貫井徳郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
4人の作家さんの警察官アンソロジー!
今野敏、誉田哲也、福田和代、貫井徳郎のビッグフォーが揃った読み応えのある作品ばかり。
福田和代さんは初読の作家さんですが仲なかの内容で別作品も読んでみたい作家さんです。
今野敏「常習犯」は刑事と窃盗犯とのこだわりが事件解決に導く。
誉田哲也「三十九番」は刑務官の歪な性癖のストーリー。
福田和代「シザーズ」は刑事と通訳捜査官の人間み溢れるストーリー、中国人犯罪者が増えてる現状を反映している内容。
貫井徳郎「見ざる、書かざる、言わざる、ハーシュソサエティ」は死刑制度に一石を投じる内容。酷い傷害罪でそこまでやるか〜という犯罪物語。
実におもしろかった。 -
Posted by ブクログ
時間あったので600ページくらいあったけど1日半くらいで読み終えました。
齋藤飛鳥が確か乃木坂時代におすすめしてた本。
推しが推してたので手に取ってみました。
物語は小さなモラル違反やマナー違反により、風が吹けば桶屋が儲かる方式で、一人の子供の命が亡くなってしまうというもの。
街路樹が倒れ、木の下敷きになり子供が亡くなる
→その木の点検を業者が怠る
→その業者は病的なまでの潔癖で、木の下に糞が放置されていたことにより、点検ができなかった。
→その犬のフンを何度も放置している飼い主
→フンを掃除してくれと市民からの要望があるも、それを無視した市役所職員
→自己顕示欲から街路樹伐採に反対し、街路樹の点検を邪魔する主婦
→子供が下敷きになり、救急搬送されるも、道が渋滞
→その渋滞の原因は、車の駐車が苦手な女性が、車道から自宅の駐車場に駐車できず、嫌になり、路上に車を放置したことによるものだった。
→子供の搬送先の病院にて、自身が内科医であり、クレームを言われたくないことや、夜間なのにしょうもない風邪症状で来院してくる患者の対応のため、搬送拒否をする医師。
→夜間診療の方空いているため、ただの風邪でも夜間に通院する大学生
などなど。
こんなモラル違反により一人の子供が死ぬ。
どこまで事件の責任を追及できるのが。
法律上裁けないのであれば、残された家族はどうすればいいのか。
重い話だった。
主人公というか亡くななった子供の親以外が全員クソ。
確かに子供の死に直接関係ないとは言え、まず謝れよ。
私もちゃんとルール、モラル、道徳を守ろうと思う -
Posted by ブクログ
本が増えて手狭になった、場所を取る妻子が邪魔になり排除したかった、という動機で妻子殺しをした仁藤。そんな理由で身近な親族である妻子を殺すなど、仁藤は猟奇的な殺人犯なのではないかという世間の声が続々と上がる。そんな中、仁藤のことをテーマにしてノンフィクション本を執筆することになった「私」は、仁藤を直接的に知っている職場の同僚や上司、部下、学生時代の同級生などに遡りインタビューをしていく。そのインタビューで明らかになった仁藤の人物像は、猟奇的な殺人犯とは正反対の穏やかで誰から見ても性格のいい男だった。本が増えて手狭になった、という動機は本当なのか?それとも別に動機があるのか?読者はそれが気になり先へ先へとページを進める。だが、物語は明らかにならないまま終わる。よく知られる読者への挑戦状である。
こういう終わり方は嫌いじゃないが、やっぱりモヤモヤが残る。主にインタビューと、ノンフィクション本という体で進む文章は読みやすかった。