町田康のレビュー一覧

  • 猫にかまけて

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    写真がたくさんあってかわいい
    ココア、ゲンゾー、ナナ、ヘッケ、みんな個性的
    しかも猫たち、めちゃくちゃ偉そう。
    「気分がすぐれぬから雨をやませろ」とか
    「何がかしこいじゃぼけ」とか理不尽すぎる笑
    でも町田康がすいませんって猫に素直に謝ってるのが可愛いおもしろい
    「猫好き&最近町田康ファン」のわたしとしてはあの町田さんの強そうなイメージと違う面が垣間見れて嬉しかった

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    2026年03月01日
  • 告白

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    ネタバレ

    落語や漫談をみているような感覚
    読み終えるのに1週間かかったが、読後に得られるかけがえのない充足感
    圧倒的な文量と独特な言葉はあるが、不思議と読みにくさは全く感じない
    一つの出来事が遺恨となり、心の楔となり、周りから置いて行かれてしまう熊太郎
    思弁癖があり、臆病で実直なそんな熊太郎の一生を追いかけて触れる人の罪と業、人と世の混沌さ
    葛木兄弟、酢醤油、臼、三角形の神様、、熊太郎は何を見ているのか、なぜその形をとっているのか
    自分の心の心すら本当にわかっているのかと問いかけられ、感情を揺さぶられる

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    2026年02月28日
  • 宿屋めぐり

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    読むのに10年くらいかかった 読んではやめ
    読んではやめでやっと読めた 作中何度も笑う事のできる作品 最後はそうなるのか スッキリしたようなしてないような 一回では勿体無い 何度も読みたいけど疲れる

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    2026年02月26日
  • 告白

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    全ての行動は自分のため。
    他人のためになることをしたとしても、それが100%の純度で他人のためということはあり得ないということを忘れないでおきたい。
    そうすれば自分の行動を他人のせいにしたり、他人の行動を自分のせいにしたりせずに済む。
    人はそれぞれ自分勝手に、自分の得になるように生きている。
    端から見てどんなに莫迦げた行動だとしても、その人なりの正当な理由があるのだということも忘れないでおきたい。

    『告白』というタイトルがどこから来るのかと思いながら読み進めた。
    人の思いの全てが他人に伝わることは決してない。
    自分のことだって自分自身には分からないことばかりなのだから、熊太郎でなくても思って

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    2026年02月26日
  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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    小学高学年から。作家7人の迷回答と言うだけあって面白い。お悩みにそれぞれ答えてくれているが、一般的な回答を期待してはいけない。とにかく文章が楽しめる。

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    2026年02月23日
  • 宇治拾遺物語

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    何度でも読み返したいしょうむない噺の詰め合わせ。しょうむない、というには面白すぎる。が、読書に学びや教訓めいたものを求める人がいたならば、本書で訳されたお噺はしょうむないったらしょうむないだろう。

    単話で楽しめるのはもちろん、説話を続けて読み進めると書き出しのバリエーションだけでもくすくす来るものがある。

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    2026年02月23日
  • 私の文学史 なぜ俺はこんな人間になったのか?

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    町田康が、ほんまのことを書け。とよく言ってますが、この本には町田康のほんまのことが結構綴られている気がする。表紙がカッコええので、欲しい本。

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    2026年02月16日
  • 告白

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    熊太郎の胸の内に抱えているものに共感できすぎてつらい。読むのがつらかった。でも、だからこそ大切に咀嚼しながら読み進めた。また読み返そう。そして熊太郎を、じぶんを肯定してあげよう。

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    2026年02月11日
  • 俺の文章修行

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    ネタバレ

    めちゃめちゃおもしろい。町田康による文章の書き方だが、当然真正面から行かずさまざまなボケやギャグをはさんで進むのだが、これも町田の作品をそれなりに読んだことがない人にとっては、何を言っているのかわからないのではないか。そういう意味では客を選ぶ本だ。何回でも読み返したくなる本。

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    2026年02月06日
  • 宇治拾遺物語

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    何百年も前の人たちも、同じようにウンコやチンチンでゲラゲラ笑ってたんだな…って思うと、親近感がわきますね。

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    2026年01月29日
  • くっすん大黒

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    狂人。町田康という狂人が文学という媒体を介して、私たちに開示してくれたような印象を受けた。堕落したところに見れる人間の狂気はかなり好み

