貫井徳郎のレビュー一覧

  • 後悔と真実の色

    Posted by ブクログ

    これまでに読んだ貫井氏の作品の中で1番面白かったです。

    若い女性ばかりを狙い、指を切断し、持ち帰るという連続殺人が発生。
    捜査にあたる警視庁捜査一課の「名探偵」西條は、その優秀さと、コミュニケーション力の欠如さ、外見の良さから、やや孤立した存在だった。
    殺人が重ねられる度、大きくなる捜査本部を嘲笑うかのような犯人の行動。
    そして同時に西條に対する個人的な嫌がらせが始まり-。

    単なる推理小説ではなく、様々な警察官の心情、人生が描かれており、罪に問われる事ではないが他人に話すのは憚られる、嫉妬、嫌悪。
    正義感が強い故に同時に生まれる罪悪感、自責の念。
    肩書きを奪われて初めて知る、己の弱さ。

    0
    2022年09月21日
  • 自薦 THE どんでん返し

    Posted by ブクログ

    どんでん返しと言うには少しインパクトが薄い感じがしたけど、内容はそれぞれさすがと思える程に面白かった。法月綸太郎のガリバリズム小説が唯一どんでん返しを感じた作品だった。

    0
    2022年09月04日
  • 女が死んでいる

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短編集。

    「うわーっ!」と驚くのはなかったが、「えっ!」とか「そーきたか!」ばっかりの高レベル短編集。
    叙述トリックあり、意外な真実ありと どれも長編になってもおかしくないレベルのような気がした。

    一番印象に残ったのは最後の一遍 レッツゴーだった。
    これはミステリーではなく日常を描いた作品かなー?と最後の一遍なんで毛色の違った作品を挿入したのだろうと思いながら読んでいたら、そうきたか!とビックリさせられた。

    0
    2022年08月16日
  • プリズム

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった
    最初僕たちはミツコ先生と呼んでいるをツッコミ先生って空見してたからつっこんでくる美人な先生かと思ってた

    教え子、同僚、元恋人、不倫相手(最初の教え子の父親)の視点からそれぞれ事件の真相を探るのが面白い
    最後まで犯人わからないっていう終わり方で若干拍子抜けしたけどそこまでモヤモヤしなかった

    睡眠薬入りチョコレート関連でそのチョコを贈った南条先生ともと付き合ってた同僚の先生がなんで昔睡眠薬を使ったことあるのを知ってるのか謎だった
    なので犯人はこの先生と友達が悪戯されどうにか仕返ししたい大人びた山名さんかな?と思ったけど、それだと辻褄が合わないことも多い

    名前思い出せないけど、同僚

    0
    2022年07月31日
  • 悪党たちは千里を走る

    Posted by ブクログ

    考察や深読みなど無く、これぞエンタメ小説という作品。ただただスピーディーな作品をワクワクしながら楽しめた。

    0
    2022年07月27日
  • 乱反射

    Posted by ブクログ

    関係のなさそうな今までの出来事が勢いよく次々と結びつき、完成した後の衝撃。さまに乱反射で起きた事故。
    自分も何の気なしにとっている行動が、事件や事故の原因になってしまっているのではと怖ろしくなる。

    0
    2022年07月13日
  • 後悔と真実の色

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    やはり人との対話はかなり重要だなと思った。察してくれているだろうは絶対にダメ…
    まさかの犯人で面白かった。

    0
    2022年06月18日
  • ドミノ倒し

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    しがない田舎の私立探偵が元カノの妹から受けた依頼を受け殺人事件の調査を依頼される
    しかし調査を続けてるうちに別の殺人事件とぶつかりそれを調べてるとさらに別の殺人事件と繋がり・・・とまさに【ドミノ倒し】のように繋がっていく。追えば追うほど謎が深まるミステリー

    名探偵を自称しハードボイルドを気取る主人公のキャラは三枚目な方で、どちらかというと迷探偵な印象。そのため作中の推理が外れているように感じて最後まで真相を読みきれなかった

    そして真実が明かされたとき、その内容に背筋が凍った
    とても恐ろしくゾワッとなった
    読んでいた印象としては『ひぐらしのなく頃に』を思い出した
    キチンと言えば違うんだけど、

    0
    2022年04月30日
  • 壁の男

    Posted by ブクログ

    小さな田舎町で自分の家の壁に絵を描く伊苅。
    しかも、その絵は幼い子供が描くような下手な絵。
    どうしてそんな絵を描き続けるのか…
    その理由が深い。

