町田康のレビュー一覧

  • 猫にかまけて

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    著者の方がどれだけ猫を大好きかが伝わる一冊!
    そして猫も猫でそれぞれ個性的で面白い。
    ああ、猫と一緒に暮らしたい…

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    2014年09月29日
  • 真実真正日記

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    【本の内容】
    僕は作家だ。

    だが執筆中の小説はまったく進まない。

    たまには本当のことを書きたい。

    これはフィクションに疲れたマイナー作家の、ささやかな休暇としての日記だ。

    誰にも見せないのだから嘘は書かない。

    そういう意味で、僕はこの日記を真実真正日記と名づけよう。

    虚と実のあわいを絶妙に描き出す慟哭の記録。

    [ 目次 ]
    日記の書きはじめ/比々さん/文差点の騒動
    新店コンドル/矢村の素晴らしい文学/暴動の予感
    猿の不安/執筆の停滞/鈍くさい店でスカタン
    ブライトな若者/コンドルの不始末/花火と爆撃狂
    嫉妬の感情/撮影所見学/鰻の食べ過ぎで苦しい
    言葉が通じない/海もどきの怪/農

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    2014年09月20日
  • スピンク日記

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    芥川賞作家・町田康氏を飼い犬であるスピンクの目から描いたエッセイ集です。作家の日常とかわいい犬たちの掛け合いが面白いのと、「命」と言うものに向き合うと言うことを教えられます。




    町田康さんが飼っているスタンダードプードルのスピンク。彼が「主人・ポチ」と言ってその目線でつづられる日常です。かねてからこの本をずっと読みたかったので 今回手に入ってうれしい限りです。

    スピンクのこともいいのですが、個人的にはスピンクの兄弟犬であるキューティー・セバスチャンのことのほうにどうしても目が行ってしまいました。

    彼はいろいろと複雑な経緯で飼い主とブリーダーの間をたらいまわしにされて、主人・ポチこと

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    2024年06月23日
  • 実録・外道の条件

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    基本、全ページに渡って"愚痴"なのだがオモロイ(笑) その目の付け所や、一般人の目線を保つ町田に対して"業界"という所の特殊さが浮き彫りで、その外道さに頭掻き掻き対処する自分は"下層エンターテイナー"であり、これまた外道だと見る客観性もオモロイ。それを表現するけったいな文章がまた最高!!

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    2014年04月09日
  • おっさんは世界の奴隷か テースト・オブ・苦虫6

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    めっちゃエエですわ。
    力の抜き具合と、鋭さの加減、着眼点が好みです。
    特に迷惑メールの話、良いところが詰まっていてお気に入り。

    14.02.28

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    2014年04月06日
  • テースト・オブ・苦虫4

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    ブッフー!
    もうなんつうくだんないとこでエッジをきかせるんですか。
    こういう風に私生活を弄繰り回して書けるオッサン…なんて素敵なんだ。

    13.12.10

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    2014年03月30日
  • 笛吹川

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    甲斐の武田三代の時代が舞台。例えれば川が海へ流れ入るごとくに、戦で無為に命を奪われ続ける反復。戦にかかわる理由は個々にあれ、好むも呪うも等し並みにどうしようもなく巻き込まれる人間を、おそろしく無慈悲に描く。

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    2014年01月25日
  • 猫のあしあと

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    このシリーズは、書き方は淡々としているのに隠しきれない猫への愛が見えて、それが猫と暮らしている身にはすごく共感できる。

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    2013年12月30日
  • ゴランノスポン(新潮文庫)

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    『目を覚ましたらブラインドから縞の光が差しこんでいた。
    素晴らしいことだと思う。
    太陽が僕たちに降り注いで生命が育つ。大地が潤う。そんななかで自然の一部として僕らは生きているんだ。そのこと自体がとてもありがたい。感謝。誰へ? すべてにだよ。すべてに感謝して生きていく。空に、海に、きみに、自分に。』

    『それぞれがそれぞれとしてそこにある。それこそが素晴らしい。空が美しい。感謝。』

    『それぞれがそれぞれであること。
    それが一番大事だと思う。
    それぞれが大事なのさ。』

    『けど同じことなんだよ。だってこんなに心がひとつになってるじゃないか。同じ、同じなんだよ。それぞれがそれぞれにみな同じひとつの

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    2013年12月23日
  • きれぎれ

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    ネタバレ

    混沌とした世界観…かと思うと急激にリアルな世界の行ったり来たりが癖になりそうだ。このコントラストに知らず知らず引き込まれてしまう。脈絡があるのかないのか、クスっと笑っている自分に気づくのだが何に笑わされたのかさえ判然としない。オチで急に突如研ぎ澄まされた感性で表現される本質を突くような表現にハッとさせられる。主人公が二転三転入れ替わるかのような白昼夢を見ているかのような素敵さ。純テロリスト。略して純テロとはなんてシュールな~ツボった

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    2013年12月04日
  • きれぎれ

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    以前読んだものよりブッ飛び具合が酷くなっている(いい意味で)。
    突拍子もない展開なのに情景が目に浮かぶのはさすがです。
    一個だけ、清酒五合瓶というのはどうかな?と思った。四合瓶じゃないのかな?無いわけじゃないようだけど・・・

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    2013年11月11日
  • 権現の踊り子

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    「鶴の壺」
    むかし一緒に暮らしてた女が死にかけてるらしい
    というので見舞いに出向いたがなんだかんだあって引き返す
    つるつるの壺はたぶん関係ない

