町田康のレビュー一覧

  • 笛吹川

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    全体としては淡々としているのに、ぐんぐん読み進んでしまう異様な面白さが凄い!最後のほうの、映像が目に浮かぶような迫力も、物凄い!解説が町田康ですが、思い返せば町田康の『告白』などは、この作品(というか深沢七郎)へのオマージュ(というか影響)のようにも思えてきます。『笛吹川』、素晴らしく面白くて物凄くて、良い作品でした!

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    2012年03月04日
  • 猫にかまけて

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    死期が近づいたねこの看病は辛い。痛みや苦しみを語る事なく、じっと耐え、でも飼い主には愛嬌を撒こうとする。ミーちゃんが亡くなって9ヵ月。

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    2012年01月15日
  • 耳そぎ饅頭

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    芥川賞作家でパンク歌手の町田康さんが人に、世間に、社会に溶け込もうと孤軍奮闘する抱腹絶倒のエッセイ集です。『真剣になればなるほどギャグになる』彼のおっしゃる言葉がこの本でよくわかります。

    立て続けに町田康のエッセイを紹介してわかったのは彼の『魂』に共鳴する部分を、僕は生涯抱えていくんだな、ということでした。 僕も筆者同様、やれ『偏屈』だの『変人』だのといまだに揶揄されている始末で、この本を最初に読んだところで、僕も筆者同様に『遊び』といわれるものを『悪い大人』たちに混じって一通り経験したようなしないような。そうこうするうちにまた、もう一度この本を読み返すにあたって、偏屈の谷底で本人言うところ

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    2012年01月04日
  • つるつるの壺

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    歌うように物語をつづる。芥川賞作家。町田康がつづるエッセイ集です。こういう本よりもビジネス書を読んだほうがすぐに役に立つと思いますがすぐに役立つものはすぐに役立たなくなります。視点を変えたい方はぜひ。





    すでにこのときから『町田節』と呼ばれる独特の文体で語られる筆者のエッセイは笑いのツボからその視点にまつわるところまで、自分の感覚に重大な影響を与えてくれました。

    確か、この本を読んだのは大学時代~漂白の時期を送っていたころだと記憶せられますが、今回この本を再読して、当時の気持ちを思い出して
    『もう二度とこんな時期には帰りたくない!』
    というのと
    『いざ、戻ったところでこういう精神が

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    2012年01月04日
  • へらへらぼっちゃん

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    町田康との出会いは高校時代。当時初めて読んだ町田康の小説の印象は正直、意味がよくわからなかった。その独特な文体、独特な言い回しが今ではクセになりそうで。電車の中で読んだら笑いを耐えるのに大変だった。酒を飲みながらならより気持ちよく、爽快に読める本かもしれない。

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    2012年11月10日
  • どつぼ超然

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    果たしてこの想像力、いや妄想力を、おもしろいと言わないでなにになるのだろうか。おもしろすぎる。愉快過ぎる。ひたすら、町田さんが、すごすぎる。

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    2011年08月04日
  • どつぼ超然

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    なにしろ、町田さんの文体が好きだから。好き、というのとはちょと違うかな(無論、嫌いではない、ほとんど快感)、ただ引き込まれる、と言うべきか。内容はともかく(もちろん貶してるわけじゃなくて)、文体だけで読ませる作家って、「往年の」にはいるけれど、今では少ないのじゃないかしら。それでこの本。『東京飄然』ではなく「超然」なのか。文体や内容の好き嫌いはあろうから、内容についての感想は控えます。代わって、本体の佇まいを少し。メタリックなシルバーカバーと同素材の帯がよろしい。そこに白文字でタイトルもなかなかお洒落。そして花布と栞紐が黄色…うーん、私の好み。そんなわけで、私は町田康作品、猫と犬だけ読んでるわ

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    2011年07月21日
  • 笛吹川

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    待望の文庫化。しかも解説は町田康。私の祖母は甲州弁のネイティブスピーカーだったのだが、それを聞いて育ったおかげでこの本の語りにすんなりと入っていけた。祖母には全く感謝することろがなかったが、その点だけは感謝したい。

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    2011年06月07日
  • 実録・外道の条件

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    この本、けっこう好きで再購入してしまった。過去に迷惑をかけられた個性的すぎる人物達の事を書いたほとんどエッセイのような本だ。デフォルメされているけど、こういう人っているよなと、面白い。また、この著者には珍しく、人間性や性格が垣間見える感じも面白い。わりと偏屈な人とお見受けした。

