町田康のレビュー一覧

  • 珍妙な峠

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    自由に書いてるなあ。ちょっと長くて疲れたが。

    (2021/01/01)気付かず再読していた。感想はほぼ同じ。

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    2021年01月01日
  • きれぎれ

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    ネタバレ

    小説というより詩集のような。
    リズミカルな言葉遊びが、自然と視線を文の先へ先へ送り出す。
    社会への侮蔑、敵意、慢心がそっくりそのまま自己へ帰ってくる。太宰の人間失格を町田康風に咀嚼したらこんな風になるかなぁなんて考えました。

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    2019年02月15日
  • 生の肯定

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    スゲエ自由に書いてる小説だけど、誤植というより著者自身の誤記というか誤入力というか、ゲラチェックをちゃんとしていないのではないか。

    たとえば同音異義の漢字変換でボケてみたり、助詞を抜いたりというのはわかる。しかしそうした小説的効果を狙ったものとは違う、単なる「書き間違い」がそのまま放置されている気がしてならない。もうそういう細かいところは気にしない、という境地にまで達したのかな。

    なんでも、雑誌か何かに連載していたものに加えて、最後の5章、6章を書き下ろした、とあるので、スケジュール的にチェックが甘くなったのかな。

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    2019年02月06日
  • きれぎれ

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    ネタバレ

    独特の文章だけど何故かスラスラ読める不思議な本だった。リズムが良くて、目は文字を追ってどんどん先に進んでしまうけど、途端に「えっ?どういう意味?」というシーンが連続してやってくるのでもう一度読み直したりする。読み直しても意味は分からない。
    きれぎれの方の主人公は妄想がとどまるところを知らず、人生の聖の主人公は哀れですらある。どちらも生きるのが大変そう。
    午後のワークの話が不気味で興味をそそられるのでその後あの工場がどうなったのか読みたい。

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    2018年11月11日
  • 残響―中原中也の詩によせる言葉

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    町田康、あまり知らないが、中島らもの追悼ライブで「KYOKO」を歌っていたのだけ覚えている。
    やはり先ず中原中也のことを少しは知らねばならん、と思えて、この本は中断。いつ戻るか未定。

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    2019年07月19日
  • パンク侍、斬られて候

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    かなり久し振りの町田康作品。
    作品名通り、パンクでファンキーだった。時代概念も飛び越えて親しみやすいんだかやすくないんだか・・・。
    結局「?」がものすごい渦巻いてます。

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    2018年10月24日
  • 生の肯定

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    町田節さらに炸裂!一体作者の脳内はどうなってしまっているのだろう。面白かった。
    校閲の人大変だったろうなぁ。

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    2018年10月06日
  • 生の肯定

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    超然としたい理想と、この世でそれなりに自尊心を満たす事で生き甲斐を感じ多少の気分の良さをもって生きていく事との葛藤。途中まで構成は漱石の草枕のようにも思ったが、主人公が最終、あらゆる矛盾やギャップを受け入れ、諦観めいた自己肯定感を獲得するところに町田康なりの人生観みた気になった。

    (町田康は心情描写を得意とする反面会話文はあまり展開的でなく、ぎこちなさが相まってしばしば行数稼ぎのようにも感じる。一方、織田作のテーマ性やキャラクターやストーリーのバリエーションはさて置き、戯作家として作家のキャリアをスタートさせた織田作の会話文描写はやっぱりイキイキとしていて秀逸だな〜〜と読んでいて思い出したり

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    2018年08月31日
  • バイ貝

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    珍妙な峠を先に読んじゃったのでこっちも読みました。でもそんなに繋がってるわけではなかった。こっちはエッセイ調で文体もいつもの町田康だから町田康的なおっさんがちらつくときがあり、何で小説の主人公=作者、みたいなテクがあるんだろうか。犬飼ってるし。というより、文体が特徴的だからこういう小説家が主人公の小説はぜんぶこのおっさん、てなる。そうなるように書いてるんだろうけど。最後の章とかいったいどんな顔で文章作ってたんだろうかと考えてしまう。
    話の中身はねめちゃくちゃ面白かったです。ほんと買い物ってうまくできんのよねーーーーーーー。

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    2018年08月21日
  • 浄土

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    ネタバレ

    ≪犬死≫
    『夏以来、ひどいことばかりうち続く。例えば以前から知り合いで特にどうということもない関係だった男があたふたと忙しげに近寄って来たかと思うと、到底承知できない条件で仕事を依頼、その場で承諾を迫り、断ると大きな声で「ああそうですか」というと挨拶もそこそこに立ち去った。暫くして会合に出席するとその男が居た。彼は人前で私を意味なく怒鳴りつけ、そして急ににやにや笑うと顔を五センチも近づけて、例の話どうでしょう?と言った。私が返事をしないでいると、男は不意に忙しげに立ち去った。いまではほうぼうで私のことを恩知らずと言いふらして歩いているらしい』
    けものがれ~を彷彿とさせる、苦虫を噛み潰したかのよ

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    2018年08月05日
  • パンク侍、斬られて候

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    告白に続き、こちらも会社の方からお借りした一冊。

    独特の文体なのだが、語彙は多く、表現力も豊かで、とても不思議(笑)

    凄いのに、ヘンテコで、賢そうなのに、下品で、何なのコレ?(笑)

    掛十之進は、先日読んでいた告白の熊太郎と重なる部分が多く、想像するとどちらも同じ人物になってしまう。

    物語は面白いのか面白くないのか!?兎に角変!(笑)

    この作家さんの文章、嫌いではないけど好きではない(笑)

    貸してもらえば読むかもしれないが、自分からは購入しないかな??

