町田康のレビュー一覧

  • バイ貝

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    物を買い、使う。買い、使う。今を生きるには、飽くなき消費を続けるしかないのだろうか。町田康氏が描く「カネ」をテーマにした作品は、やはり「町田流」に満ち溢れておりますが、ある種の普遍性があります。




    久しぶりに町田康氏の本を読みました。町田氏の文体でビジネス文書を作成したらさぞかし面白いことになるだろうなと、そんなことを考えながらページをめくっておりました。

    タイトルにもある「バイ貝」というのは筆者特有の「言葉遊び」で英語の「買う」を意味する“buy”にかけていると思われます。

    例えば
    「スーパーマーケットにいって魚を買った」
    という言葉を「翻訳」すると
    「SMに参りて魚をバイ貝」

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    2025年06月08日
  • ギケイキ③ 不滅の滅び

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    なんという親近感
    さすが町田康、おもしろすぎる
    静御前の人気ぶりが、その女の子を自分のものにした義経の強さカッコ良さを際立たせる
    かっこいいよねー義経
    会ってみたいなぁ
    会える気がするほど親近感わいた
    分厚いけどすぐ読みおわれた楽しかった

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    2025年05月30日
  • 口訳 古事記

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    軽快な関西弁の会話が笑える。
    あの古事記だし結構な分厚さだし、最後まで読めるか不安だったけど、一度開いてしまえばページを捲る手が止まらなくなる。
    今までなんとなく抱いていた古事記に対する堅苦しいイメージとは真逆の、ぶっ飛んだお話ばかりだった。 
    多少内容に誇張はあるのかもしれないが、教科書よりもこっちのほうが何倍も頭に入る笑

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    2025年05月17日
  • 俺の文章修行

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    ”俺の修行”だから、必ずしも万人受けする文章教室を謳っている訳でなく、当然、そのまま真に受ければ、皆が上手くいくとは到底思えない。くさしている訳では全くなく、著者の無二の文体の、その来し方が垣間見えて非常に興味深い。ハウツー本としてじゃなく、ひとつの読み物として、ただ楽しめる。かつて”今日から俺は”で触れて以来、”気色ええ”って言い方がツボなんだけど、それがここで出てくるとは…。素敵。

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    2025年05月16日
  • 告白

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    文句なし、超超面白い。
    あかんではないか、熊太郎。

    (恐らく)統合失調症を患っている熊太郎視点の描写が秀逸。
    何度も声を上げて笑ってしまった

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    2025年05月15日
  • くっすん大黒

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    夢の話を500%凄くしたみたいな話(?)

    めーーーーちゃくちゃすき!!
    普通に本屋で尾崎さんの帯だって思って即買いしたんだけど、読みながらなんでそんな展開になんのー!?って本当に面白くて沢山笑った。
    主人公のこだわりだったり、性格が大好き。
    本当に貧乏でも、考え方と親友(?)いたら何とかなるって思った。
    町田康さんの作品他にも読んでみたい!

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    2025年05月06日
  • 口訳 古事記

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    この本の口訳風に言うと「やばっ。めっさおもろいやんかいさー!」の古事記。
    イザナギとイザナミ、天照大御神、因幡の白うさぎ、ヤマタノオロチ、スサノオ、ヤマトタケルなど、古代史でお馴染みのキャラ(?)はこの古事記にいっぱい出てきます。
    神様もやたらと出てくるし(名前が全く覚えられない)、ハチャメチャなキャラが多い上に、顔で女性を選り好みするわ、すぐに逆上して◯そうとするわ、なんと言うか人間の「業」が神様に凝縮されている感すらあります。
    そして、それぞれの物語も、神様の行いだけあってブッ飛んだ展開になることが多い(例:オオクニヌシは何回◯されても生き返る)上に、口訳は関西弁ときたので、かなりアナーキ

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    2025年05月05日
  • 100万分の1回のねこ

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    有名作家による絵本「100万回いきた猫」のトリビュート作品集。
    人それぞれの作品が詰まっていて面白い。
    一冊の絵本からこんなに物語が生まれるんだなぁと感心。

    この本から一人の気になる作家さんとの出会いがありました。
    井上荒野さん。
    他の作品も読んでみたくなりました。
    トリビュート作品って、こういう出会いがあるのも魅力ですね。

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    2025年05月05日
  • 告白

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    町田康の最高傑作と名高い今作をやっと入手して読んだ。
    正直半分くらいまでは読み進めるのに苦戦して最後まで読み切る自信がなかった。が、どういう訳か半分を過ぎると面白くてたまらなくなった。軽妙珍奇な発言や脳内に渦巻く思考がクセになる。
    阿呆なことばかりの熊太郎に呆れつつ、松永一家の悪どい行いに読み手である自分も不愉快になり、終いには全面的に熊太郎の味方となってしまった。

    読んでいるうちに熊太郎の道理に納得してしまうから不思議だ。
    も、もしかして自分も熊太郎と同質の人間なのか!!!

