町田康のレビュー一覧

  • 夫婦茶碗

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    短編2本。1本目はまだしも2本目の主人公は清々しいほどのクソっぷり。屑っぷり。
    まるで誰かに話しかけているかのような語り口調で進む作風は好きだけど、作者と年齢が離れているからなのか、言い回しが古臭いなと思うことが多々あったせいで、軽快に読み進めることは出来なかった。
    赤頭巾ちゃん気をつけての時も思ったけど、自分は昔の小説が苦手なのかな……

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    2015年07月20日
  • 猫にかまけて

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    自称パンク作家の飼い猫は主と普通に会話するらしい。はは、あほちゃうか。おもろ。と普通は嗤ってしまうところだが、あの妖怪めいた著者の存在感を思えばさもありなんとしばし黙考。相変わらず文章は抜群のグルーヴ感で思弁に思弁が転がり続ける面白さに溢れてるのだが、猫への愛情と喪失に直面した時、普段は見せない愚直さが顔を出している。対象へまっすぐと届けようとする、恥も外聞もない剥き出しの優しさ。それは主従関係ではなく1体の生物として猫と向き合っている姿勢から生まれてくる。やはりいつだって町田康は最高なのである。ずるい。

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    2015年06月18日
  • 夫婦茶碗

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    あれおかしいな、思ってた話と違うなと思ったら、夫婦膳哉と間違えた!
    何処までいっても屑、最後まで屑、しょーもないのにどんどん読んでしまって本当にしょーもない。
    薄いが文章量は多い。

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    2015年06月09日
  • 夫婦茶碗

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    実は初町田康。これは好き嫌いが別れる。あまりにどうしようもなく堕落したダメ人間が主人公の二編。自分的にはどちらかといえばほんわかした感じのパンク「夫婦茶碗」よりもだんだんと狂気を孕んでくる「人間の屑」のほうが面白かった、というより笑うしかない。「逸物ふざけたニューオーリンズ、腹這い野郎が毎日、砕けた土鍋で鍋物、八百屋のねぇちゃん不細工、白菜ばかりが能じゃねぇ、死ぬまで河豚を食いまくる、ゴーゴー(テッチリリ)ゴージョニゴーゴー(テッチリリ)」このジョニー・B・グッドの出鱈目歌詞のリズム感に嵌りそう。

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    2014年10月28日
  • きれぎれ

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    久しぶりに読んだ町田康。
    彼の作品はいつもぶっ飛んでるけど、その中でもこれはトップクラスだと思う。
    彼岸と此岸を行ったり来たりするような感覚。
    凡人の私にはちょっとついていけない。

    併録の「人間の聖」の方が好き。
    開脚し続けて体が裂け、脳天につま先が突き刺さるってどういうことよ…。

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    2014年10月12日
  • 権現の踊り子

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    生きるってことは、綺麗ごとじゃない。完全な善人なんていないし、善人ぶった人だって、面の皮の下では、何考えてるかわかりゃしない。何が現実で、どこまでが夢で、虚構との境目はどこか…なんて、実は誰もわからないのかもしれない。町田康作品は初めて。何だかよく分からないけど、引き込まれていく。自分の中の悪いものが引き出されそうで、さらけ出してもいいんじゃないかと思いそうで、怖いけど。残念なのは、漢字が難しすぎて、読めない字が多いこと。分からない単語を読み飛ばした英文読解のように、何となく雰囲気で味わった感じだが、町田康、ただならぬことは理解した。

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    2014年09月08日
  • 猫とあほんだら

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    うーん 独特の文体で最初は少々読みづらいけれどもリズムにのって読み進む
    縁あって拾ってしまった子猫2匹に加えて先住猫がたくさん…
    名前と姿が一致しないまま読み終わってしまった…
    都内の自宅に4匹 仕事場に6匹 そして移住を考えて物件を見に行った伊豆で生まれたばかりで弱っていた子猫を2匹。。。 大所帯の移住とそれぞれの生態を綴った一冊

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    2014年07月23日
  • 夫婦茶碗

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    ◆夫婦茶碗
    笑える。主人公頭おかしい。
    冷めた奥さんとのやりとりが面白い。
    小熊のゾルバのメルヘンを書こうとしている。
    話に脈略がないようにみえるけど、実際はストーリーがある。
    人間の思考ってこんななのかな。

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    2014年07月16日
  • 猫のあしあと

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    ペット飼育未経験者が読むと、ふたつの理由から疎まれる可能性が高そうな作品。
    闘病生活の生々しさ。猫飼い特有の、猫中心の生活の自虐。
    でも、今作はそれが正しい姿に思われる。
    なぜなら、安易にぬいぐるみ感覚で飼われて飼育放棄される動物が一匹でも減れば、この作品を書いた意義になるだろうから。

    作品のマイナス点は、文体のくどくどしさ、推敲の荒さが目立つ文体だ。
    か、句読点の打ち方が雑で、一文が8行に渡る文があった。これを適宜に切断して、「というわけで」を削除するだけで割と読みやすくなるはずだ。
    おそらく、原因は看取り終わってから書く、という執筆スタイルだろう。
    素人のブログなら及第点だけど、著者が兼

