町田康のレビュー一覧

  • 口訳 太平記 ラブ&ピース

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    ものすごく癖になる文章で面白かった。
    町田康さんの他の本も読みたくなった。

    室町時代の南北朝の対立の様子がよく分かる。
    皆一族の利権のことしか考えていなかったのもよく分かった。

    今も昔も対して人は変わらない。
    ただ、今と違って神仏の力が現実に物凄く強かったのを実感した。

    太平記がかなり長い作品なので、こちらの作品もかなり長く感じた。
    なのに、え?これで終わり?と物語が何も一段落していない状態であっけなく終わったので、星3。

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    2026年04月13日
  • 夫婦茶碗

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    私は何事にもノリとタイミングが必要だと思っているが、これらを見極めるための審美眼が最も重要であると再認識した。「いい加減さ」においても、程度を見極める力は必要である。

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    2026年04月19日
  • 作家と楽しむ古典 古事記 日本霊異記・発心集 竹取物語 宇治拾遺物語 百人一首

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    『無類の竹好き、男のアホさを書く作家。そんな僕が[竹取物語]の現代語訳を依頼されたんだから、もちろんお引き受けしました』と語る森見登美彦さん

    石上麿足を『中学や高校のときにいた、ちょっと思いこみの激しい優等生』とイメージしたり
    和歌をポエムとして訳したり

    『古事記には、勝利を祝い、人の強さを誇る話は少ない。いつも敗れた者に寄りそい、人の弱さを嘆きます』池澤夏樹さんの古事記

    古典の現代語訳が載っているのかと思っていたら、作家さんたちのインタビューだったりの裏話の本でした

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    2026年03月16日
  • 朝鮮漂流

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    ネタバレ

    いつの時代もどこの国も官僚は同じようなもの。でも筆談でも友情は育まれ、ついに感動の別れ…では終わらなかった!
    帰路がいろんな意味で辛すぎて、早く終わらせたくて一気読みを強いられました。

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    2026年03月01日
  • 権現の踊り子

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    10冊目『権現の踊り子』(町田康 著、2006年4月、講談社)
    著者初の短編集。表題作を含む全6編が収録されている。
    どの作品にも通底しているのは、パンクスらしい攻撃性と反骨性、そして破滅的な感覚。言葉遊びにも近い独特な文章が生み出すユーモアは時に笑いを誘うが、その裏に濃厚な暴力、あるいは死の匂いが付き纏う。
    中編にも近い「ふくみ笑い」は、SFのようでも精神疾患患者のせん妄のようでもあり、強烈な読後感が脳にこびり付いた。

    〈べらんがめらんでソーダ水飲むン〉

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    2026年02月23日
  • 浄土

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    『犬死』
    『どぶさらえ』
    『あぱぱ踊り』
    『本音街』
    『ギャオスの話』
    『一言主の神』
    『自分の群像』

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    2026年02月13日
  • 記憶の盆をどり

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    ネタバレ

    オーディブルで表題作を耳読。短編集全体の感想ではない。

    断酒中の語り手の意識はアルツハイマーを思わせるほど断片化し、記憶と現在の境界が次第に崩れ、そのままラストへ。酒、やめちゃだめ。絶対。

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    2026年02月01日
  • 口訳 太平記 ラブ&ピース

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    町田康氏の口訳による、スーパー砕けた太平記。
    以前、同様の古事記も読みましたが、こちらも面白かったです。
    武士や公家のやり取りが面白おかしくて、クスッとするものの、その連続で、ストーリーはいまいち覚えてないです。日本史で習った鎌倉の頃だな〜みたいな。

    人々の会話が面白いですが、戦のシーンは謎に1人にスポットを当てだすときがあり、詳細に描かれているとけっこうむごいです。

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    2026年02月01日
  • くっすん大黒

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    甲斐性なし男達の珍道中記
    その場しのぎで無計画な主人公達に感情移入できないのだけれど
    不思議と不快さがない絶妙な文体

    この自由奔放さは呆れを通り越して憧れですらある。
    こんな風に生きたらどうなるんだろうか。
    真似しない方が絶対良いけど..

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    2026年01月07日
  • 口訳 太平記 ラブ&ピース

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    ギケイキで知った町田康さん。扱ってる題材的にギケイキの方が楽しく読めるかな。でもたまにクスッと笑ってしまうところはあった。

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    2026年01月04日
  • 笛吹川

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    不気味で読んでいて恐ろしくなってくるにも関わらず、読む手を止められないという不思議な体験。人が生まれ死んでいく、世界とはその繰り返しなのであると、語られているわけではないのにそう感じずにいはいられない薄気味悪さがあった。

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    2025年11月21日
  • 湖畔の愛(新潮文庫)

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    緊張と弛緩が笑いの本質とよく言われるが、ここにはあまり緊張はない。定型的な(吉本新喜劇的な)ボケとツッコミで構成される安心感のある笑いであり、著者の持ち味である狂的な逸脱がちょっと感じられないのが残念。

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    2025年11月01日
  • 口訳 太平記 ラブ&ピース

