貫井徳郎のレビュー一覧

  • 悪党たちは千里を走る

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    ドラマを見てからの原作。実写化ってホント原作通りにやらないよね。そんな自分らしさを出したいなら、完全オリジナルでやれ!って思うけど、それだとスポンサーがつかないんだろうね笑 だからドラマ版の高杉はあんな役どころなんだね。高杉=監督、演出家、プロデューサー・・など、ドラマ関係者の分身なんだと。だいぶキャラたちが改変されたせいで現金の調達方法など、原作とは似ても似つかないものになりそうだ・・と、ドラマの悪口はこの辺まで笑 所々に笑いありで、今までにない貫井さんを見れて楽しかった!現金の受取りはホント斬新。個人的に最後のオチは○○○だと思いましたが、ハズレでした^^;

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    2016年02月24日
  • 新月譚

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    久しぶりに読み応えのある小説に出会えた。
    ーーー
    美貌と壮絶な作品世界で一世を風靡した作家、咲良怜花。だが彼女は突如として筆を折った。なぜ彼女は執筆をやめたのか。彼女が隠し続けてきた秘密とは何か。沈黙を破り、彼女は語り始めるーー目立たない娘だった彼女を変貌させた、ある男との恋の顛末を。恋愛の陶酔と地獄を活写し、読む者の呼吸を奪う大作。

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    2016年02月27日
  • 悪党たちは千里を走る

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    金持ちの家の犬の誘拐を企む三人の男女。しかしその家の子どもに自分を誘拐誘拐するよう逆に依頼される。ここまではどこかで見た事のあるような展開。だが、謎の人物『ジョンレノン』の登場により状況は一変する。完璧な誘拐計画に走る亀裂は想定内なこかはたまた、、ハラハラ感がたまらない。本当の悪とは何なのか。誰もが感じる現実社会と個の乖離の中で奔走する悪党たちの物語。

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    2016年02月03日
  • 新月譚

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    『空白の叫び』に続き、貫井作品十二作目。とにかく疲れた、の一言。和子が作家になるまでとても長く感じたが、作家になってからはあっという間でした!女性にとって恋愛とは毒にも薬にもなるのだな、と。まさかあんな終わり方をするとは・・。後藤和子という一人の女性の人生を描いた傑作。

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    2016年01月16日
  • 誘拐症候群 <新装版>

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    症候群シリーズ、第二作。キーワードは『誘拐』。通常のミステリとは違い、犯人、被害者、チーム環の面々などいろんな視点から事件を記述していてとても良かった。二つの事件が交錯するところなんて読んでて「おぉ、凄いっ!」ってなりました(^^ また黒幕については「いやいやいや、まさかそれはないだろと・・(良い意味でw)」 次作の『殺人症候群』にはかなり期待してます。さて、どんな結末を迎えるのだろう・・?

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    2016年03月11日
  • 鬼流殺生祭

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    【2015.12.18 追記】

    実は4年前に一度読み終わっていたらしいが、
    まったく記憶になく改めて購入(してしまい)(^ ^;

    読み進めても読み終わっても、
    まったくもって思い出す部分なし(^ ^;
    大丈夫か、俺(^ ^;

    登場人物が多く、人間関係が複雑で、
    ときどき頭がこんがらかる(^ ^;
    巻頭に系図が載ってるのが本当にありがたかった。

    舞台は、一応明治維新後の東京で、
    かなり特殊な環境下での、これまた特異な犯行。
    肥前の武家に伝わる、不思議な因習と禍々しい呪い。
    事件の根底に流れる、意外な秘密。

    かなり緻密に寝られたストーリーは面白いが、
    ややテンポが悪くて...時に冗長に感

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    2015年12月18日
  • 被害者は誰?

