町田康のレビュー一覧

  • 残響―中原中也の詩によせる言葉

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    町田康、あまり知らないが、中島らもの追悼ライブで「KYOKO」を歌っていたのだけ覚えている。
    やはり先ず中原中也のことを少しは知らねばならん、と思えて、この本は中断。いつ戻るか未定。

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    2019年07月19日
  • パンク侍、斬られて候

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    かなり久し振りの町田康作品。
    作品名通り、パンクでファンキーだった。時代概念も飛び越えて親しみやすいんだかやすくないんだか・・・。
    結局「?」がものすごい渦巻いてます。

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    2018年10月24日
  • 生の肯定

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    町田節さらに炸裂!一体作者の脳内はどうなってしまっているのだろう。面白かった。
    校閲の人大変だったろうなぁ。

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    2018年10月06日
  • 生の肯定

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    超然としたい理想と、この世でそれなりに自尊心を満たす事で生き甲斐を感じ多少の気分の良さをもって生きていく事との葛藤。途中まで構成は漱石の草枕のようにも思ったが、主人公が最終、あらゆる矛盾やギャップを受け入れ、諦観めいた自己肯定感を獲得するところに町田康なりの人生観みた気になった。

    (町田康は心情描写を得意とする反面会話文はあまり展開的でなく、ぎこちなさが相まってしばしば行数稼ぎのようにも感じる。一方、織田作のテーマ性やキャラクターやストーリーのバリエーションはさて置き、戯作家として作家のキャリアをスタートさせた織田作の会話文描写はやっぱりイキイキとしていて秀逸だな〜〜と読んでいて思い出したり

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    2018年08月31日
  • バイ貝

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    珍妙な峠を先に読んじゃったのでこっちも読みました。でもそんなに繋がってるわけではなかった。こっちはエッセイ調で文体もいつもの町田康だから町田康的なおっさんがちらつくときがあり、何で小説の主人公=作者、みたいなテクがあるんだろうか。犬飼ってるし。というより、文体が特徴的だからこういう小説家が主人公の小説はぜんぶこのおっさん、てなる。そうなるように書いてるんだろうけど。最後の章とかいったいどんな顔で文章作ってたんだろうかと考えてしまう。
    話の中身はねめちゃくちゃ面白かったです。ほんと買い物ってうまくできんのよねーーーーーーー。

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    2018年08月21日
  • ギケイキ 千年の流転

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    あ。これ、読まなきゃと思って手を出した。

    隣の人がパラッとめくって、ハルク・ホーガンとハルク判官の変換に始まる一ページ目を読んで、なんか違うと感じて置いた(んだと思う)。

    昨年、河出文庫版『義経記』を読んだ身としては、まさかあの物語が、この改変か!と最初は鳥肌モノだったけど、読んでいる内に一種のトランス状態になってくるというか、プークスクスみたいになってくるので、驚き。
    そして、割合筋書きとしては押さえられていて、あ、こんなエピソードあったわーと思いながら読み終えたのでした。

    『義経記』において、グッとくるシーンまでもが、全面ユーモア一色となっているのが、義経不利な場面から衣川戦辺り、ど

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    2018年08月07日
  • 浄土

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    ネタバレ

    ≪犬死≫
    『夏以来、ひどいことばかりうち続く。例えば以前から知り合いで特にどうということもない関係だった男があたふたと忙しげに近寄って来たかと思うと、到底承知できない条件で仕事を依頼、その場で承諾を迫り、断ると大きな声で「ああそうですか」というと挨拶もそこそこに立ち去った。暫くして会合に出席するとその男が居た。彼は人前で私を意味なく怒鳴りつけ、そして急ににやにや笑うと顔を五センチも近づけて、例の話どうでしょう?と言った。私が返事をしないでいると、男は不意に忙しげに立ち去った。いまではほうぼうで私のことを恩知らずと言いふらして歩いているらしい』
    けものがれ~を彷彿とさせる、苦虫を噛み潰したかのよ

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    2018年08月05日
  • パンク侍、斬られて候

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    告白に続き、こちらも会社の方からお借りした一冊。

    独特の文体なのだが、語彙は多く、表現力も豊かで、とても不思議(笑)

    凄いのに、ヘンテコで、賢そうなのに、下品で、何なのコレ?(笑)

    掛十之進は、先日読んでいた告白の熊太郎と重なる部分が多く、想像するとどちらも同じ人物になってしまう。

    物語は面白いのか面白くないのか!?兎に角変!(笑)

    この作家さんの文章、嫌いではないけど好きではない(笑)

    貸してもらえば読むかもしれないが、自分からは購入しないかな??

