貫井徳郎のレビュー一覧
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ネタバレ佐伯英男
警視。捜査一課長。押川英良の隠し子。
石上恒也
警視。警察庁警務局監察官。
北村沙貴
幸せを祈る女性。白光の宇宙教団。
丘本重雄
警部補。警視庁刑事部捜査第一課。
斉藤奈緒美
昨年十二月十日から行方がわからなくなっていたが、遺体で発見される。多摩市在住。六歳。
香川雪穂
昨年十月十五日から消息が途絶えている。東久留米市在住。
甲斐健造
警視庁刑事部長。
三浦
健康と幸せを祈る男。福音の聖教教会。
北岡
巡査部長。東日野署。三十前。
佐伯の妻。警察庁長官のひとり娘。
押川英良
元法務大臣。
佐伯潤一郎
警察庁長官。佐伯美絵の父。
斉藤奈緒美の母
福音の聖教教会 -
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読んだ本 悪の芽 貫井徳郎 20251206
嫁さんのお下がり本。
小学生のころの同級生が大量殺人事件を起こす。その同級生を不登校まで追い込んだいじめの原因者が主人公で、自らの責任、自己嫌悪、社会的制裁への怖れとか色んなものを抱えながら犯行の動機を探るってお話。いじめてたことがばれて公表されると社会的に抹殺されるっていうSNS時代のサスペンスを絡めて、結構先がどうなるのか気になって一気に読んじゃいました。
なんだかんだ言って、SNS上の匿名の世間は無慈悲だけど、実在のリアルな関係者たちには情があるというか救いがあるというか、正直ラストはうまく呑み込めなかったんだけど、ホッとした感で終わ -
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ネタバレ人ひとりを殺したら死刑になる世界の連作短編
この本を手に取ったのは、最近SNSで蔓延している私刑について、それがどうというわけではないけど、それが行き着く先の一つとしてこんな世界もあるかもなとか思ったから。
あと、ずっとエンタメ100%の小説ばかり読んでいたのでたまにはエンタメの中に社会的メッセージありそうな作品を読みたくなったから。
勝手にメッセージ性の強い作品である思っていたけど、実際そんなことはなくて、ただ人を殺したら死刑になる世界線の事件の話。
無論そのルールの弱点(殺さなくても両腕切り落として眼球くり抜いて舌切られたら殺してるのと同じじゃない?とか、過失で殺しちゃったらどうなのと -
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5人の幼なじみ。別荘で旧交を温めた夜、一人の女が一人の女を撲殺し、その罪を告白する。後日弁護士が残された2名の男と1名の女に真相を知るためインタビューする、その書き起こしという体裁のミステリー。
3名とも加害者は5人の中で最も殺人を起こすような人物ではないと語り、幼なじみ同士恋愛関係はないと語るがしかし…。
てっきり当夜何が起きたのかを検討して事件の真相を明らかにする展開になるのかと思ったら、始終グループ内の相関関係が二転三転明らかにされていくという展開だった。タイトル通り、5人相互の不当辺な距離感の関係が描かれてました。
ところで犯人の女性は父権主義など旧弊な価値観を嫌っていて、昔な -
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複数の人物からのアプローチ、無関係と思われる人物らの以外な接点、点が徐々に繋がり線になっていく展開は著者の得意とする手法であり、本作でも持ち味が発揮されている。
だが、部分的な繋がりを見せるが全てが完璧に絡まり合う事はなく、少しモヤモヤする章が多い。また似たようなエピソードがあり、必要性に疑問を持ってしまう章もあり後半で失速気味。
また、終盤で物語の肝である「最初のトベ」が明かされるが、違和感を覚える章があり多くの読者を途中で気づくはず。
消化不良の部分も多いが、テロを起こすレジスタントの行動心理には現代日本が抱える問題が数多く内包されており、フィクションと思えないほど真に迫った内容だっ -
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ネタバレオチが綺麗すぎて、微妙だった。「時系列がずれている、主人公が犯人」というのは、なんとなく予想がついてしまったし、現実離れしすぎていてミステリーとしては無理があると思ってしまった。同列の時系列に見せるためのミスリードが荒く感じてしまった。「娘を殺された元警視課長が現警視課長の娘を狙う」というのが特にしんどすぎるなと。しかも単純に話に展開があまりなく、終始冗長に感じてしまった。謎が最初から最後まで、「犯人は誰か」のみだったため、物語に推進力がなかったのだと思う。自分の地元がこき下ろされていたのは面白かった。愛人の負けん気の強さと繊細さが魅力的だった。
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ネタバレ「慟哭」「乱反射」以来の貫井徳郎さん。
関係者の証言から殺人事件の真相に迫るホワイダニット(なぜ犯行に至ったか?動機は?)の作品。マレーシアのインターナショナルスクールで出会った幼馴染の五人の内の被害者以外の四人が弁護士に証言していくという羅生門形式で物語は進む。
一見すると五人の関係は、仲良しグループとして平穏な均衡を保っているようで、タイトル通りに「見事なまでのすれ違い。五人の距離は、ひとつとして等間隔ではない。いびつな五角関係。」ということが次第に明らかになっていく。
その過程でのエピソードが、個人間の愛憎劇よりも帰国子女という背景からか?日本の伝統的な家族観や人間関係とリベラルで個人主