貫井徳郎のレビュー一覧

  • 微笑む人

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    やっぱりすっごい怖いけど好み。
    ちょっとテンポ悪かったけど。
    あの人も実はこうなのかな…みたいなのを凄く考えさせられる。
    特に最後の方、違和感増し増しで流石だなと思った。

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    2025年05月16日
  • 微笑む人

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    ネタバレ

    通常では考えられない動機で妻子を殺害した男の過去を探る小説家。その男には過去にも男が関わったと思われる事件が…
    男の背景が明らかになるのか、後半に向けて盛り上がってきたが、まさかのモヤっとした結末。
    確かに自分達が腑に落ちる理由に落ち着かせがちだが、現実に起こる事件の裏には他人には計り知れない理由があったりする。そういう意味ではこれはこれでリアリティがあったのかも知れない。

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    2025年05月07日
  • プリズム

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    語り部が順番に変わりながら1つの事件が多方面から解決に向かうお話です。
    多重解決というんでしょうか面白いなと思いました。

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    2025年05月01日
  • プリズム

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    ネタバレ

    お、終わり?という感じで、好き嫌い分かれる。

    事件は女子教師が自宅で死亡しており、睡眠薬入りのチョコレートが部屋にある。

    その状況の中で、小学生の生徒が、同僚の先生が、不倫相手が、保護者の親が、と各章ごとに自分で推理して、怪しいと思った人が、次の章の語り手になる。
    結局犯人は分からずじまい。
    誰が犯人にもなり得る。

    結論読者が決めてね、という。



    古典でこのような小説があり、
    それをオマージュしたとのこと。

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    2025年04月30日
  • ひとつの祖国

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    大戦後に東西に分断された日本。大きな格差の中で生きる幼なじみ二人。長編の割に結末が呆気なく二人の関わりがもっと見たかった。怒るべき時に怒る、闘うべき時に闘う。弱体化した今の日本に伝えたかったのかな。

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    2025年04月20日
  • 邯鄲の島遥かなり(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    一つ一つのお話は面白かったし、時代が変わって行くのも楽しかったけど、もう少しイチマツ痣に言及するとか、最後に回収されるとか、期待してしまった分ちょっと残念だったかなー。

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    2025年04月18日
  • 悪の芽

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    人は誰しも悪の芽を持っている。
    ネットが発達し、自分の意見を手軽に発信出来るようになって、悪の芽の育ちやすい環境が整えられているように感じる。
    考えさせられる内容でした。

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    2025年04月15日
  • 邯鄲の島遥かなり(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    イチマツという色男の子孫の話なのか。
    共通しているのはそこだけで、これだけで上巻なのだから、このあと中・下とどういう展開が待っているのだろう。
    とりあえず長い。。

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    2025年04月04日
  • 悪の芽

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    ネタバレ

    人間は誰しも悪の芽を持っていて、その成長は「理性」と「想像力」で決まるということか。
    最後、熊谷さんの言葉は今の世の中そのものですよね。あんたらのやってること動物やんってかなりくらう言葉だわ。

    本を読んでいると、『この本、義務教育の教材にしたらいいのに』と思う事が稀にあるのですが、これもそう。自分の理性と想像力を再確認するのにちょうど良いです。

    物語のラストは希望。
    (動物をやめた)善の芽を宿す人間が作る社会への期待です。すごく綺麗に終わります。そこは物語だな。

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    2025年03月06日
  • 誘拐症候群 <新装版>

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    失踪症候群が面白かったので。
    今回は武藤さんメインの話。  
    失踪ほどのインパクトはなかったけどなかなか面白かった。つぎは殺人編に期待。

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    2025年02月21日
  • 龍の墓

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    貫井さんの小説にしては短めでさらさら読めました
    ゲームの設定を模した連続殺人事件がテーマですが、短編小説だからかトリックもアリバイもあっさり判明
    長編で読みたいなぁ

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    2025年02月18日
  • 邯鄲の島遥かなり(下)(新潮文庫)

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    ミステリーかと思ったら違った。
    痣があるからといって不幸にも特段に幸福にもならず、みんな普通の人生。
    次の美形男子がいつ登場するかと期待するも出てこない。

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    2025年01月28日
  • 被害者は誰?

