町田康のレビュー一覧

  • きれぎれ

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    名古屋へ行くのに持たせてくれた、休憩室の鞄の下に置かれてる、少しの間のお守りがわり。
    薄くて読みやすいよって言ってたけれど、なかなかどうだむずかしい、わたしにとって話し言葉は吹き抜ける風、見えない。
    読みながら、日記が影響を受けてた。

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    2024年12月05日
  • 100万分の1回のねこ

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    100万回生きたねこは、読んだのですが、(割と最近)登録してません。

    そしてこの短編をそれぞれの作家さんが書いています。
    とても面白かったです。せつなかったり、かなしかったり、ひどかったり・・・・

    もういちど100万回…を読まねば…

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    2024年12月04日
  • つるつるの壺

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    ネタバレ

    餓鬼とか自死とか阿保とか殺してやるとか、そんな言語のパンク歌手が、喫茶店の斜め前の席で喋りかけてくれてる、くらいの距離感の本書。
    トゲトゲのある言葉を放ちながらも、繊細でやさしい方だってことが滲み出ていて、微笑ましかった。(22歳の私よりだいぶ年上のはず、すみません笑)もっともっと彼の本を読みたいと思った。
    ロック、パンク、かっけえ。きゃは。

    ーーー
    以下、書籍より引用

    - パーソナルコンピュータは、一瞬、一瞬を決定・整理させていくための道具
    - 紙とボールペンは、一瞬、一瞬をなるべく混乱させる、決定を先送りするための道具
    - 本には、善いことも悪いことも書いてある
    - 生活への意欲を捨て

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    2024年12月01日
  • 宇治拾遺物語

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    読んでてニヤニヤしちゃった。言い回しがいちいちオモロくて「笑ける」!

    「宿業が前世からキャリオーバー」
    「綺麗な女の人とぐしゃぐしゃして…」
    「チンポのなくなり」
    「チンポ取る取る」
    「けれども孔子は大聖人なので、もちろん、そんな中小企業のワンマン社長や田舎代議士のようなことは言わず、あくまでも辞を低くして」

    仏やら神やら信じてるのか信じてないのか分からん間抜けさがすごくいいと思う。

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    2024年11月19日
  • 宇治拾遺物語

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    ネタバレ

    『宇治拾遺物語』全197話のうち33話を抜粋した町田康による現代語訳。著者自らによる朗読を聴いて、大笑いさせられたので、紙でも手に取ってみた。
    スピード感のある文体、真面目くさった顔をしたところに、ふと挟まれるテンポの良い罵倒、感情が乗り過ぎて意味が分からなくなっている台詞など、いつもながらの町田康節で面白い。
    よく知られた話もあれば初めて読む話もあり、内容も勧善懲悪ものがあれば、ただ面白いだけのものも、人を食ったような話もあり、バラエティに富んで飽きなかった。「奇怪な鬼に瘤を除去される」「雀が恩義を感じる」「長谷寺に籠もった男が利得を得た」などがお気に入り。

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    2024年11月12日
  • ギケイキ2 奈落への飛翔

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    超絶に面白いな、この本。1もそうだし、おそらくこれから続く3もそうなのだろう。
    いわゆる歴史小説でありながら、網野さんの書くような市井の人の市井の話ではなく、所謂その時代の役者が本音を語り、本音で生活し、本音で戦うというような本で、こんな歴史物読んだことなかったから、もう楽しくて仕方ない。

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    2024年09月29日
  • ギケイキ 千年の流転

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    鎌倉殿の13人の菅田のイメージで読んでたが、弁慶は、誰のイメージも湧かなかったな。
    小学生の頃から歴史は好きで、否、歴史というより義経が好きだったんだろうと思う…だからもうざっくりしか覚えていないストーリーを前提に、この本を読むとそんなこと知らなかったなという話がゴロゴロ出てきて、特に弁慶の弁慶になった顛末なんかは全く知らなかったから、なんで弁慶なのにこんなにページ数が多いんだ、いつになったら義経に遭うんだ?と思いながら読んでいたけど、後から思えば、さもありなん。
    鎌倉殿のスピンオフで、原作町田康、菅田主演義経で、ドラマか映画、やってくれないかなあ。

