貫井徳郎のレビュー一覧

  • 不等辺五角形

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    幼なじみ五人が集まり別荘内で起きた殺人事件
    五人の内一人が被害者となり
    五人の内一人が加害者となった
    死体の前で花瓶を持った「梨愛」は子供の頃からの友人の一人 「雛乃」を殺害した事を認めているが
    最後まで、残った仲間達に動機を語る事は無かった

    ー 五人に何があったのか 事件はなぜ起きたのか ー

    それぞれの視点から語られる羅生門形式
    名前すら持たされない可哀想な弁護士Aさんによる
    残った三人の聞き取り調査を、神の視点(読者特権)で覗き見していく事となる
    重成→聡也→夏澄 と二往復を経て 梨愛の独白

    一周目はみな、宛らコナンの容疑者達の如く自分の話より人の話。
    「誰それってこういう所あるんで

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    2026年01月17日
  • 不等辺五角形

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    ネタバレ

    なんとなく、最後の独白を読んで梨愛が好きだったのは夏澄なのではと思ったけど…
    夏澄は「雛乃の部屋で話したら主導権握られそうだから、自分の部屋に呼んで話した」的なこと言ってたp244
    そんで話したあと雛乃は怒って出て行ってたのに、雛乃の部屋で突き飛ばして死んだとなるのはなぜ??追いかけたん??
    犯人は自分が殺してしまった事に気付いてないというのも…相手が転ぶほどの強さで押したら、転ぶまで数秒だと思うし頭をぶつける音もしただろうし。その間に背を向けて部屋を出てって何も気づかないってあり得るかな?
    同じ話も視点が変わると違ってて、それは面白かったけどあんまりすっきりはしなかった。

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    2026年01月15日
  • 慟哭

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    どんでん返し!と思って読んだけど途中からオチが想像できてしまって残念
    ストーリー自体はまとまっていて良い

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    2026年01月11日
  • 不等辺五角形

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    タイトルの「不等辺五角形」は、仲の良い5人の実際の距離感や力関係、心理的な位置取りを表している。その意味が物語の中で腑に落ちた瞬間には、思わずニヤッとしてしまった。

    物語は、5人のうち一人が一人を殺害したという衝撃的な状況から始まる。しかし動機は明確に示されず、被害者・加害者以外の3名へのインタビューを通じて、少しずつ人間関係や価値観がひも解かれていく構成になっている。断片的な情報から全体像を推理していく点は、ウミガメのスープのような読書体験だった。

    一方で、インタビュー形式ゆえに、物語の本筋との関係が薄く感じられるエピソードや、同じ主張の繰り返しも多く、やや冗長に感じる部分はあった。展開

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    2026年01月07日
  • 不等辺五角形

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    最後まで読んでも??とよくわからなくなり、もう一度読み返す羽目になりました。5人もいれば、一人一人が見ている風景は、違うのだなあと。自分のまわりの友達関係も気になってきます。不等辺五角形の題名の意味があとからジワジワきます。

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    2026年01月01日
  • 悪党たちは千里を走る

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    詐欺師同士の騙し合いのお話

    名探偵コ◯ンな男の子登場。
    ストーリー展開としては楽しめたが細部が雑にも感じたのでやや残念。

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    2026年01月01日
  • 失踪症候群 <新装版>

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    一見、地味な窓際族の男が実は裏では秘密裏な捜査を行うリーダーという設定にワクワクしました笑
    裏では…みたいなのかっこいいですよね笑
    『症候群』だから、今後の犯罪予備軍みたいなものを秘密裏に解決して防いでいくというスタンスとして見れば面白いです。
    しかも、すぐ危険になりそうなものは排除するけど改善の余地がありそうなことは見守る感じが秘密な感じでいいです。
    ただ、個人的にはほかの作家さんで似たタイトルの物を読んだあとだったので好み的な問題で盛り上がり度は緩やかだったかなぁ…
    他のシリーズも読んでみます!

