町田康のレビュー一覧

  • 実録・外道の条件

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    流れ流され、あっちうろうろこっちうろうろ。
    シロート目から見て「勝ち組パンクス」だと思ってた町田康(しかもコワモテかと)ですら、こんないいように扱われてるんだと思うと、ますます真面目に仕事やるのが馬鹿らしくなります。

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    2009年10月04日
  • へらへらぼっちゃん

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    あたくしだけかしら?
    彼の作品拝読して、生きてていいのかもとか
    思っちゃうのって。これも思っちゃったのねぇ。

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    2009年10月04日
  • 宇治拾遺物語

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    訳者の町田康自身が、数ある宇治拾遺物語のお話のなかでこれらを選んだのかな?
    オチにガッツリ教訓がある話、なんとなくスン、、と終わる話、いろいろだけどどれも、町田康節が爆発している。
    出てくる登場人物がほぼ、良い人でもめちゃくちゃ悪い人でもなくグレーな人なところ。教科書に掲載されている宇治拾遺物語の勧善懲悪の印象だった宇治拾遺物語の、本当の姿が浮かび上がってくる。
    人間ってそうやんな、完璧に善な人も悪な人もあんまりいなくてグレーな人がほとんどで、世の中なんとかそれで廻ってる。時の上皇であってもそれはこの本の中では同じで。時代は変われど人間の本質は何も変わらない。欲も諦めも喜びも悲しみも愛も。

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    2026年03月29日
  • 口訳 太平記 ラブ&ピース

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    安定の町田節。先日イヌイジュンさんのライブに行って、2026/4/19渋谷のライブのメンバーに町田さんが入っていることを知った。いやあ、この文体はパンク歌手町田町蔵の背景あってこそなんやわ、と確信する。近年町田さんは、京山幸太さん演ずる浪曲の演目も手がけておられるし。「口訳」というからには、やはり声に出して読む、「音読」が楽しいのではないか。音楽も浪曲も、文学は文字面を追うだけじゃないねん。おまえら、声出して読めよ!と言われている気もする。

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    2026年03月29日
  • くっすん大黒

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    面白いがすぎる。
    嫌な女の一挙手一投足とそれへの罵詈雑言。
    こう声に出して笑ってしまうような小説ってなかなかないよ。

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    2026年03月17日
  • 口訳 太平記 ラブ&ピース

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    歌の様にリズムある文書に感じる。独特でハマらない人もいるんだろうな。あと「豚は横ちょにかぶれ」ってちょっと日常使いで使ってみたい。無理か。

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    2026年03月16日
  • くっすん大黒

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    普通の人の普通の日々、と思ってたらちょっとずつずれていって、かなりロックなのかパンクなのか、とにかく突っ走ってる。笑いと恐怖は常に紙一重。パンクなんですね。

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    2026年03月04日
  • 朝鮮漂流

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    沖永良部島から薩摩への帰路、嵐に見舞われて遭難し朝鮮へ漂着してしまった藩士安田義方の日記を基に書かれた長篇小説。話す言語が違うので遣り取りのすべてにおいて漢文の筆談を強いられ、漸く通じ合ったと思えば相手国役人の“役人らしい生真面目”な繰り返しの確認作業に煩わされて帰郷の段取りは遅々として進まず、そのうえ法律のせいで上陸が許可されず生活(藩士船人合わせて二十五名)は半ば崩壊して水浸しの船の上。詩の達人と勘違いされてはやたら次韻や評を求められ、鼻持ちならない役人や細々とした問題へのひとり奔走。と書出せばキリが無い過酷の連続はもし自分だったら正気を保てそうになく、漠然とやっぱり武士って凄いなという感

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    2026年02月18日
  • 口訳 太平記 ラブ&ピース

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    人は利権を欲する、体裁や自尊心を優先する。他人の情けなんてこれっぽっちも考えない。自己責任論、それは不安定な情勢で顕著に現れる。こっちについたほうがええかな、いやそっちって損するがな、いくんやったらおまえだけ行きぃな。そんな押し問答は昔も今も変わらない。え?そうだよ、情勢不安定進行形じゃん、だから "安心安全" って対義語で誤魔化してるやん。"優しくない&イっちゃってる" 現世だからこそ "ラブ&ピース"。

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    2026年02月16日
  • 口訳 太平記 ラブ&ピース

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    町田康による、ユーモアと人間味のある語りの『太平記』。原典の序盤、鎌倉幕府末期の動揺期を舞台に、後醍醐天皇の討幕の企てとその失敗が描かれる。

    楠木正成の登場以降がとくに印象的で、最後は彼が良いところをすべてさらっていく。

    金剛山には何度も登っているが城跡には寄ったことがなく、次は立ち寄ってみたい。正直なところ、楠木正成がどんな人物かを、今回初めて知った。

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    2026年02月11日
  • 告白

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    ネタバレ

    19世紀末に実際に起きた殺人事件をモデルに、殺人犯となった一人の男の生涯を描く怪作。圧倒的なボリュームで「人はなぜ人を殺すのか」が描かれる。
    主人公の熊太郎は自分の思考を言語化することがとにかく苦手で、幼少期から大人に至るまで他者とのコミュニケーションを上手に取ることができない。決して頭も性格も悪いわけではないのに社会の中で生きづらさを感じている。現代でいうところの発達障害のような描かれ方だが、当時は誰にも理解されない。そんなわけで、熊太郎はろくに働きもせず博打ばかりに日常を費やしている。
    そんな男が大量殺人に至るまでの過程を、圧倒的な心理描写で描き切る。作品全体を通じて河内弁の独特の文体が徹

