町田康のレビュー一覧

  • 人間小唄

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    何て乱暴で不条理な話なんや…
    町田康ていつもは踏んだり蹴ったりな側視点ばかりやったような気がするんやけど逆側なんもしんどい原因やと思った。
    でも安っぽいラーメンを食べたくなった。

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    2017年03月30日
  • パンク侍、斬られて候

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    読み終わってまず思ったこと。それはなんだこりゃ?ということ。とにかくぶっとんでるんだけど、人間観察の見事っぷりというか、ああこんなやついるよね、とか、ああこれは俺のことだな、とか。すごくいい。ストーリーはよくわからんけどすごくいい。

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    2016年09月13日
  • 人間小唄

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    わけ分かんねぇ。まぁ、クスってなるとこいっぱいあったけど。

    関係ないけど解説でジャン・ジャック・ルソー(人間不平等起源論の人)の「社会や法律は金持ちが貧乏人騙して反抗させないための偽の仕組みだ」って言葉が出てきてて、おおーってなった。

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    2016年05月22日
  • 日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集

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    内容よりは資料的価値だろう。

    町田康が訳した宇治拾遺物語は秀逸。
    自由自在過ぎて、言葉もない。

    千年経っても人間は何も変わらない。というか、千年前の人間たちのなんと奔放なことか。

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    2016年03月21日
  • 猫とあほんだら

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    町田康さんの猫ちゃんエッセイ第三弾。
    町田さんの自宅と作業部屋で飼っている猫たちのことを綴るエッセイ。

    町田さんのクセの強い文章が面白く、「猫にかまけて」「猫のあしあと」と読んできて結構楽しみに読んだ今回。
    何故だろう。
    今迄面白く読めていたのに、今回は町田さんの文章が鼻について仕方ない。
    内容としては、相変わらず多くの猫に囲まれて、呑気そうな町田さんとしっかり者の奥様とのかけ合いもいつも通り、猫との関係や付き合い方も変わっておらず、不愉快な要素はない。
    それだのに、何故なのだろう。
    読んでいくと、何とも言えずイヤな気持ち。
    腹が立つとか読むに耐えないという程ではないのだけれど、うん、やっぱり鼻につくが一番近い表現だろうか。

    あれれ、わたし何か心境の変化とかあったかなあ。
    心当たりなし。

    まあ、このエッセイは今後もつづくとは思うけれど、また気が向いたら読んでみたらいいかという軽い気持ちでいることにしよう。

    町田さんのために言うと、町田さんは作家として忙しくされながら、捨て猫などを積極的に保護され、病気の猫とそうでない猫とを混ぜて感染させないために、わざわざ転居して猫用の小屋みたいなものまで拵えるという猫にとって大変ありがたいかただ。
    元は捨て猫なので、無理に飼い主都合で可愛がったり抱きしめたりしないという、わたしも多く見習うべき飼い主の鑑とも言えるかたである。

    おかしいのはわたしであって町田さんではない。
    きっとまたいつか楽しく読める日もやって来るだろう。

    猫ちゃんの可愛らしい写真も満載の、猫愛に満ちた一冊。

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    2016年03月18日
  • 浄土

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    (*01)
    単純に面白い、という言葉が最も似合う小説は、現代において町田氏の書くものがその先端を走っているのではないだろうか。ナンセンス、言い回しの妙などからこの文字の笑いをいくらかは解説できるのかもしれないが、どう解説しても難解にはなるだろう。
    一言主の神については以前に読んだ事があったが、そのほか2000年代前半に書かれた6つの短編については初見であった。赤塚不二夫から漫画太郎氏まで引き継がれているような擬音のギャグを文で描写した様な節もあり、もちろん落語や文学の特異な言い回し(*02)の援用のほか、今回読んだ限りでは星新一の皮肉でブラックなショートショートが生活感に塗れて立ち現れた様な感じもしてしまった。どれもやはり遠い喩えにしかならないのではあるが。

    (*02)
    言葉の順列や組み合わせとも言えるが、語単位に分析した時に、通例で使用されれば何でもない語を、違う列や文脈にある文例に、韻やリズムを整えながら、挿入したり置換したりして、面白くさせているというのはある。しかし、大喜利のセンスに近いものがあるが、素人がこの方法で文章を綴ろうとすると、意味的で物語的な作用を起こしてしまう。講談社文庫版の解説で松岡氏が指摘しているのはこのあたりの事情であり、意味作用や物語作用が現われないように暴力的に言い回す、というところに著者の文体の魅力はある。

