貫井徳郎のレビュー一覧

  • 龍の墓

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    著者の作品の中では珍しい、読後感爽やかな本と言える。
    VRゲームという現代的な要素の入った本格的ミステリ。

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    2024年06月21日
  • 龍の墓

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    たまたま2作続けて大人の「引きこもり」。人間不信から引きこもりになった主人公。邪気のない失言に正義の暴走。よくある話だけど、さらにゲームを模しての殺人事件。世間の不寛容さからVRに逃避していた主人公が大活躍。2つのミステリー楽しめ得した気分に。「どうして人はこんなにも簡単に騙されてしまうのだろう。少しでもいいから疑ってくれればいいのに」「人はなぜ他者を攻撃するのか。叩いてもいい“溺れる犬”そこまでの怒り抱える人の精神構造がわからない」

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    2024年06月20日
  • 微笑む人

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    ネタバレ

    ミステリーに謎解きの爽快感を求めている人には向かない本。作者の手のひらで転がされた挙句、最後に放り投げられたような感覚だけど個人的には好き。真実を考察するのも無粋な気がする。

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    2024年06月09日
  • 乱反射

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    「未必の故意」を残酷に描いた長編。
    本書の最後のパートで、「ノンフィクションでは描けないこと」「小説だから可能なこと」が理解できた。ノンフィクションが必ずしも事実を描けるわけではないのだ。

    前半は無関係の人物たちの日常を描いているため退屈に感じた。ストーリーとしても繋がらないので、散漫な印象。
    だが、後半に入り、事故が起きたポイントからバラバラの人生が収束していく。視点人物の新聞記者が独自調査を進めていく流れから、個々人の些細なルール違反の連鎖が重大な事故を引き起こした事実が浮き上がってくる。
    前半の退屈さは後半のパズルのために必要なパートなのだ。

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    2024年06月04日
  • 龍の墓

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    あまり評価は高くないようだけど、私は楽しめた。

    VRとミステリを絡めた作品はよく見かけるようになったが、その中では抵抗感がなく、すんなり読めた。
    RPGでドラクエとかFFをやってた世代だからか?ゲームの中でも、アバターを使って人間同士がやり取りするような内容だとついていけないので、多少のレトロ感もちょうど良かった。
    (そういう意味では、スーファミくらいでも十分だったかも)

    ゲームの中でも、ちゃんと伏線回収があって、ミステリの基本に忠実。そのぶん、現実の世界が少々薄くなってしまったけれども…

    近未来感があまりわからず、また現実の事件の解決があっさりだったので、そこはちょっと残念。

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    2024年05月18日
  • ひとつの祖国

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    第二次世界大戦後、東日本と西日本に分断されソ連とアメリカに統治された世界。その後、ソ連邦の崩壊、東西冷戦の終結に伴い再び統合された日本は、格差が固定化し、貧困が蔓延る旧共産主義国である東日本の独立を標榜するテロ組織が暗躍していた。
    意図せずしてテロ組織に関わることになった一条と彼の幼馴染で自衛隊特務連隊に所属する辺見。立場をことにする二人の友情の行方は……


    戦後日本が2国に分断されたら、という割とよくある設定のSF的手法によりながら、富裕層と貧困層の格差の固定、資本主義の行き詰まり、文明の発展と人間の進化、希望が失われた社会の行く末など、現代社会の諸問題を余すところなく描き切っているという

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    2024年05月14日
  • 殺人症候群 <新装版>

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    失踪、誘拐は少々物足りなかったが、こちらは大満足。
    しょうもない復讐ドラマが溢れてるが、復讐ってこういことだよな、と。

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    2024年05月13日
  • プリズム

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    ネタバレ

    読みやすくてすいすいページが進んだ。
    複数の視点で書かれているけど、登場人物がそれほど多くないのでわかりやすかった。
    でも、え?これで終わり?と唐突なエンディングにびっくり!
    なるほどー。結末が重要視されないとはこういうことか。
    思わせぶりな終わり方。

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    2024年05月02日
  • ひとつの祖国

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    なんと言っても日本が第二次大戦後のドイツのように東西に分離してしまうという発想のすごさに驚異を感じてしまいました。そして首都が大阪になってしまう物凄さ東京はどうなるのだ。東日本が貧民が多いなんて嫌ですよね。革命を起こすMASAKADOの驚異が良く描かれていました。息もつかさぬ展開に読む手が止まらりません。もう一気読み間違いなしの大傑作、驚異の発想の展開、一条の先行きが知りたくて続編を望みます。あなたも読んでこの驚異を堪能して下さい。

