貫井徳郎のレビュー一覧

  • 宿命と真実の炎

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    真実と後悔の色の続編、貫井先生ならではの重厚な警察推理小説。犯人視点と警察の視点で描かれていく。前回の登場人物たちがたくさんでてきて個性も豊か。前回主人公だった西條もありがたいことに登場する。何故か村越はムロツヨシ、西條は西島秀俊で頭の中では再現されてしまった。推理小説ならではのトリックもあるが実写にしても面白そう。

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    2023年04月27日
  • 失踪症候群 <新装版>

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    症候群シリーズらしいですね。最初はよく分からないまま進み、どうなんだろ?と思っていましたが、後半は一気に読みました。ちょっと痛い表現もあったりでしたが、全体としては面白かったです。症候群シリーズの他の作品も読んでみたいです。

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    2023年04月24日
  • 北天の馬たち

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    横浜・馬車道で、母親と喫茶店「ペガサス」を営む毅志は、2階に探偵事務所を開いた皆藤と山南の仕事を手伝うことになったのだが…。緻密な伏線と感動の結末のサスペンスミステリ。

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    2023年04月20日
  • 我が心の底の光

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    父は殺人を犯し、母は死んだ。5歳で伯父夫婦に引き取られ、中華料理店を手伝いながら、空腹とともに生きた。学校ではいじめに遭った。孤独の晄が向かう先にはいったい何があるのか…。

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    2023年04月20日
  • 壁の男

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    北関東の小さな集落で、家々の壁に描かれた子供の落書きのような奇妙な絵。決して上手ではないが、鮮やかで力強い絵を描き続ける寡黙な男の生き方。

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    2023年04月20日
  • 壁の男

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    男は何故、上手くもない稚拙で奇抜な絵を家々の壁に描いたのか?紐解かれていく男の悲しい過去が、じっくりと読ませる。伊刈と梨絵子の夫婦に何か違和感を感じてたけど、最終章で そういう事だったのね‥と、驚きと納得。しんみりとした読後感が良かった。

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    2023年04月20日
  • 女が死んでいる

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    以前、ビジュアルブックバージョンで読んだが、角川文庫版の同タイトルを読んでみたら、印象が少し違った。ライセンスの藤原さんが表紙にいる本では読んでいる時に物語の男性にその印象が付くが、ビジュアルの無いもので読むと違う男性像が出来て面白かった。

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    2023年04月16日
  • 夜想

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    ぞわぞわ怖いけど、続きが気になる。
    そんな感じで読んだ。
    面白かった!
    辛い時どう乗り越えるか、考えさせられるなぁ。

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    2023年03月19日
  • 新月譚

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    『乱反射』のような多人数視点とは対極で一人の女性の生を丹念に描いたメロドラマ的作品。個人的には、こういう人の持つ資本や価値に引っ張られてしまう感覚は自分にも身に覚えがある(大して資本や価値がないだけに)。実際、その相手と価値が釣り合うかどうかは恋愛の大きな要素の一つであるし生殖本能として人類にプリセットされたものであろう。その虚飾をも剥がした部分を認めてくれる人がいるとなれば一層どハマりしちゃうんでしょうな。大河ドラマ的な入れ子になっており最後の数ページで時が経ち、怜花が和子であった頃の重ね合わせには響くものがありました。

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    2023年03月18日
  • 罪と祈り

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    ただ【殺人事件】を探るのみならず、現在の犠牲者の子とその友人、過去の犠牲者とその友人とのやりとり、心情、経緯が描かれており、なかなか奥深い作品。

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    2023年03月08日
  • 崩れる 結婚にまつわる八つの風景

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    短編のそれぞれにタイトルがついてるんだけども、、!、

    崩れる
    怯える
    憑かれる
    追われる
    壊れる
    誘われる
    腐れる
    見られる

    もうこのタイトル読んだだけで中身気になるでしょ?笑笑

    わたしはもうこれだけで一発やられました。
    中身も楽しませてくれます。いろんな
    られる。

    わたしもまんまんまと
    嵌められる
    です。

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    2023年02月22日
  • 天使の屍

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    親の前ではいい子でも、子どもは親の知らないところで悪いことをしてるし、子どもは子どもの世界での論理があるんだよなぁと改めて思った。子どもたちが危険な誘惑にのらないようにするにはどうすればよかったのだろうか…

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    2023年02月10日
  • 追憶のかけら 現代語版