    何とも不思議な読後感(笑)

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    2018年06月04日
  • 生の肯定

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    この世の一切を超然の高みから見下ろし、実際の存在と自分に見えるものとの間の乖離を誤魔化すため思考停止を施し、欺瞞的な笑いを笑ってきた。この世の終わりと始まりを見て、ようやく自分が超然の高みにないことを自覚する。死に向かうのではなく、生の方へ向かうべく貪欲に生きようと心を変える。超然の立場に固執しない素直な気持ちを大事にしていく生きかた。人と触れ合い、いろんなことを自然に受け止め真心を大事に生きていく、そんな自らのありようを今一度見つめ直した。

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    2018年09月15日
  • 人間小唄

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    怪文書を送られた作家が、その内容を自作でネタに使ったら、送り主に異次元空間に拉致されて、解放する代わりに課題を与えられる。?短歌を作れ……失敗、?ラーメンと餃子の店を出して人気店にしろ……いいトコまで行ったが失敗、?暗殺……ターゲットに拉致監禁され、総合格闘技の試合を申し込まれて敗北。作家の脳が壊れてお終い。内容を全てネタバレしてしまったが、まぁいっか。ネタバレしたところで何にも影響は無い。

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    2018年01月08日
  • 生の肯定

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    意味は分からない。飲み込まれるというほどの感受性も持ち合わせていない。しかしそれでも読んでしまうのは面白くて、おれでも分かるようなことを時々挟んでくれるからである。

    どつぼ超然から始まり、この世のメドレーにつながった余3部作がここに完結します。この世のメドレーが1番読みやすかったかな。

    田宮(熱海?)に住んでいる余は、横浜美術館に行こうとして、特急踊り子に乗り込むが…

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    2017年12月29日
  • ゴランノスポン(新潮文庫)

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    短篇集。面白いのとパッとしないのとあるんだけどその辺は好き嫌い次第かな。独特の文体が活きてる作品は普通の文体の作品にはない面白さがある。「一般の魔力」とその前後の作品が面白かった。一番最初のは個人的にはぱっとせず。読み進むと面白い作品に遭遇。文体の珍妙さに依るところが大きいのでそのへんを楽しめるかどうかが鍵かな。

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    2017年12月18日
  • 珍妙な峠

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    ネタバレ

    これバイ貝の続編なんか。バイ貝読んでないわ。
    マックブックまでのくだりと、最後家をDIYしだしてからラストまでのたたみかけるとこがよかった。特に最後は町田康の雰囲気めっちゃ出てた。
    パソコンピューだのパーソナルコンピだの響きのよい(?)ことばをぶちこんでくるし、町の喩えなども素晴らしいです。ほんとにいつ何を読んでもことばの組み合わせが凄まじい。

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    2017年11月29日
  • 走る?

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    未読の作家のたくさんつまったオムニバス。それぞれの作家の傾向と実力の片鱗がうかかわれて楽しい読書だった。
    走るということは苦しいけど楽しい。そんなテーマに集まった作家たちの目の付け所がみどころか。

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    2017年09月15日
  • 夫婦茶碗

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    町田康「くっすん大黒」がものすごく面白かったので続けて読んでみた。でもこれはそんなじゃなかった。
    一人称で独白?独り言?が延々続いていたし、なんか荒んでた、万事塞翁が馬というか転んでもタダではすまないあたり。でも勢いと軽快な感じがいいね。

    くっすん大黒よりも更に落語感が増してて、芝浜?を思い出した。しょうもない夫と、真面目な妻のかけ合い。

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    2017年09月12日
  • 宿屋めぐり

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    著者の猫エッセイに魅せられて本書を購入したは良いが、普通の文庫本なら2、3冊はありそうな厚みに手を出せなかった。江戸時代とも現代ともつかぬ設定は『銀魂』のよう。不条理、ナンセンスな物語の進行に、あらすじを引いて感想を書くのも詮無い気がする。解説も本書の書きぶりを踏襲するような表現で、これが解説? と疑問を抱くと同時に、ただでさえ本編で満腹なのに、さらに追加料理が出てきた感じ。

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    2017年08月26日
  • 走る?

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    Number Doに連載されていた
    「走る」をテーマにしたアンソロジー

    ある意味読書の対極にあるものが題材ということで、
    なかなかおもしろい切り口だなと思い。

    14本の短編のうち、良かったのベスト3は
    「パン、買ってこい」 中田永一
    「ベランダと道路」 柴崎友香
    「リスタート」 恒川光太郎
    ですね。結局はどれも気持ちよく走ってる感じだったから!

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    2017年08月20日