貫井徳郎のレビュー一覧

  • 不等辺五角形

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    20年以上の付き合いがある5人の幼馴染たち。1人が殺され、1人が犯人。犯人は最初からわかっているので、動機を解明していくストーリーですが、同じ場面を語っていても視点が変わると受け取る印象がガラッと変わる様が面白かった。不等辺五角形というタイトルがさすが!と思いました。

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    2025年12月15日
  • 平成ストライク

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    平成の時代に起きた出来事をテーマとしたアンソロジー小説。

    巻末に平成30年史が載っていて、それを見ると、短いようで本当に色々なことがあったんだな。と感慨深くなる。

    収録作品としては、どれも面白かったけど、千澤のりこさんの『半分オトナ』が特に良かった。キーワードは二分の一成人式、児童虐待。
    貫井徳郎さんの『他人の不幸は蜜の味』も印象的。
    女子高生コンクリート詰め殺人事件、スマイリーキクチさんへの誹謗中傷。
    どちらも自分の中で強烈な印象を受けた事件なので、胸が痛かった。
    他人を誹謗中傷してしまう人は、間違いなくSNS辞めたほうが良い。

    白井智之さんの作品は今回初めて読んだけれど、白井さん作品

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    2025年12月21日
  • 悪の芽

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    日本最大のアニメコンベンションで起こった無差別殺人事件。
    主人公の安達はニュースを見て、犯人の斉木が小学校時代の同級生だと気付く。
    しかも、安達が付けたあだ名で斉木はいじめられていた。
    斉木が起こした事件の責任は、過去の自分の行いにあるなではないかと衝撃が走る。
    斉木は事件を起こした後、自らも命を絶っており、動機がわからい。
    この事件により、安達だけではなく、安達と同じように斉木をいじめていた同級生や斉木の両親、被害者の家族、斉木の事件に遭遇した参加者たちの考えが少しずつ動き出す。
    この話は、誰にでも起こりうる可能性があるものかもしれないものかもしれない。

    2025.12.3

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    2025年12月03日
  • 天使の屍

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    読みやすくて1日で一気に読んだ。

    現実離れしていると思われそうなところはあったけど、中学生で、あんなものが出回ってしまったら、もう人生終わりだ、死ぬしかない、殺すしかない、と極端な結論を出してしまうかもしれないなとは思う。高校生だったら思わないかもしれない。中学生という特有の時期だからこその発想。現実離れしていると思うのはやはり「子供の理論」だから。理解できないから。でも自分にも中学時代があったわけで。理解できないけど理解できなくもないという絶妙な子供なりの理論が興味深かった。

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    2025年12月02日
  • 壁の男

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    話が進んでいるはずなのに終着点がわからない
    すごく楽しかったです

    一冊とは思えないくらい濃かった

    二週目いきます。

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    2025年11月30日
  • プリズム

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    小学校の女教師が自宅で殺されていた。周囲の関係者目線でそれぞれが事件の謎に迫る。
    第1章は受け持ちのクラスの生徒目線(山名、村瀬、他男子2人)。第2章は同僚の桜井先生。第3章は元彼の井筒。第4章は浮気相手小宮山。
    目線が変われば殺害された女性の印象も変わる。犯人と目された人が次の章で事件の謎に迫るストーリー性も面白い!

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    2025年11月25日
  • 紙の梟 ハーシュソサエティ

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    ネタバレ

    「人を一人殺したら即死刑」が常識となった日本で起こる数々の事件を想定した短編集。冤罪や過失致死的な行動など、予想される自体を貫井徳郎氏が味付けすることでいい感じの小説に仕上ってた。最初の短編がグロすぎてびっくりしたけど。短編集だけど時間があれば全部一気読みしたかった。

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    2025年11月20日
  • 私に似た人

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    日本全国で小テロという自爆テロが頻発するわうになる。犯人たちは自分たちをレジスタンスと呼び、日本を変えるためと称して無差別殺傷事件を起こすが、特定の宗教や政党に属する集団ではない。彼らをテロに導くトダとは?その背後には何があるのか。

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    2025年11月07日
  • 悪の芽

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    相手にとって何気ない発言であったとしても人の言葉には重みがあるし、言われた本人はずっと忘れられないこともある。無関心であることも時には罪になる。
    芽は集まると大きな力になる。いろいろ考えさせられる作品でした。

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    2025年10月22日
  • 紙の梟 ハーシュソサエティ

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    「もしも人1人殺したら死刑になる世界だったら」
    ドラえもんのもしもボックスのようなお話。

    確かにこんな世界だったらこうなるんだろうなという感想。
    トリックがどうとかいう話ではなく、すごく社会性のあるお話であった!

