貫井徳郎のレビュー一覧
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購入済み
もう少し
結論を読者に任せるのはいいが、そのためには全ての情報を開示するべきだと思う。
主人公の「私」にはもう少しやるべき事(やれる事)があったと思う。
主人公には時間の制約があったわけでは無いので、この結末で筆を置く理由が全く無い。
さすがに文章は上手く、実際のワイドショーを見せられている気分になる。全体のテンポもよかっただけに最後の主人公の突然のあきらめ感が残念。 -
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Posted by ブクログ
「症候群三部作」の2作目。
1作目と同様、環率いる秘密組織が、連続する小口誘拐の謎を追うべく行動を開始する。
しかし、今回の主役はそちらのチームではなく、それら小口誘拐と平行して発生した身代金1億の誘拐事件に巻き込まれてしまった環チームの托鉢、武藤である。
全くタイプの違う二つの誘拐が、環の指揮の下で解明の一途を辿る。
1997年に執筆されたと後書きの解説にはあったが、当時は読む人を圧倒させるような斬新なものであったであろう犯行の手口は、今の時代には少し平凡に感じられた。これにはコンピュータやインターネットの目覚ましい発達を感じずにはいられない。 -
Posted by ブクログ
ドラマを見てからの原作。実写化ってホント原作通りにやらないよね。そんな自分らしさを出したいなら、完全オリジナルでやれ!って思うけど、それだとスポンサーがつかないんだろうね笑 だからドラマ版の高杉はあんな役どころなんだね。高杉=監督、演出家、プロデューサー・・など、ドラマ関係者の分身なんだと。だいぶキャラたちが改変されたせいで現金の調達方法など、原作とは似ても似つかないものになりそうだ・・と、ドラマの悪口はこの辺まで笑 所々に笑いありで、今までにない貫井さんを見れて楽しかった!現金の受取りはホント斬新。個人的に最後のオチは○○○だと思いましたが、ハズレでした^^;
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Posted by ブクログ
【2015.12.18 追記】
実は4年前に一度読み終わっていたらしいが、
まったく記憶になく改めて購入(してしまい)(^ ^;
読み進めても読み終わっても、
まったくもって思い出す部分なし(^ ^;
大丈夫か、俺(^ ^;
登場人物が多く、人間関係が複雑で、
ときどき頭がこんがらかる(^ ^;
巻頭に系図が載ってるのが本当にありがたかった。
舞台は、一応明治維新後の東京で、
かなり特殊な環境下での、これまた特異な犯行。
肥前の武家に伝わる、不思議な因習と禍々しい呪い。
事件の根底に流れる、意外な秘密。
かなり緻密に寝られたストーリーは面白いが、
ややテンポが悪くて...時に冗長に感 -
Posted by ブクログ
この著者の本を読むのは『慟哭』以来4年ぶりとかですが、どっちかと言うと社会派よりという印象がありました。しかし、読んでみれば本格のエッセンスが詰まった罠に満ちた良短編集でした。
冒頭の表題作は、ありがちな仕掛けですが、その使い方が効果的かつ巧みで、まんまと引っかかってしまいました。
そのほかの短編も、罠自体はシンプルなのに、リーダビリティが抜群なため、すらすらと読めてしまい、結果的にあっさりと騙される。というパターンが多かったです。
そして、厭な人を描くのが抜群に巧い!読んでるこっちが殺意が湧いてくるレベルです。
解説にもあるとおり、息抜きがてら読むのに適した本だと思います。