貫井徳郎のレビュー一覧

  • 崩れる 結婚にまつわる八つの風景

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    自分以外の人と生活するって難しい。

    そう感じることが多い。

    家族という存在でさえ、私にとっては難しい。
    同じ血を分け合っているのにあまりにも理解できない。

    でもそれで当然なのだ。
    血縁あれど、人格は別だからこそ理解できなくて当然なのに、私たちはなせが「家族なのに」という言葉に縛られている。

    貫井徳郎さんの「崩れる」は、
    どこにでもある対人とのできごとを、貫井ワールドで描いている。

    基本的にあまり救われないオチが多い。
    でもなぜか「そりゃそうなるよ」とか「まあそうだろうね」という感情がでてくる。

    人と関わる以上、100%同じ考えがない以上、
    バグのような事象はなくならない。

    そんな

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    2025年07月18日
  • 壁の男

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    刹那を映像作品のような情報量で描写されるのに弱い。病室のところは凄まじかった。そういえば空白の叫び読んだ時もそんな感じのことを思ったなーと思い出した。

    失ったものに対する救いが少なくてちょっと切ない。
    梨絵子は不思議で、でも抱える闇には理解があるな程度だったけど、最後は同情すらした。
    サッと流されたけど梨絵子は梨絵子で受けるショックや悲しみも大きかったんだと思うんだよなあ。本人がああいう質だし。
    伊苅は善人で、反省も客観視もできるがゆえに、最後に掛け違えられたところがじわじわと重く、気付かれないまま綻びが広がっていったんだろうなと想像する。
    人間臭いというか人間模様というか…

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    2025年07月10日
  • 慟哭

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    幼女連続誘拐事件の捜査と、宗教にのめり込む男のストーリーが永遠に交互に語られていく構成。いつの間にか交錯して時系列が分からなくなり脳がフリーズした。
    この手の構成は...と早い段階で結末は分かっていたが、それを超える巧みさがあった。
    もうちょっと早い段階で展開が欲しかったし、
    テーマも重く正直ちょっと疲れた。

    長らく積んでいた本書。
    貫井徳郎さんご本人のお話を聞く機会があり
    新刊の『不等辺五角形』が発売されるタイミングで
    デビュー作から読んでみた。
    海外からも注目されている作品。

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    2025年07月03日
  • 悪の芽

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    小市民的な思考回路をつなげて物語を紡いでいく貫井さんの小説はとても読みやすくて面白いと思っている。陰惨で刺激の強い冒頭のエピソードからどのように物語が展開していくのか期待して読み進めたが、結論から言うと、どうにもぼんやりとした消化不良のまま終わってしまった。タイトルの「悪の芽」は過度に誇張された加害者意識にしか思えず、描かれた経緯からは冒頭の惨劇の芽がそこにあったとはどうしても思えなかった。鬱屈した絶望を描くには貫井さんは優しすぎたのかもしれない。この物語でいえば、絶望仲間のキャバ嬢との関係性こそが犯行の直接的なきっかけだったに違いない。でもこの小説が安達のような立場の人の心情を描くことを目的

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    2025年06月26日
  • 悪の芽

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    過去のいじめに対する罪悪感・良心の呵責がテーマの一つで興味深かった。自分の小学生時代も思い出した。

    いじめのきっかけを作った安達は主人公だから描写は多いが、いじめ実行者の真壁の話はボリュームが少なくてやや消化不良。

    大量殺人の被害者が良心の呵責からむやみにネットによる復讐に走らなかったのは良かった(昨今そういう復讐系が多いだけに)。

    斎木の無差別大量殺人の理由がイマイチしっくり来なかった(私の想像力が足りないせいか・・・)。斎木が主役の章も欲しかった。

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    2025年06月23日
  • 慟哭

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    ネタバレ

    連続幼女殺人事件の犯人を追う警察と、宗教にのめり込んでいく男の2視点からストーリーが展開していくお話。

    なかなか双方の話の繋がりを感じられず、時系列が違うんだろうなというのは何となくわかった。

    ラストに関しても、驚愕の結末と謳われていたので、根拠もなしに展開を考えてしまい、その想像をあまり超えてこなかった。 どんでん返し系の本とのことで、構えすぎました。
    もちろん的外れなことも考えましたけどね、、。
    どちらにせよ、ただの思いつきでしかないので、実は2つの事件が絡み合っていたとは思わず、その点は驚いた。
    思えば、読んでいて生じた違和感のほとんどが、仮説を裏付けできる根拠だったな。


