貫井徳郎のレビュー一覧

  • 紙の梟 ハーシュソサエティ

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    人を殺すと死刑になる世界をここまで鮮明にかつ、
    こうなりそうと言う予測の上で書き上げていて
    見事だった。
    貫井徳郎先生の想像力には毎回驚かされてばかりだが、よくもまぁ、こんなに嫌な世界を想像できるものだ。

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    2026年04月29日
  • 乱反射

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    時間あったので600ページくらいあったけど1日半くらいで読み終えました。

    齋藤飛鳥が確か乃木坂時代におすすめしてた本。
    推しが推してたので手に取ってみました。

    物語は小さなモラル違反やマナー違反により、風が吹けば桶屋が儲かる方式で、一人の子供の命が亡くなってしまうというもの。

    街路樹が倒れ、木の下敷きになり子供が亡くなる
    →その木の点検を業者が怠る
    →その業者は病的なまでの潔癖で、木の下に糞が放置されていたことにより、点検ができなかった。

    →その犬のフンを何度も放置している飼い主

    →フンを掃除してくれと市民からの要望があるも、それを無視した市役所職員

    →自己顕示欲から街路樹伐採に反

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    2026年04月29日
  • 慟哭

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    ネタバレ

    「叙述トリック」に魅了され、一時期は名作と呼ばれる作品を読み漁っていました。
    綾辻行人の『十角館の殺人』を筆頭に、『葉桜の季節に君を想うということ』『イニシエーション・ラブ』『マリオネットの罠』『ハサミ男』『εに誓って』『ロートレック荘殺人事件』『殺戮にいたる病』『向日葵の咲かない夏』……。
    名だたる傑作に触れておきながら、同等の知名度を誇るこの『慟哭』だけは、なぜか「いつか読もう」と棚上げにしたまま数年が過ぎていました。

    今回、あらかじめ「叙述トリックがある」と身構えた状態で読み始めました。
    交互に紡がれる二つの物語が中盤に差し掛かる頃、『殺意の模倣』や『イニシエーション・ラブ』にも通じる

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    2026年04月29日
  • 愚行録

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    まさに『愚行録』

    野次馬根性丸出しで一気読みしてしまいました。面白かったなあ。
    これインタビューしか載ってないけどどう着地するんだ?と思っていたら…そうきたか、という感じ。

    一家惨殺事件はそうそうないことだけど、インタビューで語られたようなマウント合戦や嫉妬心、恋愛のいざこざはどこでも誰にでも起こりうるよなぁと。
    身に覚えのある、人間の嫌なところ詰め合わせセットという感じで私は好きでした。

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    2026年04月24日
  • 慟哭

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    事件を追う刑事サイドと、新興宗教にのめり込んでいく犯人サイドが繰り返し語られる形式。
    犯人が明かされるどんでん返しの場面は、少し予想していたところもあり、驚きというよりやはりという思いがあったが、巧みに物語に引き込まれて一気読みしてしまった。
    文量が多く、馴染みのない言葉も多めな作品だが、読みにくいということはなく、少し賢くなった気にもなれたように感じた。

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    2026年04月24日
  • 崩れる 結婚にまつわる八つの風景

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    みんな「本音を言わない」。人間関係の溝や距離を表していた。自分をよく見せたかったり、すがりつきたかったり、そんな気持ちから嘘をつきまくり、結果恐ろしいことに…という展開。

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    2026年04月18日
  • 不等辺五角形

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    この小説はタイトルが素晴らしいと感じました。
    歪な五角形を呈する五人の関係の移ろいをそれぞれの証言から作り上げて行きます。思ってる事と実際の乖離が悲しいです。
    読んで良かったなと思います。

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    2026年04月16日
  • 龍の墓

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    ファンタジーと近い未来の想像と現実味の融合。
    文章も推理も難しすぎず、さらっと読めて結構好きでした。
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    VRゴーグルが普及しているちょっと未来が舞台。

    序盤では、現実で殺人事件の捜査、かたやRPGゲームが淡々と進んでいくので一体なんの関係が???
    と思いながらも読み進める。なかなか絡まない。

    その後ゲームの見立て殺人が疑われ始め、ゲームと現実、それぞれの事件が並行して描かれていく。
    面白いのは、ファンタジーの特殊設定ミステリーと現実世界のミステリー両方楽しめるところ。

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    2026年04月15日
  • 微笑む人

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    穏やかな男性が妻子を殺害。動機は「本の置き場がないから」。調べると過去男の周りで複数の事故死が起きていた。