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    2025年10月19日
  • 紙の梟 ハーシュソサエティ

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    ネタバレ

    貫井徳郎著『紙の梟 ハーシュソサエティ』は、現代社会が抱える「正義」と「制裁」の境界線を、冷ややかでありながらも深い人間愛をもって照らし出す一冊である。
    「殺人を犯した者は即死刑」という徹底したルールのもとに築かれた架空の社会。その世界を貫井は、倫理や制度の問題としてではなく、“人が他者を裁く”という根源的な問いとして描き出す。物語は短編形式で展開しつつ、どの章にも通底するのは、善悪を単純に切り分けられない人間の複雑な情念だ。

    冷徹な設定でありながら、作中に流れるのは静かな慈しみの気配である。登場人物たちは罪に向き合いながらも、自らの心の奥底にある「赦し」や「理解」へと手を伸ばそうとする。そ

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    2025年10月14日
  • 悪の芽

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    貫井さんの悪の芽

    考えさせられる話しだった
    悪意なく発言した言葉が発端と思って読み始めたから、過去の発言に悪意が入っているとわかった時、苦しんでいる安達に同情することができなかった

    過去のいじめの加害者が安達含め2人出てくるけど、最初は自分たちが被害者みたいな心情になってるのがすごく嫌だった
    でも丁寧な描写でそれぞれの現在の背景や成長過程など細かく描かれていて良かった

    プライドは上手く扱わないと傲慢に繋がるんだなと改めて実感した

    現在の被害者家族の行動や心情もすごく丁寧に描かれていて、辛かったけどすごく良かった
    江成さんが加害者側にならなくて良かったな

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    2025年10月11日
  • 悪の芽

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    夏のフェア棚に置かれていた本作。
    帯が大きく新しくなっていて、
    新聞のようなレイアウトのものでした。
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    無差別大量殺傷事件
    隠された犯人の壮絶な半生

    殺人鬼を生んだ悪意のひと言。
    この事件は、誰の「罪」なのか?
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    アニメの大型イベント、アニコン。
    そこが突如、無差別殺傷事件の現場になる。
    40人近くを襲いその場で焼身自殺した犯人。

    ニュースで報じられた犯人の名前、出身学校。
    本作の中心人物である安達は、
    小学校のかつての同級生だと気づく。

    死んでしまって

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    2025年10月05日
  • 微笑む人

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    ネタバレ

    本を数ページ読み進めた時、【あぁ、この仁藤は松坂桃李に合うなぁ】と思った
    別に私、松坂桃李のファンでは無いんだけど何故だかそう思って…
    読み進めていけばいくほど【松坂桃李】が浮かんでくる!
    モヤモヤしだして本を一旦端に置きネットで調べたら、この本はドラマ化されてるんですね、主演が松坂桃李だった!笑
    私多分、このドラマを観てるんだろうな〜
    読み終えたあと、ドラマの内容を覚えてなかったからまたネットで調べたら、内容は少し違ってましたね、うん
    で、本の感想は結局のところ、仁藤の犯行なのか実はやってないのか、そこはハッキリしない
    嘘か真実か分からないもので塗れてる
    複雑でスッキリしないラストだが
    それ

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    2025年10月02日
  • 殺人症候群 <新装版>

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    死ぬほど重いテーマにエンタメ性を持たせながら取り組んだ姿勢や内容はさすが
    ただ復讐代行の二人をはじめ動機や行動がやや唐突なキャラが多く、いまひとつ感情移入できず
    倉持さんの行動もちょっと意外で、こんなにあっさり同調するとは思わなかった
    これまでのミステリ的なカラクリやスピード感も乏しく、思ったのと違う感あり
    とはいえ楽しんだのは間違いない

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    2025年09月29日
  • 不等辺五角形

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    幼少期に海外で共に過ごして以来二十年以上の付き合いのある男女五人の幼馴染。海外赴任になる重成の送別会を兼ねて聡也の別荘で過ごした夜、事件が起きる。雛乃が頭から血を流した状態で死亡していたのだ。自分が殺したと自白した梨愛は警察に連行されるが犯行動機には口を閉ざす。梨愛の弁護士は残る三人に話を聞いていくが、それぞれの証言は微妙に食い違っていて…

    え!?どうゆうこと?
    読み終えた瞬間、この本の装丁のように頭が真っ白になる。。。
    パラパラと読み返して、ようやく真相らしきものが腑に落ちる。いやしかしメダパニった。
    一つの出来事を複数の登場人物がそれぞれの視点から語ることで、物語が多層的に展開していく構

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    2025年09月25日
  • 被害者は誰?

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     『慟哭』のイメージが強い作者による本格×ユーモアミステリーで、性格以外パーフェクトな小説家・吉祥院慶彦と警視庁捜査一課の刑事・桂島の軽妙なやり取りと「被害者は?」「目撃者は?」「探偵は?」といった一風変わったフーダニット、論理的な謎解きという良い意味でイメージを覆すような作品で、企みに満ちた仕掛けも良かった。

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    2025年09月10日
  • 悪党たちは千里を走る

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    貫井徳郎先生の本の中ではポップな感じで
    サクサク読むことができた。
    どんでん返し!というような作品ではないが
    それぞれのキャラクターに特徴があったり、
    仕掛けもあったりで最後まで楽しめる作品。

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    2025年09月06日
  • 龍の墓

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    VRを使ったゲームの世界は馴染むまで挫折しかかったが、実際の事件とのリンクが興味深く、どんどんひきこまれた。「見立て」がキーワードかな。南条刑事のキャラが面白くてこのシリーズ続いて欲しいような。瀧川さんもこの一冊で終わらせてしまうにはとても勿体無い。
    作家生活30周年で、20年ぶりの本格ミステリー、個人的には充分満足だった。続編希望❗️

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    2025年09月05日
  • 乱反射

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    あまりにも痛ましい…
    貫井さんの、被害者遺族の心情の書き方がうますぎて
    終始眉間にシワを寄せて読みました…

    私も…
    すでに誰かを殺してしまっているのかなぁ…

    1人でも多くの人が
    この作品を読んでほしいなって思いました

    章を逆にカウントダウンしていくテクニックは良かった!

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    2025年08月08日