貫井徳郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
隅田川で溺死体としてみつかった元警察官。側頭部に殴られた傷があり、事故ではなく、事件であることがわかる。
息子とその親友で警察官の二人で事件の真相を追うが、その裏に隠された秘密とは?
読み終わった後、深いため息が出た。。知らない方が良いことがある、を地でいく話だったなあ。
分かるほど悲しい気持ちになる。
間接的に殺された人のために、そこまでリスク負えるものなのか?そこは良く分からないところだったかも知れない。
結構登場人物が多いうえに、章で分かれているとはいえ現在と過去を行ったり来たりするので、なかなか読むのには集中力が要るかも知れない。 -
Posted by ブクログ
娘が勧めてくれました。
初めましての貫井さん。面白かったです。
みんなの罪にもならない小さな自分勝手が重なり合い、大きな悲しい事故が起こってしまう。新聞記者である被害者の父親が誰に責任があったのか調べていくのですが、調べれば調べるほど虚しくなっていって、、、というお話です。
ー44章から始まり、登場人物たちの日常が綴られていき、0章で事件が起こってしまいます。登場人物が多い上に、全員普通の人々なので覚えられるか心配でしたが、問題なかったです。貫井さん凄い。
やっぱり、妻・母の立場で読んでたようで、お嫁さんと孫に毎日病院に来るよう言う義母や、一番辛い時に寄り添ってくれなかった夫に腹が -
Posted by ブクログ
ネタバレ誰が私に一番似ていたかな。なんて考えてみた。
本当に今の世の中、生きているだけで偉いと思う。
追い詰められた人の中で、犯罪行為を実行に移す人とそうじゃない人の違いってなんだろう。
復讐する人としない人の違いってなに?
些細なことで、運良くストップできたり、その人の生い立ちや人となりによるのかな。
私も自分が追い詰められた時、自分でもびっくりしてしまう行動を取ったことがある。
だから、全身全霊で自分の精神を安定させることにしたんだよな。
だけどそれが不可能な環境もあるし。
結末は、少しだけ救われた。
本当に、そうであって欲しいと思った。 -
Posted by ブクログ
2023/06/26
#私に似た人
#貫井徳郎
《感想》
「私に似た人」っていう題名にあった通り、
読者側も、小説内の主人公たちも「私に似ているかも」と思う内容。
テロを、題材にして
日本では貧困層が社会を変えるべく、
中間層や富裕層に洗脳され小口テロを起こすという話。(テロの内容はトラックでビルに衝突や通り魔など。)
日本人は家族や身近な周りの人に対しては親切で、
想いやりがあるけれど、それよりも距離が離れると無関心になってしまう。
そして、
みんな行動が一致して、序列を乱さない律儀系な国と言うけど、それが正しいかどうか考えておらず、思考が停止してる証拠なのかもしれない。
という