町田康のレビュー一覧

  • 掌篇歳時記 秋冬

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    12人の作家による秋冬の歳時記にあわせた短編集。はじめましての作家も数人。好みはそれぞれあるけれど、こんな編集でなければ出会わなかったと思う。
    春夏編が先だったと知る。

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    2022年03月06日
  • へらへらぼっちゃん

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    ある知人にこの本を贈った。当人が読むかどうかはわからぬが。
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    ようやく独立開業した店を赤字精算し、同時期に最後の不妊治療で子どもを授かったが、諸々の重圧に耐えきれず、自殺未遂、アルコール中毒で複数回の入院等。諸般の事情で離婚した夫妻。両人共知人で絶句。子も大きなるし、これからも生きるねやろ?
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    2022年03月04日
  • 猫のエルは

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    ヒグチユウコさんのイラストが、とっても効果的。
    ネコなのか、擬人化なのか、やっぱり猫なのか。
    漱石の時代から、ネコの見た人間世界は綴られているけれど。
    エルはやっぱりエルなのだ。

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    2022年02月28日
  • 100万分の1回のねこ

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    短編集は、滅多にかわないが、表紙の絵に釣られてしまった。みなさん、楽しんで書いているようで、遊び心のあるお話が多かった

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    2022年02月06日
  • 猫のエルは

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    ストーリーは全く違うが、夏目漱石の『夢十夜』を思わせる、とても不思議な短篇集。
    猫目線で見た世界は恐ろしい。
    ウチの仔達も子猫の時に保健所に収容されていたので、当時の写真を思い出して苦しくなった。
    たくさん、たくさん、愛そう。

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    2022年02月05日
  • しらふで生きる 大酒飲みの決断

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    序盤は、期待していた通りのおちゃらけたポンチな断酒エッセイってな感じで笑いながら読んでいた。

    でも中盤から予想以上に本気な断酒の心得が始まってビックリしてしまった。
    エッセイというか自己啓発書のようなノリですよ。
    どれくらい本気の内容かというと、こんな本を読んではいるものの断酒なんてするつもりはさらさらなかった自分が『あれ、これはあたしも酒をやめないとマズいんじゃあなかろうか』なんて考えてしまうくらいに本気の内容だった。ガチのやつじゃん。
    文章としては相変わらず面白いこともたくさん書いてはいるんだけどね。

    だけども自分が求めていたのはそういうのではなかったかなー、って。

    そんで終盤にはま

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    2022年01月17日
  • バイ貝

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    この本を読んで素敵な買い物ができました。
    今までなら、2700円で使い回しが効きそうな靴下を買っていましたが、
    4000円の派手な柄の靴下を買ってみました。
    するとファッションの幅が広がってとても楽しくなったのです。

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    2022年01月12日
  • 笛吹川

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    楢山節考の深沢さん、小説を読むのは7年ぶりくらいか。甲州武田家の盛衰に合わせ、無惨に殺される農民一家。次々に生まれては、次々に殺される。武士の機嫌やなんでもない病気、ちょっとした不注意や勘違いなどで呆気なく死ぬ。知恵も金もツテもない。実際にこんなふうだったんだろうなと思わせるリアリティを感じる。リアルすぎて、救いがなく、嫌な感じ、残念な感じが残る。みてきたかのように描く筆力がすごい。

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    2022年01月06日
  • しらふで生きる 大酒飲みの決断

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    ネタバレ

    2019年11月刊。朝日新聞の書評にあった気がするが見つけられない。流し読み。はじめの数項目読んでいったん止めたが後半面白い。

    禁酒の効果として、ダイエット、睡眠の質向上、経済的利得、髄脳のええ感じによる仕事のはかどり、という。

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    2022年01月03日
  • 猫にかまけて

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    著者と4匹の猫との暮らし。
    そのうち2匹は看取るところまで書いてあって、自分の猫の将来を思い、たまらない気持ちにもなった。
    要求の多いうちの猫にも、今出来る限り応えようと思った。

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    2021年12月30日
  • きれぎれ

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    正直意味は全然分からないんだけど面白くないというのもちょっと違う。ただ面白いと言うのは我ながら何だか分かったフリをしているような気がしてしまう。
    しばらくしたらまた読んで見る

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    2021年11月24日
  • 男性作家が選ぶ太宰治

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    趣味を人に合わせてコミュニケーションの手段にしてしまう、ご飯の為に適当に合わせる…つまり〇〇を見れば〇〇は興味を持てない人生を上手く生きるためのものかもしれません
    自分の個性について考えさせられる作品でした。人が冷たくなるってこんな感じなんだと思いマス。

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    2021年11月21日
  • 夫婦茶碗

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    「夫婦茶碗」「人間の屑」の2つの短編のうち、「夫婦茶碗」に関しては共感できる部分があまりないストーリーだった。
    だが2つ目の「人間の屑」は疾走感を感じ、また話のテンポも良くて読み進めやすかった。女性関係に振り回されたり、過去のバンドでの話でのやらかしに彼が縛られたり、波乱万丈だけど楽しそうに生きてる主人公を想像するだけでも気持ちが良かった。

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    2021年08月30日
  • 宿屋めぐり

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     町田康の多くの小説は、多彩な擬音・現在と過去の区別・実在なのか創造か・人間なのか動物か・死んでいるのか生きているのか等等 意味不明・摩訶不思議な調子で淡々と続くのです。結末も何だかスッキリしない読後感があったりするのですが、面白いいんです! 読みながら何故だか声を出して笑ってしまうんです。

