町田康のレビュー一覧

  • 耳そぎ饅頭

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    テンポとリズムのいいエッセイ集です
    私は気の重い病院の待合室で読んでいたのだけどすっかり気分が良くなってしまった
    色んなところの思惑にだまされまいとして出向くのだけど愛らしいものは愛らしいしやっぱり嫌なものは嫌でうまくいったりいかなかったりジタバタしてる模様がとても楽しめる

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    2010年07月08日
  • 浄土

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    町田の世界は、単純で瞬発的なパンクのエネルギーというより、ねちねちと執拗なラップの文体(すなわち精神)によってつくられている。「結婚式ゴルフ遊山旅行句会パーティ知り合いの引越し家具の配送などがあって」にみられる読点のなさはラップだろう。
     どの短編もいいが傑出していたのは『どぶさらえ』だった。矢細、横安倍といった奇妙な名字が寓話のような効果を出しているし、「学がない癖に狡猾な田舎のキャバスケのような女」や「烏賊と酢とゴムを混ぜたような臭い」といった直喩の喚起力、「茶道的躊躇」「町会費滞納菩薩」という複合造語のもつ迫力は類まれな言語感覚の表出だ。この短編の最もイーポックメイキングなところは「ビ

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    2010年05月25日
  • 実録・外道の条件

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    独特な町田康節で、筆者が業界の困った人々に巻き込まれる様を描く。
    「外道ども」に対する痛快な皮肉と、自虐的な滑稽さが味わえる。
    さらに芸能の世界には有象無象(外道)が跋扈しているということを教えてくれる実用的な作品である、のかもしれない。

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    2009年10月04日
  • 実録・外道の条件

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    世間には私も含めネジが何本か外れたような外道がいるわけだが、この本の著者が仕事の中で出会った様々な「外道」とのカラミとそこから考えることを綴ったエッセイ。地獄のボランティアには多くのことを考えさせられた。

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    2009年10月04日
  • 実録・外道の条件

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    世間には私も含めネジが何本か外れたような外道がいるわけだが、この本の著者が仕事の中で出会った様々な「外道」とのカラミとそこから考えることを綴ったエッセイ。地獄のボランティアには多くのことを考えさせられた。

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    2009年10月04日
  • 耳そぎ饅頭

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    町田康は自身を偏屈であると言う。つまり本人はそれを自覚している。八景島シーパラダイスを訪れる話などに顕著であるが、何かに対してやたらと群がったり、周囲と同じものを評価することを嫌うのである。そんな筆者が結局は周りと同じものに対し感動を覚えるという「オチ」が用意されている。その予定調和っぷりが面白い。

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    2009年10月04日
  • 実録・外道の条件

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    大好きなエッセイの一つ。
    この人も真面目でなかなか痛い人です。
    でも、こんなに面白く日常を書けるのはやっぱり才能なんだろうか、それともこの人に特異な災難が降りかかってるだけなんだろうか。
    松尾さんと同様そこが疑問。

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    2009年10月04日
  • 権現の踊り子

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    初町田康なのですが面白かった…!なんだろうかなり好みでした。権現の踊り子や逆水戸は勿論ふくみ笑いとかもとても気になりました。もう一回読もう!もっと長いお話も読んでみたいと思います。

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    2009年10月07日
  • 権現の踊り子

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    傑作。暴力的に笑える話が多く、著者初の短編集ながら、全てが濃い内容だった。これは何度でも読み返したくなる作品ばかりで、最後の、逆水戸、これは傑作。そう、傑作。

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    2009年10月04日
  • 実録・外道の条件

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    許さん。復讐の鬼と化した俺は三年間洞窟にこもって本稿を書き綴った−。

    約束の場所に行ってもおらず、携帯に電話してもつながらない記者。
    撮影現場で目もあわせず、紹介されても挨拶もろくにできないヘア&
    メイク。などなど以下延々と続く。鞭無能な各種マスコミ、業界人へ
    怒りの町田節!

