町田康のレビュー一覧

  • 人生パンク道場

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    面白い。おふざけ一辺倒かと思ったら、参考になるお答えもあって非常にためになる。考え方の根本。同じ悩みがあったらぜひ読んでおいた方がいいんじゃないかな。

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    2022年02月05日
  • 猫のエルは

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    「諧和会議」
    人類が滅亡したのち
    動物や昆虫たちが言語を獲得した未来世界で
    なぜか猫だけはそれを発さず
    他の生き物たちに不審感を与えていた
    なんとか猫とコミュニケーションをはかろうとして
    生き物たちは頭を悩ませるが
    誰を派遣しても、猫から言葉を引き出すことはできなかった
    結末は、「パンク侍」と「告白」をミックスした感じ
    メタ言語とでも呼ぶべき作者のロマンが提示される

    「猫とねずみのともぐらし」
    強者が弱者へのルサンチマンを抱えているというのは
    それが一種の下克上によって実現した関係性だから、なんだけど
    単に両者の思い込みでそうなってる可能性も否定できず
    グリム兄弟の時代よりはるかに複雑な
    現代社会のことを考えさせられる

    「ココア」
    酒を飲んだ後、誰かに殴られて昏倒したらしい
    気がつくと、猫と人間の立場が逆転した世界に入りごんでいた
    そこでは野良人間としての暮らしを余儀なくされ
    猫たちに迫害される毎日だった
    猫社会は一見文化的に見えて
    その実、カジュアルな暴力の普遍に蔓延する野蛮社会であった
    かつて人間世界で飼われていたココアは
    飼い主だった語り手を守ろうとして闘いに赴くのだが

    「猫のエルは」
    生まれた直後で「医学的に」死んでいたエルは
    しかし奇跡的に生き返った
    猫が人智を超えた

    「とりあえずこのままいこう」
    死んだ犬が生まれ変わって再び飼い主と巡り合う話なんだけど
    どういう行き違いか、犬は猫になっていた
    猫になって身軽さを得た彼は
    だんだんイタズラを覚えていき
    頭の中には「ドンパン節」がループするようになって
    ともすると、前世の記憶を忘れてしまいそうになるのだった

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    2022年01月19日
  • パンク侍、斬られて候

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    時代小説的な背景がありながら、登場人物たちは現代風の内容を話す。このコントラストも町田康節なのかね。
    エンターテイメント性あり。
    なんでパンク侍なんだろ。

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    2022年01月09日
  • リフォームの爆発

    nk

    購入済み

    タイトルの通り家のリフォームに対する内容なのですが、本作はリフォームに対する指南本とかハウツー本とかではなく、あくまでも作者自身が自宅のリフォーム工事を試みた際に発生した様々な出来事を綴っている私小説的なものとなっておりまして、まあこのタイトルですから将来的にリフォームをおこなう参考にしようと思って購入する人はいないでしょうけど、もしその目的でこの本を手にしたとしましたらその内容に面食らうことになるでしょう。最初にリフォームの目的についてそれらしく書かれてはいるのですが、何故かリフォームに関する見取り図というのかそういった図面の資料が一切載せられておらず、取り合えず台所が南北に長いというところくらいは理解出来るのですが、後は怒涛の如くの町田節がいたるところで炸裂しておりまして、いつまで経ってもリフォームの作業が始まらない(物語の3分の2位が経過したところで、ようやく作業開始に至るのですが)という不思議なお話となっております。

    #笑える

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    2021年12月28日
  • 100万分の1回のねこ

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    その絵本の内容を忘れてしまったが、
    これだけの作家達に、これだけのお話を作らせるんだから、すごい絵本なんだな、と思う。

    大人になって楽しむ本があることに、幸せを感じる。

    挿絵を描いていたという方の話が、一番、絵本に近いんだろうな、という予感。

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    2021年12月26日
  • 100万分の1回のねこ