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    2025年04月27日
  • 猫にかまけて

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    ネタバレ

    途中。

    ココアとゲンゾーの人間っぽさ、ヘッケの章にある悲しさと寂しさ、ナナの躍動感、すべて作者の視点でありながら作者自身が少し離れているような不思議な距離感で描かれていて。読んでいる間ずっとネコたちのことをもっと知りたくてめくる手が止まらなかった。おそらくココアとゲンゾーはもうこのよにいないんだろうけど文字として残してくれたことが本当によかった。

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    2025年04月18日
  • 俺の文章修行

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    ばりクセな町田康節の裏に隠れるのは真摯な文章論。結局は多読と再読、結局は内容、結局は自分。「形式と内容」以降は金言がたくさんあり、再読するときはマーカーを引こうと思う。きっとすぐにでも再読する。

    日頃大阪弁にふれない人は読みにくくてしゃあないこっちゃろうけど、まあしゃーないな。これが町田康です。そして、あなたは、わたしは。

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    2025年04月13日
  • 宇治拾遺物語

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    けっこう前。

    誰がかは知らんけどみんなが語り継いでたおもろい話をまとめ上げた説話集があった。
    それを今風に書き直した本がこれ。
    下ネタありのホラーあり。
    時代を超えるのはやっぱり普遍的な話。
    男性のアレを9本並べると色とりどりなんだ、というのが発見。
    いくつかはみんなが知ってるような有名な話もあるんちゃうかな。
    坊さんがみんな奔放で人間。

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    2025年03月29日
  • 猫とあほんだら

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    芥川賞作家・町田康氏による猫との日々を描いたシリーズエッセイの第三巻です。町田氏夫妻との猫とのふれあいがふんだんに描かれており、彼らを見て「猫はいいなぁ。」と思った次第です。




    芥川賞作家、町田康氏による猫エッセイの第三弾です。今回、ここに書かれているのは町田夫妻が伊豆に新居を構えるところから始まっています。

    その際に見ていた物件の庇の下で震えている二匹の仔猫を拾って、彼らを世話しながら物件を探すという微笑ましいというのか、なんというのか…。という場面で、そのときの写真も収録されていますが、それが理屈ぬきにかわいいので、僕は思わず身もだえしてしまいました。

    彼らはのちにシャンティーと

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    2025年03月23日
  • 俺の文章修行

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    2025.03.22
    これを読んで文句を言いたくなる人も多いと思う。だけど、その気持ちを乗り越えて読むと、商業ベースに乗る本を書く、あるいは出版社に書かせてもらうために、何が必要かが筆者独特の言い回しで表現されているとも思った。

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    2025年03月22日
  • 俺の文章修行

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    文章力を身につけるにはたくさん本を読めと。ただし同じ本を百回読めという。確かに魅惑的な提案だ。そんなに読めばきっと何かを手にするような気がする。町田さん曰くそれは文章変換能力だそうだ。しかし僕には一冊の本を百回読むほど時間は残されていない。学生時代に教えて欲しかった。いい文章を作成するテクニックとして「いけず」したらええんやとか。いわばそれはノイズであり、つるりと転倒しないための滑り止めっていうやつちゃうんかな。そしておのれの「心の糸クズ」に向かい合って、ステレオタイプな感情のフォルダにしまいこまわんことやそうや。これは、たぶん、ネガティブケイパビリティではないかと察する。しかしそれは大変なエ

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    2025年03月22日
  • くっすん大黒

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    一見どうしようもない主人公は何も変わっていないように思えるが表面ではなく深いところの何かは確実に変化しているのだと気づいたときに感動が押し寄せてくる
    オバハンの描写が強烈で鮮やかに浮かび上がってくる

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    2025年03月02日
  • 100万分の1回のねこ

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    『100万回生きたねこ』からインスパイアされた短編集。色々な作者の思う「ねこ」を感じられた。猫は色っぽくて好き。

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    2025年03月01日
  • 告白

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    人生で3本の指に入る良い本に出会えました。800頁を超える長作ですが、ページを捲る手が止まりませんでした。読み終えた今は「読み終わっちゃったなぁ」という、あの、本当に面白い本を読み終えてしまった時のあの感じです。本当に良い本に出会えた時って、こういうありきたりな感想になってしまうんですね。兎に角、しのごの言わずに読んで頂きたい!

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    2025年02月25日
  • しらふで生きる 大酒飲みの決断

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    子供が受験なので、親としてできる事は限られているので、せめて禁酒しようと再読。
    酒から曲がりに曲がって本質にたどり着くさまにドキドキ。

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    2025年01月17日
  • きれぎれ

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    芥川賞受賞の表題作を含む中篇2作収録。
    既に己の作品世界を圧倒的に確立していた作者だが、中上健次にも通ずる煮詰まった文体とブッディズムに加え、妄想・現実の境が意図的に取っ払われた一人称視点と、表題作は芥川の枠に収まらないと感じた。
    明確に読者を選ぶモノローグ作品だが、はぐれ者を描く視座が大きく変化した『人間の聖』も非常に読み応えがあった。

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    2024年12月31日