く描かれていると思います。
    真相は「そりゃないだろ」とは思いましたが、何気ない会話などに伏線がさり気なく潜ませているところは流石だなと思いました。

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    2014年11月26日
  • 明日の空

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    内容(「BOOK」データベースより)
    帰国子女の栄美は桜の美しさを楽しむ余裕もなく、不安いっぱいで日本の高校での初日を迎えた。幸いにも友達ができ、気になる男の子とも仲良くなれたものの、やがて辛い別れを経験することに…。時は流れ、大学生となった栄美の前に現れたある人との出会いをきっかけに、高校時代の思い出はまったく別の形を見せてゆく―。『慟哭』の著者が仕掛ける、忘れられない青春ミステリ。

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    2013年11月11日
  • 明日の空

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    貫井さんの本にしては珍しく軽めのタッチ。ラストのネタばらしについてはなるほど~というかんじだったけど、なんか伊坂の「アヒルと鴨~」と乾くるみの「イニシエーション・ラブ」が合わさったみたいな、既読感のある作品だったので、評価は並、で。ワタシの中ではなぜかずっとエイミーは山本美月ちゃんのイメージでした。

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    2013年07月29日
  • 明日の空

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    あああああ これ、前ハードカバーで読んだや!
     ■ ■ ■ ■ ■ 
    最近のなんだかもやもやもやな貫井作品に慣れた身には
    なんだか眩しいわ~。(笑。
    そのぶん
    物足りなさも感じちゃったりするけど。
    わがまま。w

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    2013年08月23日
  • 迷宮遡行

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    ネタバレ

    後東いい奴過ぎる&可哀想過ぎるだろ! 
     
     「烙印」の改訂版小説です。貫井作品では初期の作品が元となっているだけあって、ちょっと不慣れ感があるかな?
    緊張と緩和のバランスがいまいち取れていないような・・・倉庫での麻薬受け渡し辺りから緊迫感がようやく出てきたかな。
    迫水の未熟さは好感持てました。自分の行動が他人に迷惑をかけている。それは間違いない事実なんだけど
    「こうしていれば・ああしていれば」と甘えを捨て切ることができないのは、人間として仕方のない部分でもありますよね。
     
     迫水・絢子・後東。この人たちの行動については同意しかねるぞ。小説的なご都合主義を感じてしまうよ。
    絢子が「どうせ途中

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    2013年06月23日
  • 明日の空

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    たとえ振り向いてくれなくても、自分が愛したいから愛する、という行為はやはり危険であると思っている。往往、対象相手にも自分と同じ感情を押し付けるべく見返りを欲し、えてして犯罪ネタにも発展しやすい。
    この物語は見返りを期待しないせつない愛の話としてわかりやすいが、ペイ・フォワードするには容易でないテーマに思える。

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    2013年06月06日
  • 明日の空

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    読みやすいし、ミステリーとしても面白かった。でも登場人物に感情移入できなくて、すぐ内容を忘れてしまいそう。

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    2013年06月02日
  • 悪党たちは千里を走る

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    ネタバレ

    誘拐された子供を助けるために悪党達が走り回るというストーリー。最初の時点で伏線に気づいてしまったためあまり新鮮味は感じなかった。もっと上手く隠してほしい。

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    2013年05月13日
  • 明日の空

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    ネタバレ

    桜の咲き誇る四月。
    日本の教室でわたしは彼に出会った――。
    これは「さよなら」の先にある物語。
    忘れられない思い出を抱くあなたに贈る、青春ミステリ。

    Part1:帰国子女の栄美が、日本の高校に転入してくる。
    幸いにも友達ができ、気になる男の子とも仲良くなれたのだが、
    やがては辛い別れの日が訪れる。
    Part2:六本木にて。ユージは黒人のアンディに出会う。彼の人間性に惹かれたユージだったが……。
    Part3:ふたたびのエイミー。大学入学後、彼女に迫る危機を山崎という男に助けられる。彼の語る過去とは――。

    短めのお話で、登場人物が少ないところからある程度予測のついたお話でした。
    解説で「乱反射

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    2013年05月12日
  • 明日の空

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    主人公は帰国子女の高校3年生、エイミー。
    父親の助言に従い、あまり目立たないように、日本的な協調性を大事に、と
    慎重に日本での高校生活を送り始めたのだが、それほど気負うこともなく
    みんなと馴染むことができ、さらには気になる同級生と接近することも。

    しかし、その同級生とデートをしようとすると、なぜかいつもすれ違う。
    明らかに人為的な妨害が入っているのだが、なぜそんなことができるのか、
    そして、その目的は一体何なのか分からないままとなり、、、

    といった感じの謎を残したまま、全然別の男二人のエピソードに移ったり、
    またまたエイミーを主人公に戻して大学生活を描いたりしながら、
    最終的に謎が明かされ

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    2013年05月11日
  • 明日の空

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    サクッと読めた。んで後半の急展開。
    一度最後まで読んでから、もう一回読み直すと、感じ方も変わってくるんだろうなぁ・・・っていう小説だった。

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    2013年05月07日
  • 明日の空

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    ネタバレ

    内容のわりにさわやかな読後感。

    勘のいい人は、エピソードが変わった所で気づくのかもしれないけど、
    さらっと読んでいたら最後まで気づかず、ああなるほどねっと
    あっさり納得。

    一回読んで終わり、という感じなのは寂しいけど・・

    この作者さんって性格が良さそう、と
    変な感想をもってしまった。

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    2013年05月05日
  • 悪党たちは千里を走る

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    ネタバレ

    誘拐がテーマの割には重苦しさが無く、
    ミステリとしても大きな仕掛けは見当たりません。
    文庫の分厚さの割には内容が薄い気もしますが
    軽いタッチでコメディなノリの作品なので、
    飽きることなくあっという間に読み終えました。

    貫井さんの作品は「慟哭」と「被害者は誰?」しか読んでいないのですが、
    シリアス路線の作品も軽いタッチの作品も
    どちらも面白い作家さんだと感じました。
    他の作品も積極的に読んでいきたいです。

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    2013年04月22日
  • 夜想

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    ズゥーンと重たい方の貫井作品。やはり読んでいても
    なんだか精神的疲労を伴うのですが、それが決して
    不快じゃないんだから、やはり凄い。
    ミステリ作家の描く宗教作品の場合はどうしても
    カルトに寄ったものが多いイメージですが、今作は
    もうガチでテーマが救済だけあって、まるでイメージ
    したものと違ったのも自分にとっては良かったような
    気がします。

    本当の絶望の中から抜け出すという事。救済とは
    どういう事なのか。そして新興宗教というシステム。
    様々な事が絡み付きながら、ゆっくりと静かに
    ストーリーは常に破滅ち終焉を孕みながら進んでいく様は
    ある意味圧巻で、ページを捲る手と目を

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    2013年03月31日
  • 天使の屍

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    子供たちがあんまりリアリティがない。
    このくらいの年齢の不可解さってのもあるだろうけど、もうちょっと書き込んでほしいというか。
    そんなわけで、内容のわりにはあんまりえぐくないんです。

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    2013年03月17日
  • 鬼流殺生祭

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    再読。
    旧家に根ざしたミステリーは、推理よりも家の秘密に野次馬根性が騒いでしまう。有閑主人公が足で情報を集め、安楽椅子の探偵役が解決に導きながら事件終結まで見届けないのも一風変わっていておもしろかった。
    復讐の方法の厭らしさと怨みの執念に慄然。

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    2013年03月15日