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    2024年09月16日
  • きれぎれ

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    町田康の文体は、もはや町田康以外には考えられないぐらい確立されている。何作かしかまだ読んではいないが、社会に馴染めず、金もない、どうしようもない自堕落な青年を主人公とした作品が多い印象で、そのキャラクターとこの文体が完全にマッチしていて、素晴らしいの一言。ストーリーはもはや必要のないレヴェルで読書が進む進む。
    文章が語り口だから、音楽的。意外とこんな文章読み慣れてないから、ちょくちょく内容が入ってこなかったりするが、その体験すらもたのすぃ。
    今作は1ページ目から、度肝抜くような始め方だが、一見シュールレアリズム的かと思いきや、そうではなく、ファンタジーの要素の方が俄然強い。現実すらもファンタジ

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    2024年09月07日
  • 宇治拾遺物語

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    高校などでちょっとでも古典文学をかじってて、「なんか小難しいけどアホみたいな話もあるな」という程度に面白みを見出だせていたらこの本を楽しめるんじゃないかと思う。古典文学の小難しい部分を取り除いてアホな部分だけを抽出したのが今作。ヘラヘラ笑いながら読めた。
    ただ意訳の度合いが強すぎるので町田康を知らずに読むと拒否反応が出るかもしれない。
    文章ではなく笑いの感性を現代訳している。

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    2024年09月01日
  • 口訳 古事記

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    初めのインパクトでグイグイ引き込まれた。町田流解釈もなるほどと頷けたり、親切に思えたり。
    古事記にスピード感を付けてくれたという点で、とても画期的だったし、有り難かった!!

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    2024年09月02日
  • ギケイキ③ 不滅の滅び

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    ネタバレ

    町田康による『義経記』の翻案、『ギケイキ』第3巻。主に前半は鈴木忠信、後半は静御前の死に様と生き様を描く。忠信の最期の凄まじさは特に圧巻。
    第1巻のときも思ったけれど、いつもの町田康節の無常観は市井の一般人を主役にしたら辛過ぎるときもある。しかし今作は英雄や人智を超えた芸能者が主役だから、いつもより距離を取って読みやすく、言うなればひとつの「神話」として楽しむことができる気がする。

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    2024年08月05日
  • 宇治拾遺物語

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    シモの話が酷い 笑 とりわけコブ取り爺さんの現代語訳は出色の出来なのでホントにこれだけでも読んでほしい。これを無料公開した河出もすごい。

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    2024年07月28日
  • 宇治拾遺物語

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    ぐわっははははは、うぎゃー、げーげー、ゴホゴホッ。(←笑いすぎてむせた様子)
    あーもう一冊の本でこんなに笑ったのは久しぶりだよ。まったく町田さんたら、面白すぎるじゃないの。『ギケイキ』も良かったけど本作も甲乙つけがたい、自分比では最高レベルの古典新訳だ。
    堅苦しいイメージの古典作品が、町田さんお得意のグルーヴ感のある文体によって、作品が元々包含していた生々しさがいい意味で指数関数的に爆発している。いやあ凄いわ。これぞまさしくプロの技。
    自分は高校時代、古典が苦手でちゃんと授業を聞かない落ちこぼれだったんだけど、もし当時これを読んでたらもう少し真面目に古典に向き合っていたかもしれない、なんてこと

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    2024年07月28日
  • ギケイキ2 奈落への飛翔

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    ネタバレ

    『義経記』を町田康節で語り直す『ギケイキ』第2巻。義経と頼朝との出会いから、義経と静との別れまで。

    土佐坊正尊との戦いで突如登場する喜三太の活躍が眩しい。原文と同じ流れながら、豪傑としての姿だけではなく、人間のいじらしさといったものを感じさせられる。

    これで全8巻中5巻の途中まで描かれたことになる。ここからは義経の没落がさらに進むけれど、この後も、ただ暗いだけの話にはならないだろうと思わせてくれるのは有り難い。

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    2024年07月22日
  • 私の文学史 なぜ俺はこんな人間になったのか?