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    2026年01月24日
  • 宇治拾遺物語

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    池澤夏樹=個人編集で出た同作の文庫版。拾遺というだけあって教訓もクソもないエピソードだらけ。読後感としては兼好法師の中年男性じみたお説教パートだけを差し引いた『徒然草』という感じで、非常に素晴らしい。陰嚢に陰茎を隠して「私は性欲を自ら振り切った聖人です。お金をください」と乞食する詐欺師の話や、陰茎を奪い取る秘術を学ぶためになぜか山で猪と戦う話などが白眉だった。てかチンポ多すぎだろ。そんでまあチンポっつったら町田康なんだよな。坂道を無軌道に転げ落ちるような軽妙で激烈な文体にこそ名もなき民草の俗気も宿るというもの。

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    2026年01月20日
  • 浄土

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    50-60年代内向世代の閉塞した厭世的気配と、SFの様な要素も垣間見える、これまでと一線を画す雰囲気の短編集。
    文壇を化かしている様な口語と、明晰な言語化を備えた作者の文体の特殊性は、ブラックジョーク・ナンセンスな本作のテイストと合わさり一つの到達点と感じた。特に社会人を体系的に描写した『自分の群像』は、感心する程のリアルと既視感を覚える出色の出来だった。

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    2026年01月19日
  • 猫にかまけて

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    猫を知る者は必読の書である。
    猫を飼ってる人なら誰でも分かるが、猫にも一人一人の個性や性格がある。そして不思議なことに、猫と長く寄り添うとその猫がいま何を話しているのかが分かるようになるのだ。実家にも猫が2人(マルとユズ)いるのだが、マルはココアで、ユズはゲンゾーに似ていた。

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    2026年01月19日
  • 口訳 古事記

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    なんでしょうね、これは。。。ゲラゲラ笑いながら読んだわ、漫才を読まされたような気分。
    これを読んでも古事記について語ることはできないが、エッセンスだけは掴んだ、ような気がする。神も自分勝手で人間味あるな、ということがわかった。

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    2026年01月14日
  • 宇治拾遺物語

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    町田訳、とてもよい。現代の砕けた表現が、物語のノリにマッチしている。すごく腹に落ちて笑える。

    それにしても...昔から人間はおちんちんやうんちが大好きなんだね。

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    2026年01月13日
  • 口訳 太平記 ラブ&ピース

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    あの読みにくい軍記『太平記』の、町田康による融通無碍自由闊達口訳(台詞は基本的に現代大阪弁訳)! めちゃくちゃ分かりやすくとっつきやすい。まず冒頭、大覚寺統・持明院統の二統迭立が生まれ、やがて後醍醐帝践祚に至るまでの流れ、寿永元暦の争乱から鎌倉幕府成立、そして北条氏の権力掌握、得宗家の確立、北条高時政権に至るまでの歴史の流れの描き方が秀逸。どんな歴史学の書よりも分かりやすい。  そこから『太平記』原典に基づき口訳がはじまるのだが、その文体・語り口の面白いこと面白いこと! 自分ある程度古典・古文の素養があり、その上で生粋の大阪生まれ大阪育ち大阪弁ネイティブでほんと良かった。例えば、文観上人が訊問

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    2026年01月08日
  • 猫にかまけて

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    私自身も、ずっと「猫にかまけて」いる人生なので、(現在も3"頭"と暮らしている)読んでいて猫たちの気持ち、表情、行動、また著者と猫との会話も「わかる!!わかる!!」と親近感を持ちながら読みました。

    ヘッケちゃんの所は大泣きしました。
    見たくなかった「白血病」という文字。発症したら数ヶ月で亡くなってしまう事は理解してましたから...。しかし、それでもヘッケちゃんの生きたいという強い生命力と、ご夫婦の懸命な看病で、わかってはいながらも、期待して読んでました。でも辛かった。

    ココアちゃんの最期も、最近まで同じく22歳まで生きていた愛猫がいたので気持ちがとても分かりました。

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    2026年01月07日
  • 告白

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    小川哲さんが勧めていたので読んだ。圧倒された。久しぶりに臓物をえぐられた読書体験。中盤以降、休憩ができず夜中まで読み耽った。出会うべきタイミングで出会うべき本と出会えた。新年早々に今年の過ごし方の指針になった、ありがとう熊よ。。。

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    2026年01月04日
  • 告白

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    冒頭の「あかんやないか」で他とは違う独創的な小説だということに気付かされる。舞台は明治時代だが、まるで現代の落語や漫才のように河内弁で語られていくため、読みやすく惹きつけられ長さを感じさせない。これでもかという主人公の心理描写により、通常は理解しにくい人物への同調や感情移入ができ、ずっと楽しめる凄い小説。

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    2026年01月03日