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    2014年06月22日
  • 人間小唄

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    面白いけど、読んでいて殺伐とした気分になりました。
    笑っちゃう箇所も多々有るのですが、底に流れているものが絶望というか。。

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    2014年02月13日
  • 人間小唄

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    怖えええ。こんな怖い町田康、読んだことない。

    ある日突然送りつけられてきた謎の短歌を、雑誌の原稿に無断で引用した作家・糺田。糺田に短歌を書き送った張本人である小角と、小角に協力する美女・未無。
    短歌の無断引用を理由に、糺田は小角と未無にどつきまわされるのであった。

    って言ったら、町田作品に親しんできた人は「ああ、この糺田とかいう奴はヘラヘラふにゃふにゃその日暮的な日々を送っていて、大方今晩の酒代に困るとかして盗作に及び、その報いを謎の男女から受けるに至るのだろうな。それはもうズタズタに。ボロボロに。はは、おもろ」なんて頭の中で町田文体っぽく思ったりするんじゃないかなと思う。と云うか、私はし

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    2014年01月24日
  • へらへらぼっちゃん

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    町田康の初期のエッセイ集。
    若干の初々しさや読みにくさはあるけれど、
    町田節は昔からブレてない。単純にあははと笑える。
    一日中時代劇を見て、昼間からお酒を飲んで、
    まっとうな人から見たらひどい生活ぶりだけど、
    こんな時期があったからこそ「告白」や「パンク侍、斬られて候」などの
    作品が書けたんだろうなぁ。そう思うと人生むだな経験なんて無いのかも。

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    2014年01月13日
  • ゴランノスポン(新潮文庫)

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    町田康は、たしか「夫婦茶碗」と猫のエッセーを読んだことがあるのだけれど、どうもついていけなくて挫折した覚えが。にもかかわらず、今回手に取ったのは、ひとえにタイトルに惹かれたから。

    しかし、やっぱり肌に合わなかった。最初の二編くらいまでは、ニンマリさせられたりしながら、まあ楽しく読んだのだけれど、後半はもう辛くなってきた。

    溢れ出てくる言葉のセンスは分かるのだが、根本を貫いている、“ひたすらいい加減”な感じが、ダメなのかな…。

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    2014年01月05日
  • ゴランノスポン(新潮文庫)

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    初めて町田康を読んだ。すごい文章。こういう文章力も文章力なんだと認識。ただ伝わるものと伝わらないものの差が激しく、そこはついて来いと言わんばかり。三つめの「一般の魔力」が一番わかりやすくもあり、面白かった。

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    2013年12月24日
  • きれぎれ

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    脳味噌丸みえはパンツ丸見えよりも恥ずかしいのか?
    先に読んだ山下澄人の作品のような完全な脈絡の無さではなく、主人公が一段また一段と不条理の階段を上がっていく様子を体感することができます。それはもう、「今日、ママンが死んだ」の日本版を思わせる不条理のお話でした。脳味噌丸みえはパンツ丸見えよりも恥ずかしいのか、あるいは、恥ずかしくないのか…考えてしまいます。
    ただ、話はとびとびのきれぎれで、この作品のあとはスカッと読みやすいのを読みたいです。

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    2015年03月18日
  • ゴランノスポン(新潮文庫)

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    短編集。
    全くわけのわからない話もいくてかあったが、人間の本性をありありと表現した作品だと感じた。

    登場人物の思考を独り言のようなタッチで描いているところが特に面白く感じて、共感する箇所も多かった。
    結局私も上辺だけ繕ったお腹の中は真っ黒な人間なのだ、みな誰しもがそうなのだ、と言われているような気がした。

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    2013年12月08日
  • きれぎれ

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    「くっすん」に劣るというか、どうも内容がスラスラ入ってこなかったんだよな・・。でも賞とってるんですよね。技法がすごいのかしら。

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    2013年10月14日
  • 猫のあしあと

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    町田さんの猫エッセイ第2弾。
    ゲンゾーの件について自分を責める町田さんの姿がなんとも切ない。
    動物を飼うのではなく、命を預かる。
    今は動物を飼っていないけど、またいつか生き物を飼うときは
    町田さんの姿勢を見習いたいと思った。

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    2013年09月05日
  • 権現の踊り子

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    町田康ならではの笑える部分よりも
    ちょっぴり切なく物悲しい気持ちが残る短編集。
    工夫の減さん・ふくみ笑い・逆水戸が特に好き。

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    2013年09月01日
  • 猫にかまけて

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    猫、欲しいけど、別れがつらいから、読んでごまかす。
    けど、一緒に暮らしたいなぁ。
    でも、つらいんだろうなぁ。
    自分が死んだみたいって
    きっとそうなんだろうなぁ。

    ココアとゲンゾーとヘッケと奈奈。
    家族だなぁ。

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    2013年07月15日