貫井徳郎のレビュー一覧

  • 鬼流殺生祭

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    『事件に限らず世のすべての事象には、始まりとともに結果が含まれているはずなんです。

    人間は生まれたときから死が約束されている。出会いは別れと表裏一体だ。

    だから今度の事件だって、起こった瞬間にその結末はすでに決まっているんだ。九条さんのような第三者が関わったところで、その結末を別な方向へとずらしてしまうだけでろくなことにならない。』

    貫井徳郎先生は本格ミステリもすばらしく面白い。やっぱ謎解きのあるミステリはたまらんな。

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    2015年04月29日
  • 転生

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    面白かった。
    ひとつ引っかかったのはストーカー被害に対して警察があまり動いてくれなかったこと。理由は彼女の恋人の父親の力があるのに、そこを頼らなかったのかと。

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    2014年09月27日
  • 警官の貌

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    常習犯 今野敏 三十九番 誉田哲也
    シザーズ 福田和代
    見ざる、書かざる、言わざる 貫井徳郎

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    2014年09月22日
  • 悪党たちは千里を走る

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     面白かった!

     ミスリードやフェイク(同じ意味だ)が随所にちりばめられ、読んでいてずーっとわくわくしていられる。

     最後まで読みえおえて、さてもう一回ってなる。
     しかし、解説を読むだに、この作家さんの普段の小説とはテイストが異なるのね。うむむ。寂しい。でもほかの作品も読みたくなった。

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    2014年05月22日
  • 転生

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    人の想い。
    人の記憶。
    人の日常。
    残せたらいいし、
    残ったのなら大切にしたい。
    きっと、それが生きたということ。

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    2014年05月06日
  • 警官の貌

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    異色の警察小説集。今野敏、誉田哲也、福田和代、貫井徳郎の四人の警察小説を四編収録。いずれも唸らされる出来映えの作品ばかり。

    今野敏の『常習犯』は、人情刑事物なのだが、真犯人を推理するという警察ミステリーの面白さも兼ね備えている。解説によると本作の萩尾と秋穂の二人の刑事は『確証』でも活躍しているらしい。

    誉田哲也の『三十九番』は、異色の警察小説。主人公の小西逸男は浅草署の留置係員の巡査部長。前半は、ちょっと変わった設定の警察小説だなと思うのだが…後半には驚いた。以前から誉田哲也の作品はまるで二重人格のように陰と陽がはっきりしていると思っていたが、この作品は…

    福田和代の『シザーズ』は、正調

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    2014年03月28日
  • さよならの代わりに

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    ネタバレ

    劇団員の青年の元にやって来たのは未来から来たという少女。彼女の話は信じることも疑うことも出来るのが高ポイント。未来を変えるためというタイムトラベルものの禁忌に触れそうになるのに、つい引き込まれる。ラストの怒涛の展開も切なくて良かった。この作者の青春物は大好き。

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    2013年11月26日
  • 夜想

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    悲しみを乗り越える必要はない。楽しい気分で心を上書きすればよい。楽しいとは、他人に喜んでもらえること。自分を救うのは自分自身しかいない。自分の為に楽しみをみつけよう。
    この物語の主人公・雪藤が最後に悟ったことである。新興宗教めいた言葉であるが、宗教の教えなど必要ない考え方である。
    「真沙子と美悠がいなくなったあの日以来、初めて人のために笑うことができた。」・・・涙がこぼれた。

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    2012年09月25日
  • 迷宮遡行

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    主人公のほのぼのした性格とアンバランスな緊迫した状況にどんどんはまりました。

    毒のある終わり方も最高です。

    この人何冊か読んだけれど平均して面白いです。

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    2012年05月02日
  • 夜想

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    デビュー作の慟哭も衝撃的で面白かったけど、それよりずっと洗練されて、重いテーマだけど読みやすかった。

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    2011年10月12日
  • 鬼流殺生祭

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    やはりこのコンビ好きだな~。明治…というか、時代物っぽさは続作よりは少な目で残念です。このシリーズの続きが読みたい!!

