町田康のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
古典新訳コレクション23
宇治拾遺物語
訳:町田 康
出版社:河出書房新社
河出文庫 ま 17-5
散逸している宇治大納言物語に含めることができなかった話をまとめたものという意味なのか、拾遺=侍従という意味で名づけられたものなのかはわからないと冒頭にある
本書は口語訳なので、古典本来の趣はないが、サクサク手軽に読める
全体を通貫して読んだわけではないが、下ネタが多い。宇治大納言物語に収めるをためらった話を、拾遺として集めたのではないかと思ってしまう
高僧や、大将軍といえども、人の子なわけであり、恥じらいもあれば、見栄もある。高位の人間の失敗を説話として笑い飛ばすのがおもしろいので、当代 -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公が絵描きの屑人間なんですけど、借金したり放蕩したり生活が行き当たりばったりで、どうしようもない人間だなってところがまず好きだし、特に好きなのが、自分は趣味で絵を描いてるんですけど、あいつの描く絵より俺の絵のほうがイイだとかあいつは大衆に媚びてるだとか、この自意識分かるなぁ〜と。で、この自意識が強い人間って、絵をあまり描かないんですよ。サボってる。自分の描くものよりも先に目が肥えていくものなので、これってあらゆることでそうで、そこから脱するためには忙しく手を動かす以外にないんですよね。誰かを負かすために絵を描くところとか、正直分かるんですよ。邪道。自分もこうなってしまわぬようにちゃんと作品
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Posted by ブクログ
全ての行動は自分のため。
他人のためになることをしたとしても、それが100%の純度で他人のためということはあり得ないということを忘れないでおきたい。
そうすれば自分の行動を他人のせいにしたり、他人の行動を自分のせいにしたりせずに済む。
人はそれぞれ自分勝手に、自分の得になるように生きている。
端から見てどんなに莫迦げた行動だとしても、その人なりの正当な理由があるのだということも忘れないでおきたい。
『告白』というタイトルがどこから来るのかと思いながら読み進めた。
人の思いの全てが他人に伝わることは決してない。
自分のことだって自分自身には分からないことばかりなのだから、熊太郎でなくても思って