    何とも不思議な読後感(笑)

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    2018年06月04日
  • 生の肯定

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    この世の一切を超然の高みから見下ろし、実際の存在と自分に見えるものとの間の乖離を誤魔化すため思考停止を施し、欺瞞的な笑いを笑ってきた。この世の終わりと始まりを見て、ようやく自分が超然の高みにないことを自覚する。死に向かうのではなく、生の方へ向かうべく貪欲に生きようと心を変える。超然の立場に固執しない素直な気持ちを大事にしていく生きかた。人と触れ合い、いろんなことを自然に受け止め真心を大事に生きていく、そんな自らのありようを今一度見つめ直した。

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    2018年09月15日
  • 人間小唄

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    怪文書を送られた作家が、その内容を自作でネタに使ったら、送り主に異次元空間に拉致されて、解放する代わりに課題を与えられる。?短歌を作れ……失敗、?ラーメンと餃子の店を出して人気店にしろ……いいトコまで行ったが失敗、?暗殺……ターゲットに拉致監禁され、総合格闘技の試合を申し込まれて敗北。作家の脳が壊れてお終い。内容を全てネタバレしてしまったが、まぁいっか。ネタバレしたところで何にも影響は無い。

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    2018年01月08日
  • 生の肯定

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    意味は分からない。飲み込まれるというほどの感受性も持ち合わせていない。しかしそれでも読んでしまうのは面白くて、おれでも分かるようなことを時々挟んでくれるからである。

    どつぼ超然から始まり、この世のメドレーにつながった余3部作がここに完結します。この世のメドレーが1番読みやすかったかな。

    田宮(熱海?)に住んでいる余は、横浜美術館に行こうとして、特急踊り子に乗り込むが…

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    2017年12月29日
  • ゴランノスポン(新潮文庫)

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    短篇集。面白いのとパッとしないのとあるんだけどその辺は好き嫌い次第かな。独特の文体が活きてる作品は普通の文体の作品にはない面白さがある。「一般の魔力」とその前後の作品が面白かった。一番最初のは個人的にはぱっとせず。読み進むと面白い作品に遭遇。文体の珍妙さに依るところが大きいのでそのへんを楽しめるかどうかが鍵かな。

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    2017年12月18日
  • 珍妙な峠

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    ネタバレ

    これバイ貝の続編なんか。バイ貝読んでないわ。
    マックブックまでのくだりと、最後家をDIYしだしてからラストまでのたたみかけるとこがよかった。特に最後は町田康の雰囲気めっちゃ出てた。
    パソコンピューだのパーソナルコンピだの響きのよい(?)ことばをぶちこんでくるし、町の喩えなども素晴らしいです。ほんとにいつ何を読んでもことばの組み合わせが凄まじい。

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    2017年11月29日
  • 走る?

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    未読の作家のたくさんつまったオムニバス。それぞれの作家の傾向と実力の片鱗がうかかわれて楽しい読書だった。
    走るということは苦しいけど楽しい。そんなテーマに集まった作家たちの目の付け所がみどころか。

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    2017年09月15日
  • 夫婦茶碗

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    町田康「くっすん大黒」がものすごく面白かったので続けて読んでみた。でもこれはそんなじゃなかった。
    一人称で独白?独り言?が延々続いていたし、なんか荒んでた、万事塞翁が馬というか転んでもタダではすまないあたり。でも勢いと軽快な感じがいいね。

    くっすん大黒よりも更に落語感が増してて、芝浜?を思い出した。しょうもない夫と、真面目な妻のかけ合い。

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    2017年09月12日
  • 宿屋めぐり

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    著者の猫エッセイに魅せられて本書を購入したは良いが、普通の文庫本なら2、3冊はありそうな厚みに手を出せなかった。江戸時代とも現代ともつかぬ設定は『銀魂』のよう。不条理、ナンセンスな物語の進行に、あらすじを引いて感想を書くのも詮無い気がする。解説も本書の書きぶりを踏襲するような表現で、これが解説? と疑問を抱くと同時に、ただでさえ本編で満腹なのに、さらに追加料理が出てきた感じ。

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    2017年08月26日
  • 走る?

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    Number Doに連載されていた
    「走る」をテーマにしたアンソロジー

    ある意味読書の対極にあるものが題材ということで、
    なかなかおもしろい切り口だなと思い。

    14本の短編のうち、良かったのベスト3は
    「パン、買ってこい」 中田永一
    「ベランダと道路」 柴崎友香
    「リスタート」 恒川光太郎
    ですね。結局はどれも気持ちよく走ってる感じだったから!

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    2017年08月20日
  • 走る?

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    「走る」をテーマに14人の作家が競作。
    日々のランニングのモチベーションが上がるような疾走感あふれる作品が収録してあるのかと思いつつ手に取りましたが、そこは実力派の先生方。凡人の思い通りにはいきません。思わず膝を打ち、唸ってしまうような「走る」小説が並び、裏切られました(喜)

    14本どれもが個性的で、未知の作家さんとの出会いも。もちろん、苦手な話もありましたが、それも出会いです。
    お気に入りは「パン、買ってこい」(中田永一)、「桜の並木の満開の下」(遠藤徹)、「誰にだって言いぶんはある」(桜井鈴茂)


    人生の半分は現実ではないと彼は思う。
    なぜならば精神が摂取するものの半分以上が、現実では

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    2017年08月16日
  • この世のメドレー

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    超然として暮らしたいと思いつつ、結局一番世俗的なところが恥ずかしくって残念な人の話。相変わらずの文章力もあいまって一瞬で読んでしまった。本気でやって失敗するって苦痛だよね。できれば超然としてすべてを下に見ながら生きたいね。でも無理だよね。人の本気を笑うな!

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    2017年02月27日
  • 珍妙な峠

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    バイ貝の続き。2冊続けて読むのはちょっとつらかった。おもしろくてもつらい。バイ貝の方がおもしろく読めたな。

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    2017年02月01日