貫井徳郎のレビュー一覧

  • 北天の馬たち

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    舞台は横濱の馬車道。洒落たカフェ・ペガサスを母と切り盛りする毅志は、父が存命中に公認会計士オフィスとして使用していたカフェの二階のテナントを募集していた。その特殊な構造からなかなか借り手が見つからなかったのだが、そこに奇妙な男二人・皆藤晋と山南涼平が現われた。二人はペガサスの二階で探偵事務所を開業したのだが、皆藤達の仕事に興味津々の毅志は、カフェでの仕事の傍ら探偵業を手伝う事を許可された。だが、毅志の心の中に皆藤と山南が何を追いかけているのかが気になり、徐々に出過ぎた行動を取るようになるのだが。。。皆藤と山南が追い求めるものとは、そして毅志が見つけたものとは!?

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    2019年03月09日
  • 悪党たちは千里を走る

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    貫井氏はこの作品を楽しんで書いたのだろうなと思う。
    ドジな詐欺師とその子分、美貌の詐欺師の3人に
    賢い少年の誘拐が絡んで、突っ走ってゆく。
    思わず吹き出す場面あり、ホロリとさせる場面あり。
    気晴らしとしてオススメ。

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    2019年02月11日
  • 転生

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    ネタバレ

    心臓移植がテーマ
    謎解きとしては微妙だけど、レシピエントの抱える課題とか、対象者の選択等社会的な課題をうまく織り交ぜて書かれている。

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    2019年01月28日
  • 私に似た人

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    ミステリ...なのだろうか?(^ ^;

    はっきりした主義主張や目的が分からないまま、
    人を巻き込み自殺する「小口テロ」が蔓延する時代、
    という舞台背景。

    小口テロ実行犯たちは、宗教や思想など
    「横のつながり」が見えてこない。
    ただ「トベ」と名乗る謎の人物から、
    ネットを介して教唆された形跡が見えてくる。
    が、「トベ」を捕まえてみると、実は複数いて...

    というストーリーが、様々な登場人物たちの
    「それぞれのテロとの関わり方」を描くことで
    ちょっとずつ見えてくる、という凝った構成。

    私には「オチ」が弱い気がしましたが...(^ ^;
    ネット上だけの、人との危ういつながりや、
    頑ななまでの

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    2019年01月15日
  • 愚行録

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    きっついなー

    ところどころ挟まれる独白と最初の新聞記事はああいう風につながるのね。人間のコンプレックスをむき出しにするのは相変わらず。この人の作品は読めば読むほど人間不信になってしまいそう。それを自分が正視できるかどうか。それでも読みたくなる魅力がある。
    それにしても某大学や某商社なんか実名で出していいのかな?しかもプロフィールを見て驚いたのだけど、被害者の一人のプロフィールは作者ご本人に酷似。道理で大学の話やらリアリティがあるはず。

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    2019年01月09日
  • 後悔と真実の色

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    刑事たちの執念と嫉妬の物語。

    若い女性ばかりを狙った連続殺人事件を担当する刑事たち。

    被害者は惨殺された上に指を切り取られていた。

    最初に出動となった捜査一課九係。

    不倫を隠す合理主義・西條、頭脳派・三井、世渡り上手・村越や、所轄新人制服警官・大崎など、様々な想いや背景を抱えながらホシを追う。

    ある者は警察を去り、ある者は苦難を背負い、それぞれが事件の真相へ近づくが、意外な結末に。

    悲惨な事件は解決に向かうのか?


    なんとなく犯人が分かってしまったところが-1ですね。

    でも細やかな人物描写は好きです。

    続編みたいなのがあるので読んでみます。

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    2018年11月18日
  • 我が心の底の光

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    母親のネグレクトにより餓死寸前で奇跡的な救出等、悲惨な幼少期を過ごした晄。ふさぎ込んだ性格によって友達が出来ない晄だが、そんな晄にも幼馴染の怜菜と慎司がいた。
    常に晄の事を心配し思いを寄せる怜菜とその怜菜に恋心を抱き、晄の従弟でもある慎司。3人は全く違った性格で進路も別になるのだが、特に晄は特別な道を歩む事となる。晄の成長とその時々の生業が意味する事とは。。。最後にこんな展開になるとは。貫井さん、この終わり方、嫌いじゃありません!