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    2011年09月27日
  • 愚行録

    購入済み

    まさに「愚行」の記録。

    ある殺人事件を巡っての関係者たちの独白で構成されていますが、出てくる言葉は嫉妬。嫉妬。嫉妬。学歴や容姿、収入、、、人ってこんなに他人を妬むことができるのですね。

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    2018年02月26日
  • 鬼流殺生祭

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    維新の騒擾(そうじょう)燻(くすぶ)る帝都東京の武家屋敷で青年軍人が殺された。被害者の友人で公家の三男坊九条惟親(くじょうこれちか)は事件解決を依頼されるが、容疑者、動機、殺害方法、全て不明。調査が進むほどに謎は更なる謎を呼ぶ。困惑した九条は博学の変人朱芳慶尚(すおうよしなお)に助言を求めるが……。
    卓抜な構成と精妙な描写で圧倒する傑作本格ミステリ。



    最終的にえ??
    そうなの?
    と驚きの結末です。
    楽しめますよ♪

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    2009年10月07日
  • 鬼流殺生祭

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     ゃられました。もう滅多打ちです。時代設定も、人物設定も大好きです!元公家ですよ?明治(作中では明詞)ですよ??ときめかないわけが無い!それでいて、本格(?たぶんそう書いてあった)ミステリー。私のミステリ熱が再熱しそぉです。
    当時の生活が垣間見れるのも面白いし、何気に豪華ゲストなのは“明詞”とゆぅ言葉を使いファンタジー色っぽいものを出した結果なのかなァ。。。と。
    妖怪の話も良かったです。

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    2009年10月04日
  • 不等辺五角形

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    マレーシアのインターナショナルスクールで小学校時代同級生だった5人、重成、聡也、梨愛、夏澄、雛乃は日本に戻ってからもなんとなく仲良く、時々連絡取らない時期あってもまた集まるというような繋がりがあった。重成が出張でウガンダにいくというので、その前に30歳前の5人は聡也の家の別荘に集まる。そこで、雛乃が血塗れの死体となって発見され、梨愛が自首。残った3人に弁護士が一人ずつ話を聞くという呈で進行していく。
    隠していることがあったりして、2回目はまた新しい人間関係が語られていく。とても淡々とした進捗だけど、流石に上手く、飽きさせずに読ませてくれた。本当に最後の最後で事実が明かされ、えっそういうことか(

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    2025年12月03日
  • 天使の屍

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    読みやすくて1日で一気に読んだ。

    現実離れしていると思われそうなところはあったけど、中学生で、あんなものが出回ってしまったら、もう人生終わりだ、死ぬしかない、殺すしかない、と極端な結論を出してしまうかもしれないなとは思う。高校生だったら思わないかもしれない。中学生という特有の時期だからこその発想。現実離れしていると思うのはやはり「子供の理論」だから。理解できないから。でも自分にも中学時代があったわけで。理解できないけど理解できなくもないという絶妙な子供なりの理論が興味深かった。

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    2025年12月02日
  • 壁の男

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    話が進んでいるはずなのに終着点がわからない
    すごく楽しかったです

    一冊とは思えないくらい濃かった

    二週目いきます。

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    2025年11月30日
  • 不等辺五角形

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    またまた愚行録を思い出した。このパターン2回目。作者のフォーマット?視点が変わればそこになにがあるかは変わる、というのはよくわかりました。ラスト、じっくり考えればそうなのかもしれないけど、ここまで引っ張ってきてちょっと弱くない?とはおもいましたね。

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    2025年11月30日
  • 不等辺五角形

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    序盤は読むのが疲れるぐらいだったが、後半は一気に面白くなり最後はえぇ〜誰々?って序盤の振り返りをする事になった(笑
    誰?の仮説を立ててはみたが、正解ならば
    ちょっと、そこまで想いを寄せる事あるかなあの人?と思った点が星5つにいけない理由です。貫井作品では『乱反射』もかなり好きな作品だったけど、この作品もかなり面白かった。

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    2025年11月28日
  • プリズム

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    小学校の女教師が自宅で殺されていた。周囲の関係者目線でそれぞれが事件の謎に迫る。
    第1章は受け持ちのクラスの生徒目線(山名、村瀬、他男子2人)。第2章は同僚の桜井先生。第3章は元彼の井筒。第4章は浮気相手小宮山。
    目線が変われば殺害された女性の印象も変わる。犯人と目された人が次の章で事件の謎に迫るストーリー性も面白い!

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    2025年11月25日