貫井徳郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本の感想も含めて、飛鳥ちゃんへ
飛鳥ちゃんを好きになっておすすめの中から
1冊目に読んだのがこの本でした!
私は、感動する話よりも、
救いのない話が好きなので、
飛鳥ちゃんのことがもっと好きになったことを
覚えています。
というのも、私は時には人生のサイクルによって
個の戦いに入る時があります。
周りは難なく生きてるように感じて
自分だけが世の中から浮いて見えます。
私の場合は、その戦いには感動した話は
連れていけないのです。
感動を励みに回復を待つことはできないです。
本のようにやれないと考えてしまい、
余計に世の中との格差を感じ、責めてしまいます。
そんな時に暗い話も戦いに持ち込めないのですが、
予防として読むことは可能だと思っています。
自分の中で、それで通っていた常識が
突然否定され、無意味になってしまったり、
突然自分に厳しくなって追い詰める時が
私にはあるようです。
元気な時に暗い話を色々読んで、
考え方や、価値観、飛鳥ちゃんの感想とか、言葉を吸収しておこう。
個との戦いに備えるために飛鳥ちゃんを好きに
なったのかなぁ。と思うことがあります。
飛鳥ちゃんの言葉は、自分に響くことが多く、
とても好きなので、
雑誌、写真集でも文章が楽しみで
1番最初にじっくり読みます。
次の戦いはいつかな。悪いサイクルには
自分までも一緒に悪くならず、
できる範囲で努力すること。
なんとか生き延びて、命を守ること。
私みたいな子もいることを思い出してください。
飛鳥ちゃんが世の中にいることで
人生に大きく貢献し、助けてくれたこと、
飛鳥ちゃんを思うだけで、温かい気持ちと
幸せに包まれること。
飛鳥ちゃんに出会えてなかったら
私は人生に対して自分に対して
めちゃくちゃ否定的だったと思います!
飛鳥ちゃんが初めてです。
私も毎日お祈りしたり、更新したり、
パワーを贈るのでお互い元気でいましょう! -
Posted by ブクログ
バブル期(昭和の終わり)に起きた未解決の誘拐事件と、現代の交番勤務警察官殺人事件が交錯し、謎が明かされる。
殺害された警察官、辰司の息子である亮輔は、父の死後に自分が父について何も知らなかったことを悟る。なぜ父は殺されたのか、立派な警察官だと思っていた父にも後ろ暗い部分があったのかと疑念を抱きつつ、調べ始める。一方、辰司の親友だった智士は28年前に自殺。だが誰もその理由を知らない。智士の息子、賢剛は刑事として辰司殺しを追う。
亮輔がたどり着いた事件の結末に、賢剛は打ちひしがれる。
なぜ智士は自殺したのか、なぜ辰司は殺されたのか。人間の思いやりと愚かさを同時に感じる作品。
「罰せられない罪はない」。まさにその通りだと、思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ小学校の女教師が撲殺されるという事件が起こった。傍にはその物証と思われるアンティークな置き時計。さらに、彼女の胃からは睡眠薬入りのチョコレートと他殺を裏付けらような証拠が。一体誰が彼女を殺したのだろうか。
章ごとに主人公(探偵役)が変わっており、その章の主人公に犯人とされた人が、次の章の探偵役となる。最初は女教師の教え子の小学生たちであり、次の章では同僚の女性。そして、元カレに現在の不倫相手と続いていく。
主人公たちから見た殺害されたと思われる女教師像はさまざまであり、そこからの視点に立った推理がなされていくところは面白かった。立場や職業によって、前提となるものや知識が違うからこその推理であった。
また、どの人も真犯人を見つけたいのではなく、贖罪としての犯人探しをしているというのも面白かった。
ただ、どの章の主人公も納得して次の主人公にバトンタッチをしているが、真犯人は謎のままであり、ミステリー作品を謳うのであれば、明らかにして欲しかった。 -
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ネタバレ才能の有無で人の価値は決まらない。
絵の才能がある母が言うことはきっと正しい。
たどそれを真実として自分の中に持って生きられるほどまだ自分はこの考えに納得はできない。誰よりも才能が欲しいから。
ただ父の劣等感もよくわかる。
だからこの嫌悪感はきっと同族嫌悪なんだと思う。
笑里ちゃんのとこはただひたすらに辛かった。
生々しく、でも淡々と残酷に進んでいく時間。
伊刈を抱きしめてあげたい。
と思ってたら親父は弱さを一応認められる人だったし、謝れる人だった。でも本質はなかなか変わらない。
澤谷の子どもの名前は笑里。
なんかここらでわかった気がする。
だからえりなはえみちゃん、っていう若干距離のある呼び方してたし、家出てくなんてことをすぐに決められたのか。
絵を描いたのは、女の子の絵を描いたのはそう言うことだったのか。色んな人と関わってきた伊刈の人生だけど、その中でも重要な母、笑里、りえなのどれかかと思っていたけど、結局美里だったのか。
でも街に描いたのは違うのかな?
