町田康のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
(*01)
単純に面白い、という言葉が最も似合う小説は、現代において町田氏の書くものがその先端を走っているのではないだろうか。ナンセンス、言い回しの妙などからこの文字の笑いをいくらかは解説できるのかもしれないが、どう解説しても難解にはなるだろう。
一言主の神については以前に読んだ事があったが、そのほか2000年代前半に書かれた6つの短編については初見であった。赤塚不二夫から漫画太郎氏まで引き継がれているような擬音のギャグを文で描写した様な節もあり、もちろん落語や文学の特異な言い回し(*02)の援用のほか、今回読んだ限りでは星新一の皮肉でブラックなショートショートが生活感に塗れて立ち現れた様な感 -
Posted by ブクログ
ペット飼育未経験者が読むと、ふたつの理由から疎まれる可能性が高そうな作品。
闘病生活の生々しさ。猫飼い特有の、猫中心の生活の自虐。
でも、今作はそれが正しい姿に思われる。
なぜなら、安易にぬいぐるみ感覚で飼われて飼育放棄される動物が一匹でも減れば、この作品を書いた意義になるだろうから。
作品のマイナス点は、文体のくどくどしさ、推敲の荒さが目立つ文体だ。
か、句読点の打ち方が雑で、一文が8行に渡る文があった。これを適宜に切断して、「というわけで」を削除するだけで割と読みやすくなるはずだ。
おそらく、原因は看取り終わってから書く、という執筆スタイルだろう。
素人のブログなら及第点だけど、著者が兼 -
Posted by ブクログ
怖えええ。こんな怖い町田康、読んだことない。
ある日突然送りつけられてきた謎の短歌を、雑誌の原稿に無断で引用した作家・糺田。糺田に短歌を書き送った張本人である小角と、小角に協力する美女・未無。
短歌の無断引用を理由に、糺田は小角と未無にどつきまわされるのであった。
って言ったら、町田作品に親しんできた人は「ああ、この糺田とかいう奴はヘラヘラふにゃふにゃその日暮的な日々を送っていて、大方今晩の酒代に困るとかして盗作に及び、その報いを謎の男女から受けるに至るのだろうな。それはもうズタズタに。ボロボロに。はは、おもろ」なんて頭の中で町田文体っぽく思ったりするんじゃないかなと思う。と云うか、私はし