貫井徳郎のレビュー一覧

  • 後悔と真実の色

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    まず言わせてもらいたいのは
    タイトルと表紙がとても素敵な事

    夕日の海 波に反射するオレンジの光
    褪色したタイトル

    とても魅力的な雰囲気で この表紙を見ながらお酒が飲めると思いました

    物語の始まり方も好きで
    なぜか「いやだな」と感じた、という表現がとてもワクワク感を煽りました

    読み始めると一気に読み進んでしまい、時間が一瞬で溶けてしまいます

    主人公が窮地に立たされた時には読んでいて目の前が真っ暗になりました

    自分も職場で後輩が本当はどう思っているのか気になったり


    とにかく引き込まれる 夢中になって読めるって  とても幸せな時間だなって思わせてくれました。
    ありがとうございます。

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    2026年02月22日
  • 乱反射

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    前半は読み進めるのが苦痛で、後半は身勝手な人間に苦痛を感じた。法で裁けないモラルの部分は歯痒さを感じたが、こうはなりたくないと感じた小説でも学びを得た稀有な一作だった。

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    2026年02月19日
  • 壁の男

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    壁に子どもの描いたような絵が並ぶ集落。作者は個人塾の先生で何でも屋。淡々と進む物語。結局なんだろうなと思うかもしれませんが、絶対に離脱しないでください。こんなに優しいどんでん返しはほかに知らない。

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    2026年02月14日
  • 乱反射

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    ネタバレ

    読んでいて辛かった。
    風の強い日に起きた悲劇だけに、「大風が吹けば桶屋が儲かる」の因果の連鎖が、本来の意味とは逆に、哀しい結末に帰結。

    書き方がうますぎて、モラルのなさや自己保身ゆえの醜さに憤りを感じさせつつ、最後は自分もそっち側の一人だったと梯子を外される戦慄。
    ザマァ小説のようで、読んでいる自分に返ってくる諸刃の剣。

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    2026年02月13日
  • 慟哭

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    ネタバレ

    貫井徳郎さんはこれで鮎川哲也賞の最終候補に残ったそうだ。でも受賞できなかった。 このミステリらしいミステリの作品がなぜだろう。
    ※ネタバレ注意! 以下の文には結末や犯人など重要な内容が含まれている場合があります。

    そのときの受賞者は誰だったのかと調べたら、近藤史恵 「凍える島」 という作品だった。あの「サクリファイス」を書いた人だ。
    この「慟哭」は新人らしくないとても重厚で読み応えのある作品だったので、受賞作はそれを上回ると思われたのなら読んでみないといけない。
    「凍える島」というのはどうなのだろう。

    ただ、3章目あたりで意図と展開が分った。それにしても一気に最後まで読みきるほど面白い。勝

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    2026年02月11日
  • 不等辺五角形

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    ・オチが少しもやっとしたけど、全体的には面白かった。犯人を、かばった動機が少し薄い?
    ・同じ場面でも視点や立場、前情報が異なると解釈が変わってくるのは面白かった。
    (評価)4

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    2026年02月09日
  • 慟哭

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    面白かった!ところどころで感じる違和感、あれ?でも、ちがうか?ん?もしかして?と色々推理しながら読むがうまーく騙されながら、最後になるほどそういうことか!!とスッキリ。ミスリード型の推理小説。

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    2026年02月08日
  • 不等辺五角形

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    めちゃくちゃ面白くて一気読み。やはり貫井徳郎は凄い。人物描写の解像度が段違いよな。
    それゆえにラストの解釈は合ってるのかちょっと不安。アシダカグモ事件がそんなに人生に影響与えるなんて思わんし。

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    2026年02月04日
  • 不等辺五角形

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    2025.02.03
    他の方の感想にもあったとおり、ひとは同じものを「みても」「きいても」自分の見たいようにみて、聞きたいようにきくのだなと改めて思わされる一冊。謎解きは読み進めるためのガソリンにすぎなくてこの作品は登場人物の心情を読み取って楽しむのだと思う。

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    2026年02月03日
  • 不等辺五角形

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    ずっと話してる口調の文章で読みやすかった。読み進めるごとに不等辺な感じがずっと動いていた。
    幼少期の出来事ひとつ取ってみても、5人それぞれの見方があって、その中には誤解もあって、性格を分かってるつもりだからこその憶測もあって、真実は最後まで分からない。
    最終章でやっと容疑者の話が聞けると思ったら、最後の1ページまで、その話にならなくてドキドキした。

