町田康のレビュー一覧

  • 耳そぎ饅頭

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    おもしろい!偏屈なパンク歌手・町田康が、彼なりの視点で世の中のものを斬っていますが、なかなかチャレンジ精神旺盛で頑固、それでいて弱気で素直にいろいろなもの(ディズニーランドとか)に挑戦しているので、微笑ましいです。描写が面白くて、真似したくなります。確信犯、町田康。

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    2009年10月04日
  • つるつるの壺

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    クールでキュートな町田節が炸裂!日々の事々から文学までを語った傑作エッセー。
    …という帯付きのこの文庫、「日々の事々」の中身には猫もアリ。文学以外にも音楽をも語っておりましてぇ〜音楽音痴の私には大変ありがたいことでございました。ほうほう?にゃるほどぉ?ロックってぇのはぁ〜そういう捉え方なわけね〜パンクってぇのはぁ〜フーンそうなんだぁ… ってね。

    全体に「うふうふ、そうだね、うんうん」と同感なところ多数であったのですが…てことはぁもしかしてひょっとしてたぶんアタシもクールでキュート?!ウハハ(-_-;(相当偏屈…。。)

    この人の小説も好きですよ〜、小説。
    この前読んだ「けものがれ、俺らの猿と

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    2009年10月04日
  • つるつるの壺

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    文庫の帯にヤられました。「おめぇら生きてて辛ぇだろ?」
    ハイ!全く以ってその通り!ごもっともでございまス。
    小粋で清潔なエッセイでございます。あとがきが中島らもっちうのがまた。

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    2009年10月04日
  • 100万分の1回のねこ

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    『100万回生きたねこ』にちなんで13人の作家が綴った短篇集。角田光代と綿矢りさの作品が光って見えた。もちろん佐野洋子の絵本も読んだ。

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    2026年05月07日
  • 口訳 古事記

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    わろた
    語り口は軽やかながらその実かなり骨太なボリュームの本で読むのにそれなりの時間を要した。
    女性の素顔を見た男性が、その落差に驚愕して逃げ出すという類型が象徴的。
    あえて見ない、踏み込まない、知らぬが仏の精神は日本人らしい奥ゆかしさや配慮の源泉であるように感じられるけれど、自分にとって心地よい表層だけを消費している自己中心的な潔癖さは日本人の卑怯な側面を映しているようにも思える。事なかれ主義的な考え方は昔から日本社会に根付いているのかなあと考えた。

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    2026年05月02日
  • 朝鮮漂流

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    ネタバレ

    漂流して朝鮮半島に漂着した薩摩藩士と船人たちの帰国までを描く長編。
    実際にある漢文の記録を口訳したもののようです。

    当時の朝鮮の法律では、漂着した外国人を上陸させてはいけないらしく、ひたすら船上で過ごさなければならないのが過酷そうでした。
    3人の役人のうち2人の体調がずっと優れず、1人筆談で朝鮮人とやりとりしなければならない安田氏の心労たるや⋯。
    主薄のように薄汚い心の韓人もいたものの、太守をはじめ書のやり取りを通じて心が通うようになるさまには、心温まりました。
    それにしても、安田氏がうんざりしているのに詩の達人と間違われて、詩を読んでもらいたい人が押し寄せるのには笑いました。
    薩摩藩士とし

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    2026年04月29日
  • 浄土

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    ギャオスの話。理由もなくギャオスが現れて、線路に糞をして、超音波で建物を破壊する。そしてギャオスに関わった人物はみな不幸になる。この理由もなく現れて、何の因果か説明はないが不幸になって終わり。この放り投げるような物語に、町田康のユーモア、語りの面白さが混ざって面白い。

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    2026年04月17日
  • 口訳 太平記 ラブ&ピース

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    ものすごく癖になる文章で面白かった。
    町田康さんの他の本も読みたくなった。

    室町時代の南北朝の対立の様子がよく分かる。
    皆一族の利権のことしか考えていなかったのもよく分かった。

    今も昔も対して人は変わらない。
    ただ、今と違って神仏の力が現実に物凄く強かったのを実感した。

    太平記がかなり長い作品なので、こちらの作品もかなり長く感じた。
    なのに、え?これで終わり?と物語が何も一段落していない状態であっけなく終わったので、星3。

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    2026年04月13日
  • 夫婦茶碗

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    私は何事にもノリとタイミングが必要だと思っているが、これらを見極めるための審美眼が最も重要であると再認識した。「いい加減さ」においても、程度を見極める力は必要である。

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    2026年04月05日
  • 作家と楽しむ古典 古事記 日本霊異記・発心集 竹取物語 宇治拾遺物語 百人一首