いずれにせよノンフィクションライターと同じで、
伊刈への興味がなくなることなく、かつ、これだけ人生を見せてもらってもわからないことは多いんだなと。人一人の人生を見せてもらった感覚。 -
購入済み
しゃれた構成のアンソロジー
煙草をテーマに有名作家の有名小説の番外編ばかりを集めたという大変にしゃれた構成のアンソロジー。
もとの小説を読んでいれば読み返したくなるし、読んでいなければ読みたくなるという、出版社 作家の術中にはまってしまうたちの悪い本。
番外編ではあるが元の本の色合い香りを程よく保った佳作が多い。 -
Posted by ブクログ
長いぞ〜! 643ページ!
前半はのんびり読み始めましたが、中盤から夢中になり勢いづきました!! 殺人の起こらないミステリーです。二転三転ではありません、四転五転…?って感じでした。あ〜面白かった。
何度自慢するんだ?って言われそうですが(許して)先日行った、貫井徳郎さんと天音涼さんのトークショー&サイン会で購入し、そうです!サインをいただいた本です(^^)
その場での貫井さんご本人の説明もありましたが、この作品は元々、作中作の手記部分が、旧字旧仮名づかいで発表され、文庫化されていたもので、20年経った今回、その作中作が現代語となり、圧倒的なリーダビリティで生まれ変わった!というものです。
「読みやすくなったけど、旧仮名づかいだったものが、勿体無くないですか?」と聞かれた貫井さん、
「ん〜、旧仮名遣いのは、文春文庫で残ってるからいいかなって」
って、軽く明るく答えてらっしゃいました。私は現代語の方が読みやすいのでありがたいですう〜。
さて、手記部分は、時代が戦後、ということもあり、辛く暗い部分もありますが(この手記がまた長い!)作品全体を通しては、語り口は明るい印象です。いや、主人公の松嶋はむしろ、自己肯定感が低い?ってくらいのウジウジ体質ではあるのですが、大人のオトコでありながらも、成長しなきゃダメだよっ!って叱咤激励したくなるタイプだけど、でも、謎が謎を呼ぶ迷路のような中を、よく頑張りました。
やっぱり、人は一面のみにあらず、だなあ〜と感じ、でもって、憎しみや悪意を持ち続けるエネルギーがあるなら、それは別の生きる力に変える方が良いよね、とつくづく思ったのでした。
印象的だったところ少し。
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人は時として過ちを犯す。その過ち自体は許し難くとも、償おうという気持ちまで否定していいものではない。
生来の内気さが、感情の噴出を妨げたのである。その時の私はそれでよいと思ったが、今となっては強く後悔している。
なるほど、彼らの計画の根底には必ず《悪意》があるのだ。彼らにとって《悪意》は、効率よりも優先されるものらしい。
なのにわたしは、第一歩のあの日を忘れていた。(中略)なんと愚かなことか。
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まだまだ未読の作品もあるけど、やっぱり、ぬっくんは読み続けたいなあ〜と思うのでした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ*幼き日に、警察に運命を狂わされた誠也とレイ。大人になった二人は、彼らへの復讐を始める。警察官の連続死に翻弄される捜査本部の女性刑事・高城理那は、かつて〝名探偵〟と呼ばれた元刑事の存在を気にしていた。彼だったらどう推理するのか――。人生を懸けた復讐劇がたどりつく無慈悲な結末。最後の1ページまで目が離せない大傑作ミステリ*
文句なし、★5です!
前作も文句なしに面白かったのですが、主人公が堕ちて行くばかりの展開で希望が見えず、寂しい読後感でした。
が、今作は違いました。見事に前作のやるせなさを払拭してくれました。このシリーズは前後巻と捉え、続けて読むのが断然お勧めです。
ストーリー自体は、展開もスピードも人物描写もお見事としか言いようがない・・・!
初読時は、これでもかと言う怒涛の展開について行くのが精いっぱいでしたが、二度三度と読み込む内にまた違う景色が見えてきて、何度読んでも飽きさせない。
最後の一行まで目が離せない小説は久しぶり。続編に期待大です。