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    この著者の本を読むのは『慟哭』以来4年ぶりとかですが、どっちかと言うと社会派よりという印象がありました。しかし、読んでみれば本格のエッセンスが詰まった罠に満ちた良短編集でした。
    冒頭の表題作は、ありがちな仕掛けですが、その使い方が効果的かつ巧みで、まんまと引っかかってしまいました。
    そのほかの短編も、罠自体はシンプルなのに、リーダビリティが抜群なため、すらすらと読めてしまい、結果的にあっさりと騙される。というパターンが多かったです。
    そして、厭な人を描くのが抜群に巧い!読んでるこっちが殺意が湧いてくるレベルです。
    解説にもあるとおり、息抜きがてら読むのに適した本だと思います。

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    2015年09月19日
  • 新月譚

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    ところどころ、ん…という箇所あり。
    特に小説家としての生まれ変わった理由。
    んー、わからなくもないが、実感が伴わない。
    女性なら分かるのだろうか?

    とはいえ星は4つの読み応え。

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    2015年09月15日
  • 明日の空

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    これはクロウいらなかったなー!!
    これさえなければすごいいい作品だった。やっぱり筆力ある人は読ませる吸引力尋常じゃないなー。貫井さんの筆致力と叙述トリックが珍しく噛み合わなかった作品かも。でもその叙述トリックがなければ生まれない食い違いもあったし、この作品の面白さの一端を担っているのは確かなんだろうけどなー。叙述トリックにとらわれすぎて人物の性格に矛盾が生じちゃったのが残念伊坂幸太郎のアヒルと鴨の方がまだしっくりきたかな?
    青春の一ページが丁寧に描かれている。人種差別と絡めて、帰国子女ね。なるほど。無理がない。十代の恋愛観もバッチリ。

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    2015年09月15日
  • 新月譚

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    9年前に絶筆した美貌の女流作家、咲良怜花の物語。いや、後藤和子の物語といったほうがいいか。

    どんでん返しのミステリが多い貫井作品をこれまで読んできた身からすると、ほぼミステリ色を排したこの恋愛小説は異色作中の異色作に見える。実は恋愛の展開自体は割とオーソドックスで先が読めるし、咲良怜花の心情や行動に同意できない読者も結構多いんじゃないかとも思う。それでも個人的には読んでいて楽しかった。咲良怜花の放つエネルギーがどんどんページを捲らせていたような感覚がある。

    貫井さんには、是非またこういう作品を書いていただきたいと思う。

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    2015年08月22日
  • 光と影の誘惑

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    4作とも読みやすく面白かった。ただどの話ももう少し短くても良かったかも。

    特に気に入ったのは最後の話。こういうことなんだろうな、とすぐ分かってしまうけどそれでも先を急ぎたくなるのは作者の文章が優れているからなのかなと思いました。

    2作目はやや苦手。海外ドラマっぽい。

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    2015年08月17日
  • 天使の屍

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    一気読み。
    貫井作品らしく、ドロドロした雰囲気が有るものの、中学生を軸にしているためか、他の作品ほどドロドロ感・ジメジメ感は薄れている。ページをめくる手がもどかしく感じるほどドキドキしたのは久しぶりかな。

    一人の中学生の自殺に始まって、連鎖する中学生の自殺。その謎を追う父親・・・。
    何が原因で?
    連続する自殺の関係は?
    そもそも自殺なのか他殺なのか?
    等々、飽きさせない展開に徹夜してしまった。

    ただ、主人公の父親が真相を語るシーンだが、ここは満足できない。いかにして真相に辿り着いたかが描かれてないので唐突感はいなめない。

    「わかったんだよ、私には。優馬が自殺して以来、いろいろ考えたんでね

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    2015年08月09日
  • 新月譚

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    ネタバレ

    女性の一生を貫井徳郎が描くなんて。意外だけど、ハマって読んでしまった。☆4.5!