    2022.4.20

    0
    2022年04月20日
  • プリズム

    Posted by ブクログ

    慟哭に続いての著作2作目。
    相変わらず読みやすい綺麗な文章。

    タイトルも的を得ていて良い感じ。

    それに、素人探偵の数珠繋ぎの次に私も加わろうって思ってしまうラストの余韻がすごく好き。
    わかり易く誘導してる気すらする…。

    0
    2022年03月26日
  • 宿命と真実の炎

    Posted by ブクログ

    「後悔と真実の色」の続編
    警察官だった頃の知った名前も出て来るのでその面々と会えるのも
    お楽しみ。
    暗闇に落とされたような生活をしている西條にまた光は見えるのか。
    その後の西條にもぜひ会いたい。

    0
    2022年03月09日
  • 壁の男

    Posted by ブクログ

    凄く良かった。

    章が進む度に伏線が回収され、最後に全てが腑に落ちる。人間の感情のあらゆる部分が繊細かつ丁寧に描かれていて、主人公の人柄がとても愛おしく感じた。

    ⭐︎を5つ付けたかったが、あまりにも悲しく辛い主人公の半生だったので4つにした。

    0
    2022年02月28日
  • 崩れる 結婚にまつわる八つの風景

    Posted by ブクログ

    結婚にまつわる短編小説集

    どれもゾクゾクするような不気味さや
    なんとも言えなくなるような感情に包まれる話。

    男性作者でありながら、
    各物語主人公とされる女性たちの目線で
    とてもよく書かれているのがすごい。
    どれも現実で起きてしまいそうな、
    生々しさがあった。

    0
    2022年01月08日
  • 新装版 修羅の終わり(上)

    Posted by ブクログ

    交番爆破のテロ組織を追う公安警察官、謎の売春組織を追う悪徳非道の警察官、目が覚めたら記憶喪失になっている青年、この3人の視点で物語が交互に進む。時間軸が違うような。後編で明らかになるのかな。警察の暴力的な描写など、すごく嫌な気分になるけど、ぐいぐい読み進めていける面白さ。下巻でこの3つのストーリーがどう絡んでくるのか楽しみ。

    0
    2021年12月20日
  • ミハスの落日

    Posted by ブクログ

    短編5作収録の作品
    いずれも舞台は海外となっている
    後半の3作品がよかったと思います
    結末で明かされる真相には驚かされるものも
    著者のあとがきも楽しめました

    0
    2021年12月11日
  • プリズム

    Posted by ブクログ

    先生が死んだ
    他殺なのか事故なのか
    章ごとに視点が変わり、それぞれが事件について
    調べて語る
    まさかの結末でしたがなるほどそういう展開かと
    思わせました
    あとがき、解説も補足としてよかったです

    0
    2021年12月01日
  • 迷宮遡行

    Posted by ブクログ

    妻の失踪から始まる
    男は妻を探し始めると・・・
    暴力団が絡んできて暴力団の抗争も
    少しずつ妻に近づいていく感は伝わりました
    主人公は出会う人たちに恵まれた感じでした
    もちろん主人公の行動の結果でもありますが
    中身は濃かったと思います

    0
    2021年11月28日
  • 後悔と真実の色

    Posted by ブクログ

    二回目のワクチンの副反応にやられながらも、ただ横になっているのも落ち着かない。
    あれやこれや考えて眠れないので、分厚いこの本を読んで過ごすことにした。
    若い女性ばかりを狙い、殺害後に人差し指を切り取る「指蒐集家」が社会を震撼させていた。
    捜査一課のエース西條は、遺体の第一発見者となった交番勤務の若い警官大崎と事件を追うことになる。
    男同士の腹の探りあい、何度も振り出しに戻る捜査、そのうちにまた新たな被害者が出た。
    鼻につくタイプの西條に恨みを持つ人間は沢山いたとしても、あまりに理不尽なやり方で失脚させる綿引。刑事ものは結構読むが、多忙過ぎて家庭を省みず最悪な夫婦仲になっているパターンの内容が多

    0
    2021年11月12日
  • 壁の男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    伊苅がどうして、小さな集落の家屋に稚拙で奇妙な絵を描き続けたのか、どうして金銭の見返りも求めないのか、どうしてその稚拙な絵が多くの人の胸を打つのか、言葉に表すとなんだか嘘っぽくなるけれど、その根っこにある大きな愛情と悲しみが胸を打った。

    各章に渡ってこれまでの伊苅の歩みや選択、彼を取り巻く人々が時系列バラバラに描かれるのだけど、そのちょっとした違和感がどんどん後の章で明らかになり、深いヒューマンドラマとミステリが組み合わさったような読みごごちだった。

    0
    2021年10月31日
  • 誘拐症候群 <新装版>

    Posted by ブクログ

    出張に持って行き移動時間や宿泊先であっという間に読み終えた。
    内容には作者特有の重厚さがなかった事が理由かもしれないけど、展開の切り替えが早かったので飽きなかった。
    チームリーダーの超人的過ぎる冷静さと推測が少ししらけたけど面白かった。

    0
    2021年10月01日