    この小説は、ある世界で師匠に仕えて暮らしているうだつの上がらない弟子”鋤名彦名”が主の指令で大刀を遠い国の神社に奉納する道中記ですが、いきなり大刀奉納って江戸以前?とか思うのですがやはり町田小説は凄いのです。現代ぽいテンションと江戸的な様相を呈した舞台となっていて何がなんだか判りません。。。

    この彦名

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    2021年08月24日
  • 権現の踊り子

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    ネタバレ

    んー、なんか、怖いですね。怖いくらいにぶっ飛んでます。禍々しい、っていいますか、世の中ハンパなく憎んでる恨んでる、っていうか。

    読んでて、読んでる人をイヤーな気分にさせてくれるミステリー小説の事を「イヤミス」って言うやないですか。この本も、それに近い、気はする。ミステリー小説ではなくて、分類的には普通の?小説、かと思われるので、「イヤミス」ならぬ「イヤノベ」ですかね?

    この短編小説集を発表した時の、町田さんの精神状態って、、、どうだったんだろうなあ?なんでこんな、不気味な、後味悪い系の、ま、平たく言うと狂った感じの短編ばっかり、なんで書いていたんだろう?不思議だ。不思議でならぬ。

    こんな

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    2021年08月13日
  • 100万分の1回のねこ

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    好きな作家さんのお話が収録されていたので購入。よく分からない話や詩、面白い話、苦手なタイプの話まで様々。全体としては、ストーリーより描写や言葉を楽しませて貰ったなという印象。川上さんの文章は初読みだったけど、かなり好き。あと山田さんの話のタイトルがオシャレでツボでした。


    生きる気まんまんだった女の子の話/江國香織
    100万回殺したいハニー、スウィートダーリン/山田詠美
    博士とねこ/広瀬弦
    虎白カップル譚/谷川俊太郎
    幕間/川上弘美

    ある古本屋の妻の話/井上荒野
    おかあさんのところにやってきた猫/角田光代
    百万円貰った男/町田康

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    2021年07月30日
  • パンク侍、斬られて候

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    ネタバレ

    世界観が全く謎な一冊
    超人的刺客の掛十之進はある日
    腹ふり党と勘違いして男を刺し殺し、
    盲目の娘を逃す。
    そこに居合わせた黒和藩の長岡主馬は
    腹ふり党について聞こうとするが、その
    依存的態度が気にくわないと、情報を、あげるかわりに自分を黒和藩で雇うよう条件を出す。
    内藤帯刀の元に迎えられ、内藤は腹ふり党を弾圧し、功績をあげようと目論むが、いつまでたっても腹ふり党は姿を見せない。
    そこで、密偵である江下レの魂次を使いにいかせる。
    そこで腹ふり党は既に消滅したという事実を知り、内藤はインチキでいいから腹ふり党を結成しろと掛に指示する。
    掛は魂次、オサム、幕暮孫兵衞とともに
    元腹ふり党幹部である茶山

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    2021年06月04日
  • 人生パンク道場

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    全28件の相談とアドバイス。尖ったタイトルとは裏腹に、質問者に寄りそう姿勢を見せつつ、著者の個性も表現しつつ、真剣に回答されているのが伝わってきた。下手なことを言うと、道が開けるどころか茨の道に向かいそうな相談でも、匙を投げず丁寧に取り合っている。なんにせよ、悪影響しかない人生相談ほど最悪なものもないだろうから、各人の選択やら決断やらその後が、当人比で好ましい方向に進んでいれば良いと思う。

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    2021年04月28日
  • 夫婦茶碗

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    「夫婦茶碗」と「人間の屑」の2編。
    どちらも屁理屈だけはいっちょまえな無職の男が主人公。なんとなく太宰のことを思い出した。
    いざ働こうと言ってもそれはメルヘン作家だったり、小劇団主宰の役者くずれだったり、うどん・串カツ・鉄板焼のミオちゃんだったり、もうさっぱり何がなんだか。
    脈絡もなくてすべての流れも展開も意味不明で突飛なんだけれど、期待を裏切らないその突飛さを今か今かとすでに待っちゃってる自分がいる。
    初めて読む町田康さんの小説、面白かった。以前知人に「文体にすごくクセがあって読みにくいよ〜」と言われたことがあって、気になりつつも少し敬遠してたんだけど、機会があり手に取ってみたら意外と私には

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    2021年03月23日
  • 人間小唄

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    ネタバレ

    うーむ。うーむ。うーむ。わからん。わかりませんでした。でも、ま、分からなくても良いか、と思った自分もいる。正直、ホンマに正直言いますと、そこまで面白いとは、思いませんでした。あくまでも自分基準で。俺には合わんなあコレ、って感じ。

    でもアレだ。合わないんだけど、合わないなりに好き、という変な感想。ああ、町田さん、ぶっとんでんなあ~、ってのはヒシヒシと伝わったし、別の作品で、十分に「町田康、マジすげえ!!」って驚愕驚嘆感嘆感動させていただきまくっているので、別に合わない作品があってもね、そんなこたあ、俺の町田さんに対する尊敬の気持ちは一向変わらんね、って感じ。

    ま、平たく言うと、町田康、という

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    2021年01月17日