貫井徳郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本が増えて手狭になった、場所を取る妻子が邪魔になり排除したかった、という動機で妻子殺しをした仁藤。そんな理由で身近な親族である妻子を殺すなど、仁藤は猟奇的な殺人犯なのではないかという世間の声が続々と上がる。そんな中、仁藤のことをテーマにしてノンフィクション本を執筆することになった「私」は、仁藤を直接的に知っている職場の同僚や上司、部下、学生時代の同級生などに遡りインタビューをしていく。そのインタビューで明らかになった仁藤の人物像は、猟奇的な殺人犯とは正反対の穏やかで誰から見ても性格のいい男だった。本が増えて手狭になった、という動機は本当なのか?それとも別に動機があるのか?読者はそれが気になり先
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Posted by ブクログ
まず言わせてもらいたいのは
タイトルと表紙がとても素敵な事
夕日の海 波に反射するオレンジの光
褪色したタイトル
とても魅力的な雰囲気で この表紙を見ながらお酒が飲めると思いました
物語の始まり方も好きで
なぜか「いやだな」と感じた、という表現がとてもワクワク感を煽りました
読み始めると一気に読み進んでしまい、時間が一瞬で溶けてしまいます
主人公が窮地に立たされた時には読んでいて目の前が真っ暗になりました
自分も職場で後輩が本当はどう思っているのか気になったり
とにかく引き込まれる 夢中になって読めるって とても幸せな時間だなって思わせてくれました。
ありがとうございます。
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Posted by ブクログ
ネタバレ貫井徳郎さんはこれで鮎川哲也賞の最終候補に残ったそうだ。でも受賞できなかった。 このミステリらしいミステリの作品がなぜだろう。
※ネタバレ注意! 以下の文には結末や犯人など重要な内容が含まれている場合があります。
そのときの受賞者は誰だったのかと調べたら、近藤史恵 「凍える島」 という作品だった。あの「サクリファイス」を書いた人だ。
この「慟哭」は新人らしくないとても重厚で読み応えのある作品だったので、受賞作はそれを上回ると思われたのなら読んでみないといけない。
「凍える島」というのはどうなのだろう。
ただ、3章目あたりで意図と展開が分った。それにしても一気に最後まで読みきるほど面白い。勝