町田康のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
マーチダ節が素敵に炸裂しよる逸品ですな。久方ぶりの町田文章にヤラレタ。
その脳髄から紡ぎ出される意思・判断・言論が、コチラが何歩となく譲りまくっても歩み寄っても、まったくもって理解不能かつ、当の本人は真面目も真面目・大真面目に己の言動の正しさを信じて疑わないのだけども相手をするコチラとしては大迷惑な方々を総じて「外道」と称し、我らが町田康が、曇りなき眼でコレを見定め、其の上に、その方々の思考回路のなんたるかを我々に解る形で分析・解読・解説するとともに彼らの被害にことごとく遭い、苦悩し、心の悲鳴を上げ、理性的な判断を泣く泣く下し、何故だか独り損な役回りになっているのは何故だろう主人公であらせ -
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Posted by ブクログ
「義経記」「古事記」に続く、町田康の古典口訳シリーズ。
読む前から面白いだろうなと思って読み始めたら、案の定面白い!
ゲラゲラ笑って読む「太平記」ってなんなの?
「口訳」の真骨頂は、日野俊基が鎌倉へ送られるときに詠んだ(とされる)以下の歌にも示されている。
桜吹雪がえげつなく/道に迷うた交野の春も
紅葉の錦を着て帰る/日が暮れ秋の嵐山
一夜の宿りすらだにも/げっさしんどい仮の宿
だのにそやのに連日の/旅寝は鬱にそらなるわ
長年住んだ京の町/ほなさいならと旅立って
愛し可愛いの妻や子も/置き捨てひとりトボトボと
思いもよらぬ長の旅/実際マジでしんどいわ
ますます磨きのかかった古典の「口訳 -
Posted by ブクログ
訳者の町田康自身が、数ある宇治拾遺物語のお話のなかでこれらを選んだのかな?
オチにガッツリ教訓がある話、なんとなくスン、、と終わる話、いろいろだけどどれも、町田康節が爆発している。
出てくる登場人物がほぼ、良い人でもめちゃくちゃ悪い人でもなくグレーな人なところ。教科書に掲載されている宇治拾遺物語の勧善懲悪の印象だった宇治拾遺物語の、本当の姿が浮かび上がってくる。
人間ってそうやんな、完璧に善な人も悪な人もあんまりいなくてグレーな人がほとんどで、世の中なんとかそれで廻ってる。時の上皇であってもそれはこの本の中では同じで。時代は変われど人間の本質は何も変わらない。欲も諦めも喜びも悲しみも愛も。
小