貫井徳郎のレビュー一覧

  • さよならの代わりに

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    ネタバレ

    幻冬舎文庫の「心を運ぶ名作100」で重版されたものを購入。
    「慟哭」や「症候群」シリーズでしか作者を知らなかったので、軽く明るい文体に引きこまれた。
    あとがきにもあったけど、徹底的に無意味な物語である。
    結局歴史は変えられず、祐里は消えてしまう。
    そのあがきにも見える必死さが次第に心を打つ。
    理屈にはあわなくても希望を持ってしまう人の心のありようが切ない。
    祐里がなかなか事情を説明できないわけが、圧倒的な孤独を伴って伝わってくるラスト。それを受け止める和希はひとつ成長するのだ。智美さんがもうちょっとガッツリ絡むのかと思ったけどそういうわけでもなかったのがちょっと残念。

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    2011年08月30日
  • 悪党たちは千里を走る

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    個人的に好きな一冊。

    貫井徳郎と言うと暗めの犯罪小説のイメージが強くなってきたが、被害者は誰?や本書のような、コメディタッチの作品も面白い。
    巧の計画話からの展開がスピーディで飽きさせず、一気に読んでしまった。

    巧帰宅後、両親と刑事さんがどうなったのか気になる…!

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    2011年06月16日
  • 迷宮遡行

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    暴走族、マフィア、クスリ・・・
    妻の行方を探し始めたという出だしから、なんでこんな展開に!?といった方向に進んで…
    友人の死が哀しかった。

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    2011年06月10日
  • さよならの代わりに

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    駆け出しの役者・和希の前に現れたのは
    劇団のファンだという魅力的な女性・祐里。

    そんな彼女から不思議な頼み事を受ける。
    劇団の女優・圭織の控え室に誰も入れないで欲しい。

    理由も分からないまま、
    彼女の真剣な眼差しに負けその依頼を受けることに。

    しかし、一瞬の隙を突かれ圭織は殺されてしまう。

    なぜ祐里は圭織が殺されることを知っていたのか。
    そんな疑問を抱いた和希に彼女は驚きの一言を告げる。

    《私、未来から来たの》

    和希はその言葉に戸惑いながらも
    歴史を変えるべく奔走する祐里に次第に惹かれていく。

    事件の真相に迫ったとき和希はその悲しい決意を悟る。
    貫井作品には珍しい甘酸っぱいSF青春ミステリ。


    タイムスリップものということでキャラメルっぽい。
    「クロノス」や「アンフォゲッタブル」的な要素も。
    しかもヒロインがの名前がユーリ。
    祐里がユーリで和希がコーキチ(笑)なイメージ。

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    2010年09月07日
  • 鬼流殺生祭

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    明詞時代、ご一新の混乱残るなか由緒ある武家で起こった殺人事件を、好奇心旺盛な有閑公家が調査して、博学で病弱で奇人な武家の若隠居が推理する話。

    おもしろかったです。トリックはそんな凄くないんですが。心理面が良いです。
    一部歴史とリンクするお遊びもあります。
    鬼の話はQEDとかで今ではお馴染みですが、やっぱり好きなので良いです笑。
    ラプラスの悪魔とか不確定性理論みたいな埃の話とかシュレーディンガーの猫ぽい話とかもおもしろかった。

    ただかなり京極堂ぽいです笑。

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    2010年07月29日
  • 夜想

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    貫井さんの小説は、個人的に合う合わないがはっきりするのですが、この本はとても楽しめました。話は重いのですが、最後には感動が待っています。

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    2012年08月04日
  • さよならの代わりに

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    ラストはともかく、続きが気になってしょうがなかったのは久々かも。未来から来たと言う少女の言い分は真実か、虚言か?事件の犯人は、そしてその背景は?
    少女の小悪魔的な言動が軽快に感じられるところも良い。

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    2009年10月04日
  • 鬼流殺生祭

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    明詞シリーズ第1弾。
    維新の騒擾燻る帝都の武家屋敷で青年軍人が殺害される。
    容疑者,動機,殺害方法,全て不明。
    被害者の友人で公家の三男坊・九条惟親は事件を調査し始める。
    九条が助言を求める博学の奇人・朱芳慶尚。
    朱芳は事件から手を引くように言うが,やがて悲劇の真相が…。
    文頭にはポーの「モルグ街の殺人」が挿話として書かれ,
    座敷の埃,生きているけど死んでいる猫など,
    京極堂のような論理的挿話,
    朱芳は病弱のため,話を聞くだけの車椅子探偵的な設定,
    あらゆる要素が盛り込まれ,著者の技術でうまく融合されている。
    角蔵や金之助など著名人が端役として登場する点も楽しめた。

    0
    2009年10月04日
  • 迷宮遡行

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    ネタバレ

    "あなたとはやっていけなくなりました。ごめんなさい。私を捜さないでください"
    突然、置き手紙を残して姿を消した絢子。
    決定的な理由が思い当たらず、呆然とする迫水。
    どうしても、諦める事が出来ず、絢子を捜し始めるのだが、その行く手には、何故か暴力団の存在が…。
    絢子は一体何者なのか? そして、迫水は絢子と再会出来るのか?