    殺人犯の動機を考察する際つい自分が納得する動機を当てはめてしまいがちだ。
    意外にも「そんなことで」が現実だと怖いからかも。

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    2026年04月15日
  • 慟哭

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    ネタバレ

    読み応えあるのある本。警察内部の組織図、新興宗教、家族愛といった当世の社会情勢に焦点と当てた、本格ミステリ。さまよう刃を読んだ後にも感じたが、自分の子供のことで人は暴走するのは否定出来ないなと…後宗教知識が少し身についた。
    後半確かに展開が読めたが、それでもページを捲る手は止まらないほど読みやすかった。

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    2026年04月05日
  • 不等辺五角形

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    ネタバレ

    夏澄が雛乃を突き飛ばしたことを言わなかったのはわざと?梨愛の好意に気づいてての言動だとしたらなかなか腹黒い。

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    2026年04月01日
  • 紙の梟 ハーシュソサエティ

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    オムニバス作品。死刑制度に対する考え方については、現行でも賛否両論あるかもしれない。果たして自分はどちら側に立つのか…

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    2026年03月25日
  • 新月譚

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    小説家が小説家を描くこと。これだけでリアリティ溢れる作品になっていると思います。主人公の心の動きがこれでもかと表現されており感情移入して読みました。更に、昭和時代の事務所の風景等も丁寧に描かれており映像を見ているような楽しさにありました。

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    2026年03月19日
  • 紙の梟 ハーシュソサエティ

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    ネタバレ

    人ひとり殺したら死刑、という世界の物語。
    短編集というかオムニバス集みたいな感じですね。
    人格者と思われた義父が殺人鬼だった「レミングの群れ」と、表題となっている「紙の梟」が面白かったです。
    昨今しばしば社会問題となっているSNSでの私刑について、考えさせられました。

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    2026年03月17日
  • 微笑む人

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    本が増えて手狭になった、場所を取る妻子が邪魔になり排除したかった、という動機で妻子殺しをした仁藤。そんな理由で身近な親族である妻子を殺すなど、仁藤は猟奇的な殺人犯なのではないかという世間の声が続々と上がる。そんな中、仁藤のことをテーマにしてノンフィクション本を執筆することになった「私」は、仁藤を直接的に知っている職場の同僚や上司、部下、学生時代の同級生などに遡りインタビューをしていく。そのインタビューで明らかになった仁藤の人物像は、猟奇的な殺人犯とは正反対の穏やかで誰から見ても性格のいい男だった。本が増えて手狭になった、という動機は本当なのか?それとも別に動機があるのか?読者はそれが気になり先

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    2026年03月11日
  • 乱反射

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    タイトルから読み取れる話の展開ではありましたが、それぞれの心情、価値観、正義などが深く描かれているので、自分ならどうすると思わず考えてしまいました。
    世の中の出来事は、誰も悪くなくて、皆悪いのかもしれない。

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    2026年03月11日
  • 慟哭

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    物語の構造そのものが読者の認識を操作するように設計されており、読み進める中で自然に形成される前提が、ある一点で大きく覆される点が印象的だった。
    単なるどんでん返しではなく、読者が無意識に抱いていた期待や願望を利用することで成立しているため、変化の瞬間に強い衝撃が生まれているように感じた。

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    2026年04月01日
  • 乱反射

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    ネタバレ

    ちょっとのモラル違反で人が死んでしまった。
    みんなこれくらいなら、ってやってる日常のちょっとしたことが大きなことになる。
    それくらいなら罪の意識は一人ひとり薄いし、誰を責めたらいいのか分からない加山のもどかしさを考えると苦しかった。

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    2026年03月08日
  • 微笑む人

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    「本が増えて家が手狭になった」という理由で妻子を殺したと供述する仁藤。本当にそんな理由でひとを殺すのか。読み進めると謎が謎をよび、その謎を知りたくてどんどんと読み進めてしまった。最後まで読んで確かに人のことを分かるなんて無理だよなと謎を知りたいと読み進めた気持ちではない感想になって面白かった。

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    2026年02月28日
  • 慟哭

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    積読してしまっていた一冊。パラパラめくって見たときに文章が難しいかな?と思っていたが、面白すぎて一気に読めました。飽きさせない展開でとても良い読書時間になりました。人間の脆さと最後の救いのなさが印象的です。

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    2026年02月25日