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    ネタバレ

     創作に向かう姿勢が大いに語られていてとても面白い。小説とは何か、文学とは何かを追求し続けている。先日読み終えた保坂和志の『書きあぐねている人のための小説入門』と同じだ。行きつくところは違っていても、同じ姿勢で追求し続けている。

     去年見た『ザ・ホエール』という映画の主人公が大学でエッセイの書き方を教えていて、繰り返し語られるエッセイで重要なことが、町田さんと全く同じで驚く。

     表現に自覚的な人は考えていることが似てくるのだろうか。たまたま最近読んだり見たりしたものに共通点があっただけだろうか。

     自分は漫画家なので、漫画について「はたしてそれが漫画なのか」と追及することがあるかと言えば

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    2024年07月12日
  • 宇治拾遺物語

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    古典が苦手で(文法でつまづいた)古典を遠ざけてたんだけど現代語訳ならと思って読んでみた。
    町田康さんらしい訳でおもしろっ、こんな話がずっと伝わってるだと思って読んでた。この現代語訳シリーズ読みたいな

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    2024年07月09日
  • 入門 山頭火

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    実は山頭火のことをよく知らない。
    なんとなく、凄い詩人、俳人らしい、という知識がある程度。
    そこにこの本を読んでしまった。
    町田康さんの、べらんめえというか、話し言葉というか、思ったまま書くというか、
    すぐどこかに飛んで行ってしまう技法のもとで、山頭火の生涯を知る。

    薄い知識では哲学的な人のようなイメージがあった山頭火。
    町田さんの前でもろくもそのイメージは崩れました。
    ただの酒飲み、放蕩息子。そもそも親もダメ。財産潰しで息子山頭火も大学中退。
    九州に逃げ、家族を持つも、一念発起?家族を置いて東京に戻る。
    でもカネに困り、、、そう、このひと常に金には苦労している。
    そんななかついに仏門に入り

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    2024年06月16日
  • 宇治拾遺物語

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    成立に謎の多い「宇治拾遺物語」を町田康氏が現代語に訳した一冊。33篇収録。
    「こぶとりじいさん」や「わらしべ長者」など、メジャーな話もありつつ、なかなかパンチの効いた下ネタ話やオチのない話など様々→

    町田康氏の文章を初めて読んだのだが、「人を食った関西人」みたいな喋り方でとても読みやすかった。
    原文なら読めないだろう古典をこんなに楽しく読めるなんて、ほんと現代語訳最高(笑)
    解説で小峯和明氏も書かれているが、町田康氏には宇治拾遺物語の全訳をお願いしたい。
    もっと読みたい。マジで

    私のお気に入りは

    「利仁将軍が芋粥をご馳走した」
    「楽人である家綱と行綱が兄弟互いに騙しあった」
    「滝口道則が

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    2024年06月10日
  • 宇治拾遺物語

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    宇治拾遺物語をYouTubeか何かのように訳した読みやすい本。高校生の間に読んだら古文の時間がワクワクすること間違い無し。
    原文にない現代喩えも入っているので、何も調べなくても面白く、当時の人たちがどう感じて宇治拾遺物語を読んでいたのかも(だいたい)味わえてそうな気分。

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    2024年05月27日
  • 入門 山頭火

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    とても素晴らしく面白い本。「私が携わっていた頃のパンクロックというものは、下手であればあるほど価値がある、」というフレーズを読んで、上手くなることを避けるパンクスピリッツを捨てられないと思っていたけど、いまのパンクは違うのかも、と考え直す。

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    2024年04月09日