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    2026年02月06日
  • 宇治拾遺物語

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    坊主も貴族も上下関係なく、うんこ、ちんこ、すけべのオンパレード。教科書では「説話集」と習ったけれど、よもやま話にも程がある(褒めている)。

    なんだよ、「チンポ外し。娯楽の王様です」ってw

    町田康訳の古典、クセになりつつある。

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    2026年02月03日
  • 告白

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    本作品を薦める声をいくつか拝見したのがキッカケ
    河内弁のやり取りに多少の読みづらさを感じるものの、ずっと落語を聞いているかのようなテンポで読んでいて楽しさと遊びを感じる。
    主人公である熊太郎のネガティブな心情を多彩な表現で言語化しており、読んでいて共感や身に覚えがあるかも…と感じてしまう。
    最後の最後に、タイトルの意図みたいなモノが見えて震える作品で、常に自分自身に問いたい。あかんではないか-

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    2026年01月30日
  • 告白

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    人より思案しすぎてしまいうまく言葉が紡げない熊太郎の生涯を辿った。
    良くない部分はあるけど、8割くらいは熊太郎に同情というか、共感できた。
    反面教師にしたいわけじゃないけど、最後の最後で後悔しないように生きなきゃ。
    すごく言語化が難しい気がするから、丁寧に読み返したい。
    読後にタイトルを振り返ると、ちょっとしみじみした。

    文章そのものについては、時代小説的表現でわかりづらいものがあるが、思考をそのまま言葉にしたようで汲み取りやすいと感じた。
    当時の時代感に混ざる外来語的表現が絶妙で、違和感なく面白く読めた。

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    2026年01月24日
  • 告白

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    河内音頭の『河内十人斬り』のモチーフとなった
    実際に起きた事件!
    熊太郎と弥五郎の気持ちの動き、心の声、世の中への不満、生き辛さ、もの凄く分かるし刹那くなります。
    悪い人達、ズルい人達が得をする、現在と変わらない社会の闇を鋭く描いています。
    842ページの長編ですが、是非読んでみてください。

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    2026年01月15日
  • 口訳 古事記

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    おもろ。
    オーディブルで読み聴いた。神や大王の関西弁会話は、耳で聴くと笑えてしまう。そういうわけで、慣れない関西弁で行ってみると、オモロ。

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    2026年01月12日
  • 入門 山頭火

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    ネタバレ

    町田康さんははじめて読んだ。独特な感じで最初は色々気が散って読みにくい気がしたけど、慣れてくれば気にならない。「分け入っても分け入っても青い山」「まっすぐな道でさみしい」など好き句についての話は面白い。

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    2025年12月21日
  • 口訳 太平記 ラブ&ピース

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    最初、関西弁のやり取りがかなりコッテリ過ぎて、関東人の私には無理かも、と思ったけど、頑張って読んでる内に、なんかエセ関西人になりそうな感じで、本読んで無い間も、脳みその中エグい関西弁で考え事してまんな。
    登場人物が多すぎて、少なく見積もっても3桁はいるやろうし、家族や一族だとやたら名前が似てるし漢字が難しくて次のページでルビが無くなると途端に読めなんくなるし、誰と誰が戦ってるのかとか、イマイチよく分かんまま、関西弁のエエ感じに流されて読んでしもうた。
    何だかんだで文句は言いつつも、結構おもろうなってきよって、次どうなるんやろって感じでどんどんワールドにハマっていき、電車の中で思わずぐへっとか笑

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    2025年12月18日
  • 告白

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    「あかんかった」までの800ページ越の思弁に詰まる熊太郎の人生に感服!
    地の文も会話も思弁も説明しすぎているが、その喋りに運ばれ語られる物語は濃厚!壮大な、ではなく濃厚でした!
    獅子頭をかぶり自己と他者の間に虚無が現出するように生きてきた熊太郎は、当事者本人であるのに傍観者の立ち位置として他者と本当に交わる事なく、己の思弁が自らの感覚にのみ閉じ、語られる思弁に少しの疎ましさと親近感を覚える。

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    2025年12月14日
  • 俺の文章修行

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    文章を上手く書くコツが記されているけど、結構抽象的な表現が多くて難しかった。それよりも言葉遣いとかコテコテの関西弁とかが面白くて、ふふ、と笑ってしまい、もっとこの人の文章を読みたい、という気持ちだった。それでも頑張ってそこから少しずつ溢れてくるこの本の内容というか著者が伝えたいことをすくいとって、なるほどこんな技法があるのか、とか、これは無意識にやってたな、とか思ってふむふむした。この本に書いてある通り、何度も何度も読めばもっと深く理解できるかな。

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    2025年12月05日