町田康のレビュー一覧

  • 浄土

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    『「まあ、あの、まあ六月ぐらいからですねぇ、ひどいっていうか、あんまり無茶苦茶な、ちょっとあれが続くものですから、どんなものかなー、って思ったっていうか、まあこんな感じが、いつまで続くんだろうか、みたいなことがちょっとあれだったものですから」自分でもなにを言っているのか分からない。』

    「私はあなたと別れます。なぜならあなたが途轍もない馬鹿だと分かったからです。私はあなたのことがほとほとに嫌になりました。足は臭いし、チンポが臭いくせにフェラチオしろと言うし」
    「わかりました。足とチンポも洗います。だから別れないでください」
    「一日何回洗うのですか」
    「足が一回、チンポが二回でどうでしょうか」

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    2013年06月08日
  • この世のメドレー

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    世界を睥睨し超然と生きよう。余を名乗り、生死を乗り越え、超然の高みに到達したはずだった。しかし超然境に浸る余を、ひとりの小癪な若者が、破滅への旅へ誘い出す。存在を賭した言葉の攻防。待ち受けるのは地獄か、それとも…。「どつぼ超然」待望の続編。

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    2013年06月01日
  • 猫のあしあと

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    猫に気を遣いながら、反省しながら、猫の機嫌を伺いながら
    猫と共に暮らす。わかるなぁ〜。
    いい人すぎやで〜町田康。
    この書は、出会った命と消えゆく命、命を見つめる記録でもある。
    一匹の猫の死を見送ったとき、人はこうも後悔にさいなまれる。
    町田康はその代弁者でもある。

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    2013年04月30日
  • 権現の踊り子

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    町田康さんの小説はほんとパンクだなあ~。妄想的で破滅的な文章でわーって押し寄せて来て、ここで終わり!?って感じでスパンと終了。なのになぜかいつまでも心に残る。いや滲みてくる感じ。
    ふくみ笑いを読んだら、羅生門の話を思いだした。何度も読みたくなる。

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    2013年03月02日
  • 猫のあしあと

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    このレビューを読んで不快な思いをなさる方もいるかもしれません。


    本編は非常に楽しめました。生き物を飼う大変さも再確認できました。
    ただ、本編、解説の動物愛護団体さまになんだか釈然としないものを感じたので書かせていただきます。
    まず、動物愛護の活動は素晴らしいことだとは思いますが、希望とは違う、それも病気であったり気性が荒かったりといった問題のある子をどんどん作者に押し付ける(という表現は適切ではないかもしれませんが)のは如何な物だろうかという感想を持ちました。
    作者は引き取って大事に育てていますが、その善意につけ込んでいるような印象を受けてしまったのです。あくまでも私の感想ですが。
    全員が

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    2013年01月30日
  • 夫婦茶碗

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    ネタバレ

    うまい具合に世の中と やっていくことが出来ない
    ろくでなしが一念発起すると ろくなことをしないというお話。
    呑気で楽天的、何をやっても失敗ばかりの落語の与太郎噺なのだけど、
    一人称で紡がれるので、可笑しみの中にも“近くの哀しみは悲劇”な お話です。

    常識と非常識を対比させているので、“堕ちていく感”は強まり、
    常識人は読んでて一層不安を掻き立てられます。
    でもね。軽妙な語り口と相まって、なんせ語り手が呑気な与太郎なもんだから、
    ははは、とあっけらかんと読めてしまうのですよ。
    主人公は、エレカシの宮本浩次のイメージがぴったりです。

    「夫婦茶碗」では良くできたかみさんが
    与太郎亭主に引き摺られ

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    2013年11月14日
  • 実録・外道の条件

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    なんですかね・・・。町田さん流の『すべらない話』的な物ですね。作者の小説を、読んだことが無い人がみたら、全く面白くもないでしょう。

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    2013年01月08日
  • 猫にかまけて

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    愛猫たちとの暮らしを描くエッセイ。我が子(猫ちゃん)大好きな親バカ度満載な内容なんだけど・・・彼が書く文章のテンポのよさがとにかく心地よい。桂枝雀の「すびばせんねえ・・・」は自分もかつてよく真似したから笑った―(笑)しっかし・・・あれだけトゲトゲのパンク歌ってるのに実はけっこう控えめでネガティブな小市民なのね(^_^;)いい人だー。

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    2012年11月19日
  • 猫にかまけて

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    猫が飼いたくてたまらなくなり本書を購入。
    作者の家にいる4匹の猫達との生活が書かれている。
    うひゃひゃひゃと笑ったり飯がまずいから取り換えろとわがままを言ったり雨が嫌いだから雨をどうにかしなさいと理不尽な要求をしたりで猫の気ままさがとてもかわいい。
    そんな中での2匹の猫の死はとても悲しく命の重さを感じた。自分も晴れて動物と暮らすようになったらその重さを大事にしたいと思う。

    ああ、それにしても猫飼いたい!!

