貫井徳郎のレビュー一覧

  • 罪と祈り

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    ネタバレ

    主人公の父の死をきっかけに父の過去を探る展開と父の過去編が行き来する小説。貫井先生は人を多面的に捉えて表現するのがうまいとつくづく思う。一般人が不意に闇に足を踏み入れてしまう展開はホラーなのかもしれない。すべてが明らかになったところでこの物語は終わらない。時代に翻弄された人々の人生の話だったが父の過去と向き合い納得いかないながらも最後はそれでも大きな流れに抗おうと停滞していた主人公の人生を進める話になったのは救いだった。

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    2023年12月23日
  • 後悔と真実の色

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    現代の人の繋がりの希薄さや倫理観の低下を描出し、西條の少しの掛け違いから生まれた状況が絡み合い、加速度的に読むスピードが上がってしまう。そんな本。

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    2023年12月05日
  • プリズム

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    多重解決ミステリなので、それを知らないと腑に落ちないまま終わるかも。
    でも読んだあと色々考えられる良い作品。

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    2023年11月16日
  • 罪と祈り

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    隅田川で溺死体としてみつかった元警察官。側頭部に殴られた傷があり、事故ではなく、事件であることがわかる。
    息子とその親友で警察官の二人で事件の真相を追うが、その裏に隠された秘密とは?

    読み終わった後、深いため息が出た。。知らない方が良いことがある、を地でいく話だったなあ。
    分かるほど悲しい気持ちになる。
    間接的に殺された人のために、そこまでリスク負えるものなのか?そこは良く分からないところだったかも知れない。

    結構登場人物が多いうえに、章で分かれているとはいえ現在と過去を行ったり来たりするので、なかなか読むのには集中力が要るかも知れない。

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    2023年11月05日
  • 宿命と真実の炎

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    「後悔と真実の色」の続編として本作も一気に読み終えました!

    前作とは異なり、物語の出だしで犯人や犯行の様子が描かれる倒叙ミステリーですが、単なるそれではなく巧みな叙述トリックも仕掛けられています。

    この一冊だけでも楽しめますが、前作から読むことをお勧めします!

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    2023年10月21日
  • 乱反射

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    娘が勧めてくれました。
    初めましての貫井さん。面白かったです。

     みんなの罪にもならない小さな自分勝手が重なり合い、大きな悲しい事故が起こってしまう。新聞記者である被害者の父親が誰に責任があったのか調べていくのですが、調べれば調べるほど虚しくなっていって、、、というお話です。

     ー44章から始まり、登場人物たちの日常が綴られていき、0章で事件が起こってしまいます。登場人物が多い上に、全員普通の人々なので覚えられるか心配でしたが、問題なかったです。貫井さん凄い。

     やっぱり、妻・母の立場で読んでたようで、お嫁さんと孫に毎日病院に来るよう言う義母や、一番辛い時に寄り添ってくれなかった夫に腹が

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    2023年10月20日
  • 私に似た人

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    ネタバレ

    誰が私に一番似ていたかな。なんて考えてみた。

    本当に今の世の中、生きているだけで偉いと思う。
    追い詰められた人の中で、犯罪行為を実行に移す人とそうじゃない人の違いってなんだろう。
    復讐する人としない人の違いってなに?
    些細なことで、運良くストップできたり、その人の生い立ちや人となりによるのかな。

    私も自分が追い詰められた時、自分でもびっくりしてしまう行動を取ったことがある。

    だから、全身全霊で自分の精神を安定させることにしたんだよな。
    だけどそれが不可能な環境もあるし。

    結末は、少しだけ救われた。
    本当に、そうであって欲しいと思った。

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    2023年10月09日
  • 被害者は誰?

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    職場で慰労会の幹事を押し付けられ、その参加者が二転三転、メニューも好き嫌いいっぱいあって…というようなどうでもいいような煩雑なことがあって、神経を使うようなこと1ミリもしたくない時に最適な本でした。
    ライトでイージーでスッキリ。でも数日で忘れてしまうようなミステリです。
    胃もたれするような本を読んだ後のお口直しにはバッチリかと思います。

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    2023年10月05日
  • さよならの代わりに

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    ネタバレ

    the・SF青春物語!登場人物の優しく強い雰囲気は青春なんだけれども、その中に殺人事件やタイムスリップというと言うところはしっかりsf、ミステリーでした。私の頭ではタイムスリップの仕組みは正直理解できなかったのが残念です。。。

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    2023年09月23日
  • 崩れる 結婚にまつわる八つの風景

