貫井徳郎のレビュー一覧

  • 殺人症候群 <新装版>

    Posted by ブクログ

    症候群シリーズ3作目
    法の裁きを受けない犯罪者を殺していく職業殺人者、渉と響子
    そのふたりを追う環チームの原田と武藤
    難病の息子の心臓移植ため殺人を重ねる和子
    交通事故の被害者と脳死による臓器提供に関連を見出した鏑木
    別の話に見えて途中で交わり、ラストは悲劇が待ち受ける
    過去の事件の経験から環チームには加わらず信念を貫いた倉持の孤独が辛かった

    0
    2025年09月21日
  • 慟哭

    Posted by ブクログ

    昔読んでの再読だが、やっぱこれはすごい
    二つの視点で進行するサスペンスの緊張感、それぞれの主人公の寒々とした心象風景の描写、新興宗教のリアリティ、狂気のスピード感、どれをとっても秀逸
    概要もオチも覚えてたがページを繰る手が止まらず
    佐伯さんの心が削られてく過程が最高、まじ可哀想

    0
    2025年09月19日
  • 慟哭

    Posted by ブクログ

    警察パートと犯人パートが交互に描かれているため、読みづらいかと思ったが、むしろサクサク読めた。丁寧な文体で読みやすく、最後は少し驚きがあった。

    0
    2025年09月17日
  • 悪の芽

    Posted by ブクログ

    貫井徳郎先生の想像力、キャラクターの緻密な設計には毎度感動させられる。
    この本を読んでて最初は微笑む人を思い出し、
    後半には乱反射を思い出した。
    why done itから世間に一石を投じる内容となっており、この本を通して考え方がひとつ増えてくれる人がいればいいなと感じたし、その中に自分が入れていればいいと思う。
    今後生きていく上で忘れたくない本。

    1
    2025年09月07日
  • 女が死んでいる

    Posted by ブクログ

    ミスリード、どんでん返し、伏線回収が気持ち良い短編集
    どの物語も短いのに読み応えがあっておもしろかった!

    0
    2025年09月06日
  • 慟哭

    Posted by ブクログ

    結末の想像はつきながらもそうであってくれるなという希望を持って読みすすめて、完全に踊らされるくらい面白い描き方で最高でした。これ以上は何も感想に書けない 笑

    0
    2025年08月24日
  • 慟哭

    Posted by ブクログ

    交互に語られる二つの異なる話が最後に交わってどんでん返しというよくできた叙述トリック。作品としてはもちろん、技法としても完成度が高い。

    0
    2025年08月08日
  • 不等辺五角形

    Posted by ブクログ

    インターナショナルスクールで知り合った5人の物語。
    1人が海外赴任が決定して再度集まったが、そこで殺人事件が発生。

    0
    2025年12月23日
  • 慟哭

    Posted by ブクログ

    読書が趣味になるきっかけになった本。
    殺人犯を追う警察のパートと、宗教にのめり込む男のパートを交互に読む形式が非常に面白く
    宗教男のパートを読んでいるときが特にページを捲る速度が上がります。
    この本のような衝撃を求めて色んな本を探しています。

    0
    2025年07月24日
  • 乱反射

    Posted by ブクログ

    人間の本質的な弱い部分を見せられた一冊。
    今回は事故にあった2歳の子供を題材にしていたが、個人的にはコトの大きさではないということを感じた。
    今まで自分が犯した小さなエゴ、我儘は、たまたま事故や事件になっていないだけで、知らない誰かが代わりに罪を償っていてくれた(補ってくれた)可能性も考えられる。
    「自分が好き勝手することは誰かを苦しめることになる。」そんなことを思いました。

    0
    2025年07月18日
  • 私に似た人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    麻衣子が最初のトベになった理由が、同僚のヘイトさんを満喫にいた人の無関心により失ったこと、というのは共感できなかった。小口テロに賛同はできないが、小村義博の派遣で働きギリギリの生活の唯一の潤いである公園のネコ、ちーを交通事故で失ったことがきっかけ、というのは理解できる気がした。
    選挙期間に読んだので考える事も多く、2017年発行当時より更に悲惨な社会情勢だと思う。
    こんな時代もあった、と読める時が来るんだろうか…

    0
    2025年07月18日
  • 慟哭

    Posted by ブクログ

    そうきたかー!と思わせた小説。2つのストーリーがどう交わるのかと思っていたらとんだ交わり方で何とも言えず。理屈でどうにもいかない時、見えないものに救い求めてしまいそうになるのが人間であり、悲劇につながる第一歩でもあると思う。親の都合で生まれてきて、親の都合で結婚も仕事もポジションも決まった佐伯の人生。唯一自分の意思で突き進んだことが悲劇とは悲しすぎる。最後のくだりは絶望感しかない。