    この本はもしかしたら好みが分かれるかもしれない。正直、和子(怜花)の生き方は読んでて辛いところが多い。ただ一人の男性から認めてもらいたいがための整形、執筆。ここで木ノ下を取り巻く女性を憎んで行動に移すのなら、これは面白味のない本になったかもしれない。憎しみも哀しみもすべて内に秘め、誰にも話さず生きていく和子の姿は読んでて辛いものもあるが、ある意味、本望なのかもしれないと思った。
    彼女に好意を寄せる男性が時として現れ、頼っちゃえば楽なのに、と何度思ったことか。
    最期はあっけない。隠し通してきた彼女の人生を初めて明

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    2015年07月23日
  • 新月譚

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    物語に入り込みすぎて少し疲れてしまった。こんなに夢中になって読んだのは久しぶり。

    最後、和子はどういう想いでいたのだろう。亡くなるその日まで、どういう気持ちで生きていたのだろう。それを考えると少し切なくなる。自分の人生を幸せなものだったと思えていたらいいな。

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    2015年07月13日
  • 新月譚

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    読めどもなかなか終わりが見えてこず途中、ちょっと中だるみ感はあったが最後まで読み切るといつもより大きな感動があった。
    ミステリーではなく恋愛小説。
    美人女流作家、咲良怜花。ベストセラー作家である彼女が突然、筆を折る。作家になったきっかけから筆を折るまでの経緯を、新人編集者に咲良怜花は語って聞かせる。
    成功の影には男の姿があった。この男にどんな魅力があるのか、恋愛感情など当事者でなければわからいだろうがこの複雑な関係を維持し続けるというのは、女性から見ればスゴイ執念だと思うし、男性からすれば都合のいい女性だったのではないか?
    エピローグでは、ある程度予測はしていたが、そうくるかと感心しつつ、物悲

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    2015年06月29日
  • 転生

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    心臓移植を受けた青年が心臓の持ち主の記憶を受け継いだような気がする話。
    途中ちょっとまどろっこしいけど、話の展開は早く、飽きさせない。ラストもきれい。

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    2015年06月27日
  • 新月譚

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    貫井徳郎にしては珍しく、ミステリー小説ではなく、波瀾に満ちた一人の女性の半生を描いた長編小説。

    美貌の作家、咲良怜花の突然の絶筆を巡り、編集者の渡部敏明が覗いた彼女の過去とは…一人の男性に身を委ね、翻弄され続けた怜花の人生は果たして、幸福だったのか、不幸だったのか。

    途中からミステリーの展開に期待したが、それは叶わず。読後は物哀しさと絶望感を感じた。

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    2015年06月21日
  • 殺人症候群 <新装版>

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    2002年、貫井徳郎の症候群三部作の三作目。
    警視庁の特殊任務チーム、今度は殺人事件に挑む。
    この作品は文庫で712ページにもおよぶ大作。読む前からその分厚さに気力が萎えてしまうほど。のっけからむごい殺害シーンから始まる。どうなるの?たたみ掛けるように話が展開していきグイグイと引っぱられる。

    加害者が未成年者や精神障害者であれば殺人でもその量刑が、被害者遺族からすればあまりにも軽すぎる。その憤りをどうするべきか?法治国家であればそれに従わざるをえず私刑を加えることはできない。
    にもかかわらず加害者がその後、なぜか殺されるという事件がおこる。被害者遺族の犯行を立証できず、まさに現代の必殺仕事人

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    2015年06月04日
  • サイドストーリーズ

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    ダ・ヴィンチ編集部編のサイドストーリーズを読みました。

    姫川玲子シリーズ、榎本径シリーズ、さよならドビュッシー、天地明察、まほろ駅前シリーズなどの登場人物たちの「一服ひろば」を題材にしたサイドストーリー短編集でした。
    元のシリーズも楽しんで読んでいたので、これらの短編もおもしろく読みました。

    12編のうち半分は元のシリーズを読んでいないのですが、これを機会に読んでみたいな、と思いました。

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    2015年05月16日
  • サイドストーリーズ

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    タバコが小道具の12のシリーズのサイドストーリー。
    目的は東直己。久しぶりに「俺」に会えた。
    ちょっと、かっこよく描かれていて残念。ススキノ探偵もいいけれど
    探偵畝原に会いたいよ、書いてくれぃ、と思いを募らせた。
    姫川女史も多田と行天のコンビもDr.新条も、面白かった。
    読んでみたい本がまた増えたよ。罪作りな一冊ね。

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    2015年05月15日