貫井徳郎のレビュー一覧

  • 悪の芽

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    貫井さんの悪の芽

    考えさせられる話しだった
    悪意なく発言した言葉が発端と思って読み始めたから、過去の発言に悪意が入っているとわかった時、苦しんでいる安達に同情することができなかった

    過去のいじめの加害者が安達含め2人出てくるけど、最初は自分たちが被害者みたいな心情になってるのがすごく嫌だった
    でも丁寧な描写でそれぞれの現在の背景や成長過程など細かく描かれていて良かった

    プライドは上手く扱わないと傲慢に繋がるんだなと改めて実感した

    現在の被害者家族の行動や心情もすごく丁寧に描かれていて、辛かったけどすごく良かった
    江成さんが加害者側にならなくて良かったな

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    2025年10月11日
  • 悪の芽

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    夏のフェア棚に置かれていた本作。
    帯が大きく新しくなっていて、
    新聞のようなレイアウトのものでした。
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    無差別大量殺傷事件
    隠された犯人の壮絶な半生

    殺人鬼を生んだ悪意のひと言。
    この事件は、誰の「罪」なのか?
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    アニメの大型イベント、アニコン。
    そこが突如、無差別殺傷事件の現場になる。
    40人近くを襲いその場で焼身自殺した犯人。

    ニュースで報じられた犯人の名前、出身学校。
    本作の中心人物である安達は、
    小学校のかつての同級生だと気づく。

    死んでしまって

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    2025年10月05日
  • 微笑む人

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    ネタバレ

    本を数ページ読み進めた時、【あぁ、この仁藤は松坂桃李に合うなぁ】と思った
    別に私、松坂桃李のファンでは無いんだけど何故だかそう思って…
    読み進めていけばいくほど【松坂桃李】が浮かんでくる!
    モヤモヤしだして本を一旦端に置きネットで調べたら、この本はドラマ化されてるんですね、主演が松坂桃李だった!笑
    私多分、このドラマを観てるんだろうな〜
    読み終えたあと、ドラマの内容を覚えてなかったからまたネットで調べたら、内容は少し違ってましたね、うん
    で、本の感想は結局のところ、仁藤の犯行なのか実はやってないのか、そこはハッキリしない
    嘘か真実か分からないもので塗れてる
    複雑でスッキリしないラストだが
    それ

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    2025年10月02日
  • 殺人症候群 <新装版>

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    死ぬほど重いテーマにエンタメ性を持たせながら取り組んだ姿勢や内容はさすが
    ただ復讐代行の二人をはじめ動機や行動がやや唐突なキャラが多く、いまひとつ感情移入できず
    倉持さんの行動もちょっと意外で、こんなにあっさり同調するとは思わなかった
    これまでのミステリ的なカラクリやスピード感も乏しく、思ったのと違う感あり
    とはいえ楽しんだのは間違いない

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    2025年09月29日
  • 不等辺五角形

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    幼少期に海外で共に過ごして以来二十年以上の付き合いのある男女五人の幼馴染。海外赴任になる重成の送別会を兼ねて聡也の別荘で過ごした夜、事件が起きる。雛乃が頭から血を流した状態で死亡していたのだ。自分が殺したと自白した梨愛は警察に連行されるが犯行動機には口を閉ざす。梨愛の弁護士は残る三人に話を聞いていくが、それぞれの証言は微妙に食い違っていて…

    え!?どうゆうこと?
    読み終えた瞬間、この本の装丁のように頭が真っ白になる。。。
    パラパラと読み返して、ようやく真相らしきものが腑に落ちる。いやしかしメダパニった。
    一つの出来事を複数の登場人物がそれぞれの視点から語ることで、物語が多層的に展開していく構

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    2025年09月25日
  • 被害者は誰?

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     『慟哭』のイメージが強い作者による本格×ユーモアミステリーで、性格以外パーフェクトな小説家・吉祥院慶彦と警視庁捜査一課の刑事・桂島の軽妙なやり取りと「被害者は?」「目撃者は?」「探偵は?」といった一風変わったフーダニット、論理的な謎解きという良い意味でイメージを覆すような作品で、企みに満ちた仕掛けも良かった。

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    2025年09月10日
  • 悪党たちは千里を走る

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    貫井徳郎先生の本の中ではポップな感じで
    サクサク読むことができた。
    どんでん返し!というような作品ではないが
    それぞれのキャラクターに特徴があったり、
    仕掛けもあったりで最後まで楽しめる作品。

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    2025年09月06日
  • 龍の墓

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    VRを使ったゲームの世界は馴染むまで挫折しかかったが、実際の事件とのリンクが興味深く、どんどんひきこまれた。「見立て」がキーワードかな。南条刑事のキャラが面白くてこのシリーズ続いて欲しいような。瀧川さんもこの一冊で終わらせてしまうにはとても勿体無い。
    作家生活30周年で、20年ぶりの本格ミステリー、個人的には充分満足だった。続編希望❗️

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    2025年09月05日
  • 乱反射

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    あまりにも痛ましい…
    貫井さんの、被害者遺族の心情の書き方がうますぎて
    終始眉間にシワを寄せて読みました…

    私も…
    すでに誰かを殺してしまっているのかなぁ…

    1人でも多くの人が
    この作品を読んでほしいなって思いました

    章を逆にカウントダウンしていくテクニックは良かった!

