貫井徳郎のレビュー一覧
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幼なじみ五人が集まり別荘内で起きた殺人事件
五人の内一人が被害者となり
五人の内一人が加害者となった
死体の前で花瓶を持った「梨愛」は子供の頃からの友人の一人 「雛乃」を殺害した事を認めているが
最後まで、残った仲間達に動機を語る事は無かった
ー 五人に何があったのか 事件はなぜ起きたのか ー
それぞれの視点から語られる羅生門形式
名前すら持たされない可哀想な弁護士Aさんによる
残った三人の聞き取り調査を、神の視点(読者特権)で覗き見していく事となる
重成→聡也→夏澄 と二往復を経て 梨愛の独白
一周目はみな、宛らコナンの容疑者達の如く自分の話より人の話。
「誰それってこういう所あるんで -
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ネタバレなんとなく、最後の独白を読んで梨愛が好きだったのは夏澄なのではと思ったけど…
夏澄は「雛乃の部屋で話したら主導権握られそうだから、自分の部屋に呼んで話した」的なこと言ってたp244
そんで話したあと雛乃は怒って出て行ってたのに、雛乃の部屋で突き飛ばして死んだとなるのはなぜ??追いかけたん??
犯人は自分が殺してしまった事に気付いてないというのも…相手が転ぶほどの強さで押したら、転ぶまで数秒だと思うし頭をぶつける音もしただろうし。その間に背を向けて部屋を出てって何も気づかないってあり得るかな?
同じ話も視点が変わると違ってて、それは面白かったけどあんまりすっきりはしなかった。 -
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タイトルの「不等辺五角形」は、仲の良い5人の実際の距離感や力関係、心理的な位置取りを表している。その意味が物語の中で腑に落ちた瞬間には、思わずニヤッとしてしまった。
物語は、5人のうち一人が一人を殺害したという衝撃的な状況から始まる。しかし動機は明確に示されず、被害者・加害者以外の3名へのインタビューを通じて、少しずつ人間関係や価値観がひも解かれていく構成になっている。断片的な情報から全体像を推理していく点は、ウミガメのスープのような読書体験だった。
一方で、インタビュー形式ゆえに、物語の本筋との関係が薄く感じられるエピソードや、同じ主張の繰り返しも多く、やや冗長に感じる部分はあった。展開 -
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ネタバレ加山聡
新聞記者。心配性。
加山光恵
聡の妻。
健太
聡の息子。二歳。
田丸ハナ
五十代。主婦。昔から困ってる人を見捨てておけない性分。夫は外国人でもその名を知る大企業に勤めている。ボランティア活動に精を出している。道路の拡幅工事で街路樹が伐採されると聞き、反対運動をしようと考える。
阿部昌子
ハナの近所に住む主婦。自宅の一軒家の前に、地上十五階建てのマンションが建つ計画がある。
建設差し止めを求める話し合いの場を設けて欲しいと求めている。
三隅幸造
六十代後半。定年退職後、ただ寝ることだけが楽しみの老人に過ぎないことに気づき愕然とする。犬を連れている女性を見かけ、自分も犬を飼うこと -
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ネタバレ佐伯英男
警視。捜査一課長。押川英良の隠し子。
石上恒也
警視。警察庁警務局監察官。
北村沙貴
幸せを祈る女性。白光の宇宙教団。
丘本重雄
警部補。警視庁刑事部捜査第一課。
斉藤奈緒美
昨年十二月十日から行方がわからなくなっていたが、遺体で発見される。多摩市在住。六歳。
香川雪穂
昨年十月十五日から消息が途絶えている。東久留米市在住。
甲斐健造
警視庁刑事部長。
三浦
健康と幸せを祈る男。福音の聖教教会。
北岡
巡査部長。東日野署。三十前。
佐伯の妻。警察庁長官のひとり娘。
押川英良
元法務大臣。
佐伯潤一郎
警察庁長官。佐伯美絵の父。
斉藤奈緒美の母
福音の聖教教会 -
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読んだ本 悪の芽 貫井徳郎 20251206
嫁さんのお下がり本。
小学生のころの同級生が大量殺人事件を起こす。その同級生を不登校まで追い込んだいじめの原因者が主人公で、自らの責任、自己嫌悪、社会的制裁への怖れとか色んなものを抱えながら犯行の動機を探るってお話。いじめてたことがばれて公表されると社会的に抹殺されるっていうSNS時代のサスペンスを絡めて、結構先がどうなるのか気になって一気に読んじゃいました。
なんだかんだ言って、SNS上の匿名の世間は無慈悲だけど、実在のリアルな関係者たちには情があるというか救いがあるというか、正直ラストはうまく呑み込めなかったんだけど、ホッとした感で終わ -
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ネタバレ人ひとりを殺したら死刑になる世界の連作短編
この本を手に取ったのは、最近SNSで蔓延している私刑について、それがどうというわけではないけど、それが行き着く先の一つとしてこんな世界もあるかもなとか思ったから。
あと、ずっとエンタメ100%の小説ばかり読んでいたのでたまにはエンタメの中に社会的メッセージありそうな作品を読みたくなったから。
勝手にメッセージ性の強い作品である思っていたけど、実際そんなことはなくて、ただ人を殺したら死刑になる世界線の事件の話。
無論そのルールの弱点(殺さなくても両腕切り落として眼球くり抜いて舌切られたら殺してるのと同じじゃない?とか、過失で殺しちゃったらどうなのと -
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5人の幼なじみ。別荘で旧交を温めた夜、一人の女が一人の女を撲殺し、その罪を告白する。後日弁護士が残された2名の男と1名の女に真相を知るためインタビューする、その書き起こしという体裁のミステリー。
3名とも加害者は5人の中で最も殺人を起こすような人物ではないと語り、幼なじみ同士恋愛関係はないと語るがしかし…。
てっきり当夜何が起きたのかを検討して事件の真相を明らかにする展開になるのかと思ったら、始終グループ内の相関関係が二転三転明らかにされていくという展開だった。タイトル通り、5人相互の不当辺な距離感の関係が描かれてました。
ところで犯人の女性は父権主義など旧弊な価値観を嫌っていて、昔な -
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複数の人物からのアプローチ、無関係と思われる人物らの意外な接点、点が徐々に繋がり線になっていく展開は著者の得意とする手法であり、本作でも持ち味が発揮されている。
だが、部分的な繋がりを見せるが全てが完璧に絡まり合う事はなく、少しモヤモヤする章が多い。また似たようなエピソードがあり、必要性に疑問を持ってしまう章もあり後半で失速気味。
また、物語の肝である「最初のトベ」が終盤で明かされるが、明らかに異質で違和感を覚える章があり、多くの読者は途中で気づくはず。
消化不良の部分も多いが、テロを起こすレジスタントの行動心理には現代日本が抱える問題が数多く内包されており、フィクションと思えないほど真 -
Posted by ブクログ
ネタバレオチが綺麗すぎて、微妙だった。「時系列がずれている、主人公が犯人」というのは、なんとなく予想がついてしまったし、現実離れしすぎていてミステリーとしては無理があると思ってしまった。同列の時系列に見せるためのミスリードが荒く感じてしまった。「娘を殺された元警視課長が現警視課長の娘を狙う」というのが特にしんどすぎるなと。しかも単純に話に展開があまりなく、終始冗長に感じてしまった。謎が最初から最後まで、「犯人は誰か」のみだったため、物語に推進力がなかったのだと思う。自分の地元がこき下ろされていたのは面白かった。愛人の負けん気の強さと繊細さが魅力的だった。