【感想・ネタバレ】湖畔の愛(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

今日も一面霧が立ちこめて。ときに龍神が天翔るという伝説がある九界湖の畔で、むっさいい感じで営業している九界湖ホテル。支配人新町、フロント美女あっちゃん、怪しい関西弁の雑用係スカ爺が凄絶なゆるさで客を出迎える。真心を込めて。そこへ稀代の雨女や超美人の女子大生、ついには鳥取砂丘に消えたはずの伝説の芸人横山ルンバも現れて――。文学なのか、喜劇(コント)なのか。笑劇の超恋愛小説。(解説・酉島伝法)

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Posted by ブクログ

最果タヒから。
いや〜久々に大当たりだったかも。
めちゃくちゃおもろい。かつめちゃくちゃ知的。新喜劇的な笑いとハイコンテクストな古典知識、どちらの素養も必要。筆者に出会えてよかった。絶対自分には書けない小説だった。

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2025年08月04日

Posted by ブクログ

腹抱えて涙出るほど笑った箇所があった!
それ以外にも随所に笑いが落ちまくり。電車の中で読んだりしたけど、本読みながらニヤニヤしてるの、絶対誰かに見られてたやろな。
ホテルの支配人の新町と、あっちゃんこと圧岡嬢の2人のことが大好きになった。口は悪いが人間らしくて本当は心の優しい2人。
たまに優秀なホテルマンを忘れて、地の大阪弁が出る瞬間が気持ちいいくてめちゃくちゃオモロイ笑
このホテル、めちゃくちゃ泊まりたい〜
ほんでもまぁほんまに!おもろかったわ、新町がロビーで1人、踊る場面。漫画でなく文章で書いた方がめちゃくちゃオモロくなる所作ってあんねんな

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2024年01月05日

Posted by ブクログ

めっちゃおもろい小説。むっさいい感じの九界湖ホテルで繰り広げられるドタバタ喜劇。愛についての文学的コントを読んだような読後感。随所に散りばめられたユーモアにくすくす笑いが止まらなかった。

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2021年02月11日

Posted by ブクログ

緊張と弛緩が笑いの本質とよく言われるが、ここにはあまり緊張はない。定型的な(吉本新喜劇的な)ボケとツッコミで構成される安心感のある笑いであり、著者の持ち味である狂的な逸脱がちょっと感じられないのが残念。

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2025年11月01日

Posted by ブクログ

初めてこの作者の本を読んだ。
古事記の方を触ったことがあったからぶっ飛んでるのは予想してたけど、案の定世界観が独特で他にはない味だった。
私的には相性がいいぶっ飛び方で最初の謎言語の話とか雨女の終わり方とか好きだった
くどいのにすっと読める不思議な文。
古事記の方もちゃんと読んでみようと思う

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2025年03月13日

Posted by ブクログ

支配人の新町のような人がいたら、好きになる。そんな人間臭くて愛おしいキャラ。
バカバカしくてくだらない。何も考えなくて良し。

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2023年02月28日

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