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    2025年12月27日
  • 紙の梟 ハーシュソサエティ

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    202510/意欲作だけど、ミステリーとしては好みではなかった。どの話も重い…。読者に問う系(世にも奇妙な物語で最後にタモリが視聴者に問いかけるみたいな)だけど、切り捨てるのではなく、赦し・理解のような作者の希望が根本にあるようにも感じられた。

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    2025年12月22日
  • 乱反射

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    ネタバレ

    加山聡
    新聞記者。心配性。

    加山光恵
    聡の妻。

    健太
    聡の息子。二歳。

    田丸ハナ
    五十代。主婦。昔から困ってる人を見捨てておけない性分。夫は外国人でもその名を知る大企業に勤めている。ボランティア活動に精を出している。道路の拡幅工事で街路樹が伐採されると聞き、反対運動をしようと考える。

    阿部昌子
    ハナの近所に住む主婦。自宅の一軒家の前に、地上十五階建てのマンションが建つ計画がある。
    建設差し止めを求める話し合いの場を設けて欲しいと求めている。

    三隅幸造
    六十代後半。定年退職後、ただ寝ることだけが楽しみの老人に過ぎないことに気づき愕然とする。犬を連れている女性を見かけ、自分も犬を飼うこと

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    2025年12月15日
  • 罪と祈り

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    川に転落して亡くなっているのを発見された亮輔の父、その事件をきっかけに父の過去、父の人となりを追求する亮輔。親友で警察官の健剛とは兄弟同然として育ち、彼もまたこの事件を刑事として追っていく。

    30年以上も前のバブル時代の話はうっすらながら覚えている。ニュースでどこぞの会社の入社式がマハラジャ(今で言うクラブみたいなところ?)で行われていた、とかとにかく企業も人もみんなお金をたくさん持ってるって言うイメージだった。
    そういう時代を生きた親世代の過去を追う二人の心情、事実が判明した時の葛藤がとても興味深い。面白い作品だった。

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    2025年12月13日
  • 不等辺五角形

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    人間の記憶の不確かさ
    物事の捉え方が個人によってどれだけ異なるか
    親しい人が語ることが必ずしも的を得ているわけではない
    そういうことを、リアルに感じられる本だった。

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    2025年12月11日
  • 慟哭

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    ネタバレ

    佐伯英男
    警視。捜査一課長。押川英良の隠し子。

    石上恒也
    警視。警察庁警務局監察官。

    北村沙貴
    幸せを祈る女性。白光の宇宙教団。

    丘本重雄
    警部補。警視庁刑事部捜査第一課。

    斉藤奈緒美
    昨年十二月十日から行方がわからなくなっていたが、遺体で発見される。多摩市在住。六歳。

    香川雪穂
    昨年十月十五日から消息が途絶えている。東久留米市在住。

    甲斐健造
    警視庁刑事部長。

    三浦
    健康と幸せを祈る男。福音の聖教教会。

    北岡
    巡査部長。東日野署。三十前。

    佐伯の妻。警察庁長官のひとり娘。

    押川英良
    元法務大臣。

    佐伯潤一郎
    警察庁長官。佐伯美絵の父。

    斉藤奈緒美の母

    福音の聖教教会

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    2025年12月10日
  • 悪の芽

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    読んだ本 悪の芽 貫井徳郎 20251206

     嫁さんのお下がり本。
     小学生のころの同級生が大量殺人事件を起こす。その同級生を不登校まで追い込んだいじめの原因者が主人公で、自らの責任、自己嫌悪、社会的制裁への怖れとか色んなものを抱えながら犯行の動機を探るってお話。いじめてたことがばれて公表されると社会的に抹殺されるっていうSNS時代のサスペンスを絡めて、結構先がどうなるのか気になって一気に読んじゃいました。
     なんだかんだ言って、SNS上の匿名の世間は無慈悲だけど、実在のリアルな関係者たちには情があるというか救いがあるというか、正直ラストはうまく呑み込めなかったんだけど、ホッとした感で終わ

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    2025年12月07日
  • 紙の梟 ハーシュソサエティ

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    ネタバレ

    人ひとりを殺したら死刑になる世界の連作短編

    この本を手に取ったのは、最近SNSで蔓延している私刑について、それがどうというわけではないけど、それが行き着く先の一つとしてこんな世界もあるかもなとか思ったから。
    あと、ずっとエンタメ100%の小説ばかり読んでいたのでたまにはエンタメの中に社会的メッセージありそうな作品を読みたくなったから。