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    短編集。
    結婚にまつわるとか大好物すぎるやつ

    表題の「崩れる」が一番好きです。まあ、オチはそうなるよねって感じなんですが、(人間の)「クズ」という強い表現が全面に出てくるあたり、クズはこうなるべきだよなと思ってしまいます。
    あと良かったのは「誘われる」です。あーこういううざい人実際いるよなーというところからのオチがひどすぎた。怖い。

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    2023年09月03日
  • 崩れる 結婚にまつわる八つの風景

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    ネタバレ

    最後の見られるって、早く寝ろまた遅刻するぞって最初に言われてたけどそれもゴミからは分かんなくない?しかもその時康平隣にいたやん
    どーいうこと〜!!!!!!!
    つまり犯人3人くらいいるってこと??
    向かいの家の40代きもおじ、康平、あと誰?課長?

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    2023年08月17日
  • 微笑む人

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    ネタバレ

    ノンフィクション風フィクション。
    仁藤という人物の怖さを知るとともに、なぜか引き込まれた。

    異常なものは毛嫌いするが、なぜそうなったか理由は知りたい。そうゆう感情をうまく利用されたなと思った。
    結局、結論が分からないまま物語が終わってしまう。好みがあるかもしれないが、自分は好きでした。

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    2023年08月14日
  • 微笑む人

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    潜れば潜るほど、仁藤という人物がわからなくなり混乱する。
    読後のモヤモヤこそが仁藤の不気味さを最後に際立たせていて、彼の人間性に深みが出ていると感じる。
    人間(他者)の全てを知ろうなんて無理なのだ。

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    2023年08月06日
  • プリズム

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    長編と長編の間とか、気分転換に読むのにちょうどいい気がする。重くなく、構成が面白いしほどよく引き付けてくれる。

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    2023年08月04日
  • 罪と祈り

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    ここんとこ、貫井君のは外れが多かったがこれは⭕️。ただし、かなり早くネタバレになったので後をどう繋ぐんかが心配だったが、まずまずの落としどころだったかな。

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    2023年07月31日
  • 罪と祈り

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    元警察官の男が殺害され、その息子と息子の幼馴染で現在警察官の男がその謎を暴いていく。様々な要素が絡まり、意外な真実が。
    現在と過去、交互に物語は進む。心理描写は丁寧だが、少し動機面が粗いか。しかしさすが貫井作品、骨太で面白い。

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    2023年07月28日
  • プリズム

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    結局、事故なのか事件なのか、その両方なのか。読者に委ねてる。プリズムっていうタイトルの意味が結構深かった。

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    2023年07月23日
  • 罪と祈り

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    警察官だった父が川に落ちて亡くなってしまう。死因は溺死のようだが,頭に殴られた跡があるとのこと。父の死に納得がいかない息子の亮輔は,友人で警察官の賢剛とともに,父について調べ始める。どうやら父は過去に秘密があるようで…。息子世代の現代パートと,親世代の過去パートが交互に書かれています。
    私も動機は無理矢理感もあったが、浅草の風景を舞台に、昭和の終わりの頃のばかげたバブルや、大喪の礼の頃の沈んだ雰囲気、その後の関わった人の悲しみなどは読みごたえがありました。

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    2023年07月23日
  • 崩れる 結婚にまつわる八つの風景

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    自註解説にて、収録の全8作とも90年代に書かれたものと知って腑に落ちた。
    時代は令和。舞台は平成初期。
    そのため少しそぐわない要素はあるけれども苦なく読める範囲。

    8作とも全てどことなく気持ち悪さが残る読後感。
    この背筋がゾッとする感覚は、酷暑にはうってつけかもしれない。

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    2023年07月18日
  • 私に似た人

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    2023/06/26
    #私に似た人
    #貫井徳郎

    《感想》
    「私に似た人」っていう題名にあった通り、
    読者側も、小説内の主人公たちも「私に似ているかも」と思う内容。

    テロを、題材にして
    日本では貧困層が社会を変えるべく、
    中間層や富裕層に洗脳され小口テロを起こすという話。(テロの内容はトラックでビルに衝突や通り魔など。)

    日本人は家族や身近な周りの人に対しては親切で、
    想いやりがあるけれど、それよりも距離が離れると無関心になってしまう。

    そして、

    みんな行動が一致して、序列を乱さない律儀系な国と言うけど、それが正しいかどうか考えておらず、思考が停止してる証拠なのかもしれない。

    という

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    2023年06月30日