    「矢細君のストーン」
    テレビ観戦で応援してたボクシング王者の敗北を機に
    自らの石信仰をあっさり放棄するエキセントリック友人の話

    「工夫の減さん」
    ケチで怠惰な己の性格を満足させるために
    様々な工夫を凝らしては
    たいてい大失敗を繰り返す友人の話

    「権現の踊り子」
    承認欲求の多い料理店
    悲惨な踊りとパワハラを見せられて逃げることができない

    「ふくみ笑い」
    現実と被害妄想の区別がつかなくなって
    気づいたらおそろしい世界にトリップしてる

    「逆水戸」

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    2013年11月04日
  • 耳そぎ饅頭

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    <狂気のほむら>が大好きだった。以下抜粋。

    最近では各家庭に炊飯器というものが普及して主婦の労働というものはよほど楽になったと思われるが、これがむかつく。~中略~ 黙って引き下がるのも口惜しいので、「この大馬鹿者」「野暮天」「てめえの面なんざぁ見たくもねぇんだよ」「死にやがれ、くそ野郎が」などと罵倒するのだけれども、敵は機械。自分の各種罵倒に対して、なんら反応を示すことはなく、ひたすら飯を炊き、これを保温し続けるのである。

    中略~つまり、これを水着、というのであって、着物の名称としてこれほど珍妙なものはないということが知れるのである。だいたいにおいて、着物というものは水にぬれないという

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    2013年10月14日
  • 猫のあしあと

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    猫にさんざん手を焼かされる町田氏はハッピーな様子だ
    反抗とは、場合によっては庇護者への信頼の証なのだから
    逆に、恐怖とか憤りとか敵意といった感情に基づく反抗もある
    預かりボランティアとなって
    人間に敵意を抱いた不幸な猫たちにも向き合う第二巻
    よろこびと引き換えに課せられる責任の重大さも考えさせられる一冊

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    2013年10月10日
  • へらへらぼっちゃん

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    夏目漱石の「坊っちゃん」は権力者たちの横暴に対し
    正義感から怒りの鉄拳をくらわすが
    しかし最終的には敗北して田舎町を追われ
    東京へと帰っていったのであった

    町田康の「へらへらぼっちゃん」は東京に住み
    パンクを歌ったり映画に出たり面白エッセーを書くなどして暮らしている
    一見、抑圧とは無縁のフリーダムな人生であるが
    結局は社会人である、時には卑屈になるし、満員電車にも乗らねばならぬ
    なにより生活が不安定だ
    それらの鬱屈をはらすべく、頻繁に飲酒をおこなうのだが
    酔っぱらうと生来の無鉄砲が顔を出し、損ばかりすることになると
    そういうわけである
    でもどうにかなる日々

    これは小説家デビュー前後、新聞・

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    2013年09月19日
  • へらへらぼっちゃん

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    古本で購入。

    つい読んでしまうのじゃよ。なにを。なにをって、あんた町田康です。

    てことで町田康の初エッセイ集。
    いろんな雑誌に書いてきた文章を集めてるので一貫性みたいなもんは全くないけど、よくまぁそんなことを思いつくなとさすがの町田節に笑ってしまう。

    ところどころ語尾を上げて半疑問形にする話し方にイラつくあたりとか、わかるなぁ。
    何か説明するときにそんなふうに話す奴がいて「いちいち同意を求めるなボンクラ」と思うことしきりなのだが波風立たぬよう生きる小市民の僕は曖昧に頷きつつ聞いてしまうのだよ。はは。

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    2013年09月09日
  • 猫にかまけて

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    町田さんの愛猫エッセイ。
    ただ単に「うちの猫かわいい!」なエピソードだけでなく、
    動物と一緒に生活する上で引き受けなければならない
    めんどうくさい事・つらい事もひっくるめて書いている所が
    誠実でとても好感が持てる。

    ヘッケの話はうすうす結末が分かりながらも一気に読んでしまった。

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    2013年08月23日
  • きれぎれ

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    古本で購入。

    また町田康を読んでしまった。
    読んでしまうのである。

    「俺」の独白で語られる現実と思惑のズレ、齟齬スパイラル。
    妄想と現実の境が曖昧なままに突っ走った果ての唐突な結末。

    この唐突な、と言うより暴力的に話が断ち切られて終りを迎える感じが好きだ。
    「でも人生ってそんなもんかも」などとわけのわからんことを思わせるような、無闇なパワーがある。
    そのへんの感じは、特に『夫婦茶碗』(新潮文庫)に濃い。

    ストーリーには爽やかさと言い感動と言い欠片もないのだけど、そのなまぐささとエグさが癖になる。
    この本に収録されている連作(?)『人生の聖』なんて、キチガイじみていて意味はわからない。

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    2013年08月16日
  • どつぼ超然

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    熱海と思われる場所に移り住んだ「余」が、周辺をうろつくという話。強烈なボケもあっておもしろい。社会の底辺のパンク歌手の物語を書くことで金を稼ぎ、とうとうリゾート地に住んじゃったプチセレブ(に見える)な自分の現状について、ちょっと複雑な心境があるのかなという気がした。

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    2013年07月14日
  • 権現の踊り子

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    ネタバレ

    莫迦(バカ)とか鹿唐(シカト)とか躑躅(つつじ)とか優婆夷(うばい)とか、難しい漢字やら当て字を並べ立て、その合間にぎょんべらむ、とか意味の分からん語句をぶっ込んでくる。相変わらずの町田康。

    短編読んだのが久々なせいか、いつもにましてとっ散らかった世界観で、ちょい入り込めない感じはあった。

    さんざんかき回して、最後はやけにさっぱり、虚無の中に放置される感覚、毎度おなじみ。

    工夫の減さん、ふくみ笑い、逆水戸がツボ。

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    2013年10月02日