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    いやぁ、何と言いますか・・・
    「悪ふざけ」と「ニュータイプ」のどっちなのか。
    かなり、面白く読んだ。

    ただ、これは続編があるのかな。楠木正成が出てきたところで終わってしまってますが・・・。

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    2025年10月27日
  • きれぎれ

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    口語と文語が入り混じり、さらに特徴的な擬音が多用される一見してかなり特殊な文体だ。
    この文体は人によっては読みづらいと感じるだろう。
    話の展開も気づいたら別の場面に移り変わっているといった感じで時においていかれそうになる。

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    2025年09月28日
  • きれぎれ

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    どこまで読んだところだったかな。
    「あっ」と気づいて反射的に思い浮かんだ。
    人間失格、であると。
    それからは、もう頭から離れない。目眩く、展開に次ぐ展開の最中にあって「これは」と。
    もともと著者の作文ついて、そのように連想されていることは知っている。
    それにしても…。
    とはいえど、このことについて追求したところで、あまり意味がないだろう。本質から逸れる。
    この辺にしておく。
     
    感想だなんてあらたまったところで、ぼくの感想は、けっしてぼくを超えない。何かしら書き連ねて、何ごとかを成した気になってしまう。
    行き当たりばったりと計算尽く。
    分析なんて、きっと不要なんだ。
     
    剥き出し。あるがまま。なすがまま。
    本来、人は誰しも、そのように生きる。
    “人間失格”?どこが?なにが?
    合格も失格も、ラベルを貼らなきゃ理解できないなんて。ラベルごときで理解するなんて、理解できた気になるなんて。そんなだから人間関係などは、こじれてしまう。こじれるだけこじらせておいて、修復も改善も、回避も解答もない。理解不能なんて、とっくに意識の外。見ないふり。
    あまりにも容易い。安易。軽視。
     
    意識の外、見ないふり。
    きっと現実のことじゃないと思ってる?
    夢か何かの話だと。
    『きれぎれ』
    こんなリアルはないんじゃないのかな、と思いながら読み進めた。読む手が止まらなかった。
    けっして行き当たりばったりなものか。これほどまでに緻密な“計算”尽く、見たことがないと思った。

    生きてゆくかぎり、止まらない、止められない物語。人生行き着く先なんて、知らない。

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    2025年08月15日
  • 100万分の1回のねこ

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    有名作家たちが絵本「100万回生きたねこ」をオマージュして紡ぐ短編集。

    我が子に読み聞かせようと久しぶりにこの絵本を開いてみると、生きること死ぬこと、愛…
    ずいぶん哲学的な絵本だった。

    名作絵本のエッセンスを受け取った作家たち独自の視点で描かれる短編集だなんて、パワーの総量がとんでもない。
    お気に入りは、江國香織さんかな。町田康の相変わらず意味不明な世界観も好きでした。

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    2025年08月08日
  • 人生パンク道場

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    割とありきたりな人生相談に対して町田康節炸裂で答える。唯一無二の世界観から出される回答が面白い。参考になるかどうかは別として。

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    2025年08月01日
  • パンク侍、斬られて候

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    『告白』に続いて町田康作品2作目の読書。

    なにこれ?ふざけてるのか…?と思ったらふざけてた。
    めちゃくちゃふざけてて笑っちゃった。
    『告白』もふざけてる節はあったけど、まだ重さというか現実味がある話だった。
    これはもうふざけ倒してる。
    町田康、どんな脳味噌してんの?
    よく本になったなぁと少し呆れながらも途中から受け入れてギャグとして読んだ。笑
    おもしろかったけど、最後は訳わかんなくなってた。

    これ好きな人はすごい好きだろうな。銀杏BOYZ好きな人とか。
    無理な人はほんとに無理だと思う。笑
    再読したいようなしたくないような、微妙な気持ち。
    でも本棚には置いちゃうんだろうな。

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    2025年07月14日
  • あなたにあえてよかった テースト・オブ・苦虫8

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    まとめて読むと悪ふざけが過ぎて疲れる回もあるが、全体的に文章の面白さによるユーモアと社会批判のバランスが絶妙。エッセイというかほとんどショートショート的なものもあるが、そもそも町田康の作品にはそういう垣根がない面白さがある。

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    2025年07月11日
  • 宿屋めぐり

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    西村賢太が褒めた戯作
     完全に『ホサナ』と同じノリなのだが、しかしホサナと違ふのはこっちのほうがおもろいからで、ホサナみたいにぬめぬめはしてない。が、あとでぬめぬめしてくる。
     しかし町田康はストーリーを考へないで書いてると思ふ。
     が、いつのまにか、「真と贋」が作品の主題みたいになってきてをり、この世の欺瞞。を主人公がひしとこの身で体感。盗人、殺人者、放火魔、爆弾魔、などにされた挙げ句、これをひたすら遁走。正直者が馬鹿を見るっつうか、馬鹿が馬鹿を見るっつうか。主人公にも悪いところはあるっつうか。
     ま、あんま考へないで読めるので、好っきゃっなあ。燦州ポポポ呪師。
     しかし、やはり長い。と思ふ。

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    2025年07月06日