貫井徳郎のレビュー一覧

  • 龍の墓

    Posted by ブクログ

    ファンタジーと近い未来の想像と現実味の融合。
    文章も推理も難しすぎず、さらっと読めて結構好きでした。
    ーーーーーーーーーー
    VRゴーグルが普及しているちょっと未来が舞台。

    序盤では、現実で殺人事件の捜査、かたやRPGゲームが淡々と進んでいくので一体なんの関係が???
    と思いながらも読み進める。なかなか絡まない。

    その後ゲームの見立て殺人が疑われ始め、ゲームと現実、それぞれの事件が並行して描かれていく。
    面白いのは、ファンタジーの特殊設定ミステリーと現実世界のミステリー両方楽しめるところ。

    0
    2026年04月15日
  • 微笑む人

    Posted by ブクログ

    穏やかな男性が妻子を殺害。動機は「本の置き場がないから」。調べると過去男の周りで複数の事故死が起きていた。

    殺人犯の動機を考察する際つい自分が納得する動機を当てはめてしまいがちだ。
    意外にも「そんなことで」が現実だと怖いからかも。

    0
    2026年04月15日
  • 慟哭

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読み応えあるのある本。警察内部の組織図、新興宗教、家族愛といった当世の社会情勢に焦点と当てた、本格ミステリ。さまよう刃を読んだ後にも感じたが、自分の子供のことで人は暴走するのは否定出来ないなと…後宗教知識が少し身についた。
    後半確かに展開が読めたが、それでもページを捲る手は止まらないほど読みやすかった。

    0
    2026年04月05日
  • 不等辺五角形

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    夏澄が雛乃を突き飛ばしたことを言わなかったのはわざと?梨愛の好意に気づいてての言動だとしたらなかなか腹黒い。

    0
    2026年04月01日
  • 紙の梟 ハーシュソサエティ

    Posted by ブクログ

    オムニバス作品。死刑制度に対する考え方については、現行でも賛否両論あるかもしれない。果たして自分はどちら側に立つのか…

    0
    2026年03月25日
  • 新月譚

    Posted by ブクログ

    小説家が小説家を描くこと。これだけでリアリティ溢れる作品になっていると思います。主人公の心の動きがこれでもかと表現されており感情移入して読みました。更に、昭和時代の事務所の風景等も丁寧に描かれており映像を見ているような楽しさにありました。

    0
    2026年03月19日
  • 紙の梟 ハーシュソサエティ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人ひとり殺したら死刑、という世界の物語。
    短編集というかオムニバス集みたいな感じですね。
    人格者と思われた義父が殺人鬼だった「レミングの群れ」と、表題となっている「紙の梟」が面白かったです。
    昨今しばしば社会問題となっているSNSでの私刑について、考えさせられました。

    0
    2026年03月17日
  • 慟哭

    Posted by ブクログ

    初めての貫井徳郎作品。
    叙述トリックの鮮やかさに驚かされたが、それ以上に、新興宗教と喪失の絡め方が興味深く、人が弱ったときに何に縋るのかを突きつけられる感じがあって面白かった。
    単なるどんでん返しでは終わらない重さがあり、かなり好みの作品だった。
    貫井徳郎沼にどっぷりハマる予感。

    0
    2026年03月15日
  • 微笑む人

    Posted by ブクログ

    本が増えて手狭になった、場所を取る妻子が邪魔になり排除したかった、という動機で妻子殺しをした仁藤。そんな理由で身近な親族である妻子を殺すなど、仁藤は猟奇的な殺人犯なのではないかという世間の声が続々と上がる。そんな中、仁藤のことをテーマにしてノンフィクション本を執筆することになった「私」は、仁藤を直接的に知っている職場の同僚や上司、部下、学生時代の同級生などに遡りインタビューをしていく。そのインタビューで明らかになった仁藤の人物像は、猟奇的な殺人犯とは正反対の穏やかで誰から見ても性格のいい男だった。本が増えて手狭になった、という動機は本当なのか?それとも別に動機があるのか?読者はそれが気になり先

    0
    2026年03月11日
  • 乱反射

    Posted by ブクログ

    タイトルから読み取れる話の展開ではありましたが、それぞれの心情、価値観、正義などが深く描かれているので、自分ならどうすると思わず考えてしまいました。
    世の中の出来事は、誰も悪くなくて、皆悪いのかもしれない。