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    2012年11月10日
  • この世のメドレー

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    んんん、「どつぼ超然」の続編ということで、一も二もなく買ったのだが…。買ったのだが…。


    第4章の「錯乱」からほんとに錯乱し始めて、ちょっと無理。
    119ページのまずい料理の表現の応酬はおもしろいんだけどなぁ。

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    2012年10月15日
  • この世のメドレー

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    ストーリーに興趣を見出すことは到底できなかったが、町田氏ならではの諧謔とテンポ・リズムにすっかり魅了された。つまらぬ虚栄とプライドに翻弄されるヨディーにいつの間にか自分を重ね合わせていた。身につまされる切実さがある。

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    2012年10月10日
  • 真実真正日記

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    嘘と真実のようなものが入り交じった中編作品のようなエッセーを伸ばしたようなもの。小さな規模のジェットコースターに乗った気分になりました。

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    2012年09月27日
  • 笛吹川

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    戦国時代。江戸の士農工商というカースト制度が、各身分を分離する以前、このころは、農民が領主のためにいくさに参戦し、死に、あるいは手柄を立てて褒美をもらったものらしい。
     この小説に出てくる農民の一族は、武田信玄の一族のために戦い、死ぬ。あるいは富裕になりすぎて妬まれ殺されたり。やがては武田氏の敗退とともに、追い詰められることになる。
     それでも彼ら農民は領主にさからうでもない。黙々と肉体を捧げ、黙々と死んでゆく。この無限の繰り返しが、妙に日本人的であるとともに、不気味な生の成り立ちをイメージさせる。
     最後の方で末子が
    「この土地の者は、みんなお屋形様のおかげだ」
     と言いだし、周囲の者たちは

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    2012年09月18日
  • 権現の踊り子

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    昔はもっと町田康の文章って、僕の中で染み込みにくいものだったのに、何かが変わったのかしら、自分の中で。すごいフィットしていた。とても面白かった。そっか、これが町田康の面白さだったんだ、て初めて知ったような。そんな気がする。文章のリズム感とか、もう、何ていうか、脳内に画が浮かんでくる感じとか、とても読んでいて気持ちよかった。(12/7/4)

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    2012年08月07日
  • へらへらぼっちゃん

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    いいと思います。へらへらなぼっちゃんです。面白いとか面白くないじゃなくって、こういうエッセイとか随筆みたいのは、その人の文体に浸かりたい、ただ、文章として読んでたいって、それだけだったりする。(12/7/28)

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    2012年08月07日
  • 権現の踊り子

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    ネタバレ

    表題作もいいが、「ふくみ笑い」もなかなかのもの。
    悪事の報いに対する恐れ。弱いと分かるとかさにかかったようになる人の脆さ。哀しみ、おかしみ。 いろんな気付かせがあった。

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    2012年07月30日
  • きれぎれ

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    2000年芥川賞。「くっすん大黒」同様、独特なテンポの文体。現実と想像の境が曖昧で、出来事は突然始まり突然終わる。傍若無人で無能、無一文の主人公の行動は支離滅裂だが、文章が面白く笑ってしまう。

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    2014年10月19日
  • 真実真正日記

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    町田康らしい文体、文章で、カオスな世界観にそろそろと盛り上がりを見せてきて、おほほ、面白ろ。なんてなことを思っていた途端の、あのオチは如何なものか。途中まで良かったのに惜しいなあ。というのがワタクシの感想でございます。おわり。

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    2012年01月03日
  • 浄土

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    独特のリズム感ある文章は健在。ついまねしたくなるのよ。おっほん。これからは切羽詰まった状況に追い込められたら、ビバ!カッパ!と叫ぶことにしよう。心の中で。

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    2011年12月09日
  • へらへらぼっちゃん

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    『あはは。遊びのイロハもわかっとらん。ハンドルには左右に五度ばかり、きってもタイヤが動かぬ範囲があり、これを称してハンドルの遊びという。』

    『財布と魂が連動してませんのよ。』

    『すなわち、参る、というのは、「行く・来る」の謙遜語であって、そのアナウンスを聞く度、自分には、非人間的なスピードで疾走する巨大な列車が、謙遜しながら、もじもじホームに入ってくる姿が想像せられて、気色悪くてしようがないのである。』

    『電車が参るとは何事だ。ふざけやがって。それを言うなら到着しますだろう、馬鹿野郎』

    『なんかぁ、人殺し? みたいなことって、やっぱりやっちゃいけない? って感じ? だから獄門とかになっ

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    2011年10月02日