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    文庫本643頁とボリュウム満点だが、終着点がどこになるのかの焦燥感で、たちまちのうちに読み終えた。
    作中作が265頁もあり、これだけでひとつの作品と言えるし、いわば「一粒で二度美味しい」とのフレーズを思い出した贅沢なミステリー小説。
    作中作が現代語版であったが、旧字旧仮名づかい版の方が、さらに戦後間もないという臨場感が味わえただろう。
    自殺した作家の未発表手記を手に入れた大学講師が、自殺の真相を究明すべく行動を起こす。彼には、妻を事故で亡くし離れ離れになっている娘と一緒に暮らすために名を挙げようという目的が。
    手記に登場する人物たちを訪ね歩くうちに、何やら複雑な謀が仕掛けられていることに。ジェ

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    2023年02月06日
  • 罪と祈り

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    幼馴染みで親友の亮輔と賢剛。
    亮輔の父、辰司と賢剛の父、智士もまた幼馴染みで親友だった。
    辰司は警察官で長く交番のお巡りさんとして勤務し、地域の人に慕われていた。
    既に引退していたが、そんな辰司が川で遺体となって見つかった。
    それを捜査することになっのは、智士の息子で刑事となった賢剛だった。
    辰司の息子の亮輔は父の死にあたり、もっと父のことを知りたいと、独自に父の過去を調べ始める。
    すると、とてつもない闇にぶつかることになった。
    知らない方がいいこともあるのか…それを知った時、どうするのか…
    衝撃が止まらない。

    2023.1.15

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    2023年01月15日
  • 新装版 修羅の終わり(下)

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     3つの物語がどうつながり、どのように収束するのか気になり一気読みだったが、すべての謎が明かされないまま終結。解説をネットで読み、ようやく山瀬の正体や物語の構図を掴むという体たらくぶり。犯人当て系の自分で推理しなければいけない小説は大好きなのに、まだまだ修行が足りないようだ。
     結局クズ刑事たちの言い訳をずっと聞かされているようだった。久我も鷲尾も強要されたり、冤罪で職を追われたりしているが、どちらも真っ当に生きてきた訳ではない。斎藤には良心の呵責を覚えるのに森岡には同じ感情を抱かず軽蔑しているし、鷲尾に関しては元から素行が最悪。もっと正義の鉄槌が下されて欲しい結末だった。

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    2022年12月29日
  • 新装版 修羅の終わり(上)

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     久々の貫井さん。公安刑事も防犯課刑事も警察がクズ過ぎて虫唾が走る。上巻ラストに降りかかる鷲尾の冤罪事件にはざまぁ、としか感じない。刑事2人+記憶喪失の青年の三者の目線で物語は進むが、どうも同じ時間軸ではないらしいことはわかる。小織が怪しすぎて、担いでるとしか思えない。色々と気になることが多いので下巻へ。

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    2022年12月27日
  • 殺人症候群 <新装版>

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    少年法、精神障害に阻まれ、加害者は法の裁きを免れる。
    更正のため、病気のため…被害者遺族にとっては到底受け入れることの出来ない現実。
    そんな怒りを請け負う者がいるのではないか…
    警視庁の特殊工作グループが動き出す。
    しかし、そこには大切な人を失い、傷付けられ、復讐したいと強く願う人たちの思いが渦巻いている。
    それはいけないことなのか…
    社会的な難しいテーマ。

    2022.12.11

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    2022年12月11日
  • 罪と祈り

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    ネタバレ

    愚かで悲しいお話だった。
    貫井さんの小説は2作目ですが、犯罪を犯した人の心の内を描くのがなんて上手なのでしょう。

    父と息子、それぞれ親友同士の親子二代の話。
    父が殺されたことで、自分は父について何も知らないことに気づく。父には大きな闇があった。
    調べるにつれて徐々にベールが剥がれていく。
    知っていいのか、知らない方がいいのではないか…。

    根っからの善人達が誘拐事件を起こしたこと、なぜ人質の子供が死んでいるのか、途中ヒヤヒヤしながら読みました。

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    2022年12月11日
  • プリズム

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    それぞれの視点で描かれるから、全てを客観的にみた読者だけが事の流れを知ってるっていうの面白いね!もう一周したくなるもん。
    正しい真相がわからないままなのが評価低いのかもしれないけど、個人的にはおもしろかった

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    2022年12月08日
  • 殺人症候群 <新装版>

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    実は、その被害者達は、重大かつ残忍な事件を起こしておきながら、精神状態の異常だったり、未成年だからという理由で、大した罪に問われないまま、社会で生活している連中だった。700ページもある長編ですが、場面が次々と変わり、展開が早いのであっという間に読み切りましたが、登場人物の大半が病んでおり陰惨な死の描写もありで読んでいて気が滅入りました。

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    2022年10月08日