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    2016年02月23日
  • 夫婦茶碗

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     どうしようもない屑男が出てきてその芯からのどうしようもなさがとても笑えるのに、どこか切迫感が伝わってきてちょっと泣きそうになったのが不思議。笑いと狂気と哀しさが全部同居してて本当に面白かった。

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    2017年12月18日
  • テースト・オブ・苦虫1

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     日常に存在する理不尽、不条理、儘ならないことに鬱憤を溜め込みながら生きる町田さんのエッセイ。まさに口中に苦虫の味が広がるようなことばかりだけど、町田さんの文章を読むとスカッとする。パンクでロックでファンキーな町田さんの土台にはモラルや正義感がしっかりと存在していて、だからこそパンクロッカーをやれるのかなと思った。

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    2015年12月14日
  • 人間小唄

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    ネタバレ

    初めて触れた町田康の文章は強烈。時代感不明な言葉遣いやぶっ飛んだ想定。こういうのもアリなんやと、読み物の幅を広げてくれた一冊。

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    2015年12月03日
  • きれぎれ

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    きれぎれにいらいらすることありますよね。
    なんでおまえそんなにスイカべったりタッチ
    なんだよと。もう体、改札とおっとるがなと

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    2015年08月18日
  • 夫婦茶碗

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    短編2本。1本目はまだしも2本目の主人公は清々しいほどのクソっぷり。屑っぷり。
    まるで誰かに話しかけているかのような語り口調で進む作風は好きだけど、作者と年齢が離れているからなのか、言い回しが古臭いなと思うことが多々あったせいで、軽快に読み進めることは出来なかった。
    赤頭巾ちゃん気をつけての時も思ったけど、自分は昔の小説が苦手なのかな……

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    2015年07月20日
  • 猫にかまけて

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    自称パンク作家の飼い猫は主と普通に会話するらしい。はは、あほちゃうか。おもろ。と普通は嗤ってしまうところだが、あの妖怪めいた著者の存在感を思えばさもありなんとしばし黙考。相変わらず文章は抜群のグルーヴ感で思弁に思弁が転がり続ける面白さに溢れてるのだが、猫への愛情と喪失に直面した時、普段は見せない愚直さが顔を出している。対象へまっすぐと届けようとする、恥も外聞もない剥き出しの優しさ。それは主従関係ではなく1体の生物として猫と向き合っている姿勢から生まれてくる。やはりいつだって町田康は最高なのである。ずるい。

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    2015年06月18日
  • 夫婦茶碗

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    あれおかしいな、思ってた話と違うなと思ったら、夫婦膳哉と間違えた!
    何処までいっても屑、最後まで屑、しょーもないのにどんどん読んでしまって本当にしょーもない。
    薄いが文章量は多い。

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    2015年06月09日
  • テースト・オブ・苦虫1

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    ダメ男、好きでしょ?と貸された本。はい好きでした。大学のバンドサークルの先輩、全員こんな感じだった。ズイジャーノ?

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    2015年01月25日
  • きれぎれ

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    久しぶりに読んだ町田康。
    彼の作品はいつもぶっ飛んでるけど、その中でもこれはトップクラスだと思う。
    彼岸と此岸を行ったり来たりするような感覚。
    凡人の私にはちょっとついていけない。

    併録の「人間の聖」の方が好き。
    開脚し続けて体が裂け、脳天につま先が突き刺さるってどういうことよ…。

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    2014年10月12日
  • 権現の踊り子

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    生きるってことは、綺麗ごとじゃない。完全な善人なんていないし、善人ぶった人だって、面の皮の下では、何考えてるかわかりゃしない。何が現実で、どこまでが夢で、虚構との境目はどこか…なんて、実は誰もわからないのかもしれない。町田康作品は初めて。何だかよく分からないけど、引き込まれていく。自分の中の悪いものが引き出されそうで、さらけ出してもいいんじゃないかと思いそうで、怖いけど。残念なのは、漢字が難しすぎて、読めない字が多いこと。分からない単語を読み飛ばした英文読解のように、何となく雰囲気で味わった感じだが、町田康、ただならぬことは理解した。

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    2014年09月08日
  • 猫とあほんだら

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    うーん 独特の文体で最初は少々読みづらいけれどもリズムにのって読み進む
    縁あって拾ってしまった子猫2匹に加えて先住猫がたくさん…
    名前と姿が一致しないまま読み終わってしまった…
    都内の自宅に4匹 仕事場に6匹 そして移住を考えて物件を見に行った伊豆で生まれたばかりで弱っていた子猫を2匹。。。 大所帯の移住とそれぞれの生態を綴った一冊