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    2018年11月01日
  • 北天の馬たち

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    「探偵もの」ではあるが、ちょっと毛色が変わっている。

    「主人公」は、喫茶店のマスター。
    自分の店の二階を人に貸しており、
    その部屋に二人組の探偵が入居してくる、
    というところから物語が始まる。

    そのうち、喫茶店の営業が暇な時は、
    探偵仕事を手伝うようになるマスター。
    二人の探偵とも仲良くなり、仕事も面白いが、
    何故か二人との間に「溝」を感じるマスター。

    やがて「探偵仕事」とは言えないような案件を
    手伝うように言われるようになり、徐々に膨らむ違和感。
    が、多くは説明してくれない探偵達。
    溝が段々と深く広くなっていくようで...

    やがて、とある事件に巻き込まれたことをきっかけに
    ふいに行方

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    2018年10月22日
  • 我が心の底の光

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    ”胸の奥を打ち抜く驚愕のラスト!!”なんていう、

    この帯を見たら、読みたくなっちゃいますよね~。



    晄は、5歳の時に母の兄である伯父夫婦に引き取られた。

    晄の父は殺人犯で、母も死んだ。

    中華店を経営する伯父夫婦は晄に対してとても辛く当たった。

    遊ぶ暇もなく、店でこき使われ、学校では陰湿ないじめに遭い

    次第に心を閉ざしていく晄。



    そして、社会に出た晄は、孤独の中で生きていた。

    ある計画を実行するために・・・



    確かに、えっ?!という感じで、思い描いていたラストではなかった。

    晄にとっての、心の底の光が、切なくもあり、また怖くもあり・・・

    印象に残る一冊となった

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    2018年09月21日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    最初からどんでん返しが用意されていることは
    分かっているので、その部分は期待するところではなく
    どういうどんでん返しになるのか、
    それよりも途中で語られている何気ない描写に
    その時きづくことができたか、なども楽しめる。
    推理ものとおもって読み始めたら
    いきなりホラーな感じで、ユーモア、悪夢、
    もちろん謎解き、コンパクトながらも
    ぎっしり詰まった感じの物語を様々楽しめた。

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    2018年08月30日
  • 愚行録

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    再読。一気読み。関係者の話を聞いていく形式なので読みやすい。映画で三度驚くとあったけど納得。オチのインパクトは強く、それでいて冒頭から退屈せず引き込まれるように読めた。愚行録、のタイトルが秀逸。登場人物は皆愚かで、だからこそ最後まで誰が犯人でもおかしくないと思えて混乱。最後のページのインパクトも凄い。この話は凄いと思う。伏線見落とすこと間違いなし。

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    2018年07月25日
  • 北天の馬たち

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    横浜にある喫茶店を継いだ若きマスターの毅志。
    2階の空いたスペースに探偵の皆藤と山南が越して来てからは2人に憧れて、仕事を手伝ったりもしていた。
    しかし、何かおかしい…手伝った事件には何か違和感を覚えるのだった。
    不思議に思ったことをそのままにしておけない毅志は動き始める。
    そして知り得た事実は…

    普通の探偵ものとは違った展開で面白かった。

    2018.7.22

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    2018年07月22日
  • 後悔と真実の色

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    ネタバレ

    連続殺人犯を追う警視庁捜査一課の群像劇。
    巧妙な伏線や、複雑な人間模様、登場人物たちの描き分け、たっぷりのボリュームで読み応えもあって、やっぱり貫井さんの警察小説はオモロい。

    主人公西條がクールでカッコ良いなぁ、後半とあることをきっかけに低迷没落していくのだが、その落ちっぷりもカッコ良い。目的のためなら人に嫌われようが気にしない男という設定については、読んでいる限り、そうそう嫌われるタイプでもないように思う。部下や後輩をむやみに使うことやショバを超えて捜査の手を伸ばすところが嫌われる要素っぽいが、むしろ上層部や政治家に媚びたり、情報をリークしたり、そういうヤツらこそ、嫌われると思うのだが?

