町田康のレビュー一覧

  • 俺の文章修行

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    ばりクセな町田康節の裏に隠れるのは真摯な文章論。結局は多読と再読、結局は内容、結局は自分。「形式と内容」以降は金言がたくさんあり、再読するときはマーカーを引こうと思う。きっとすぐにでも再読する。

    日頃大阪弁にふれない人は読みにくくてしゃあないこっちゃろうけど、まあしゃーないな。これが町田康です。そして、あなたは、わたしは。

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    2025年04月13日
  • 宇治拾遺物語

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    けっこう前。

    誰がかは知らんけどみんなが語り継いでたおもろい話をまとめ上げた説話集があった。
    それを今風に書き直した本がこれ。
    下ネタありのホラーあり。
    時代を超えるのはやっぱり普遍的な話。
    男性のアレを9本並べると色とりどりなんだ、というのが発見。
    いくつかはみんなが知ってるような有名な話もあるんちゃうかな。
    坊さんがみんな奔放で人間。

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    2025年03月29日
  • 猫とあほんだら

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    芥川賞作家・町田康氏による猫との日々を描いたシリーズエッセイの第三巻です。町田氏夫妻との猫とのふれあいがふんだんに描かれており、彼らを見て「猫はいいなぁ。」と思った次第です。




    芥川賞作家、町田康氏による猫エッセイの第三弾です。今回、ここに書かれているのは町田夫妻が伊豆に新居を構えるところから始まっています。

    その際に見ていた物件の庇の下で震えている二匹の仔猫を拾って、彼らを世話しながら物件を探すという微笑ましいというのか、なんというのか…。という場面で、そのときの写真も収録されていますが、それが理屈ぬきにかわいいので、僕は思わず身もだえしてしまいました。

    彼らはのちにシャンティーと

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    2025年03月23日
  • 俺の文章修行

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    2025.03.22
    これを読んで文句を言いたくなる人も多いと思う。だけど、その気持ちを乗り越えて読むと、商業ベースに乗る本を書く、あるいは出版社に書かせてもらうために、何が必要かが筆者独特の言い回しで表現されているとも思った。

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    2025年03月22日
  • 俺の文章修行

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    文章力を身につけるにはたくさん本を読めと。ただし同じ本を百回読めという。確かに魅惑的な提案だ。そんなに読めばきっと何かを手にするような気がする。町田さん曰くそれは文章変換能力だそうだ。しかし僕には一冊の本を百回読むほど時間は残されていない。学生時代に教えて欲しかった。いい文章を作成するテクニックとして「いけず」したらええんやとか。いわばそれはノイズであり、つるりと転倒しないための滑り止めっていうやつちゃうんかな。そしておのれの「心の糸クズ」に向かい合って、ステレオタイプな感情のフォルダにしまいこまわんことやそうや。これは、たぶん、ネガティブケイパビリティではないかと察する。しかしそれは大変なエ

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    2025年03月22日
  • くっすん大黒

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    一見どうしようもない主人公は何も変わっていないように思えるが表面ではなく深いところの何かは確実に変化しているのだと気づいたときに感動が押し寄せてくる
    オバハンの描写が強烈で鮮やかに浮かび上がってくる

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    2025年03月02日
  • 100万分の1回のねこ

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    『100万回生きたねこ』からインスパイアされた短編集。色々な作者の思う「ねこ」を感じられた。猫は色っぽくて好き。

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    2025年03月01日
  • 告白

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    人生で3本の指に入る良い本に出会えました。800頁を超える長作ですが、ページを捲る手が止まりませんでした。読み終えた今は「読み終わっちゃったなぁ」という、あの、本当に面白い本を読み終えてしまった時のあの感じです。本当に良い本に出会えた時って、こういうありきたりな感想になってしまうんですね。兎に角、しのごの言わずに読んで頂きたい!

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    2025年02月25日
  • 告白

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    ネタバレ

    圧巻だった。熊太郎という人間の描きっぷりが見事で、町田康の筆の走りがこっちにまでひしひしと伝わってくる。
    事件それ自体は実際にあった史実を元にしているけれども、それをここまで膨らませることができるとは。
    幼少期からの熊太郎の頭のなかで繰り出される言葉、言葉、言葉はすべて傍から見たらなんてことはない、本当に栓のないことなのだけれど、どこか共感してしまうのはなぜなのだろう。
    最後の最後で自分の思っていることを口に出したとき、自分が考えていることと口に出した言葉が一致したのにもかかわらず、その口に出した言葉のか弱さ、細さよ。
    熊太郎が最後の最後に、自分にだけは嘘をつきたくないと、自分に語ろうとして、

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    2025年01月30日
  • しらふで生きる 大酒飲みの決断

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    子供が受験なので、親としてできる事は限られているので、せめて禁酒しようと再読。
    酒から曲がりに曲がって本質にたどり着くさまにドキドキ。