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    2025年08月08日
  • プリズム

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    「プリズム」
    …ガラスなど透明体の三角柱で、光を屈折・分散させるもの。光の方向を変えるプリズムには種々な形のものもある。

    推理小説に求める快楽って、正解を知ることだと思う。
    これだけ長い文章の中で、自分流に推測を立てて「え?こいつか?いや…こっちも…」
    なんて考え続けた結果、最後に導き出される正解に悦に浸る。

    それが推理小説の醍醐味、そう思っている。

    本作「プリズム」は、まずタイトルの秀逸さを感じる。

    推理小説の手法は確かにプリズム的だ。
    いろんな登場人物の主観的な目線から、被害者への思い、まだ見えぬ加害者への思いにバイアスがかかって、思考を分散させられる。

    どの光を辿れば、本筋に辿

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    2025年08月04日
  • 宿命と真実の炎

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    ネタバレ

    「後悔と真実の色」の続編。警察官の連続殺人事件の件で高城理那は元刑事の西條に会いに行く。相変わらずキレキレの西條はカッコいい。
    誠也とレイ、お互いの心の内の違いが最後に明らかになり、そういうことか!と。この作品も文庫と思えない厚みに怯むが惹き込まれ一気読み。

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    2025年07月22日
  • 罪と祈り

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    貫井徳郎の救いがないシリーズ〜。
    ボリューミーで内容もぎっしり詰まってた。サスペンスとミステリーの間って感じ。
    10年後の2人の続編を見てみたいな〜。

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    2025年07月20日
  • 女が死んでいる

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    ネタバレ

    「殺人は難しい」は短いのにびっくり。そういう事があるのか…ミホ。
    「二重露出」もそういうことか!と。同じことを考える似た者夫婦がタバコ屋を挟んで商売をしていた、悪臭ホームレスも…
    おもしろかった!

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    2025年07月18日
  • 微笑む人

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    最後まで一気読みでした。
    続きが気になって仕方なかったです。
    こんなタイプのミステリーがあるんですね。
    そして、最後の終わり方が…。敢えてあの終わらせ方にしたんでしょうね。
    タイトルと書影も素晴らしい。まさに、タイトル通りの話でした。

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    2025年07月12日
  • 転生

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    積読だったのを、読むことができました。面白くて一気に読めた。結末は意外なくらいあっさりでしたが、その分、主人公の心のうちの揺れ動く姿がストレートに入ってきた。『はたしてこの想いは自分の考えなんだろうか・・・』と思い始めたらどうなっちゃうんだろう。私も脳挫傷の大きな怪我をした後、自分の意識は脳の中でどう生まれてくるのだろうと不思議な感覚を味わったこともある。心の存在はとても興味がある。他にも色々と本棚にあるので、読んでみようと思う。

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    2025年07月09日
  • ひとつの祖国

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    ネタバレ

    マイペースな一条が、知らないうちに大事に巻き込まれて呆れるほどだったが、最終的には強い意思を持って動き出すことができたんだ、と推測できて良かった。
    辺見も一条も私も同じように迷い悩み、やはり結論は出ないのだと思う。

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    2025年09月13日
  • 乱反射

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    幼い子供がある事故で命を落とす。
    おおくの多くの人のモラルのない行動が積み重なり、連鎖した結果引き起こされた悲劇であった。


    自分の小さな過ちが直接的に大きな事故に繋がるは少ない。
    しかし、偶然が重なれば取り返しのつかない事態になる可能性がある。
    それを事前に予想するのは非常に難しい。
    だからこそ自分の行動を振り返ってみて、「誰かに迷惑をかけていないか」、「不快な思いをさせていないか」といったことを考えることも必要だと思う。
    モラルの欠如により、誰かの不幸に繋がるかもしれないからだ。

    本書のような振る舞いを自分も無意識にやってしまっていることがあると気付かされた。
    もちろん、罪に問われるよ

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    2025年06月14日
  • 乱反射

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    すごく嫌な風が吹いたら桶屋が儲かる話。「乱反射」という題名が象徴的。車の運転を家族に求められるとか犬のフンを放置するとかそれを片付けるひとを囃すとか一人一人がちょっとズルをしたり楽な道を選んだせいで、連鎖的に大きな事件を巻き起こす。実際はこんなことありえないって分かってても自分も多かれ少なかれこういうマナー違反をしたことはあるので無意識に共犯者の一人になったうしろめたさを感じちゃう。
    家族が淡々と「犯人」を追及して責めていて諦観を持っているせいで後味が悪くならず若干スッキリ終われるのが救い?

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    2025年06月02日
  • 邯鄲の島遥かなり(中)(新潮文庫)

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    昭和が始まって終戦までがこの中巻では描かれています。離島だからといって戦争の影響が少なくなるはずはなく、むしろ離島だからこその苦しみもあって全体的に暗く悲しいお話が中心でした。
    戦争ですべてを失ったこの島がその後どう時代を生きていくのか、、、下巻にも期待です。

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    2025年05月25日
  • 壁の男

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    貫井徳郎作品の違う一面を見た。
    それは予想外で、予想以上で、読後に胸がしめつけられるほどの感動と大きな愛が降ってくる。

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    2025年05月25日