貫井徳郎のレビュー一覧

  • 鬼流殺生祭

    Posted by ブクログ

    維新の騒擾(そうじょう)燻(くすぶ)る帝都東京の武家屋敷で青年軍人が殺された。被害者の友人で公家の三男坊九条惟親(くじょうこれちか)は事件解決を依頼されるが、容疑者、動機、殺害方法、全て不明。調査が進むほどに謎は更なる謎を呼ぶ。困惑した九条は博学の変人朱芳慶尚(すおうよしなお)に助言を求めるが……。
    卓抜な構成と精妙な描写で圧倒する傑作本格ミステリ。



    最終的にえ??
    そうなの?
    と驚きの結末です。
    楽しめますよ♪

    0
    2009年10月07日
  • 鬼流殺生祭

    Posted by ブクログ

     ゃられました。もう滅多打ちです。時代設定も、人物設定も大好きです!元公家ですよ?明治(作中では明詞)ですよ??ときめかないわけが無い!それでいて、本格(?たぶんそう書いてあった)ミステリー。私のミステリ熱が再熱しそぉです。
    当時の生活が垣間見れるのも面白いし、何気に豪華ゲストなのは“明詞”とゆぅ言葉を使いファンタジー色っぽいものを出した結果なのかなァ。。。と。
    妖怪の話も良かったです。

    0
    2009年10月04日
  • 慟哭

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「彼」パートの人は犯人かな→いや被害者の親?→やっぱり犯人なのかな、と読者を惑わせつつまさかのこの人!という結果に、十角館の殺人の一行のように驚いて声が出た
    彼のパートを読み直すと、色んな人との別れや孤独があったことを知った分、より「心の穴」や絶望感が分かる気がした

    0
    2026年08月22日
  • 我が心の底の光

    Posted by ブクログ

    簡単に言ってしまえば復讐劇の話である。ただ、読み進めていくうちに「?」というか何か違和感のようなものを感じ、読み終わって腑に落ちるという、ちょっと変わった作品で面白かった。

    0
    2026年08月21日
  • 乱反射

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『乱反射』を読んだ。

    「面白かった」と言うと、2歳の子どもが亡くなる話なので少し適切ではない気もする。ただ、どんどん先を読みたくなるし、読み終わった後にも考えさせられる。展開そのものの面白さも含めて、とてもいい作品だった。

    特に面白かったのが章立て。マイナスの数字から始まり、物語が進むにつれて数字がゼロに近づいていき、中間で「0」になり、そこからは1、2、3……とプラスになっていく。

    その中で、同じ地域に暮らすさまざまな人物のエピソードが描かれる。

    犬の糞を片付けない定年退職した男性。夜間診療が空いていると知り、ただの風邪でも毎回そこを利用する学生。責任を取りたがらない医師や市役所の職

    0
    2026年08月21日
  • 慟哭

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。久しぶりにミステリーを読んだが、本書で良かった。見事に騙された。
    佐伯=松本ではないかとは途中疑っていたが、佐伯と松本の心理戦が繰り広げられているようにミスリードされた結果だった。
    時系列がズレているのか。なるほど。
    娘を持つ親の気持ち、佐伯の人間的な不器用さに感情移入してしまう。妻からの佐伯への追及が辛かった。
    著者は良い文章を書き、難しい日本語を使うが、文章から純文学的な文章を読んで心が晴れる心地よさは感じられなかったため、星5をつけられなかった。
    ただ読みやすかった。

    0
    2026年08月12日
  • 乱反射

    Posted by ブクログ

    物事の因果関係というものの恐ろしさをフィクションながらも華麗にそれぞれの登場人物の視点で描いた良作。
    交通事故の被害も、たとえば忘れ物を家に取りに帰っていなかったら、防げたかもしれない…。などのように偶然が重なって起きてしまう、誰も責められないが、誰もが無意識に小さな責任を負っている。面白い作品だった。

    0
    2026年08月08日
  • 慟哭

    Posted by ブクログ

    この本よりも後に刊行された某ミステリと同じ構造になっており、そちらを先に読んでいたために途中からそうじゃないかな、と思っていたらやはりそうだった。ただしこちらの話の方が暗く重いテーマなので、嫌な予感が的中してしまったという感じではあった。
    物語の中心となる某団体の某支部がどう見ても自分が以前住んでいた場所にある建物で(小綺麗なオフィスビルとなっていたが実際そこにはマンションがある)、ちょっと個人的にちょっと面白かった。

    0
    2026年08月06日
  • 罪と祈り

    Posted by ブクログ

    過去と現在が交互に語られます。
    ラストまでは主に過去編がドラマチックなんですが、昭和から平成に遷移するという時代背景を色濃く描写した内容です。そういったファクター(バブル経済期)があるために、その経験の無い私は過去編の登場人物の心情、(例えば義憤から誘拐に至るまで)に完全には同調する事ができません。他にはバブル関係ないのですが下町育ちの連帯感みたいなものも、わたしは馴染みがなく理解し難いものがあります。
    それでも尚、最初から最後まで飽きる事なく一気に読み終えました。
    というのはやはり、著者が凄いという事なのでしょうね。流石です。
    面白かったです!

