町田康のレビュー一覧

  • New Manual

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    めちゃくちゃオシャレな一冊。目が眩むような。読んでてテンション上がる。アンソロジーとあるけど雑誌みたい。写真も文章も装丁も、完成度高すぎた。

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    2025年11月26日
  • ふたつの波紋

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    題材となる人物の知識が全くなくても、難しい話題で理解が追いつかなくともとても面白く読める。そしてそれらを読んでみようと思わされる。町田康のファンではあるが伊藤比呂美さんは知らず、これも読んでみたいと思った。
    あれだけ個性の強い町田康がどんな想いで文を書いているのか見えたこともとても面白い。


    石牟礼道子
    種田山頭火、村上護
    太宰治、中原中也

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    2025年11月18日
  • 告白

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    ネタバレ

    結局、熊太郎の怠惰が招いた結果では…?となってしまい、あまり感情移入はできんかった。松永一家の行いが酷いのはもちろんなんだけど(やったれ!と思ってしまった。子や奥さんまでは納得いかないけど)、結婚後も碌に家におらず家族らしい行いもせずなら…他の人に心が移るのも仕方ない。勝手に神様だと理想を押し付けて、理想から外れたら殺すのは身勝手すぎる。

    後半の怒涛の描写は好きだった。覚悟を決めて穏やかになってる2人の描写や、「平たい土地に松の木が生えている〜」の文章特に好き。分かります。1番好きかもしれんこの文章。

    独特な理屈の中に、ちょっと分かるなあみたいな部分もあって、同情はできないんだけど、遠くも

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    2025年11月01日
  • きれぎれ

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    特別に面白い展開はなくても文章の面白さでぐいぐい読めた。リズムが気持ちいい。主人公はダメダメだけど育ちがいいからところどころで教養が滲み、ユーモラスで惨めで憎めない。お見合いを滅茶苦茶にするシーンなんか最高だった、馬鹿で不細工。
    解説で池澤夏樹が、(類似作家としてよく挙げられる太宰と違って)町田康は没落者ではなく、日本全体が没落したのではと指摘してて興味深かった。「泡沫景気が崩壊して、自信を失い、目標を失い、当惑している。何かが終わってしまって、次が始まらない。教養はあるけれどその使徒がない」。きれぎれを読んでいて何となく他人事ではないと焦るような気持ちになったのは、作中を漂う空虚さが限りなく

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    2025年10月29日
  • 口訳 太平記 ラブ&ピース

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    始まり方、暗っ!こんなんで始まってどうするんだ……なんて思ってたらあれやあれやと、話が相変わらずどんどん面白くなっていく。
    承久の乱おもろ、などとなり、思わず友人知人にそんな昔の北条氏の話をしたくなってしまう。歴史を習っていた頃に読んだら人生変わったかもね、おほほ。それで正成ちゃんはどうなったのかしら……

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    2025年10月27日
  • 記憶の盆をどり

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    はじめて読んだ町田康作品。
    文体が独特。
    短編どれも面白かった。
    特に気に入ったのが『付喪神』。
    さるかに合戦のようなお伽噺のようなファンタジー。
    クセになる。
    他の町田作品も読んでみたい。

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    2025年10月15日
  • 真実真正日記

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    もうなんなんよーつかれるよー
    って感覚のおもしろさ
    読み終わってからすぐ再読中、再読は更にゆったり味わえて面白い
    初めはエッセイかと思ったけどフィクションにつかれたマイナー作家の日記ということ
    嘘は書いていないと冒頭にあるけどハチャメチャな世界です

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    2025年10月13日
  • 告白

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    文庫で800ページある長編、第41回谷崎潤一郎賞受賞作。
    町田康の作品を「くっすん大黒」「きれぎれ」「告白」と読んで来た。くっすん大黒は「くっすん大黒」と「河原のアパラ」の2作品が収められ、「きれぎれ」は「きれぎれ」と「人生の聖」の2作品、「告白」は長編大作。

    河内十人斬り、という河内で十人を殺害した実際に遭った事件の実行犯の、城戸熊太郎という男の人生が、そのまま物語になっている。400ページ位までちょっと退屈なストーリー展開だったけれども、後半物語が動き出して面白くなってきた。

    安政4年生まれの、河内の国、水分(すいぶん)村に生まれた熊太郎は、要するに百姓仕事が性に合わず、ほかに仕事

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    2025年09月25日
  • くっすん大黒

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    二篇所収
    ・「くっすん大黒」4⭐️⭐️⭐️⭐️
    野間文芸新人賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞作品。

    怠惰で仕事を辞め、妻にも出て行かれたダメ男の主人公楠木正行。部屋にある無用の置物・大黒様、これが不安定で設置困難。楠木はこれを捨てようと行動するが、登場する人物たちも、特に女性が一癖ある人達で、物語の展開が面白く読んでいて楽しい。

    ・「河原のアパラ」5⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
    「くっすん大黒」が面白かったので、これ以上はないだろうと思っていたら、「河原のアパラ」がより最高に楽しかった。