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    2025年01月17日
  • 告白

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    完全に撃ち抜かれた。
    圧倒的な分厚さに尻込みしたのは束の間、ページを捲る手が止まらなかった。熊太郎の気持ちが分かるなあと思いながらもいや、分かったらあかんではないか、でも分かるなあ。
    他人の死に対する考え方は「あー確かにそうかも」とかなり腑に落ちた。

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    2025年01月11日
  • きれぎれ

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    芥川賞受賞の表題作を含む中篇2作収録。
    既に己の作品世界を圧倒的に確立していた作者だが、中上健次にも通ずる煮詰まった文体とブッディズムに加え、妄想・現実の境が意図的に取っ払われた一人称視点と、表題作は芥川の枠に収まらないと感じた。
    明確に読者を選ぶモノローグ作品だが、はぐれ者を描く視座が大きく変化した『人間の聖』も非常に読み応えがあった。

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    2024年12月31日
  • しらふで生きる 大酒飲みの決断

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    酒を飲むことの正気と酒を飲まないでいることの狂気
    心底共感した。面白すぎて刺激が強いので時間をかけて丁寧に読んだ

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    2024年12月27日
  • 口訳 古事記

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    ネタバレ

    島崎和歌子さんが出てきませんが、島崎和歌子さんという神の物語も神話として未来の地球に残しておきたいと思いました。

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    2024年12月23日
  • 口訳 古事記

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    2024.12.19発売の雑誌『CU』の書評コラムで紹介させていただいた1冊。
    関西弁で捲し立てられるように綴られた古事記。面白すぎる。神様同士めっちゃ喧嘩するので「何さらしとんじゃ、ワレ」「いてまうぞ」みたいなやり取りが痛快。一家に一冊推奨。

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    2024年12月21日
  • しらふで生きる 大酒飲みの決断

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    ネタバレ

    以前から気になっていた断酒エッセイ。購入して読んでみた。

    今まで読んできた断酒本と違うのは、酒飲みの正気は酒を呑みたいという自然な欲求に従っているのだから、断酒は狂気故というところから始まること。故にまずは正気パートとして前半は酒飲みのグダグダのようなことばかり描かれている。

    中盤、「幸福にはなる権利などない」というあたりから流れが変わってくる。「幸福でなければならない」と考えるから安易に多幸感を得られる酒を選び、幸福感を続けたいから酒浸りになる。

    「人生楽しまないといけない」と考えれば楽しいことなど訪れない、何故なら義務感を持つ以上そこに楽しさが無くなるから。義務の辛さを忘れるために酒

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    2024年12月06日
  • きれぎれ

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    名古屋へ行くのに持たせてくれた、休憩室の鞄の下に置かれてる、少しの間のお守りがわり。
    薄くて読みやすいよって言ってたけれど、なかなかどうだむずかしい、わたしにとって話し言葉は吹き抜ける風、見えない。
    読みながら、日記が影響を受けてた。

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    2024年12月05日
  • 100万分の1回のねこ

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    100万回生きたねこは、読んだのですが、(割と最近)登録してません。

    そしてこの短編をそれぞれの作家さんが書いています。
    とても面白かったです。せつなかったり、かなしかったり、ひどかったり・・・・

    もういちど100万回…を読まねば…

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    2024年12月04日
  • つるつるの壺

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    ネタバレ

    餓鬼とか自死とか阿保とか殺してやるとか、そんな言語のパンク歌手が、喫茶店の斜め前の席で喋りかけてくれてる、くらいの距離感の本書。
    トゲトゲのある言葉を放ちながらも、繊細でやさしい方だってことが滲み出ていて、微笑ましかった。(22歳の私よりだいぶ年上のはず、すみません笑)もっともっと彼の本を読みたいと思った。
    ロック、パンク、かっけえ。きゃは。

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    以下、書籍より引用

    - パーソナルコンピュータは、一瞬、一瞬を決定・整理させていくための道具
    - 紙とボールペンは、一瞬、一瞬をなるべく混乱させる、決定を先送りするための道具
    - 本には、善いことも悪いことも書いてある
    - 生活への意欲を捨て

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    2024年12月01日
  • 宇治拾遺物語

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    読んでてニヤニヤしちゃった。言い回しがいちいちオモロくて「笑ける」!

    「宿業が前世からキャリオーバー」
    「綺麗な女の人とぐしゃぐしゃして…」
    「チンポのなくなり」
    「チンポ取る取る」
    「けれども孔子は大聖人なので、もちろん、そんな中小企業のワンマン社長や田舎代議士のようなことは言わず、あくまでも辞を低くして」

    仏やら神やら信じてるのか信じてないのか分からん間抜けさがすごくいいと思う。

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    2024年11月19日