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    被害者、目撃者、探偵を探すという
    普通のミステリーとは違った楽しみができる本。
    色々なトリックが仕掛けられていて
    半日かからず読破できるくらい
    テンポが良い本。

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    2025年01月26日
  • 龍の墓

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    ネタバレ

    VRのゲームの中の殺人と現実の殺人がリンクする。
    けど、ゲームより先に現実で殺人が起きたりするからあまり見立ての驚きがなかった。
    現代もこの世界のように、スマホではなくVRメガネ(ゴーグル)を使って過ごすようになる日がくるのだろうか…?

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    2025年01月04日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    多種多様な作風を楽しむにはうってつけだが、どんでん返しが待ってるというよりは奇妙な話が集まっている印象。
    タイトルと内容の不一致を感じる一冊。
    私だったら、「少し奇妙なミステリ短編集」というタイトルにする。

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    2025年01月02日
  • 誘拐症候群 <新装版>

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    症候群シリーズ二作目。

    非現実的な設定ながらも、当時の世相を反映させた、社会派ミステリ的な内容を巧みに融合させることで、エンターテインメント性をを高める手法が見事だと思います。

    今でこそ、インターネットを利用した犯罪は、枚挙にいとまがありませんが、その黎明期における利用者の心境など、リアリティを演出する着眼点の鋭さを感じさせる作品でした。

    シリーズ最終作である、『殺人症候群』」も楽しみです。

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    2024年12月31日
  • 悪の芽

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    ネタバレ

    幼少期から勉強も出来、人生“勝ち組”街道のエリート銀行員・安達周(41)。ある日、ニュースで見た無差別大量殺傷事件の犯人が、小学生時代の同級生と知る。それもただの同級生ではなく、安達が何気なく口にした一言からいじめられることになったあの同級生だったのだ。世間を震撼させるほどの大事件を引き起こした犯人の悪の芽は、あの時安達が作り出したのか…?

    子供の頃のいじめって本当に残酷。集団対1人の構図が一度でも出来ちゃうと、なかなか元通りの関係には戻れない。
    だからっていじめられた方が無差別テロを起こしていいはずはないけど、いじめた側に何のお咎めもなく後の人生“勝ち組”街道っていうのがめちゃくちゃ後味悪

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    2024年11月11日
  • 崩れる 結婚にまつわる八つの風景

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    短編集である。
    ただどの作品も不思議な錯覚を起こしたり妄想を掻き立てるような展開が散りばめられている。
    日常的にあるようなシチュエーションは恐怖を感じる部分もありドンドンと引き込まれた。

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    2024年11月08日
  • 邯鄲の島遥かなり(中)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    上中下巻の中。昭和の初めから昭和20年の終戦まで。前回同様今回も一ノ屋の血をひく者たちの物語。男子普通選挙や戦争などの日本全体に関わる事や、一橋家の隠し子問題や「千里眼」を語る親子の話。この物語は一体どこへ向かっているのか?正直な感想としては、著者のファンでないとなかなか読み進める事は難しいのでは?と感じてしまう。次巻は3部作の最後としてどういう結末を迎えるのか気になるので、次巻も当然読むつもり。

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    2024年11月05日
  • 宿命と真実の炎

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    連続事件が起きる→男女刑事コンビが追う→手がかりが見つかり始める→動機の解明、犯人が捕まる という良くあるミステリものなんだけど関係者だと思ったら人違いで行き詰まったり犯人の過去が明かされたり、読者の意表を突く「真相」が最後の最後まで何回か出て来て面白かった。この長さで人物もたくさん出てくるけど混乱せずにひと息にススッと読めるのはさすが。

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    2024年10月22日