貫井徳郎のレビュー一覧

  • 愚行録

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    湊かなえさんみたいな感じがした。
    それぞれが語る人物像と兄妹の話と事件がどう繋がるのか、全然読めなかったけど最後まで読むとそういう事かとわかる。
    映画はどんな風になっているのか観てみたい。

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    2017年08月14日
  • 愚行録

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    幼い兄妹を含む一家四人が惨殺される事件が起き、証言者のインタビューで話は進む。インタビューが進み、事件の概要や被害者の情報は得られが、被害者の人物像が出来上がってきても、些細な怨み、妬みは出てくるが、どれも殺される程の物ではない。証言者が変わるごとに、幼い兄妹の証言が挟まれ、謎を深める。
    自分が何かを知ったときの驚き。オススメの一冊。

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    2017年08月12日
  • 私に似た人

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    ネタバレ

    テロを起こす人、被害者、その家族、憤りを感じる人、行動できる人、傍観者。。
    テロを通して、様々なタイプの人間が描かれる。私はタイトルの意味は、あなたはどのタイプ?と聞かれているように思えて、背筋がぞくぞくした。私は、、、。

    最後の話が良かった。復讐を実行したら、悲しみの連鎖はいつまでたってもなくならない。誰かがその犠牲になるのではなく、そういう環境を元から作らないこと。それが大事なんだろうな。

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    2017年08月03日
  • 私に似た人

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    ◯私に似た人
    最初の一文から心が揺らいだ。テロが始まったのは2001年のアメリカ同時多発テロが最初だろうか。
    今まで何度のテロがあり、今では驚きも少ない。
    何故慣れてしまったのか、慣れていい事なのか。
    スマホも同じ。社会の変化はいつの間にか起き、気づいてみれば当たり前になっている。

    世の中の全ての事象に右か左のどちらかひとつの結論を出す必要があるのだろうか。

    テロを起こす人の気持ち。テロを批判する人は、弱者が見えていない人たち。
    たった1つの失敗や挫折が時には取り返しのつかない事になる。自分には考えられないこともその人にとってはかけがえのない事もある。

    日本人のダメなところは考えない所

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    2017年07月23日
  • 後悔と真実の色

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    社会を震撼させる、連蔵殺人事件。ネットでの殺人予告、実況を大胆不敵にも行う謎の犯人”指収集家”。若い女性を襲い、死体から人差し指を切り取る殺人鬼。 殺された女性の共通が、犯人へたどり着く唯一の鍵。捜査一課のエース西條と挑発する犯人の熾烈な攻防は驚愕の結末へ。。息詰まる上質のサスペンスと圧倒的な密度でヒューマンドラマを内面からえぐる筆致。さすがの周五郎作品ですよー。

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    2017年07月08日
  • 北天の馬たち

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    『追憶のかけら』に続き、貫井作品15作目。ヨコハマ探偵物語。解説者も書いておりますが、自分が知っている街が出てくるとわくわくしますね^^ 皆藤と山南の探偵二人の友情、その二人に憧れを抱き、少しでも認められたいと奮闘する毅志、キャラクタたちがホント魅力的だ!探偵たちの昔語りにはちょっとうるっと来た>< 結末がああだったから…。エピローグはあれで良かった、と思う。表紙の輝く三つ星は聡一、淑子、芽衣香、下の街灯二つは皆藤と山南だと思った。

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    2017年06月17日
  • 私に似た人

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    明日の日本の話。
    そして、明日の自分や隣人の話である。
    寛容さのなくなったこの国の近未来の物語と言えるかもしれない。

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    2017年06月16日
  • 誘拐症候群 <新装版>

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    録画したドラマ見終わりました。
    DVD版がないのでこちらで登録。
    原作は累計45万部を越える貫井徳郎の3部作「失踪症候群」「誘拐症候群」「殺人症候群」。
    シーズン1で、玉山鉄二主演。
    1話完結ではないので、見るなら全話をおすすめ。小説も読んでみたくなりました。
    シーズン2がWOWOWだから見れないのがザンネン。

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    2017年06月13日
  • 警官の貌

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    『常習犯』今野敏ーこんな世の中だといいのに、と願ってしまう敏ちゃん節。
    『三十九番』誉田哲也ーうぁー、あるのかもー。抑圧ってこうはじけるのか。
    『シザーズ』福田和代ー長編向き?城氏の家庭の事情がそうとう邪魔な気が。
    『見ざる、書かざる、言わざる~ハーシュソサエティ』貫井徳郎ーふむ。設定がこうだとしたら、こう進むかもな。でも海外に弱いから、日本人。

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    2017年06月13日
  • 後悔と真実の色

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    本当に仕事ができる人は周りのことは気にしない、その通り。