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    絵本「100万回生きたねこ」のアンソロジー本。途中、あれ?猫出てきたっけ?っていう作品もあったけど、基本、要所要所に猫が登場。でも、猫飼い的に胸が痛くなるような描かれ方もあって、さすが100万回生きたねこだな。
    そういえば、100万回生きたねこは幸せなのかどうかって論争もありましたね。きっと、そんな流れから出てきた本なんだろうけど。これ。

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    2021年12月10日
  • 猫のよびごえ

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    独特の文章が癖になる。好きなシリーズだから読み終わってしまうのが寂しい!!と思っていたけど、まだまだこの先も猫たちと町田氏の生活が続いていくんだなと思うと何も寂しがることはないじゃないか、と思い直した。

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    2021年06月27日
  • 湖畔の愛(新潮文庫)

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    めっちゃおもろい小説。むっさいい感じの九界湖ホテルで繰り広げられるドタバタ喜劇。愛についての文学的コントを読んだような読後感。随所に散りばめられたユーモアにくすくす笑いが止まらなかった。

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    2021年02月11日
  • 日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集

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    とにかく町田康の宇治拾遺物語が笑えて最高!疲れが吹き飛ぶ面白さ。
    最初の日本霊異記は、現代の常識じゃ理解できない展開ばかり。オチそれでいいの?みたいな。
    最後の発心集までくると、普通にしみじみ自分の生き方を考えてしまう。
    1冊としてさすがの構成。
    今の考えすぎ、悩みすぎな時代に、読んで頭がほぐすのにちょうどいい1冊だと思う。

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    2021年01月25日
  • 猫にかまけて

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    涙が止まらなかった、猫との日々をもっともっと大事にしたいって思えた

    写真も素敵で文章と合わせてみていても感情を揺さぶられるとても素敵な作品

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    2021年01月22日
  • 笛吹川

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    ネタバレ

    最後の数十ページの怒涛のような、しかし妙に静かな一族の死に様に圧倒される。
    作品全体を通して誰も彼も死んでいき、特にその悲哀も語られないままなので、このまま終わるのかしらと思っていたら、息子たちの「先祖代々お屋形様にお世話になったのに」発言である。ゾッとした。なんと人間は矛盾した生き物であることか。

    その淡々とした筆致に全く作為的なものが感じられないのにも関わらず、最後まで読むと恐ろしいほどの完成度に舌を巻いた。これが著者の初長編とは、やはり深沢七郎は怪物作家である……。

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    2020年12月06日
  • 笛吹川

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    ネタバレ

    このころの農民の命の重さが悲しい。親方様に従うのが悲しい。はらはらしながらよんだ。
    お爺が粗相をして殺されたシーンが辛かった。足を怪我して手当じゃなく。汚したとして殺された。 
    最後まで褒美なんて貰えるはずもないものをきたいしてて。辛い。

    すきなのはおけい。おけいがこどもが生まれない理由を責められて暇をいただきやす。とあっさりでていつたとこはかっこよかった。素直で働き者でマッぐな正確がとても羨ましい。

    ボコ。戦。農民。
    巻き込まれてしまうのは弱者。生まれ変わりの考え方が興味深かった。たくさんの人が死んでしまった。死には意味はないかもしれないけど、平和だったら生はまっとうできたのになとおもう。

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    2020年11月23日
  • 作家と楽しむ古典 古事記 日本霊異記・発心集 竹取物語 宇治拾遺物語 百人一首

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    古典文学を訳すにあたり、作家たちがどう読み取って現代語訳に落とし込んだか、その思考の一端に触れることができる。
    訳された作品だけでも面白いが、本書も合わせることでより読み易くなったと感じる。
    是非一緒に読んでもらいたい。

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    2020年10月07日
  • 日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集

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    町田康の訳がとにかく笑える。
    全体通して、1000年前後昔の話だが、考えていることや悩んでることは今と大して変わらないなと思った。当たり前といえば当たり前だけど。
    ドスケベな坊さんがたくさん出てきた印象。
    読んだ直後は色々考えたけど、時間がたってしまったのでわすれてしまった。
    また読みたい。