    町田康という人がデビューしたのは、日本に一人の才能が現われたのだと思う。

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    2025年09月25日
  • 記憶の盆をどり

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    ミルクティー飲みたい やつは変えてないよ。さんがお勧めしていた作家さんなので、手に取りました。

    絡んだものが絡んだまま、なにかそこから察して感じて!というような書き方で、オチはここだったのかな。そもそもオチはないのかな?と読み終わった後に考えていました。

    最初の短編、「エゲバムヤジ」がとても気に入って何回も読みました。

    題名になっている「記憶の盆踊り」。これも面白く、もしかして主人公は死んでる?と予感させる終わり方。幽霊になったら、なにもかもがぼんやりとしか思い出せないのかな?などと、あちら側からみたこっちの世界に想いを馳せました。

    少し異色で面白い作家さんで気に入りました。他の本も読

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    2025年09月22日
  • 浄土

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     読んでいる間、厭離穢土欣求浄土という言葉が何度も頭を過った。
     どの短編も、独特な世界観と文体でめちゃくちゃぶっ飛んでいる。
     物語の中で巻き起こる不条理な出来事は現実世界の比喩なのかも。
     どこからこんな発想が生まれるのか。町田氏の頭の中を覗きたい。

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    2025年09月14日
  • ゴランノスポン(新潮文庫)

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    短編集なのですが、7作入っていて結構読み応えがありました。
    いつもの町田さんらしい流れるような文章で、スルスルと読めるんだけどなぜか時間がかかってしまいました。
    町田さんの真骨頂は多様な言葉遣いにあり。
    現代語、古典風、標準語、関西弁、ふりがなの無いものすごく難しい漢字などが自由に入り混じった独特な文体は好き嫌いが分かれるかもですが、私は大好き。この本も全体的に面白かったです(よくわからない話もあった)。
    特に好きな話を選ぶとすると、「先生との旅」が一番笑えて面白かったかな。とにかく怒涛の言葉の連続!
    何度も吹き出してしまいました。

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    2025年08月22日
  • パンク侍、斬られて候

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    ネタバレ

    壮大な仇討ち話。
    夢見がちな人間を皮肉ったものが、腹ふり党 と理解した。自分の事を言われている様だった。その言語化のレベルが深くて、こんなに短い言葉で言い表されたら立つ背がないと感じた。

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    2025年08月16日
  • 告白

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    ネタバレ

    とても長い小説で、途中中弛みして諦めそうだったけど、700ページからの怒涛の展開がスイスイ読めた。
    「あかんかった」

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    2025年08月09日
  • 夫婦茶碗

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    初期の中編集。どうしようもないダメ男のまったく救いのない日常を生きるさまが、現在の作品にも通じる独特の町田文体て描かれている。
    読んでいて随所でニヤリとさせられるが、ストーリー展開自体はさほどでもないかなあ、といった感じだったんだけど、2作目「人間の屑」の最後の最後で大爆発。いやあ、期待を裏切らないあたりはさすがの一言。面白かった。

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    2025年07月26日
  • パンク侍、斬られて候

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    相変わらず変な作品だ。時代劇の形式を取ってはいるものの中身は出鱈目のようで荒唐無稽に思えるが映像は頭にしっかり浮かんでくる。よくもまあこんなに次から次へとワケのわからないことを思いつくものだと感心しつつ、立川談志のいうところの「イリュージョン」という言葉を思い出す。

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    2025年07月21日
  • くっすん大黒

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    町田康の著書を三冊立て続けに読んで慣れたせいもあるかも知れないがとても読みやすくて面白い。こういう発想というのはどこから出てくるのだろう。デビュー作でこれだけ面白いものが書けるのだから作家というのは素質の割合が大きいんだろうなと改めて思わされる。

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    2025年07月04日
  • パンク侍、斬られて候

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    町田氏の作品の中でも一際エンタメに振り切った1作。江戸末期と思われる侍が台頭する舞台で、シニックでユーモラスな掛け合いが現代語で飛び交う。終盤には作者独自の形而上学的な視点やブッディズムが顔を出し、意外とヘビーとライトのバランスが取れた楽しい作品だった。

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    2025年07月01日
  • 笛吹川

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    戦国時代の武田氏支配下の何代にもわたる農民一族のお話。読んでいてびっくりするのが皆普通に生活してて、いきなり死んでいくこと。この会話の意味があとあとこの点と結ばれるんだよね!的なお話じゃなく、普通に死んでいく、あっさりと。お館様におじいを粗相で殺されようが、親戚が皆殺しされようが、世話になった人はお館様のおかげとか言うし、もう皆が個として物語の中で生きているようなそんな凄い小説だった。

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    2025年06月25日
  • 告白

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    すごい分厚いのだけど、会話部分がテンポよく進むので、思ってたよりサラサラ読めた。
    関西弁に馴染みがなければ、読みづらいと思う。
    IQと、EQの乖離での苦しみとかもあるんかな。
    「あかんではないか」とか、「あほである」とかのコメントにニヤニヤした。

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    2025年06月22日