    "『慟哭』の次は、これを読め!"
    書店(…というか、出版社?)に乗せられているような気がしますが、素直に買ってしまいました。
    『不夜城』はたまた『新宿鮫』か!?
    …てな感じですが、私は別に嫌いじゃ有りませんよ?
    『慟哭』よりはインパクトに欠けますが、これはこれで良し。
    『烙印』の全面改稿らしいですが、『烙印』の方は、残念ながら読んでません。
    最後は、予想外の展開でした。
    あれほど逢いたいと思って捜した絢子より、後藤の命の方が重かったというのが、意外といえば意外。
    少なくとも、絢子の自殺を止める位の事はすると思ったんだけどなぁ…。
    んー、まぁ、最後の選択がどうあれ、自分もどうせ…(以下省略)。

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    2016年06月24日
  • 鬼流殺生祭

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    まだ読んでる途中だけど、結構ハマったかも。私的には登場人物がいい!マンガになりそうなキャラだ。明治のパラレル「明詞」が舞台っていうのも魅かれるなぁ。後半どうなるか楽しみ。

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    2009年10月04日
  • 慟哭

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    色んなところで、高評価だったので拝読。

    2つのシチュエーションがいつまでも続く事に、どう繋がる?と思っていたけど、それが繋がった時は、確かに衝撃!
    朝の通勤時に読んでいて、更に駅に到着するタイミングだったので、え?は?と笑

    そういうこと!
    って思ったけど、なんか全部の伏線って回収されてんのかな?とちょっと消化不良的な感じもあり。
    私が読み落としているとか、読み取れてないから?かな?

    衝撃はあったものの、自分の問題かもしれないけどスッキリ感が足りなかったので★3かな。

    0
    2026年10月02日
  • 慟哭

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    ネタバレ

    うーん
    いや面白いし読みやすいんだが
    評価しづらい

    こっからネタバレ

    叙述っぽさは最初から感じた。
    あーこれ両方同じ人かもって、時系列違う感じやなって
    ただ殺人始まって、ん?ってなり
    違うのかなーってなったけどやっぱりそうだったのかって感じなんだけど
    最初の犯人わからないのは違くない?

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    2026年09月29日
  • 罪と祈り

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    昭和の終わり(過去編)と平成(現在)のお話が順繰りで進んでいく物語。
    父親を殺された息子が話しを進めて行く現在パートからスタートする。
    過去パートはその父親のお話がメインとなるのだけれど、まぁ、過去パートは読み進めるのがつらかった。悲しすぎる。
    でもなんだかんだページを繰る手は止まらず読めてしまった。

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    2026年09月26日
  • 悪の芽

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    人の全ての側面を見ることは難しいし、見たくないものを見ようとしたり先入観を取り払おうとすると、何かしら影響や責任を引き受けなければならない
    知ってしまうことと知らないままで生きていくのとではどちらがいいのか

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    2026年09月20日
  • 不等辺五角形

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    ずっと友人の証言、過去話で進んでいく話。同じ時の話でも人によって見方が変わる。
    しかしめんどくせぇ関係と思いなが読み進め…。仲良いグループに恋愛出てきたら破綻するよね笑

    特に驚きもなく終わった印象。

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    2026年09月20日
  • 邯鄲の島遥かなり(上)(新潮文庫)

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    読みやすく面白い章と、ただ長いだけと感じていまうような章とあり、「ああ、これが3巻もあるのか」と感じながらも、なぜか読み続けてしまう、そんな魅力のある小説。やっぱり続きが気になるんだよね。

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    2026年09月18日
  • 慟哭

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    おもろかったが
    中盤で
    犯人わかってしまって、その答え合わせをする度に間違いないてなり、どうやってコイツに仕立てるのか楽しみやった。

    ヒントは映画化は無理や

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    2026年09月16日
  • 悪の芽

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    いじめた人がここまで自分ごととして、責任を感じることは少ないんだろうなーと思ってしまった。

    何も感じないか正当化して誤魔化しているような人が、いじめをすると思ってるから、特に自分が率先していじめていたわけじゃないのに、ここまで感じるのは、いじめる人の中ではかなり善人な方と思った。

    何も解決したわけでもなく、なんとなくらモヤモヤして終わったけど、途中は先が気になって、ハラハラした展開だった。

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    2026年09月06日
  • 誘拐症候群 <新装版>

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    ネタバレ

    失踪、誘拐、殺人の症候群シリーズ2弾。表紙を並べてみると直線からどんどん歪んでいく、話もそうなのか。インターネットが流行りだした頃の設定なので牧歌的、家族写真や勤務先を載せるって。昔、通信を繋いで接続して電話料金が高くなるから切断して、の時代を思い出した。被害者が支払えそうな500万円ほどの身代金の事件と高梨の一億円。托鉢僧武藤が高梨の身代金を運搬、奪われ子どもは戻って来ず。嫁も(その血が入った)孫も可愛くない祖父、酷すぎる。シリーズ物はすべて読破したい派だけど3作目どうするか?

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    2026年09月01日
  • 慟哭

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    連続幼女誘拐殺人事件。それを追う捜査一課長の話と宗教にのめり込んでいく男の話が交互に展開される。なかなか尻尾を出さない犯人。逮捕は今か今かと読み進めると、えー、そんなの!騙されました。

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    2026年08月29日