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    2014年07月23日
  • 猫のあしあと

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    ペット飼育未経験者が読むと、ふたつの理由から疎まれる可能性が高そうな作品。
    闘病生活の生々しさ。猫飼い特有の、猫中心の生活の自虐。
    でも、今作はそれが正しい姿に思われる。
    なぜなら、安易にぬいぐるみ感覚で飼われて飼育放棄される動物が一匹でも減れば、この作品を書いた意義になるだろうから。

    作品のマイナス点は、文体のくどくどしさ、推敲の荒さが目立つ文体だ。
    か、句読点の打ち方が雑で、一文が8行に渡る文があった。これを適宜に切断して、「というわけで」を削除するだけで割と読みやすくなるはずだ。
    おそらく、原因は看取り終わってから書く、という執筆スタイルだろう。
    素人のブログなら及第点だけど、著者が兼業作家のため、総合点は星3つ。

    話の内容に対する感想。
    動物愛好家としては、当てレコが愉快だった。飼育経験者のあるあるネタ。
    突飛な発想と、東川篤哉さんのような仰々しい文体がユーモラスでよい。

    人間の衣食住を犠牲にして、病気の猫を看病する描写が痛々しかった。

    私の飼育に対する考えは、著者とは異なっている。獣医も匙を投げる病状の時は治療方法を探して延命を試みるよりも、闘病を諦めることで苦しむ時間を伸ばさない方が好ましいと考えている。生きる時間の長さよりも、猫にも羞恥心はあるのだから、恥をかかせるのは気の毒、とも考えている。
    だが、著者の選んだ道が誤りだとは思えない。なぜなら、闘病・延命派の飼い主が多ければ症例が増えて、動物への医療技術が進歩する可能性があるからだ。

    この本は、骨身を惜しまず、金銭と時間を猫のために費やした詳らかな描写と、数枚のスナップ写真。猫への溢れんばかりの愛情が感じられる一冊だ。

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    2014年06月22日
  • 人間小唄

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    面白いけど、読んでいて殺伐とした気分になりました。
    笑っちゃう箇所も多々有るのですが、底に流れているものが絶望というか。。

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    2014年02月13日
  • 人間小唄

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    怖えええ。こんな怖い町田康、読んだことない。

    ある日突然送りつけられてきた謎の短歌を、雑誌の原稿に無断で引用した作家・糺田。糺田に短歌を書き送った張本人である小角と、小角に協力する美女・未無。
    短歌の無断引用を理由に、糺田は小角と未無にどつきまわされるのであった。

    って言ったら、町田作品に親しんできた人は「ああ、この糺田とかいう奴はヘラヘラふにゃふにゃその日暮的な日々を送っていて、大方今晩の酒代に困るとかして盗作に及び、その報いを謎の男女から受けるに至るのだろうな。それはもうズタズタに。ボロボロに。はは、おもろ」なんて頭の中で町田文体っぽく思ったりするんじゃないかなと思う。と云うか、私はしました。

    自らの怠惰や見通しの甘さから、努力はすれども報われなかったり、そもそも努力の方向性が世の慣習から大分ズレていたりする主人公たちなら、これまで何人も見てきた。
    彼らは肉体的にも精神的にもハードな目に遭う。ハード、って簡単に言うけどそこはそれ、作者の想像力に裏打ちされたハードさなので、もう、えらいハードである。
    しかし、我らが主人公たちは、いかなるハードにも意外と負けなかったように思う。
    例えばプロレスなんてまさにその最たるものだと思うんですけど、やれバックドロップだジャーマンスープレックスだエメラルドフロウジョンだって大技が炸裂して、その度にお客は大盛り上がりする。レフェリーがカウントをする。食らった側が必死で起き上がる。お客どよめく。こうして益々高まってゆく興奮状態と云うのは、「受ける側」のタフさの賜物なんじゃないかなあ。
    これと同じようなことは、どつきまわされ系主人公たちにも言えて、我々読者は主人公の受身の上手さを前提として、彼に降りかかる数々のハードを楽しんできたのではあるまいか。

    長々書いたけど、『人間小唄』はそういう小説じゃありませんでした。

    酷い目に遭う側ではなく、遭わす側視点。
    天誅であり革命でありテロル。うわ怖えええ。

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    2014年01月24日