貫井徳郎のレビュー一覧

  • 光と影の誘惑

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    ネタバレ

    短編集、というか中編に近いのかな。1話1話はとても読み応えがある。

    最初の「長く孤独な誘拐」が一番好みだったけど、ラストが物悲しく(貫井さんらしいけど)、やるせない気持ちになる。
    2番目の「二十四羽の目撃者」がいつもの趣向と違う気がする。部隊がアメリカだからなのか、翻訳されたものを読んでるような。

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    2013年12月02日
  • 転生

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    心臓移植手術を受けた和泉は術後数々の不思議な体験をし
    それがドナーの記憶によるものと確信し自分に起きている謎を探る。


    よくある臓器が持つ記憶にまつわる話で
    ドナー家族とレシピエント間に生まれる絆系の物語かと思いきや
    なんという展開か…!
    前半はのろのろ読んでいたけど後半になるにつれてバッチリ引きこまれた。
    私は健康に生きてきたから想像もつかないけど
    臓器の記憶ってきっと本当にあるよねー。

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    2013年09月14日
  • 転生

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    最近は色々な臓器を移植するようになったが、改めて移植のことを考えさせられた。
    今よりもっと色んな事が解って、将来臓器にも記憶の再生をさせることがあるようなことがわかったら、ドナーの死とはどうなるんだろう。
    臓器が他の人の身体の中で生きている場合、死とは言えないんじゃないかと・・・
    色んな事が混乱する気がする。

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    2013年08月02日
  • 明日の空

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    青春恋愛小説かと思いきや、ちょっとしたミステリー要素も含まれていて面白かった。読者の先入観をうまく利用したトリックだった。トリックに関しては賛否両論あるようだが、私は違和感なく読むことができた。ただ、小説だからできる技であり、映画化などは難しい印象を受けた。小金井くんの行動はある意味常軌を逸しておりリアリティは欠けているが、小説と割り切って読めば、すんなりと受け取ることができるだろう。心温まる良いお話だったと思う。

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    2013年07月16日
  • 被害者は誰?

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    貫井さんの小説にしては、かなり軽い読み物。
    探偵役の小説家も「美形・根性悪・ベストセラー作家」という非の打ちどころがないキャラクター。
    しかし、内容はしっかりとしたトリックで読ませる。
    読みやすいのに、面白い!
    短編仕立てなのも読みやすい。
    ミステリー初心者にもマニアにもおすすめできる一冊です。

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    2013年06月19日
  • さよならの代わりに

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    ネタバレ

    タイムトラベラーものは僕自身「夏への扉」位しか読んでいないというのもありますが、少し変わった設定で面白いと思いました。内容は突然現れた主人公を知るという謎の少女と直後に起きる殺人事件の真相調査。徐々に明らかになる少女の正体と目的、理不尽で絶望的な結末。ラストは切なくやりきれないが、読み終えた後の余韻は気持ちのいいものでした。

    貫井徳郎さんと言えば推理小説。しかしなにも知らない私は本作が貫井さんデビューでした。慟哭や転生等を後に読みましたがやはり貫井さんはなんというか重厚な文章の小説が多く本作は結構異端な印象です。その分他の作品より読みやすかったとおもいます。

    本作のテーマは青春恋愛、ミステ

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    2014年05月16日
  • 夜想

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    人はみな誰かに依存して生きている。
    誰かに救われたいと願っている。
    でも自分を救えるのは自分だけなのだ。
    そう教えてくれる本です。
    悩んだときにまた読みたいです。

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    2013年06月04日
  • 光と影の誘惑

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    ネタバレ

    短編だけど非常に濃い作品ばかり
    個人的には、「長く孤独な誘拐」、「光と影の誘惑」が好きかな。

    特に「光と影の誘惑」は長編で、読んでみたいです。

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    2013年06月12日
  • 明日の空

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    貫井作品の中でも珍しい青春小説仕立てのミステリ(私の記憶ではない、と思う)。
    英語表題のIt will be fine tomorrowが、この小説の核でもある。
    ずっと貫井作品を追いかけてきて、生まれて初めて買ったサイン本がこの作品というのは本当に何と言う縁かと思う。
    ずっと心をテーマにミステリを書かれている貫井作品に魅せられて、不条理な心のあり方を描かれる方がむしろアリだと思う人間なのだが。この作品もまたアリ、そう変えて行きたくて日本に帰ってきた人間には何と言うタイミングで心に響くか……。
    各作品には読者にとっての読み頃があると思う。
    まさにこの作品は、私にとって今読んで正解。
    幸せな時間