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    2020年07月20日
  • 作家と楽しむ古典 古事記 日本霊異記・発心集 竹取物語 宇治拾遺物語 百人一首

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    学生のときに古文をかじっていたから楽しく読めた。勉強していて良かった。
    古文を古文のままで理解できない自分としては、現代語訳に頼ったり自分なりに訳したりしながら読むわけだけれど、どうしても型にはまった蓄語訳は分かるのやら分からないやらはっきりとしないと言うことが起こる。そこが楽しむことを目的として古典を読む際の障りとなってしまうので、こういう訳者のカラーが表れている現代語訳は面白い。
    古文って行間を読む楽しさが詰まっているのだと分かる。町田康はやりすぎの感もあったが。
    自分は森見登美彦、妻は町田康が好きなので、両者の需要が一致した一冊だった。
    両作家が現代語訳を手がけた作品の方はまだ買ってないけどもそのうち買うと思う。

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    2020年05月03日
  • 日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集

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    『今昔物語集』や『宇治拾遺物語』の中には、こんなにもおもしろい話が載せられていたのかと、あらためて目を開かさる思いであった。確かに、ここに掲載されているような、特に性愛に関する説話の類は、中高生の古典学習の教材として取り上げるわけにはいかないであろうが、もしもこのような話が載せられているということを知ったなら、いつか読んでみようと興味を持つ?中高生もいるのではないか。
    『今昔物語集』の福永武彦訳もよいが、出色は『宇治拾遺物語』の町田康訳。適度に関西弁が混じって、それがまた絶妙の味わいを出している。

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    2020年05月02日
  • 人間小唄

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    ネタバレ

    脳が動く。読むより飛ぶ。その意味で詩的。
    言葉の揺らぎによって、小角、未無、ほか人物が狂っているように思える。おかしくみえる。対して糺田の言葉がいわゆる一般的な感覚に近いことで、読み手の拠り所になっている。よって狂った世界に振り回されることになる。巻き込まれる。
    とにかく言葉が、思考が飛び回る。軽やかな文体。若くてユカイ。ダイヤモンド。振り切りたいなと思える文章。自分も文章を書きたくなった。

    ストーリー。小角が糺田を陥れるために短歌を書いて送りつける。見事罠にハマったので未無に手伝ってもらい、拉致して異世界へ行く。異世界で①短歌を書かせ、②ラーメン屋を出させ、③暗殺をさせようとする。小角の理不尽によって数々の苦難被ることになり、自宅に帰る最後のチャンスである暗殺もうまくいかない。ひいては決闘することになり、錐が頭にぶっ刺さる。なんとか異世界から逃れ、自宅に帰るが、脳が損傷してしまってまともな文章が書けなくなってしまう。それを糺田は笑っている。 

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    2020年04月03日
  • 日本霊異記/今昔物語/宇治拾遺物語/発心集

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    皆さん書いているけど、町田康の訳が本当に面白い。
    声出して笑えるくらい。
    中学高校の時こんな訳に出会えていたら、もっともっと古典が好きになっていた気もする。

    日本霊異記は真面目な感じ。教科書のよう。
    今昔物語は、受験生の時に死ぬほど読んだものがちらほら。
    宇治拾遺物語は大人のエロさもあって、R20な感じが好き。
    発心集は、興味がなかったのでとりあえずスルー。

    この本好きだなぁ。何度も読みたい。

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    2020年03月09日
  • 浄土

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    まさかINUの町田さんが小説家だとは知らなかった。
    初めて読んだけどいい意味で下らなくて笑えた。本音が言えてない本音街が最高に好き。

    あぱぱ踊りの話が通じない男がたまーにいるお客さんみたいで読んでてイライラした(笑)

    自分の偶像の終わり方も好き。

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    2020年03月05日
  • 掌篇歳時記 秋冬

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    短編小説。
    中には情景がぼんやりしたまま終幕になったものもあるが、大半は程よく心地良い作品。
    日本には暦のほかにこんなにも豊かな四季の表現があると温かさも得た。

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    2020年02月09日