    0
    2026年08月06日
  • 悪の芽

    Posted by ブクログ

    読みごたえがあって、ストーリー展開にも引き込まれた。無差別大量殺傷事件からはじまり、犯人が主人公の同級生だったことから犯行まで要因を探していくストーリー。
    学生時代のいじめ問題から社会的弱者への対応、他者を慮る"想像力の欠如"が冷たい社会を作っているという問題提議のような内容。

    小説としてはキレイにまとまっていて結論も出ているし、良い方向に向かうハッピーエンド。ただ現実はこれ通りキレイにはいかない。

    犯罪者の中にはサイコパスもいるし、原因や因果関係を探っても"ただ人を殺してみたかった"という存在(人ならざる者)もいる。
    安易に手を差し伸べて関係したこ

    0
    2026年08月05日
  • 夜想

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    もっと暗くてどん底のような話なのかと思ったが意外とどん底からすこし回復したところに着地してよかった
    嘉子の話は雪籘の話と対比になっていて、相手に自分の望む姿を押し付けたすえに相手を失った嘉子と、その望む姿を押し付けていたことを反省できたからこそ間に合った雪籘ということなのだろうと思っている
    どんどん思想が偏っていく雪籘とただの1人の人間として見て欲しい遙のすれ違いに胸がつまるような感じだったし雪籘が統失のようになっているのはなんとなく想像がついた(被害妄想も)けど実際に明かされるとなんとも苦しい 目線の描写などがあるのも危ない人と言われる嘉子と雪籘は紙一重程度のところにいる、あるいは同程度の状

    0
    2026年08月02日
  • 慟哭

    Posted by ブクログ

    この本を買ったのは叙述トリックっていうものにすごくはまりだした頃で、その叙述トリックにしっかりはまりたいなという思いを持ちつつも、なかなか読み進められなかった1冊であった。
    読み終わって思うのは、私はこの本を読むまでの間に叙述トリックの本を読みすぎたということだ。色々と展開が見えてしまったり、ラストのパワーにパンチを感じなかったりしたので難しいなと思った。
    最初の頃に読んでればきっとこういう感想にもならなかったんだろうな。
    叙述トリックの本はたまに読むのがいいんだなと思いました。

    0
    2026年08月02日
  • 慟哭

    Posted by ブクログ

     宗教、連続幼女殺人事件。警察側と宗教にのめり込んでいく人間の視点、2つの視点で物語は進められていきます。そして、リンクしていく。ラストについても好きでした。良い作品です。

    0
    2026年07月20日
  • 慟哭

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    警察側と新興宗教側が短い間隔で進んでいくのが、
    読みづらいと思いながら、読んでました。
    この時点では星1にするつもりでした。

    まさか異なる時間軸の幼児誘拐事件を描いているとは分からなかったです。
    面白かったです。
    今読んでも全然色褪せないので、ぜひおすすめします。

    0
    2026年07月18日
  • 慟哭

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全くトリックに気づかなかった
    印鑑で佐伯を使うところも勝手に名前を騙ったのか?でもそうだとすると顔が通るのもあんなに報道されていたのに不自然だ……とか思ったのに
    また、佐伯が妾の子なのも別姓になるのに納得がいくし、あと財施はどこから出してるんだと思ったらそりゃお金はあるわなと思った
    2人の絶望かと思っていたからそれが1人の絶望だと思うとより重みにきつくなった 結局大元は解決はしていないし

    0
    2026年07月17日
  • 慟哭

    Posted by ブクログ

    イヤミスが大好きだけど、単に後味の悪い展開が好きなわけではない。大前提として、ミステリーの完成度が高くなければ面白くない。そして、100%悪人を出すのではなく、普通の人間の悪い部分をどうさらけ出すのかが大事。

    その点を含め、貫井徳郎さんの作品は素晴らしいイヤミスだ。

    同作者の『愚行録』を最近読み作品の傾向を知っていたので、犯人はかなり序盤で気付いてしまった。

    それでも最後まで手を止めることなく、夢中で読み進めることができたのは、犯人より犯罪までの過程の方が気になったから。

    巧みな伏線回収、丁寧な心理描写、本当に素敵な作品だった。

    0
    2026年07月15日
  • 慟哭

    Posted by ブクログ

    こうなるんじゃないかと読み進め、こうなってしまったかと読み終わった。
    殺人事件を追う警察と新興宗教にのめり込む男の2つの視点を交互に物語が進んでいき、散りばめられた点と点がどう繋がっていくかワクワクしながら読むことができた。
    最後の一行は種明かしより衝撃を受けさせられた。

    0
    2026年07月11日
  • 悪の芽

    Posted by ブクログ

    犯人が無差別殺傷事件を犯す動機となった絶望感、その深さと救いのなさが悲しかった。私達はこんな世界に生きているんだなあ、いやこんな世界を作っているんだなと思うとやりきれないです。
    ただひとつの希望はそれに気づくことなのかも知れないと感じました。

    0
    2026年07月06日
  • 慟哭

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    オーディブルにて。

    あっと驚く仕掛け・どんでん返しがあると聞いてて、ある程度ミステリーを読んできたからこそ、ミスリードを誘ってそうだ…時系列問題はもしかして…って思ってたら、犯人まではわからなくても、やはり。
    私が色々読む前に出会えてたらもっと面白かったのかなーとも思う。

    0
    2026年07月01日
  • 壁の男

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    栃木県の片田舎高羅町に、稚拙な絵が描かれた家々が並び一帯がある。町は話題となり観光客も増えている。どうしてそのようなムーブメントが起こったのか、ノンフィクションライターは訝しみながら取材を進める。
    無愛想で一戸建てに一人暮らしをする中年男・伊刈が絵描きの本人。壁には赤い女の子の絵。

    不気味なミステリーと思い読み進めるうちに、伊刈本人の回顧シーンとなる。

    彼の過去がわかっていくうちに見えてくる背景。
    後半に明かされる複数の事実。

    一気に読み進めてしまう物語だった。

    0
    2026年06月26日