町田康のレビュー一覧

  • ギケイキ2 奈落への飛翔

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    面白い、だけでなく分かりやすい
    登場人物のキャラが良い、今まで堅苦しいかった人達に急に親しみが湧いた

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    2024年02月16日
  • 実録・外道の条件

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    題名に「実録」とあって、更にあとがきでもデフォルメされ、また解説の松尾スズキも「これはほとんど実話をアレンジしたものであろうと推測される。」と指摘している通り、作者≒主人公が出くわしたエンタメ業界に巣くい善人に群がる外道たちの記録ともとれる傑作短編小説集。表面上は穏やかだが心の内では怨讐を露わに呪詛をパンキッシュに叫び続けるようなその独特且つ滑らかな文体にひたすら読み進むことができ、爆笑。このシニカルなユーモアのセンスがたまらないし、とにかく正しく弱き善人である主人公≒作者はそのエネルギッシュさを失うことなくこれからも戦ってほしい。

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    2024年02月03日
  • 入門 山頭火

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    山頭火が詠うブルースを町田康のパンク的フィルターを通して綴った評伝。著者独特の文体ながら、するりと頭に入ってくるポップな快作でした。

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    2024年10月24日
  • ギケイキ③ 不滅の滅び

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    3巻も面白かった。
    義経達が追い込まれていって辛いけど、笑いながら読みました。
    早く続きが読みたいけど、結末が辛いから読みたくないような。でもきっと笑いながら読んでしまう。

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    2024年01月12日
  • 私の文学史 なぜ俺はこんな人間になったのか?

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    小学生の時に早く歴史の授業が始まらないかと低学年の頃から考えていたの同感。
    そして特にこの中で気になったのは、北杜夫さんの本に関する事が書いてあった辺り。
    影響されて、思わず『船乗りクプクプの冒険』を電子に入れちゃったぐらいだ。

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    2023年11月07日
  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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    2023年39冊目。
    読書って、おもしろい。
    今悩んでいる事の答えに導くような言葉に出会える。

    「実るほど頭を垂れる稲穂かな」のことわざ。実るから謙虚にするのではなく、謙虚にするから実るのである。このことわざの本当の意味を知ることができた。

    「気づきをありがとう」…世の中というところは気づきに満ちており、いくらでも感謝できる。まさしく、最近そんな思いをした。考え方一つで生き方が楽になると思えた言葉。

    最後の「珍回答してくれた先生方」の紹介までも面白かった一冊。

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    2023年09月09日
  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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    ネタバレ

    沈黙に焦る、ありがとうがないと腹が立つ、体育がだるくて嫌い、など普遍的な悩みに作家7名が趣向を凝らして答えた1冊。
    とくにありがとうがない、という悩みに対し、そもそも世界で「ありがとう」をめったに言わない国の人がおり、水くさいと考える人もいるということを初めて知った。自分の考えだけだと決して浮かばない考えなので、興味深い。
    その他にも「結局悩み解決してないじゃん」といったものもあったが、回答の内容が大喜利のようで面白く、こう考えればいいんだな、自分もこういうところあるなぁと楽しく読めた。
    真剣な悩み解決に一役買う本ではないが、小さいコラムを読んでいるようで面白かった。

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    2023年06月04日
  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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    とても面白い。そして大人も人生の訓示として読むべき?ww私は読むべきだと思います。
    肩の力を抜きながら生き抜く術を教えてくれています。
    回答者様達は、こども向けに言葉を選んで優しい言葉で答えてくれていると思うのですが、内容はけっこう辛辣ですし的を得ています。さすが。
    読んで良かった

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    2023年04月24日
  • ギケイキ2 奈落への飛翔

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    引き続き読みました『ギケイキ②』。やはり、『義経記』の原文を一章分位読む。次に原文をチラ見しつつ『ギケイキ』の対応する箇所を読んでみると! その解釈の深さ的確さ、背景知識(勉強)、行間を、そして台詞と台詞の間を埋める想像力に驚嘆するとともに、その想像力が生み出したセリフに抱腹絶倒。読んでいてむちゃくちゃ楽しいぞ。なんど吹き出したことか! あるいはまた、『平家物語』巻七「福原落」にも比すべき「義経都落」の286頁から289頁なんかを原典と対照させて読んで見よ。町田康の文の芸に感動感涙するぞ! しかし最後まで来て、アレ?! これ巻五の初めの二章で終わってるやん(原典は巻八まで)! この分やと『ギケ

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    2023年03月15日
  • 猫のエルは

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    町田康さんの猫愛を、自ら、いろいろな手法で紐解いているようだ。さまざな生き物の視点から見る猫、または、まっすぐに愛らしさを表現する一方で、猫を憎し存在に見立ててみても、やはり、愛の視点に戻ってしまうさま。抑えきれない感情と、もがいているようで、戯れてるようで、猫と遊び遊ばれているようで、やはり、私も猫が好きだと思う。にゃあ。

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    2023年03月04日
  • 猫にかまけて

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    猫派か犬派かと聞かれると「鳥派」と答えていた私が、実家の庭に来た野鳥が野良猫に食べられたトラウマを抱えながらも、町田康作品ならばと読んでみたら一気に猫の愛らしさに心を奪われた、そんな本です。

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    2023年02月15日
  • 猫のあしあと

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    町田さんの猫ちゃんへの愛が伝わって好きなシリーズ、第二弾。
    面白いことはとことん面白く、悲しいことは時系列で記録。
    町田さんならではの視点と文体がやみつきになる。