    0
    2025年07月17日
  • 後悔と真実の色

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    文庫なのにかなりの厚みだが一気読み。
    通報により最寄り交番の大崎が殺人事件の第一発見者になる。警視庁捜査一課9係のエリート、西條警部補とコンビを組むことに。
    登場人物がなかなか多く誰だっけ?と思うがそれぞれの特徴を付け加えてあったので付いていけた。警察の内部事情が読みながら想像できるよう描かれ、大変さを改めて思う。
    2006年から連載されたものらしいので、その後20年経った今はもっともっと大変だろうと思う。誰でもネットを使える社会になり、足だけで稼げる時代では無いし。ステキな西條がどんどん落ちていく様子は辛く悲しい。それより真実のほうが辛いかも。
    小説を読んだ満足感が味わえるいい作品。続編がお

    0
    2025年07月17日
  • 乱反射

    Posted by ブクログ

    まだまだ積読が読みきれてない貫井さんの作品。
    今回もなかなかの分厚さだが、面白いのでどんどん進む。
    という割にはあまり時間を使えず、結構かかってしまったが…。

    内容はオムニバス形式で、なぜか章番号がマイナスから始まる。
    色々な登場人物が色々なシチュエーションで少しずつ連鎖していき、章番号がプラスになったところでその連鎖が不幸を生む。

    その後は誰を罪に問えるのか、というフェーズに進むんだが、これがまたやりきれない。

    自分は大それたことはしていない、と言いつつも連鎖が連鎖を生んでとんでもないことを生み出している可能性もあるってことに軽い恐怖を覚えた。

    そう考えると、パワハラまがいの発言とか

    0
    2025年07月15日
  • 追憶のかけら 現代語版

    Posted by ブクログ

    あっぱれ、泣きかけるラスト。小説内に小説がある内容で、小説内の謎を紐解くかと思いきやそれだけにとどまらない。まさに一気読み。

    0
    2025年07月11日
  • 邯鄲の島遥かなり(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    戦後、昭和から平成、そして平成の終わりまでがこの下巻では書かれています。
    上・中・下巻を通して、ひとつの島に住む1人の人生が語られていて、それが時代とともに色んな人生があって少しずつ繋がっている。それでも大きな起伏があるわけでもなく、様々な人の人生を垣間見ているだけなのに読み終わった後は、壮大な歴史を振り返ったような気がしています。
    過去から現在、そして未来へ。うまくは言えないのがもどかしいけど、、、うん。面白かった。

    0
    2025年06月14日
  • 悪の芽

    Posted by ブクログ

    人間の想像力のなさ、無関心さ

    自分の機嫌は自分で取りましょう。と無神経に過ごし自分の機嫌だけしか取らず、
    振り回される人間をコントロール出来ない愚か者だと決めつける。
    乏しい想像力。
    なんとなく、そんな考えにも結びつけていた。

    なんともリアルなものだった。
    登場人物が最終的に手を止める、それだけが現実と違うところか。

    エピローグの辺りを仕事終わりの電車で読んでいた。割と混み合う電車。
    次は〇〇駅です。
    私もそうだが、この駅で乗り換える人が多い。
    降りるかと思っていたら
    「下ろしましょうか?」とハキハキと話す若い男性の声。
    ドア付近の少し広くなっている所
    上の荷物置きには紙袋
    「ありがとう

    0
    2025年06月12日
  • 乱反射

    Posted by ブクログ

    カウントダウンは登場人物それぞれの平凡と見られる日常。カウントアップは伏線回収でそれぞれの傲慢さが露呈される。
    事故は不運。不運の積み重ね。それでもひとりひとりの傲慢さの連鎖。
    自分はどうだろうか?傲慢に生きていないだろうか?
    誰も見てないからいいや、はいつか自分の身に降りかかり後悔することになるだろう。

    0
    2025年06月11日
  • 乱反射

    Posted by ブクログ

    夜間に街路樹が倒れ、たまたま通りかかったベビーカーに乗った2歳児を連れた母子を直撃し、子供が大怪我をする。やっと来た救急車でも病院に受け入れを拒否されたりしているうちに子供は亡くなった…父親が原因と責任がどこにあるか関係者に話を聞くも…死の原因になった事故は、多くの人々の、「この程度のことなら」とあまり考えずに起こした行動が原因だった。

    街路樹は伐採される予定だったが、主婦たちの伐採反対運動があった。
    また検査をする業者は倒れた木の根元に犬の糞があったため、その木だけ検査を怠った。
    犬を連れた老人は糞の始末が面倒だから、いつも倒れた木の根元に糞をさせていた。
    救急車は路上に放置された車のため

    0
    2025年05月27日
  • 邯鄲の島遥かなり(下)(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    終戦。

    復興。

    近代化。

    くがとの距離も近くなり、島の個性も薄れていく。

    巨人・大鵬・卵焼き。

    昭和の終わり。迎える平成。

    そして時は、平成23年。

    これは、日本の近代の歴史の物語。

    そして、日本の未来に繋がる物語。

    0
    2025年05月01日