    勝手にメッセージ性の強い作品である思っていたけど、実際そんなことはなくて、ただ人を殺したら死刑になる世界線の事件の話。
    無論そのルールの弱点(殺さなくても両腕切り落として眼球くり抜いて舌切られたら殺してるのと同じじゃない?とか、過失で殺しちゃったらどうなのと

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    2025年12月03日
  • プリズム

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    ネタバレ

    それぞれの視点から描かれていた。でもね、ラストでえーっという感じ。ちゃんと、種明かししてほしい❣️というか、ラストの推理は無理があるんじゃない?罪を被せるためと言っても、その前に、殺人の理由が軽すぎない?モヤモヤ。途中の様々な人たちの心理描写は、楽しく読み進めることができたので、読書は楽しめたけれども。

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    2025年12月02日
  • 不等辺五角形

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    登場人物それぞれの証言の告白の形で物語がすすんでいき、伏線もはられていて読みやすくはあった。
    ただ、回収された伏線もオチも予想を超えたものではなかったし、犯行に及んだ理由も少し弱すぎるように感じた。

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    2025年11月26日
  • 不等辺五角形

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    5人の幼なじみ。別荘で旧交を温めた夜、一人の女が一人の女を撲殺し、その罪を告白する。後日弁護士が残された2名の男と1名の女に真相を知るためインタビューする、その書き起こしという体裁のミステリー。
    3名とも加害者は5人の中で最も殺人を起こすような人物ではないと語り、幼なじみ同士恋愛関係はないと語るがしかし…。

    てっきり当夜何が起きたのかを検討して事件の真相を明らかにする展開になるのかと思ったら、始終グループ内の相関関係が二転三転明らかにされていくという展開だった。タイトル通り、5人相互の不当辺な距離感の関係が描かれてました。  

    ところで犯人の女性は父権主義など旧弊な価値観を嫌っていて、昔な

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    2025年11月23日
  • 私に似た人

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    複数の人物からのアプローチ、無関係と思われる人物らの意外な接点、点が徐々に繋がり線になっていく展開は著者の得意とする手法であり、本作でも持ち味が発揮されている。

    だが、部分的な繋がりを見せるが全てが完璧に絡まり合う事はなく、少しモヤモヤする章が多い。また似たようなエピソードがあり、必要性に疑問を持ってしまう章もあり後半で失速気味。

    また、物語の肝である「最初のトベ」が終盤で明かされるが、明らかに異質で違和感を覚える章があり、多くの読者は途中で気づくはず。

    消化不良の部分も多いが、テロを起こすレジスタントの行動心理には現代日本が抱える問題が数多く内包されており、フィクションと思えないほど真

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    2025年11月11日
  • 慟哭

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    ネタバレ

    オチが綺麗すぎて、微妙だった。「時系列がずれている、主人公が犯人」というのは、なんとなく予想がついてしまったし、現実離れしすぎていてミステリーとしては無理があると思ってしまった。同列の時系列に見せるためのミスリードが荒く感じてしまった。「娘を殺された元警視課長が現警視課長の娘を狙う」というのが特にしんどすぎるなと。しかも単純に話に展開があまりなく、終始冗長に感じてしまった。謎が最初から最後まで、「犯人は誰か」のみだったため、物語に推進力がなかったのだと思う。自分の地元がこき下ろされていたのは面白かった。愛人の負けん気の強さと繊細さが魅力的だった。

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    2025年11月02日
  • 乱反射

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    確かに捌けない殺人犯だと思う。
    主人公の慟哭をどうやって受け止めたらいいのだろうかと考えた。
    それほど考えさせられる内容だった。


    幼い命を死に追いやった、裁けぬ殺人とは? 街路樹伐採の反対運動を起こす主婦、職務怠慢なアルバイト医、救急外来の常習者、飼犬の糞を放置する定年退職者……小市民たちのエゴイズムが交錯した果てに、悲劇は起こる。残された新聞記者の父親が辿り着いた真相は、法では裁けない「罪」の連鎖だった!

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    2025年11月02日