    本作はまた新たに保護猫家族が増える。
    『ヘッケの家族なら預かりたい』という意向を無視してどんどん連れてくるボランティアの方(笑)
    最後の解説で動物愛護団体の友森さんが『こいつ濃い目の猫いけるな……と見たら、行き先のない厄介な猫を預けに行く』と書いておられた通り、町田さんはヘッケに似ていないとわかってもどんどん預かりお世話をしていく。
    根っからの猫好き、猫愛を感じてたまらなくなる。
    町田さんの元に行った猫ちゃんは幸せだろうな。

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    2022年11月14日
  • しらふで生きる 大酒飲みの決断

    購入済み

    キチンと理解できれば断酒に向か

    自意識過剰の人とか天狗になってる人は刺さるかも。
    単純に自分を卑下するようなイメージで読み進めると理解できない本。
    個人的には酒は人生の負債という当たり前のことを改めて認識した。

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    2022年10月16日
  • しらふで生きる 大酒飲みの決断

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    禁酒2週間程で読みました。アルコールを断つことで得られる良い事はまさにその通りで今実感しています。

    でもこの本を読んで面白いのは酒をやめる時に思う様々な思考が書かれていてどれも共感出来る事。

    兎にも角にも酒酒酒。ああ自分はアホだと認識しよう。

    禁酒3ヶ月後にやってくるここに書かれた内容を期待しこれからも禁酒を続ける!

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    2022年09月30日
  • 私の文学史 なぜ俺はこんな人間になったのか?

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    過去に何冊か町田康の本を読んだことがあり、この本で久々の再会。
    読み始めた時は面食らったというか、あらぬ方から世界を見つめて言語化されている印象があったけれども、徐々に視点が合う(この本でいう「わからんけどわかる」)感じがして、読書として楽しめました。
    文学の役目として、「この世の熱狂から離脱する」、一歩引いて見るという話が最後の最後にあったけれど、色々と息苦しい現代において町田康の文学はまさしくそれなのかなと思いました。

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    2022年08月30日
  • ギケイキ2 奈落への飛翔

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    相変わらずめっちゃおもろいやんこれ。2ページに1回ぐらいの頻度でツボにはまる部分があったんじゃないかな。笑いの止まらない変な人やと思われる可能性が高いので、外では読まないほうがいいかもね。自分はやったけど。
    メンヘラ弁慶をはじめ登場人物全員、基本やる気が無くてグータラしている奴らばかり。そんな彼らが追いつめられたときの様子が見もので、大爆発する者、絶望にくれる者、そもそもピンチであることを理解できない者など様々なんだけど、いずれも皮肉たっぷりにdisられるさまは痛快の一言。大いに楽しませてもらった。その中でも一番面白かったのは敵側の土佐坊正尊の悲哀っぷり。レ・ミゼラブル、ああ無常とはまさにこの

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    2022年07月24日
  • しらふで生きる 大酒飲みの決断

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    本屋さんで平積されているのを見つけて驚愕。町田康がお酒をやめる!?!?

    お酒を飲んで楽しくなる、というのは理性がどこかへ行ってしまった状態。ここまでくるとさらに楽しくなりたいから、どんどん飲むし、どんどん食べる。

    ここまでくると次の日の二日酔いは必須。なんとかお酒との付き合い方を考えないと〜と思いつつ、現状維持をしてきた酒徒の私。

    酔って楽しい状態はそのときだけだから、酔いが覚めた瞬間にそれはなくなる。そして襲ってくる二日酔い。プラスじゃなくて、むしろマイナス。

    そもそも強い刺激を求めすぎるのがいけない。すごく楽しいことなんて滅多にない。それが人生。だからつまらなくても、それをアルコー

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    2022年03月12日
  • 猫のエルは

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    猫好きとしてはたまらない、猫(時々、犬やその他動物)目線で語られる物語。御伽噺のようで好き。
    タイトルの「猫のエルは」の冒頭、エルの部分を愛猫の名前にして音読すると親しみが生まれた。

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    2022年02月12日
  • 人間小唄

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    名作です。町田康さんにハマり20年以上たちますが、1番かもしれません。

    難解な印象が強い町田康さんですが、今作はテーマが明確です。「薄っぺらいくせに、さも本物のように表現して多くの国民を洗脳するエセクリエイターども許さん、ちゃんとしろ。性根を叩き直してやる」

    文学は読み手の受け取り方次第で、何が正解なのかは分かりません。町田康さんも別にそんなこと思っていないかもしれませんが、私はそう解釈しました。

    解説にあった、
    ?田(?読みも分からんから変換できない笑)の薄汚れた魂の浄化を図るためのもの、という指摘に近かったです。

    1、短歌を作れ→創作に真摯に向き合え
    2、ラーメンと餃子の人気店をや

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    2021年09月06日
  • 夫婦茶碗

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    どうしようもない人間が下降してあちらの世界に落ちていってしまう作品2編。自分ではダメだと分かっていても、心に不安なことが想起されるとその思念に囚われて悩み、酒に手を出しさらに落ちていく。ダメさを自覚しているから立ち直りもするが、また不安が生じてあちらの世界に落ちていく。町田康はどこか作者を思わせる主人公たちを独特の音楽的な、その実しっかりと統制の効いた文章で描き切っている。下降することへの恐怖。普段は当たり前のように日常生活を送っているが、ふと気を抜けばあちらの世界に落ちていってしまうのではないかという恐れ。そのような感性、人間の弱さへの理解があるからこその作品のように思う。表の世界があまりに

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    2021年07月22日