貫井徳郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ評価は4。(3寄り)
内容(BOOKデーターベース)
失踪した若者たちに共通点がある。その背後にあるものを燻り出すべく、警視庁人事二課の環敬吾は特殊任務チームのメンバーを招集する。私立探偵・原田征一郎、托鉢僧・武藤隆、肉体労働者・倉持真栄。三人のプロフェッショナルは、環の指令の下、警視庁が表立って動けない事件を、ときに超法規的手段を用いても解決に導く。失踪者の跡を追った末、ついにたどり着いた真実とは。悪党には必ずや鉄槌を下す―ノンストップ・エンターテインメント「症候群シリーズ」第1弾!
特殊任務チームのメンバー設定は個性的で面白いと思ったが、個人個人は意外と喧嘩も個性も弱い。別に托鉢僧じ -
Posted by ブクログ
ネタバレ貫井さん、短編は初読み。表題作。舞台はスペインのミハス。老紳士の一人語りから始まるため、新月譚を思わせた。第三者(ジュアン)がいることで“アリーザとオルガス”の互いを想う心の描写の表現に感嘆した。最後のジュアンの敢えて言わない優しさ。二編目、ストックホルム。ビデオショップに勤めてる男と偉大な父を持つ男(彼もまた刑事)の二視点から綴られる物語。前者が殺した相手には驚愕したが、それ以上にストーリィがホント巧いわ。三編目、サンフランシスコ。三人目の夫も事故で亡くした女とそれを不審に思った保険調査員の物語。まさかの犯人に声を失う。彼は罪悪感すらなく、ただ魔法を使った?だけだと思っているよう。将来が大変
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購入済み
もう少し
結論を読者に任せるのはいいが、そのためには全ての情報を開示するべきだと思う。
主人公の「私」にはもう少しやるべき事(やれる事)があったと思う。
主人公には時間の制約があったわけでは無いので、この結末で筆を置く理由が全く無い。
さすがに文章は上手く、実際のワイドショーを見せられている気分になる。全体のテンポもよかっただけに最後の主人公の突然のあきらめ感が残念。 -
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Posted by ブクログ
「症候群三部作」の2作目。
1作目と同様、環率いる秘密組織が、連続する小口誘拐の謎を追うべく行動を開始する。
しかし、今回の主役はそちらのチームではなく、それら小口誘拐と平行して発生した身代金1億の誘拐事件に巻き込まれてしまった環チームの托鉢、武藤である。
全くタイプの違う二つの誘拐が、環の指揮の下で解明の一途を辿る。
1997年に執筆されたと後書きの解説にはあったが、当時は読む人を圧倒させるような斬新なものであったであろう犯行の手口は、今の時代には少し平凡に感じられた。これにはコンピュータやインターネットの目覚ましい発達を感じずにはいられない。