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    2018年07月22日
  • 被害者は誰?

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    被害者は誰?
    目撃者は誰?
    探偵は誰?
    名探偵は誰?
    以上4編の短編集。
    4編それぞれに殺人事件が起こる
    それを解決するのは超売れっ子作家の吉祥院慶彦。
    吉祥院慶彦の大学時代の後輩で警視庁捜査一課の刑事桂島は事件の詳細を吉祥院に告げ解決に導く。
    と書くと硬い小説のような感じがするが吉祥院と桂島の掛け合いが何かと面白くて殺人事件という硬い内容が若干ゆるく感じた。
    4編それぞれ最後にドンデン返しのような感じになっているのではまってアッと言う間に読み終えました。面白かった。

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    2018年05月04日
  • 後悔と真実の色

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    文庫本689ページの分厚さがそのまま
    犯人検挙までの途方もない困難さを表しているようでした。
    ページを進むたびに、少しずつ少しずつ
    犯人に近づいていると感じるスリル。
    読み進めるうちに頭に描いた犯人像は
    遂に逮捕された犯人とほぼ同じ・・・
    それなのに最後まで犯人がわからなかった私が感じたのは
    まんまとしてやられたにも関わらず満足感でした。
    読んだ直後にもう一度最初から読み直したくなる
    最上級の警察小説です。

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    2018年04月30日
  • 悪党たちは千里を走る

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    貫井さんのミステリーとしてはとても軽快なテンポの良い作品であった。貫井さんのミステリーといえば、どんよりと暗ーい、はたまた、少々グロテスクな表現が思い浮かぶは、このミステリーには全くでてこない。いうなれば、少々文字数は多いが、ミステリーの入門としてお勧めできる一冊と感じた。かといって、これで貫井さん入門としてほかの小説に手を出すと少し衝撃を喰らうかもしれない。

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    2018年04月27日
  • 新装版 修羅の終わり(下)

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    今年初の貫井作品。この作品を読む大分前に宝島社の『貫井徳郎症候群』を読んでいたからか、鷲尾パートが確かにアレだなぁ、と。勿論、面白かった…よ(^^; でも、犯人?に繋がった時の衝撃は——。複雑で分かり難かった…。実際の公安の活動もこんな感じなの?星三つ半。

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    2018年02月28日
  • 被害者は誰?

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    ネタバレ

    お手軽で気軽に読める1冊。
    だけどロジックはなかなかに深くて
    読み応えもたっぷりで面白い。

    貫井さんの作品は「慟哭」以来。
    同じ著者とは思えない。

    シリーズ化して欲しいなあ。

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    2018年02月25日
  • 愚行録

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    一家惨殺事件が起こる。その一家は夫は有名な不動産会社の社員で、奥さんは美人。子どもは2人。家も裕福で誰もが羨むような家族だった。
    その被害者家族に関係する人々をインタビューしていき、色々な人の目線で被害者を見つめていく。まさかインタビュアーがと思うも、後の祭り。

    冒頭で児童虐待のニュースがあり、その後インタビュー形式で物語が進んでいき、さらには合間合間で気になる兄妹の会話がある。どこでこれらが繋がっていくんだろう?と気になり読み進めていくことになるが、最後までわからないまま。そう繋がったか!とラストはスッキリ。頭ではスッキリするも、心はスッキリできない内容。

    1人に対して

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    2018年01月23日
  • 転生

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    「臓器移植」に材をとった社会派ミステリーである。デリケートなテーマでありつつも、ファンタジー性、家族愛、友情、恋愛に、科学・医学の蘊蓄など盛りだくさんの内容で難解さも無く、分厚さが全く苦にならない面白さだった。ラストの落とし所も、題材の重さとエンタメの嘘とのバランスが丁度よい。

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    2018年01月08日