    0
    2013年05月25日
  • 明日の空

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    無理があるところもあるけど、面白かった。何より色々日本人として考えないといけないことを沢山含んでいると思う。良いところも当然一杯あるけど、独特な陰湿、妬み、それらを根本とした差別を何とかしなければね。

    0
    2013年05月20日
  • 明日の空

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    明日の空が青いことを夢見て
    バトンをだれかに渡し続ける。
    「ちょっといいこと」を繋げていくことの尊さを
    噛みしめておきたい。

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    2013年05月19日
  • 天使の屍

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    ネタバレ

    息子が突然飛び降り自殺した。それから父の捜査が始まる。良い子だった息子が自殺した理由はドラッグや裏ビデオに出演していたことがばれたため。残った友達も次々と自殺していく。最後に生き残った祐の言葉が印象深い。

    0
    2013年05月13日
  • 夜想

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    ネタバレ

    人の心は弱いんだなぁ、と再認識を繰り返しながら読み進んだ。
    登場人物の誰もが、他人に依存している。
    新興宗教に群がった人たちなので仕方ないといえば仕方ない。

    出て行った娘、亜由美を支配し続けようとする母親の身勝手さに、彼女登場する度に辟易した。
    北條メンタルクリニックは衝撃の結末だったが、貫井さんの本を読んだ満足感を一番色濃く味わえた瞬間でもあった。

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    2013年05月11日
  • 光と影の誘惑

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    ネタバレ

    貫井さんの4編からなる中編集。
    どれも密度の濃い作品ばかりで、それぞれ違った面白さがあり、
    ある程度予想して読み進めていたとはいえ、
    最後にはあっと驚かせられました。
    シリアス路線もコメディタッチの話も、
    長編も短編も、どちらも面白い作家さんだと感じます。

    0
    2013年05月03日
  • 転生

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    最後少しあっさりした感もありますが、最後まで一気に読んでしまいました。

    さわやかな読後感です。この先に希望がもてそうな。

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    2013年03月09日
  • 転生

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    心臓移植を受けてから趣味嗜好に変化が生じ、会ったこともない女性の夢を見るようになった主人公。これはドナーの記憶なのではないか? そう考えて探索を始めるが、探し当てたドナーは新しい嗜好や夢の女性とは無関係の人物であった。果たしてその真相は?


    臓器移植の結果ドナーの記憶を受け継ぐ、というのはよくあるプロットであるが、それをドナー捜しとなぜ事実が錯綜しているのかを探るミステリとして描いている。

    大学生の一人称のためか貫井作品の中でも字の文が一際平易。

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    2012年11月11日
  • 転生

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    ネタバレ

    心臓移植手術を受けたら、もともと自分の持っていなかった趣味や能力が身についていた・・・。というのを発端に、自分のドナーを探り始める、という、まあ、割とよく見かけるテーマの物語。ドナーは誰なのか、そして警告を発してくるのは誰なのか、という謎はあるけれど、比較的ミステリー要素は薄いかな。ドナーにたどりついた後は、さらさらと流れていく感じ。移植手術と生命倫理などの重いテーマを扱いながら、雰囲気は青春小説で、読後感は爽やか。

    臓器移植は、人工臓器が実用化されるまでの、過渡期の医療行為であり必要悪、という部分には考えさせられます。

    また、人間の記憶や心はいったいどこにあるのか・・・。本当に、考えれば

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    2012年10月27日
  • 天使の屍

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    ネタバレ

    (ネタバレ無)2006年5月読書記録参考
    凄いスピードで進んでいく本だった。「置いてかれてしまう」とすら思った。大人たちの世界を無視した子ども独特の世界観。はたして私はこんなにもすさまじい世界を生き抜いたかと考えると答えはNoとなるが、暗黙の了解、独特のルールに似たようなものはあったと思う。面白い本だった。

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    2012年08月28日
  • 天使の屍

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    自殺、自殺、自殺、希望。
    本格社会派ミステリー。

    これぞ、貫井氏というべき一冊。
    舞台設定細部も抜かりなし。

    先を仄めかしながらも、伏線と抑揚が素晴らしい。

    今回の題材は中学生の自殺だが、ここで論じられる「子供の論理」ってのは、凄く分かる気がする。
    いつぞや、そのうちに自分も分からなくなってゆくのかななどと思わずにはいられない。

    物語の終わり方も、実に爽やかにまとまっている。
    貫井氏も当たり外れがあるが、本作品は魅力ある当たりの一冊であったように思う。

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    2012年08月26日
  • 鬼流殺生祭

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    明詞シリーズ第一弾。朱芳さん素敵です♡
    京極臭がプンプンしますが、そこら辺は笑って許してあげましょう(笑)

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    2012年05月11日