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    2026年02月01日
  • プリズム

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    章のタイトルが循環するようになっていますが、話の中味もそんな感じです。小学校の担任の先生が殺されて 容疑者が次々に浮かび上がっては消えていく そんな感じの話でした。最近の流行りなのでしょうか 真犯人がはっきり 特定されないのがもやっとしました。

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    2026年02月01日
  • 不等辺五角形

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    人は見たいことしか見ないんだなぁと
    好意を寄せる人に対してとその他に対してと
    誰が嘘を言ってるのか?と考えながら読んだけど結局自分が感じることを話してるわけだからその人にとってはそれが事実なんだよね
    真実はいつも一つだけれども!
    誰かを庇ってるんだろうなぁとは思ったけど幼少期のそこからとは!
    各々から聞ける新たな真実が気になり楽しんで読めました!

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    2026年01月27日
  • 慟哭

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    世の中には面白い物語がまだまだあったものだなあ。衝撃的なまでに現代的でしかも息もつかせぬ展開。連続幼女誘拐事件の捜査の展開と並行して描かれる、ある男が新興宗教にはまっていく様子がじつに怖い。淡々とした描写がその怖さを増幅しています。デビュー作にして作者は当時25歳前後?それでこの人間描写ですか?世の中にはおそろしい作家がいるものです。これはミステリというよりは一種の社会小説ですね。そして、あの結末の1行!!衝撃的というのは誉め言葉として凡庸すぎるでしょうか?読み了えたあとに残るのは、なんだかほんとうにやりきれないような思いです。

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    2026年01月26日
  • 壁の男

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    全てに答えを出す事、それだけが小説の役割ではない。時には余白を想像させる事、それも小説の持つ役割である。
    人の人生に関わる毒は何も毒物や自然の毒だけとは限らない。孤独もその一つである。
    本書はある意味で戦う男の話だ。
    何も孤独とは一人ぼっちでいる事、だけではない。無理解との対峙、これも当たるのではないか。
    食い入るように結末まで読んで、この物語がどこに向かおうとしているのか、やっと少しだけ見えた。明るい話とは言い難い、だが、本書には全ての災難に立ち向かう人の背中が見えるようだった。

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    2026年01月20日
  • 不等辺五角形

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    事実は見る人によって変わるため解釈は人の数だけあることを体験。そして、自分と他者は分かり合えないものだなあ。とつくづく思う。
    ミステリー要素としての「なぜ殺人を犯したのか?」は、良くも悪くも期待を裏切られた結末だった。

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    2026年01月16日
  • 悪の芽

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    ネタバレ

    途中飽き気味でナナメ読んだ部分もあったから最後まで読んでよかった
    読んでる間中、苦しい、いろんな人の悪意だったり、悪意のない攻撃に不快感が満載
    想像力が足りない、人間が十分に進化できてない、ってのは納得感のある考え方、それを分かった上でなんでその選択肢かはわからずじまい、想像力が足りないのかな
    総じていい話だった

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    2026年01月15日
  • 不等辺五角形

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    クアラルンプールのインターナショナルスクールで出会った幼なじみ5人、重成、聡也、梨愛、夏澄、雛乃。
    重成の海外赴任の送別会を行った別荘地で、雛乃が殺された。「殺しちゃった」と自供する梨愛の弁護士が、重成、聡也、夏澄の証言を集めるなかで、5人の複雑な関係性が浮かび上がってくる。

    殺人を扱ったミステリーとして読むより、各々が主張する証言をもとに心理劇を楽しむ物語のように感じました。
    おもしろかった。

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    2026年01月15日
  • 微笑む人

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    読み始めから終わりまでずっとおもろい。
    最後のオチが読者に考えさせるタイプやった。
    もっとバシーンと終わらせてくれても良かった。

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    2026年01月03日
  • 悪の芽

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    犯人の動機は弱かったけど、考えさせられる内容だった。
    想像力を働かせること。完璧にできなくとも少しでも相手のその先まで考えることができたら、善の芽になり得るのだろう。

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    2026年01月03日
  • 悪の芽

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    無差別大量殺傷事件の発生に衝撃を受ける。40人近くを襲い焼身自殺した男が、小学校時代の同級生だったのだ。あの頃、俺はあいつに取り返しのつかない過ちを犯した。そして安達は、凶行の原点を求めて犯人の人生を辿っていく。接点を持つことになった立場の異なったひとたちの行動と心情が巧みに描写されていてのめり込む。SNS、虐め、職業差別、被害者遺族、報道の危うさなど、現代の社会問題を考えさせられる。
    あっという間に読んでしまいましたが、動機が今ひとつわかりにくかった。

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    2026年01月02日