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    2024年04月10日
  • 龍の墓

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    皆さん評価厳しめですが、私は楽しめました。

    新しいジャンルのミステリなんでしょうね。
    私が書くとネタバレしてしまうのでどこが新しいかはぜひ読んでみてください。
    本筋とは違う驚きもあり、そこまでするかとエエッとなりました。

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    2024年04月04日
  • 龍の墓

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    今まで読んだことない新しいスタイルのミステリーだった。
    現実世界での殺人事件とゲームの中で起こる殺人がリンクしていてその意味を推理していく。
    残り20ページでもまだ犯人分からず、
    でもトリックが分かると消去法でそうなるのね〜。

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    2024年03月23日
  • 自薦 THE どんでん返し

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    6名の作家さん自らが推す、どんでん返し小説の決定版!短編小説ながら何れも濃ゆい内容で仲々楽しめる小説本だと思います。
    どんでん返しのイメージで読むと多少違う感じがするがある意味、どんでん返しだと思います。
    スラスラと読めて大変面白い仕上がりです。
    著名な作家さんの小説がこの一冊で読めるので大変お得だと思う。

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    2024年03月07日
  • 後悔と真実の色

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    ネタバレ

    かなりの長編ながら一気読み!
    切れ者の西條刑事の生活が途中からどん底に落ちるのがびっくりした。
    主人公の刑事がホームレスになるとは。。
    薄気味悪い連続殺人事件だったけれど、ネットの書き込み等小細工がきいててなかなか面白かった。

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    2024年03月05日
  • 龍の墓

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    貫井徳郎の最新作は、なかなか面白いプロットのミステリー作品でした!ゲームの中の世界で起こる連続殺人事件と瓜二つの連続殺人事件が現実世界で発生し、犯人がこのゲームのミステリーを巧みに利用した犯罪という内容が面白かったです!さすがは貫井徳郎という物語の視点でした!

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    2024年02月25日
  • 明日の空

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    作品紹介を読んで興味を持ち、BOOK・OFFで購入。

    なるほどなるほど。あの行動はこういう理由があったのね。
    あのときのあれは、ここに繋がるのね。
    最後まで読むと、なんの脈絡もないと思っていた文章にちゃんと意味があったことがわかる。
    わかったうえで、もう一度読みたくなる。

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    2024年02月17日
  • 女が死んでいる

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    サスペンス短編集でサクサク読める。
    短編ではあるが展開があり面白い。
    展割と予想通りの展開となるものがあったため星4とした。

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    2024年01月20日
  • 龍の墓

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    好みが分かれるだろうが、特殊設定は好きなので楽しめた。スマホなんて古いと言われる近未来。VRゲームとリンクしているかのような現実の事件。RPGをあまり知らないとわかりにくいと感じるかもしれない。引きこもりになってしまった元刑事の瀧川が、刑事をやめた原因となった過去についてやや長すぎる印象はあったが、今解決しようとしている事件のきっかけに自身を重ねる思いがあるので、必要なエピソードではあるのだろう。

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    2024年01月14日
  • 乱反射

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    モラル違反や罪には問えない様な出来事が連鎖した事による悲劇。
    やり場の無い怒り、悲しみ、寂しさなどが綴られ、どう帰結するのかと思ったが、納得の終話。迫るものがある佳作。

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    2024年01月07日
  • 罪と祈り

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    長年、街の平和の為に尽力してきた元警察官の父・辰司を何者かによって殺された濱仲亮輔は、幼少期から兄弟の様に親しかった、警察官の友人である芦原賢剛に早期の犯人逮捕を依頼するとともに、単独で殺人犯と死の真相を追う。だが、寡黙で実直な父の過去を調べるにつれて疑問は深まるばかり・・・・・・一方、賢剛も刑事として、幼少期に自殺した父・智士の父親代わりになってくれた辰司の殺害犯逮捕に全力を尽くしていたのだが、捜査は進展しなかった。
    亮輔と賢剛、そして彼らの父・辰司と智士、消せぬ過去と因縁の正体とは!?やはり私は貫井徳郎さんの作品が大好きだと再確認させられた作品です。

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    2024年01月03日
  • 宿命と真実の炎

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    幼かった時、警察に運命を狂わされたと復讐を始める誠也とレイ。
    それは警官連続殺人へと向かう。
    前作で登場した、今は元刑事の西條も高城という女性刑事から助言を求められ、登場。
    最後までどのように落ち着くのかわからなかった。
    そして復讐劇の果てにわかってくる真実は…
    もっと西條の活躍が見たかった気がする…

    2023.12.24

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    2023年12月24日