貫井徳郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
心臓の病を抱えていた大学生の和泉は、ドナーを得て心臓移植手術を受けた。
術後の経過は順調で回復も早かったが、以前にはなかった身体の変化に戸惑う。
これはドナーの記憶や嗜好なのではないか…という疑問を持ち始め、それと同時にドナーへの強い興味を覚える。
しかし、ドナーの名前等は知ることが出来ないことになっている。
もちろんコーディネーターや医師が、それらを教えてくれることもない。
ただ、性別と年齢やどうしてなくなったのかまでは教えてもらえた。
ただ、和泉は奇妙な夢を見たことで、その夢に出てくる女性こそがドナーてはないかと確信し、その遺族を探すことを決意する。
しかし、それは容易いことではなかった。 -
Posted by ブクログ
文庫本643頁とボリュウム満点だが、終着点がどこになるのかの焦燥感で、たちまちのうちに読み終えた。
作中作が265頁もあり、これだけでひとつの作品と言えるし、いわば「一粒で二度美味しい」とのフレーズを思い出した贅沢なミステリー小説。
作中作が現代語版であったが、旧字旧仮名づかい版の方が、さらに戦後間もないという臨場感が味わえただろう。
自殺した作家の未発表手記を手に入れた大学講師が、自殺の真相を究明すべく行動を起こす。彼には、妻を事故で亡くし離れ離れになっている娘と一緒に暮らすために名を挙げようという目的が。
手記に登場する人物たちを訪ね歩くうちに、何やら複雑な謀が仕掛けられていることに。ジェ