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    『無類の竹好き、男のアホさを書く作家。そんな僕が[竹取物語]の現代語訳を依頼されたんだから、もちろんお引き受けしました』と語る森見登美彦さん

    石上麿足を『中学や高校のときにいた、ちょっと思いこみの激しい優等生』とイメージしたり
    和歌をポエムとして訳したり

    『古事記には、勝利を祝い、人の強さを誇る話は少ない。いつも敗れた者に寄りそい、人の弱さを嘆きます』池澤夏樹さんの古事記

    古典の現代語訳が載っているのかと思っていたら、作家さんたちのインタビューだったりの裏話の本でした

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    2026年03月16日
  • 朝鮮漂流

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    ネタバレ

    いつの時代もどこの国も官僚は同じようなもの。でも筆談でも友情は育まれ、ついに感動の別れ…では終わらなかった!
    帰路がいろんな意味で辛すぎて、早く終わらせたくて一気読みを強いられました。

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    2026年03月01日
  • 口訳 古事記

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    「古事記」の口語訳本。
    町田節炸裂、という感じ。
    面白いけども。
    ちゃんと「古事記」読み直そう、とは思った。

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    2026年02月27日
  • 権現の踊り子

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    10冊目『権現の踊り子』(町田康 著、2006年4月、講談社)
    著者初の短編集。表題作を含む全6編が収録されている。
    どの作品にも通底しているのは、パンクスらしい攻撃性と反骨性、そして破滅的な感覚。言葉遊びにも近い独特な文章が生み出すユーモアは時に笑いを誘うが、その裏に濃厚な暴力、あるいは死の匂いが付き纏う。
    中編にも近い「ふくみ笑い」は、SFのようでも精神疾患患者のせん妄のようでもあり、強烈な読後感が脳にこびり付いた。

    〈べらんがめらんでソーダ水飲むン〉

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    2026年02月23日
  • 浄土

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    『犬死』
    『どぶさらえ』
    『あぱぱ踊り』
    『本音街』
    『ギャオスの話』
    『一言主の神』
    『自分の群像』

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    2026年02月13日
  • 記憶の盆をどり

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    ネタバレ

    オーディブルで表題作を耳読。短編集全体の感想ではない。

    断酒中の語り手の意識はアルツハイマーを思わせるほど断片化し、記憶と現在の境界が次第に崩れ、そのままラストへ。酒、やめちゃだめ。絶対。

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    2026年02月01日
  • 口訳 太平記 ラブ&ピース

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    町田康氏の口訳による、スーパー砕けた太平記。
    以前、同様の古事記も読みましたが、こちらも面白かったです。
    武士や公家のやり取りが面白おかしくて、クスッとするものの、その連続で、ストーリーはいまいち覚えてないです。日本史で習った鎌倉の頃だな〜みたいな。

    人々の会話が面白いですが、戦のシーンは謎に1人にスポットを当てだすときがあり、詳細に描かれているとけっこうむごいです。

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    2026年02月01日
  • 口訳 古事記

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    ネタバレ

    全体的にはやや冗長に感じる部分もあるが、その分とても読みやすく、古事記を初めて通して読むにはちょうどいい一冊だと思う。おそらく読み返すことはないが、いずれもう少し硬派な別の訳で、時間を置いて再読してみたいという気持ちは残った。

    特に印象に残ったほは、冒頭のイザナミとイザナギの神話、次にスサノオのエピソード、そして大国主神からヤマトタケルによる日本統一の流れである。神話というより、もはや英雄譚や王朝の年代記に近い感覚で読めた。

    古事記を読むメリットの一つは、地名や言葉の由来、さらには後世の文化作品の元ネタが分かることだと思う。

    たとえば、

    ・神が東へ遠征する途中、現在の福島あたりで仲間と

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    2026年01月19日
  • くっすん大黒

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    甲斐性なし男達の珍道中記
    その場しのぎで無計画な主人公達に感情移入できないのだけれど
    不思議と不快さがない絶妙な文体

    この自由奔放さは呆れを通り越して憧れですらある。
    こんな風に生きたらどうなるんだろうか。
    真似しない方が絶対良いけど..

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    2026年01月07日
  • 口訳 太平記 ラブ&ピース

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    ギケイキで知った町田康さん。扱ってる題材的にギケイキの方が楽しく読めるかな。でもたまにクスッと笑ってしまうところはあった。

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    2026年01月04日
  • 告白

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    悍ましい事件の主犯は、ただの自己肯定が低く、何事にもネガティブな思考が先行し、虚勢を張るだけの人間であった。そんな輩の心情を聞いていると、ふと、自分を含め誰しもがそんな暗闇の中に思考を巡らせて、思弁過剰になることはあると思う。

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    2025年12月28日