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    2011年04月29日
  • 耳そぎ饅頭

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    たはっ。たははは。たは。

    乾いた笑いを堪え切れず、目の前のサラリーマンに怪訝な顔をされる私。
    そりゃ、かかる平日の早朝にマウンテンパーカとジーンズで、電車に乗り、本を読んで笑っていたら、お気楽な遊び人野郎に見えるかもしらんが、私はアパレル業なので、私も貴方と同じくこれから出勤するのですよ。身を粉にして働くのですよ。

    そして、笑いを堪えられないのは、町田康の書く随筆が面白すぎるからなのですよ。


    本書はパンク野郎もといパンク歌手そして作家である著者が己の偏屈を直そうと彷徨・奮闘するエッセイである。

    一般の社会を理解、社会の輪の中に入れてもらうために、カラオケで歌う、温泉に入る、床屋で髪を

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    2011年01月14日
  • どつぼ超然

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    ネタバレ

    「閑話エニウェイ」とは、やられた。

    「エニウェイ」よりも、「エニュウェイ」の方が語感は良いと思っているし、そこは譲れないが、「閑話エニウェイ」という発想はなかった。やはり、センスが半端ない。

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    2011年01月03日
  • どつぼ超然

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    呆れるほど不毛で、生きる活力の溢れる物語。
    冒頭から、自殺を志向するという現代的な悩みを持つ主人公ながら、不可解な出来事(?)にどんどん迷い込んでしまう達人。自意識過剰なあまり300P近くの大作になるまで右往左往を続ける。町田作品の中でも、ここまで意味のなさを追求して、笑えて、力が漲る物語はないかもしれない。

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    2010年11月08日
  • 実録・外道の条件

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    実話に基づくようなのだが、出てくる人たちの仮名が常軌を逸していて笑える。装丁、男前だなあ、つくづく。

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    2010年09月30日
  • 耳そぎ饅頭

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    テンポとリズムのいいエッセイ集です
    私は気の重い病院の待合室で読んでいたのだけどすっかり気分が良くなってしまった
    色んなところの思惑にだまされまいとして出向くのだけど愛らしいものは愛らしいしやっぱり嫌なものは嫌でうまくいったりいかなかったりジタバタしてる模様がとても楽しめる

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    2010年07月08日
  • 浄土

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    町田の世界は、単純で瞬発的なパンクのエネルギーというより、ねちねちと執拗なラップの文体(すなわち精神)によってつくられている。「結婚式ゴルフ遊山旅行句会パーティ知り合いの引越し家具の配送などがあって」にみられる読点のなさはラップだろう。
     どの短編もいいが傑出していたのは『どぶさらえ』だった。矢細、横安倍といった奇妙な名字が寓話のような効果を出しているし、「学がない癖に狡猾な田舎のキャバスケのような女」や「烏賊と酢とゴムを混ぜたような臭い」といった直喩の喚起力、「茶道的躊躇」「町会費滞納菩薩」という複合造語のもつ迫力は類まれな言語感覚の表出だ。この短編の最もイーポックメイキングなところは「ビ

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    2010年05月25日
  • 浄土

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    「本音町」という短編が読みたくて買った。本音しか言わない町。それが現代社会への批判を込めた物であることが見え見えなのに、読んでいて爽快で、気持ちいい。町田康の作品は、他にも夫婦茶碗やきれぎれを読んで、森見登美彦の文体をもっと崩したような文体も好き。

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    2010年03月07日
  • 実録・外道の条件

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    独特な町田康節で、筆者が業界の困った人々に巻き込まれる様を描く。
    「外道ども」に対する痛快な皮肉と、自虐的な滑稽さが味わえる。
    さらに芸能の世界には有象無象(外道)が跋扈しているということを教えてくれる実用的な作品である、のかもしれない。

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    2009年10月04日
  • 実録・外道の条件

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    世間には私も含めネジが何本か外れたような外道がいるわけだが、この本の著者が仕事の中で出会った様々な「外道」とのカラミとそこから考えることを綴ったエッセイ。地獄のボランティアには多くのことを考えさせられた。

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    2009年10月04日
  • 実録・外道の条件

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    世間には私も含めネジが何本か外れたような外道がいるわけだが、この本の著者が仕事の中で出会った様々な「外道」とのカラミとそこから考えることを綴ったエッセイ。地獄のボランティアには多くのことを考えさせられた。

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    2009年10月04日
  • 耳そぎ饅頭

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    町田康は自身を偏屈であると言う。つまり本人はそれを自覚している。八景島シーパラダイスを訪れる話などに顕著であるが、何かに対してやたらと群がったり、周囲と同じものを評価することを嫌うのである。そんな筆者が結局は周りと同じものに対し感動を覚えるという「オチ」が用意されている。その予定調和っぷりが面白い。

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    2009年10月04日