貫井徳郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
VRゲームを模倣した連続殺人事件が発生します。
真似されたゲームの内容は、そこはゲームだけあ
って、現実とはかけ離れた殺され方をされてます。
身元が判明できないほど焼かれた焼死体や、見え
ない槍のような凶器で貫かれた遺体などです。
ゲームの中では究極の武器である「魔法」が使わ
れたのではないかという議論が起きます。
しかし現実でも同様の事件が起きてしまうのです。
現実では「魔法」はあり得ないです。しかしゲー
ムに見立てているのであれば、ゲームの中にも解
決の糸口があるのではないか、と睨んだ警察はゲ
ームの中に活路を見出そうとするのです。
ミステリーをエンタメの極致にまで昇華させて一
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Posted by ブクログ
ネタバレ今年初の貫井作品。簡潔に言って、最高だったわ!主に三視点から構成される。まずは"犯人"視点。最初にあげるからには特別で、この作品は倒叙ミステリなのだ!次に理那ちゃん(笑)の"警察"視点。最後に前作の主人公"西條"視点だ。これらが複雑に絡み合い、素晴らしい作品になっている。良いところは沢山あるのだが、いくつか挙げよう。高城刑事が徐々に警察官として頼もしくなっていく、サツカン成長物語。西條視点だと元刑事の再生物語としても面白く読めるだろう。次作にも続く設定だったり、終わり方だったりでシリーズ化を視野に描かれていて非常に楽しみだ。勿論、ミステリとしても抜群に面白い!犯人は既に読者に開示済みで動機の追
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Posted by ブクログ
ネタバレ【仕事の休憩時間には絶対に読むな】
凄まじい文圧
文字で殴りつけてくる
何の身構えも無しに読み進めて完全に打ちのめされた
たとえこの作品が映像化や舞台化されたとしても
原作超えは絶対に起きない
それほど構成力以上に純粋な文章力、
人の行動原理を描き切るのが抜群に上手い
本作は絶対に仕事の休憩時間など
そんな半端なスキマ時間に読んではいけない
文章に横っ面を殴り飛ばされて精神が不安定になる
なんなら午後からの業務に多大なる支障を来たす
幼い娘の壮絶な闘病生活の描写など
あまりの文圧で胸が掻きむしられる
妻となる大学時代の高嶺の花に猜疑の目を向けなければならない場面は重苦しくて仕方がない
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Posted by ブクログ
心臓にちょっと触りがあって、3ヶ月に一度、循環器内科の検診を受けています。
今日はその検診日で、病院の常として長い待ち時間を予想して、あと三分の一を残すのみとなった「転生」を読み進んでました。
読み終わって3分ほどで診察室に呼ばれた時、「じつは重篤で移植が必要…」と言われるような気になってしまいました。
これって高倉健のヤクザ映画を見終わった人が映画館から肩で風きって出てくるのと同じバージョンですね(汗)。
映画から出てきた人が数分で普通の人に戻ったように、診察室で「良好です。目立った問題はありません」で普通に戻ることができました。
ミステリー風味に書かれているけど、この小説のテーマはなかなか -
Posted by ブクログ
本の感想も含めて、飛鳥ちゃんへ
飛鳥ちゃんを好きになっておすすめの中から
1冊目に読んだのがこの本でした!
私は、感動する話よりも、
救いのない話が好きなので、
飛鳥ちゃんのことがもっと好きになったことを
覚えています。
というのも、私は時には人生のサイクルによって
個の戦いに入る時があります。
周りは難なく生きてるように感じて
自分だけが世の中から浮いて見えます。
私の場合は、その戦いには感動した話は
連れていけないのです。
感動を励みに回復を待つことはできないです。
本のようにやれないと考えてしまい、
余計に世の中との格差を感じ、責めてしまいます。
そんな時に暗い話も戦いに持ち込めないので