町田康のレビュー一覧

  • 告白

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    河内音頭の『河内十人斬り』のモチーフとなった
    実際に起きた事件!
    熊太郎と弥五郎の気持ちの動き、心の声、世の中への不満、生き辛さ、もの凄く分かるし刹那くなります。
    悪い人達、ズルい人達が得をする、現在と変わらない社会の闇を鋭く描いています。
    842ページの長編ですが、是非読んでみてください。

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    2026年01月15日
  • 口訳 古事記

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    おもろ。
    オーディブルで読み聴いた。神や大王の関西弁会話は、耳で聴くと笑えてしまう。そういうわけで、慣れない関西弁で行ってみると、オモロ。

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    2026年01月12日
  • 入門 山頭火

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    ネタバレ

    町田康さんははじめて読んだ。独特な感じで最初は色々気が散って読みにくい気がしたけど、慣れてくれば気にならない。「分け入っても分け入っても青い山」「まっすぐな道でさみしい」など好き句についての話は面白い。

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    2025年12月21日
  • 口訳 太平記 ラブ&ピース

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    最初、関西弁のやり取りがかなりコッテリ過ぎて、関東人の私には無理かも、と思ったけど、頑張って読んでる内に、なんかエセ関西人になりそうな感じで、本読んで無い間も、脳みその中エグい関西弁で考え事してまんな。
    登場人物が多すぎて、少なく見積もっても3桁はいるやろうし、家族や一族だとやたら名前が似てるし漢字が難しくて次のページでルビが無くなると途端に読めなんくなるし、誰と誰が戦ってるのかとか、イマイチよく分かんまま、関西弁のエエ感じに流されて読んでしもうた。
    何だかんだで文句は言いつつも、結構おもろうなってきよって、次どうなるんやろって感じでどんどんワールドにハマっていき、電車の中で思わずぐへっとか笑

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    2025年12月18日
  • 告白

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    「あかんかった」までの800ページ越の思弁に詰まる熊太郎の人生に感服!
    地の文も会話も思弁も説明しすぎているが、その喋りに運ばれ語られる物語は濃厚!壮大な、ではなく濃厚でした!
    獅子頭をかぶり自己と他者の間に虚無が現出するように生きてきた熊太郎は、当事者本人であるのに傍観者の立ち位置として他者と本当に交わる事なく、己の思弁が自らの感覚にのみ閉じ、語られる思弁に少しの疎ましさと親近感を覚える。

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    2025年12月14日
  • 俺の文章修行

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    文章を上手く書くコツが記されているけど、結構抽象的な表現が多くて難しかった。それよりも言葉遣いとかコテコテの関西弁とかが面白くて、ふふ、と笑ってしまい、もっとこの人の文章を読みたい、という気持ちだった。それでも頑張ってそこから少しずつ溢れてくるこの本の内容というか著者が伝えたいことをすくいとって、なるほどこんな技法があるのか、とか、これは無意識にやってたな、とか思ってふむふむした。この本に書いてある通り、何度も何度も読めばもっと深く理解できるかな。

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    2025年12月05日
  • New Manual

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    めちゃくちゃオシャレな一冊。目が眩むような。読んでてテンション上がる。アンソロジーとあるけど雑誌みたい。写真も文章も装丁も、完成度高すぎた。

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    2025年11月26日
  • ふたつの波紋

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    題材となる人物の知識が全くなくても、難しい話題で理解が追いつかなくともとても面白く読める。そしてそれらを読んでみようと思わされる。町田康のファンではあるが伊藤比呂美さんは知らず、これも読んでみたいと思った。
    あれだけ個性の強い町田康がどんな想いで文を書いているのか見えたこともとても面白い。


    石牟礼道子
    種田山頭火、村上護
    太宰治、中原中也

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    2025年11月18日
  • 告白

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    ネタバレ

    結局、熊太郎の怠惰が招いた結果では…?となってしまい、あまり感情移入はできんかった。松永一家の行いが酷いのはもちろんなんだけど(やったれ!と思ってしまった。子や奥さんまでは納得いかないけど)、結婚後も碌に家におらず家族らしい行いもせずなら…他の人に心が移るのも仕方ない。勝手に神様だと理想を押し付けて、理想から外れたら殺すのは身勝手すぎる。

    後半の怒涛の描写は好きだった。覚悟を決めて穏やかになってる2人の描写や、「平たい土地に松の木が生えている〜」の文章特に好き。分かります。1番好きかもしれんこの文章。

    独特な理屈の中に、ちょっと分かるなあみたいな部分もあって、同情はできないんだけど、遠くも

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    2025年11月01日
  • きれぎれ

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    特別に面白い展開はなくても文章の面白さでぐいぐい読めた。リズムが気持ちいい。主人公はダメダメだけど育ちがいいからところどころで教養が滲み、ユーモラスで惨めで憎めない。お見合いを滅茶苦茶にするシーンなんか最高だった、馬鹿で不細工。
    解説で池澤夏樹が、(類似作家としてよく挙げられる太宰と違って)町田康は没落者ではなく、日本全体が没落したのではと指摘してて興味深かった。「泡沫景気が崩壊して、自信を失い、目標を失い、当惑している。何かが終わってしまって、次が始まらない。教養はあるけれどその使徒がない」。きれぎれを読んでいて何となく他人事ではないと焦るような気持ちになったのは、作中を漂う空虚さが限りなく

