邯鄲の島遥かなり(下)(新潮文庫)
  • 完結
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邯鄲の島遥かなり(下)(新潮文庫)

1,100円 (税込)

5pt

天皇陛下がラジオで敗戦を告げた。神生(かみお)島には残っている建物はひとつもなく、一橋産業は財閥解体により経営が崩壊。一橋家あっての神生島の時代は終わった。一ノ屋の血を引く信介は、くがとの定期船を再開させるなど、獅子奮迅の活躍で島を復興へと導く。時代が変わり、一ノ屋の存在意義が薄れても、イチマツ痣は子から子へと体に刻まれ受け継がれる――。著者渾身の大河小説、感動の大団円。(解説・細谷正充)

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邯鄲の島遥かなり(新潮文庫) のシリーズ作品

全3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • 邯鄲の島遥かなり(上)(新潮文庫)
    完結
    1,210円 (税込)
    神か、仏か。人間離れした美貌の男、イチマツこと一ノ屋松造が神生島(かみおじま)に戻ってきた。松造は島に福をもたらすと伝えられる一ノ屋の末裔で、島の女と次々に契る。不思議なことに、彼の血を引く子どもは皆、身体のどこかに唇に似た形の痣が刻まれていた。「イチマツの子」たちはそれぞれの天命を背負って激動の時代を生き抜く。明治維新から現代まで。島に生きた一族の営みを描く大河小説が開幕。
  • 邯鄲の島遥かなり(中)(新潮文庫)
    完結
    1,155円 (税込)
    本土から神生島(かみおじま)への観光客も増え生活が近代化する中、一ノ屋の流れを汲み、島に巨万の富をもたらした一橋産業の一橋平太が息を引き取った。後継は先代が決して手を出さなかった軍需産業に進出する。昭和16年日米開戦。島の駆逐艦造船所を狙った米軍の空襲で町は火の海と化す。島を支えてきたはずの会社のせいで、島民たちは生きながら地獄に落とされる――。驚異の大河小説、激動の第二幕。
  • 邯鄲の島遥かなり(下)(新潮文庫)
    完結
    1,100円 (税込)
    天皇陛下がラジオで敗戦を告げた。神生(かみお)島には残っている建物はひとつもなく、一橋産業は財閥解体により経営が崩壊。一橋家あっての神生島の時代は終わった。一ノ屋の血を引く信介は、くがとの定期船を再開させるなど、獅子奮迅の活躍で島を復興へと導く。時代が変わり、一ノ屋の存在意義が薄れても、イチマツ痣は子から子へと体に刻まれ受け継がれる――。著者渾身の大河小説、感動の大団円。(解説・細谷正充)

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邯鄲の島遥かなり(下)(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    戦後、昭和から平成、そして平成の終わりまでがこの下巻では書かれています。
    上・中・下巻を通して、ひとつの島に住む1人の人生が語られていて、それが時代とともに色んな人生があって少しずつ繋がっている。それでも大きな起伏があるわけでもなく、様々な人の人生を垣間見ているだけなのに読み終わった後は、壮大な歴史

    0
    2025年06月14日

    Posted by ブクログ

    終戦。

    復興。

    近代化。

    くがとの距離も近くなり、島の個性も薄れていく。

    巨人・大鵬・卵焼き。

    昭和の終わり。迎える平成。

    そして時は、平成23年。

    これは、日本の近代の歴史の物語。

    そして、日本の未来に繋がる物語。

    0
    2025年05月01日

    Posted by ブクログ

    ・勝利もだんだん大人になって行くなあ
    ・野球の夢は遠かった。ストーリーにはひきこまれたが、最後はなんだか、切ない終わりかただなあ
    ・いろんな事情により、いろんな事が終わったというより新たなスタートだなあ
    ・明治から令和に至るまで、島のストーリーは展開された。いろんな事件や天災などもあったが、それらを

    0
    2025年03月28日

    Posted by ブクログ

    明治維新から150年で数世代降ると、先祖のことなんて、誰も知らない。それでも、痣で明らかな通り、確かに先祖がいたから、数々の人生が生まれた。壮大な目線で見れば、自分の未来にも希望が持てる気がする。

    0
    2025年03月03日

    Posted by ブクログ

    全部を通して凄く良かった。
    野球に興味がないから、試合の描写が細かすぎてしんどかったけど。
    次のイチマツを出してほしかったな。今の時代にどうやって福をもたらすのか見せて欲しかった。

    0
    2024年12月07日

    Posted by ブクログ

    ミステリーかと思ったら違った。
    痣があるからといって不幸にも特段に幸福にもならず、みんな普通の人生。
    次の美形男子がいつ登場するかと期待するも出てこない。

    0
    2025年01月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    中下の下巻。幕末の色男・一ノ屋松造、通称「イチマツ」から描かれ始めた一ノ屋の血を受け継ぐ子孫の物語。 時と共に一ノ屋の子孫と言うことすら「痣がある」以外に特別な意味も薄れ、内容も野球やLGBTといったその時代に合ったテーマで進み、最後に描かれた子孫にも子供が生まれ、明るい未来への余韻を残しつつの大団

    0
    2025年04月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    文庫化を待って一気読み
    最後、これまでの流れが繋がってくるのかとドキドキ期待していたけどそうではなく、、
    しかし、貫井徳郎さんの人生を書き上げる力には圧倒された。長編大河だがするすると読めた。

    0
    2025年03月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    (上)(中)(下)まとめて。
    氏の著作はこれまで少なくない数読んでいるが、おそらく大方が抱かれる感想と同じく、「これがあの貫井徳郎が書いた小説か…?」というのがまず、最初に感じたこと。
    それほどまでに趣を異にする長編大河小説である。
    なんだか登場人物の弁明を読んでいると、京極夏彦氏が書く文体を想起し

    0
    2025年10月24日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    一つ一つのお話は面白かったし、時代が変わって行くのも楽しかったけど、もう少しイチマツ痣に言及するとか、最後に回収されるとか、期待してしまった分ちょっと残念だったかなー。

    0
    2025年04月18日

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