    感情という代物は人を傷つけるガラスの破片のようなもの。

    人間はあらゆる面で自分より優れた者と出会った時、どのように感じるものなのだろうか。
    敗北感に打ちのめされるのか、純粋に格の違いを認めて白旗を揚げるのか、相手を己の理想とし、近づくために努力を重ねていくのか。それとも、、、醜い嫉妬か。

    インターネットの普及にて検挙率激減

    西條の言葉『損得なんて考えた事はないんだよ』
    自分の仕事以外にも口を出し、言われた方は不愉快になり嫌われるかもしれないのに。

    役職を自分の力と勘違いするものがいる?
    人が生きていくのに大事なのは知識でも、地

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    2017年06月08日
  • 殺人症候群 <新装版>

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    途中まで騙されていたことの悔しさは置いておいて、凄まじい内容に一気読み。加害者の復讐という解決出来ないテーマをかなり掘り下げて描いていて読み応え充分だった。

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    2017年06月03日
  • 転生

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    貫井さん初読み。
    心臓移植がテーマやから難しいかと思ってたけど読みやすかった!個人的に人体実験は賛成派。

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    2017年05月31日
  • 後悔と真実の色

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    これはなかなか!いい!男の戦い!!分厚いけどさくさく読めた。途中もしや?とは思ったが笑笑。いい味でてる。ハードボイルドだな。

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    2017年05月30日
  • 新月譚

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    2017.5.15-44
    女性に対して不誠実である木之内の為に小説を書きまた筆を折る怜花の半生。ミステリーとは違う方向性であり重みもあるが一気読み。

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    2017年05月15日
  • 新月譚

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    【内容紹介】

    美貌と壮絶な作品世界で一世を風靡した作家、咲良怜花。だが彼女は突如として筆を折った。なぜ彼女は執筆をやめたのか。彼女が隠し続けてきた秘密とは何か。沈黙を破り、彼女は語り始める―目立たない娘だった彼女を変貌させた、ある男との恋の顛末を。恋愛の陶酔と地獄を活写し、読む者の呼吸を奪う大作。

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    2017年05月03日
  • 愚行録

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    一家四人惨殺事件を追うルポライターのインタビューに応える事件関係者(被害者の知合)の言葉の積み重ねで構成され、途中二人兄妹の妹の兄に対する言葉がいくつか挿入されている。この妹の言葉がキー。アガサ・クリスティの「アクロイド殺し」の最後に匹敵するかも・・・
    映画も是非観てみたい。

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    2017年05月01日
  • 後悔と真実の色

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    久しぶりに約700ページ読破。
    始まりもっと簡潔に!面白くない。中盤から興味津々。
    後半は止まらなくなる!途中、何となく犯人がわかるが、それより西条が気になってしょうがない。読破して後日談はないけど西条のこれからの思い理解できる。
    上ズラだけで人を判断してはしっぺ返しを食らいます。
    私は常にそんな事を考えて…あっ!!笑

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    2017年04月24日
  • ミハスの落日

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    貫井作品の中で珍しく今作は全編、外国を舞台にした短編小説だ。

    日本人作家が書く海外を舞台にした作品(しかも登場人物の殆どが外人)というのは、さながら外人作家が日本を舞台にした作品を書くことに等しく、そういったシチュエーションには個人的に僅かながらの不安感を覚えてしまうのだが、読み終わった今ではそれも杞憂に過ぎなかったと思う。

    もちろん読後感の重さに定評のある貫井作品のスタンスは健在だ。

    観光小説的なパートと話の核心を織り成すミステリーパートの陰影がしっかりしているので、海外に行った気になりつつミステリーにソワソワしながら結末に打ちのめされるという重層的な読書体験ができた。

    完全に著者の

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    2017年04月27日
  • 殺人症候群 <新装版>

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    理不尽に他人の命を奪った者は罪を償えば許されるのか?
    そもそも罪を償うとはいったい何を指して言うのか?
    誰がその罪を許す権限を持っているのか?
    答えのない問題を突きつけてくるような・・・そんな物語だ。

    愛する者が突然に奪われたとき、その死を受け入れることが簡単に出来るはずがない。
    わずかでも救いがあるとすれば犯人が逮捕されることぐらいだろう。
    だが、犯人が未成年の場合、その氏名すら被害者家族は知ることが難しい。
    加害者側からの謝罪すら受けられないこともあると聞く。
    少年法とはいったい誰を守る目的で作られたものなのだろう。
    「更生の余地がないとは言えない」
    この言葉で加害者の人権は法の下で守ら

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    2017年04月13日
  • 誘拐症候群 <新装版>

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    前作で気になっていた托鉢僧武藤に焦点が当たった今作。後半犯人が追い詰められていく過程が面白かったです。武藤は今後も環の仕事を手伝うのか?それにしても、環がどんな人物か謎が深まるばかり。三作目も積んでるので読もうと思います。

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    2017年04月07日