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    2025年10月29日
  • 口訳 太平記 ラブ&ピース

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    始まり方、暗っ!こんなんで始まってどうするんだ……なんて思ってたらあれやあれやと、話が相変わらずどんどん面白くなっていく。
    承久の乱おもろ、などとなり、思わず友人知人にそんな昔の北条氏の話をしたくなってしまう。歴史を習っていた頃に読んだら人生変わったかもね、おほほ。それで正成ちゃんはどうなったのかしら……

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    2025年10月27日
  • 記憶の盆をどり

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    はじめて読んだ町田康作品。
    文体が独特。
    短編どれも面白かった。
    特に気に入ったのが『付喪神』。
    さるかに合戦のようなお伽噺のようなファンタジー。
    クセになる。
    他の町田作品も読んでみたい。

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    2025年10月15日
  • 真実真正日記

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    もうなんなんよーつかれるよー
    って感覚のおもしろさ
    読み終わってからすぐ再読中、再読は更にゆったり味わえて面白い
    初めはエッセイかと思ったけどフィクションにつかれたマイナー作家の日記ということ
    嘘は書いていないと冒頭にあるけどハチャメチャな世界です

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    2025年10月13日
  • 告白

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    文庫で800ページある長編、第41回谷崎潤一郎賞受賞作。
    町田康の作品を「くっすん大黒」「きれぎれ」「告白」と読んで来た。くっすん大黒は「くっすん大黒」と「河原のアパラ」の2作品が収められ、「きれぎれ」は「きれぎれ」と「人生の聖」の2作品、「告白」は長編大作。

    河内十人斬り、という河内で十人を殺害した実際に遭った事件の実行犯の、城戸熊太郎という男の人生が、そのまま物語になっている。400ページ位までちょっと退屈なストーリー展開だったけれども、後半物語が動き出して面白くなってきた。

    安政4年生まれの、河内の国、水分(すいぶん)村に生まれた熊太郎は、要するに百姓仕事が性に合わず、ほかに仕事

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    2025年09月25日
  • くっすん大黒

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    二篇所収
    ・「くっすん大黒」4⭐️⭐️⭐️⭐️
    野間文芸新人賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞作品。

    怠惰で仕事を辞め、妻にも出て行かれたダメ男の主人公楠木正行。部屋にある無用の置物・大黒様、これが不安定で設置困難。楠木はこれを捨てようと行動するが、登場する人物たちも、特に女性が一癖ある人達で、物語の展開が面白く読んでいて楽しい。

    ・「河原のアパラ」5⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
    「くっすん大黒」が面白かったので、これ以上はないだろうと思っていたら、「河原のアパラ」がより最高に楽しかった。

    町田康という人がデビューしたのは、日本に一人の才能が現われたのだと思う。

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    2025年09月25日
  • 記憶の盆をどり

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    ミルクティー飲みたい やつは変えてないよ。さんがお勧めしていた作家さんなので、手に取りました。

    絡んだものが絡んだまま、なにかそこから察して感じて!というような書き方で、オチはここだったのかな。そもそもオチはないのかな?と読み終わった後に考えていました。

    最初の短編、「エゲバムヤジ」がとても気に入って何回も読みました。

    題名になっている「記憶の盆踊り」。これも面白く、もしかして主人公は死んでる?と予感させる終わり方。幽霊になったら、なにもかもがぼんやりとしか思い出せないのかな?などと、あちら側からみたこっちの世界に想いを馳せました。

    少し異色で面白い作家さんで気に入りました。他の本も読

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    2025年09月22日
  • 浄土

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     読んでいる間、厭離穢土欣求浄土という言葉が何度も頭を過った。
     どの短編も、独特な世界観と文体でめちゃくちゃぶっ飛んでいる。
     物語の中で巻き起こる不条理な出来事は現実世界の比喩なのかも。
     どこからこんな発想が生まれるのか。町田氏の頭の中を覗きたい。

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    2025年09月14日
  • ゴランノスポン(新潮文庫)

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    短編集なのですが、7作入っていて結構読み応えがありました。
    いつもの町田さんらしい流れるような文章で、スルスルと読めるんだけどなぜか時間がかかってしまいました。
    町田さんの真骨頂は多様な言葉遣いにあり。
    現代語、古典風、標準語、関西弁、ふりがなの無いものすごく難しい漢字などが自由に入り混じった独特な文体は好き嫌いが分かれるかもですが、私は大好き。この本も全体的に面白かったです(よくわからない話もあった)。
    特に好きな話を選ぶとすると、「先生との旅」が一番笑えて面白かったかな。とにかく怒涛の言葉の連続!
    何度も吹き出してしまいました。

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    2025年08月22日
  • パンク侍、斬られて候

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    ネタバレ

    壮大な仇討ち話。
    夢見がちな人間を皮肉ったものが、腹ふり党 と理解した。自分の事を言われている様だった。その言語化のレベルが深くて、こんなに短い言葉で言い表されたら立つ背がないと感じた。

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    2025年08月16日
  • 告白

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    ネタバレ

    とても長い小説で、途中中弛みして諦めそうだったけど、700ページからの怒涛の展開がスイスイ読めた。
    「あかんかった」

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    2025年08月09日