    0
    2026年03月11日
  • 慟哭

    Posted by ブクログ

    物語の構造そのものが読者の認識を操作するように設計されており、読み進める中で自然に形成される前提が、ある一点で大きく覆される点が印象的だった。
    単なるどんでん返しではなく、読者が無意識に抱いていた期待や願望を利用することで成立しているため、変化の瞬間に強い衝撃が生まれているように感じた。

    0
    2026年04月01日
  • 乱反射

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ちょっとのモラル違反で人が死んでしまった。
    みんなこれくらいなら、ってやってる日常のちょっとしたことが大きなことになる。
    それくらいなら罪の意識は一人ひとり薄いし、誰を責めたらいいのか分からない加山のもどかしさを考えると苦しかった。

    0
    2026年03月08日
  • 微笑む人

    Posted by ブクログ

    「本が増えて家が手狭になった」という理由で妻子を殺したと供述する仁藤。本当にそんな理由でひとを殺すのか。読み進めると謎が謎をよび、その謎を知りたくてどんどんと読み進めてしまった。最後まで読んで確かに人のことを分かるなんて無理だよなと謎を知りたいと読み進めた気持ちではない感想になって面白かった。

    0
    2026年02月28日
  • 慟哭

    Posted by ブクログ

    積読してしまっていた一冊。パラパラめくって見たときに文章が難しいかな?と思っていたが、面白すぎて一気に読めました。飽きさせない展開でとても良い読書時間になりました。人間の脆さと最後の救いのなさが印象的です。

    0
    2026年02月25日
  • 後悔と真実の色

    Posted by ブクログ

    まず言わせてもらいたいのは
    タイトルと表紙がとても素敵な事

    夕日の海 波に反射するオレンジの光
    褪色したタイトル

    とても魅力的な雰囲気で この表紙を見ながらお酒が飲めると思いました

    物語の始まり方も好きで
    なぜか「いやだな」と感じた、という表現がとてもワクワク感を煽りました

    読み始めると一気に読み進んでしまい、時間が一瞬で溶けてしまいます

    主人公が窮地に立たされた時には読んでいて目の前が真っ暗になりました

    自分も職場で後輩が本当はどう思っているのか気になったり


    とにかく引き込まれる 夢中になって読めるって  とても幸せな時間だなって思わせてくれました。
    ありがとうございます。

    0
    2026年02月22日
  • 乱反射

    Posted by ブクログ

    前半は読み進めるのが苦痛で、後半は身勝手な人間に苦痛を感じた。法で裁けないモラルの部分は歯痒さを感じたが、こうはなりたくないと感じた小説でも学びを得た稀有な一作だった。

    0
    2026年02月19日
  • 壁の男

    Posted by ブクログ

    壁に子どもの描いたような絵が並ぶ集落。作者は個人塾の先生で何でも屋。淡々と進む物語。結局なんだろうなと思うかもしれませんが、絶対に離脱しないでください。こんなに優しいどんでん返しはほかに知らない。

    0
    2026年02月14日
  • 乱反射

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読んでいて辛かった。
    風の強い日に起きた悲劇だけに、「大風が吹けば桶屋が儲かる」の因果の連鎖が、本来の意味とは逆に、哀しい結末に帰結。

    書き方がうますぎて、モラルのなさや自己保身ゆえの醜さに憤りを感じさせつつ、最後は自分もそっち側の一人だったと梯子を外される戦慄。
    ザマァ小説のようで、読んでいる自分に返ってくる諸刃の剣。

    0
    2026年02月13日
  • 慟哭

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    貫井徳郎さんはこれで鮎川哲也賞の最終候補に残ったそうだ。でも受賞できなかった。 このミステリらしいミステリの作品がなぜだろう。
    ※ネタバレ注意! 以下の文には結末や犯人など重要な内容が含まれている場合があります。

    そのときの受賞者は誰だったのかと調べたら、近藤史恵 「凍える島」 という作品だった。あの「サクリファイス」を書いた人だ。
    この「慟哭」は新人らしくないとても重厚で読み応えのある作品だったので、受賞作はそれを上回ると思われたのなら読んでみないといけない。
    「凍える島」というのはどうなのだろう。

    ただ、3章目あたりで意図と展開が分った。それにしても一気に最後まで読みきるほど面白い。勝

    0
    2026年02月11日
  • 不等辺五角形

    Posted by ブクログ

    ・オチが少しもやっとしたけど、全体的には面白かった。犯人を、かばった動機が少し薄い?
    ・同じ場面でも視点や立場、前情報が異なると解釈が変わってくるのは面白かった。
    (評価)4

    0
    2026年02月09日