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小学校の女性教師が自宅で死体となって発見された。傍らには彼女の命を奪ったアンティーク時計が。事故の線も考えられたが、状況は殺人を物語っていた。ガラス切りを使って外された窓の鍵、睡眠薬が混入された箱詰めのチョコレート。彼女の同僚が容疑者として浮かび上がり、事件は容易に解決を迎えるかと思われたが……『慟哭』の作者が本格ミステリの極限に挑んだ衝撃の問題作。
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Posted by ブクログ
出版年が2003年となってるので20年ぶりくらいか、すごい衝撃を受けたことを覚えていたのでaudibleで聴いて、ああこういう仕組みだったな、と思い出す。これは、もしかしたら事実である部分だけを抜き出して組み立てたら真犯人に辿り着ける、というものなんだろうか。でも今すぐまた読み直す気にはならないし、...続きを読むいずれ…と思っていたら、多分また次読んだ時に同じこと繰り返しそう。
こういうミステリーもあったのね!という驚き。 めちゃくちゃ面白かったなー。 誰?誰なの犯人は??ってなった。 イッキ読み。 ファイル受信したら接続切るとか懐かしすぎる(笑)
…で犯人は? 側から見れば疑わしい各人が各々の推理をして各々の犯人を特定する。 それぞれの推理に、なるほど。と思う自分の単純さに笑えた。
「プリズム」 …ガラスなど透明体の三角柱で、光を屈折・分散させるもの。光の方向を変えるプリズムには種々な形のものもある。 推理小説に求める快楽って、正解を知ることだと思う。 これだけ長い文章の中で、自分流に推測を立てて「え?こいつか?いや…こっちも…」 なんて考え続けた結果、最後に導き出される正解...続きを読むに悦に浸る。 それが推理小説の醍醐味、そう思っている。 本作「プリズム」は、まずタイトルの秀逸さを感じる。 推理小説の手法は確かにプリズム的だ。 いろんな登場人物の主観的な目線から、被害者への思い、まだ見えぬ加害者への思いにバイアスがかかって、思考を分散させられる。 どの光を辿れば、本筋に辿り着けるか分からない。 それぞれに答えを持つ。 それこそが本作の醍醐味だ。 読み手は「え?なんで?」とちょっと味気ないような気持ちになるかもしれない。 ただあとがきで、それこそを楽しんでほしいという作者の意図を理解した時、自分ならどう結論づけるかを考える。 私的推理が正解かもしれない。 そんま想いにさせてくれる作品だ。
三月のある日、小学校教師・山浦美津子先生が急用で休んだ。 山浦はチョコレートを食べ倒れ、タンスから落ちたアンティーク時計が頭に当たった。死因は頭打傷と見られている。先生の部屋に送られてきたチョコレートから睡眠剤が検出され、送り主は同小学校の南条先生だった。 担任を受け持つ山浦先生は、生徒目線...続きを読むで受け答えするため、生徒たちの人気が高い。 休んだことに疑問を持った生徒は、なぜ休んだのか?クラスの中で話題になり、ミニ探偵団が暗黙の了解で犯人探しを始めたが、犯人捜しの調査能力に限界があったので、生徒たちの納得を満たしたところで探偵団は解散した。 一方、小学校教師達とPTAの間で問題になり意外な波紋が広がった。山浦美津子との関係者…教師と生徒の親と親族が、独自に調査を始めたのだ。 本書の目次は「虚飾の仮面」「仮面の裏側」「裏側の感情」「感情の虚飾」からも分かるようにフーザニットの迷宮なのだ。犯人は山浦美津子と関係を持った人たちの中にいるのか?犯人捜しよりも、心の中で渦巻く言葉にならない感情の表現が、著者の筆致の特徴なのかと思う。 読書は楽しい。 確か、「プリズム」っていう小説は、百田尚樹さんも同じタイトルを使っていますね。 内容は全然違うと思うけど、忘れしまったw 結局、犯人は誰なのか?わからん?わからんけどおもしろい! モヤモヤしながら叙述が続く、山浦美津子先生の裏の顔
コロコロと物語が展開して、読みやすい。 一つ前に読んだのに、一冊挟むと記憶が薄まってて、早く感想書いておけばよかった〜と個人的な後悔。
結局、事故なのか事件なのか、その両方なのか。読者に委ねてる。プリズムっていうタイトルの意味が結構深かった。
慟哭に続いての著作2作目。 相変わらず読みやすい綺麗な文章。 タイトルも的を得ていて良い感じ。 それに、素人探偵の数珠繋ぎの次に私も加わろうって思ってしまうラストの余韻がすごく好き。 わかり易く誘導してる気すらする…。
先生が死んだ 他殺なのか事故なのか 章ごとに視点が変わり、それぞれが事件について 調べて語る まさかの結末でしたがなるほどそういう展開かと 思わせました あとがき、解説も補足としてよかったです
小学校の女性教師が自宅で変死。物語は4つの章で出来ていて、各章ごとに被害者と関わりを持つ者達が主人公となり、それぞれ独自の推理で様々な犯人像を描いていくミステリー。 慟哭に続き貫井徳郎作品連読。 いやはや、率直に面白かった。私の好きなやつだ。 各章の主人公は、女性教師の謎の死をテーマに、別の主人...続きを読む公を犯人と仮定し、推理を持って根拠固めを行っていく。 しかし、次の章の主人公の独白により、その理由がくつがえされ、別の真実が明らかになり、新たな推理が生まれる。と思えば、次の章でその推理は成り立たなくなり… と、推理の構築と崩壊の無限ループ。 見る角度を変えることで如何様にも変化する。 そう、正に表題通りプリズムだった。 そして結末たるや否や… 賛否が分かれる作品と思われるが、謎解きの過程を楽しむ私のような方にはハマるのではないだろうか。 ちなみに私はミスチルの【Prism】という曲が好きだ。 『転んだ時だけ 気付くコンクリートの固さ』 そうだよな。 痛みだけじゃなくて、固さ、冷たさ、情けなさ、悔しさ。ふとした出来事で、改めて色んなことに気付かされるよな。
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