    ラス

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    2025年06月22日
  • 警官の貌

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    面白かった。どの作家さんもはずれなしだろうと思って読んだ。1番楽しみにしていた貫井さんの作品が読んだことあったやつで残念だった。

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    2025年06月22日
  • 平成ストライク

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    平成っていろんなことがあったな…
    千澤のり子さんの「半分オトナ」の話の感じ好きだった。あとは遊井かなめさんの話の舞台も懐かしい感じ。

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    2025年06月08日
  • 他人の不幸は蜜の味 平成ストライク(分冊版)

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    平成っていろんなことがあったな…
    千澤のり子さんの「半分オトナ」の話の感じ好きだった。あとは遊井かなめさんの話の舞台も懐かしい感じ。

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    2025年06月08日
  • 微笑む人

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    やっぱりすっごい怖いけど好み。
    ちょっとテンポ悪かったけど。
    あの人も実はこうなのかな…みたいなのを凄く考えさせられる。
    特に最後の方、違和感増し増しで流石だなと思った。

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    2025年05月16日
  • 微笑む人

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    ネタバレ

    通常では考えられない動機で妻子を殺害した男の過去を探る小説家。その男には過去にも男が関わったと思われる事件が…
    男の背景が明らかになるのか、後半に向けて盛り上がってきたが、まさかのモヤっとした結末。
    確かに自分達が腑に落ちる理由に落ち着かせがちだが、現実に起こる事件の裏には他人には計り知れない理由があったりする。そういう意味ではこれはこれでリアリティがあったのかも知れない。

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    2025年05月07日
  • プリズム

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    語り部が順番に変わりながら1つの事件が多方面から解決に向かうお話です。
    多重解決というんでしょうか面白いなと思いました。

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    2025年05月01日
  • プリズム

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    ネタバレ

    お、終わり?という感じで、好き嫌い分かれる。

    事件は女子教師が自宅で死亡しており、睡眠薬入りのチョコレートが部屋にある。

    その状況の中で、小学生の生徒が、同僚の先生が、不倫相手が、保護者の親が、と各章ごとに自分で推理して、怪しいと思った人が、次の章の語り手になる。
    結局犯人は分からずじまい。
    誰が犯人にもなり得る。

    結論読者が決めてね、という。



    古典でこのような小説があり、
    それをオマージュしたとのこと。

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    2025年04月30日
  • ひとつの祖国

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    大戦後に東西に分断された日本。大きな格差の中で生きる幼なじみ二人。長編の割に結末が呆気なく二人の関わりがもっと見たかった。怒るべき時に怒る、闘うべき時に闘う。弱体化した今の日本に伝えたかったのかな。

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    2025年04月20日
  • 邯鄲の島遥かなり(下)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    一つ一つのお話は面白かったし、時代が変わって行くのも楽しかったけど、もう少しイチマツ痣に言及するとか、最後に回収されるとか、期待してしまった分ちょっと残念だったかなー。

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    2025年04月18日
  • 悪の芽

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    人は誰しも悪の芽を持っている。
    ネットが発達し、自分の意見を手軽に発信出来るようになって、悪の芽の育ちやすい環境が整えられているように感じる。
    考えさせられる内容でした。

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    2025年04月15日
  • 邯鄲の島遥かなり(上)(新潮文庫)

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    ネタバレ

    イチマツという色男の子孫の話なのか。
    共通しているのはそこだけで、これだけで上巻なのだから、このあと中・下とどういう展開が待っているのだろう。
    とりあえず長い。。

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    2025年04月04日
  • 悪の芽

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    ネタバレ

    人間は誰しも悪の芽を持っていて、その成長は「理性」と「想像力」で決まるということか。
    最後、熊谷さんの言葉は今の世の中そのものですよね。あんたらのやってること動物やんってかなりくらう言葉だわ。

    本を読んでいると、『この本、義務教育の教材にしたらいいのに』と思う事が稀にあるのですが、これもそう。自分の理性と想像力を再確認するのにちょうど良いです。

    物語のラストは希望。
    (動物をやめた)善の芽を宿す人間が作る社会への期待です。すごく綺麗に終わります。そこは物語だな。

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    2025年03月06日
  • 誘拐症候群 <新装版>

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    失踪症候群が面白かったので。
    今回は武藤さんメインの話。  
    失踪ほどのインパクトはなかったけどなかなか面白かった。つぎは殺人編に期待。

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    2025年02月21日
  • 龍の墓

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    貫井さんの小説にしては短めでさらさら読めました
    ゲームの設定を模した連続殺人事件がテーマですが、短編小説だからかトリックもアリバイもあっさり判明
    長編で読みたいなぁ

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    2025年02月18日