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    2009年10月04日
  • へらへらぼっちゃん

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    自分は家でひきこもってだらだらするんが好きです。
    でも、人生前向き、活動的に生きていらっしゃる方を見ていると、自分はあかんのではないか、と思いました。

    しかし、この本を読むとそのような考えは吹っ飛びます。人生怠けてええんです。がんばらんと生きよう。

    怠けてるわりにパンクの薫りもしますが。

    町田入門にはもってこいの随筆集です。

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    2009年10月04日
  • 実録・外道の条件

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    こんな外道が、自分の周りにいたら、、、ウザ!
    公共の場で読んで、声を上げて笑わないようご注意を。
    ワタシは電車の中で、我慢できずにブフッと。

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    2009年10月04日
  • へらへらぼっちゃん

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    中島らもをして「この本を読むとあらゆるやる気がなくなる」と言わしめた本。
    そしてその通りになる本。

    朝10時から時代劇みて焼酎のお湯割り飲んで腹ふり。すごいよ。

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    2009年10月04日
  • 実録・外道の条件

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    マーチダ節が素敵に炸裂しよる逸品ですな。久方ぶりの町田文章にヤラレタ。
    その脳髄から紡ぎ出される意思・判断・言論が、コチラが何歩となく譲りまくっても歩み寄っても、まったくもって理解不能かつ、当の本人は真面目も真面目・大真面目に己の言動の正しさを信じて疑わないのだけども相手をするコチラとしては大迷惑な方々を総じて「外道」と称し、我らが町田康が、曇りなき眼でコレを見定め、其の上に、その方々の思考回路のなんたるかを我々に解る形で分析・解読・解説するとともに彼らの被害にことごとく遭い、苦悩し、心の悲鳴を上げ、理性的な判断を泣く泣く下し、何故だか独り損な役回りになっているのは何故だろう主人公であらせ

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    2009年10月07日
  • 実録・外道の条件

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    流れ流され、あっちうろうろこっちうろうろ。
    シロート目から見て「勝ち組パンクス」だと思ってた町田康(しかもコワモテかと)ですら、こんないいように扱われてるんだと思うと、ますます真面目に仕事やるのが馬鹿らしくなります。

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    2009年10月04日
  • へらへらぼっちゃん

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    あたくしだけかしら?
    彼の作品拝読して、生きてていいのかもとか
    思っちゃうのって。これも思っちゃったのねぇ。

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    2009年10月04日
  • 告白

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    ネタバレ

    19世紀末に実際に起きた殺人事件をモデルに、殺人犯となった一人の男の生涯を描く怪作。圧倒的なボリュームで「人はなぜ人を殺すのか」が描かれる。
    主人公の熊太郎は自分の思考を言語化することがとにかく苦手で、幼少期から大人に至るまで他者とのコミュニケーションを上手に取ることができない。決して頭も性格も悪いわけではないのに社会の中で生きづらさを感じている。現代でいうところの発達障害のような描かれ方だが、当時は誰にも理解されない。そんなわけで、熊太郎はろくに働きもせず博打ばかりに日常を費やしている。
    そんな男が大量殺人に至るまでの過程を、圧倒的な心理描写で描き切る。作品全体を通じて河内弁の独特の文体が徹

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    2026年02月06日
  • 宇治拾遺物語

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    坊主も貴族も上下関係なく、うんこ、ちんこ、すけべのオンパレード。教科書では「説話集」と習ったけれど、よもやま話にも程がある(褒めている)。

    なんだよ、「チンポ外し。娯楽の王様です」ってw

    町田康訳の古典、クセになりつつある。

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    2026年02月03日
  • 告白

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    本作品を薦める声をいくつか拝見したのがキッカケ
    河内弁のやり取りに多少の読みづらさを感じるものの、ずっと落語を聞いているかのようなテンポで読んでいて楽しさと遊びを感じる。
    主人公である熊太郎のネガティブな心情を多彩な表現で言語化しており、読んでいて共感や身に覚えがあるかも…と感じてしまう。
    最後の最後に、タイトルの意図みたいなモノが見えて震える作品で、常に自分自身に問いたい。あかんではないか-

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    2026年01月30日
  • 告白

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    人より思案しすぎてしまいうまく言葉が紡げない熊太郎の生涯を辿った。
    良くない部分はあるけど、8割くらいは熊太郎に同情というか、共感できた。
    反面教師にしたいわけじゃないけど、最後の最後で後悔しないように生きなきゃ。
    すごく言語化が難しい気がするから、丁寧に読み返したい。
    読後にタイトルを振り返ると、ちょっとしみじみした。

    文章そのものについては、時代小説的表現でわかりづらいものがあるが、思考をそのまま言葉にしたようで汲み取りやすいと感じた。
    当時の時代感に混ざる外来語的表現が絶妙で、違和感なく面白く読めた。

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    2026年01月24日