町田康のレビュー一覧

  • つるつるの壺

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    文庫の帯にヤられました。「おめぇら生きてて辛ぇだろ?」
    ハイ!全く以ってその通り!ごもっともでございまス。
    小粋で清潔なエッセイでございます。あとがきが中島らもっちうのがまた。

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    2009年10月04日
  • 記憶の盆をどり

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    ネタバレ

    オーディブルで表題作を耳読。短編集全体の感想ではない。

    断酒中の語り手の意識はアルツハイマーを思わせるほど断片化し、記憶と現在の境界が次第に崩れ、そのままラストへ。酒、やめちゃだめ。絶対。

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    2026年02月01日
  • 口訳 太平記 ラブ&ピース

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    町田康氏の口訳による、スーパー砕けた太平記。
    以前、同様の古事記も読みましたが、こちらも面白かったです。
    武士や公家のやり取りが面白おかしくて、クスッとするものの、その連続で、ストーリーはいまいち覚えてないです。日本史で習った鎌倉の頃だな〜みたいな。

    人々の会話が面白いですが、戦のシーンは謎に1人にスポットを当てだすときがあり、詳細に描かれているとけっこうむごいです。

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    2026年02月01日
  • 口訳 古事記

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    ネタバレ

    全体的にはやや冗長に感じる部分もあるが、その分とても読みやすく、古事記を初めて通して読むにはちょうどいい一冊だと思う。おそらく読み返すことはないが、いずれもう少し硬派な別の訳で、時間を置いて再読してみたいという気持ちは残った。

    特に印象に残ったほは、冒頭のイザナミとイザナギの神話、次にスサノオのエピソード、そして大国主神からヤマトタケルによる日本統一の流れである。神話というより、もはや英雄譚や王朝の年代記に近い感覚で読めた。

    古事記を読むメリットの一つは、地名や言葉の由来、さらには後世の文化作品の元ネタが分かることだと思う。

    たとえば、

    ・神が東へ遠征する途中、現在の福島あたりで仲間と

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    2026年01月19日
  • くっすん大黒

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    甲斐性なし男達の珍道中記
    その場しのぎで無計画な主人公達に感情移入できないのだけれど
    不思議と不快さがない絶妙な文体

    この自由奔放さは呆れを通り越して憧れですらある。
    こんな風に生きたらどうなるんだろうか。
    真似しない方が絶対良いけど..

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    2026年01月07日
  • 口訳 太平記 ラブ&ピース

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    ギケイキで知った町田康さん。扱ってる題材的にギケイキの方が楽しく読めるかな。でもたまにクスッと笑ってしまうところはあった。

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    2026年01月04日
  • 告白

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    悍ましい事件の主犯は、ただの自己肯定が低く、何事にもネガティブな思考が先行し、虚勢を張るだけの人間であった。そんな輩の心情を聞いていると、ふと、自分を含め誰しもがそんな暗闇の中に思考を巡らせて、思弁過剰になることはあると思う。

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    2025年12月28日
  • 口訳 古事記

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    装画の月岡芳年の、スサノオノミコトが目を惹く。
    450ページ以上あるも非常に読みやすく、口訳として面白く読んだ。
    パワフルな神話、古代が、ヤンキーやヤクザ風味になっていたり、歌も上手くアレンジしていたり。

    ただ何故、関西弁メインにしたのか。
    そこがこの口訳古事記の肝でありつつも、例えば倭建命が西に行ったり東に行ったりするのに、そこの土着の人間も、関西弁なのはちょっとだけ抵抗も。
    それを言い出せば神々、素戔嗚尊や大国主命、高千穂からの神武東征すらそうなるが。
    これを言うのは野暮すぎるかも知れないが。

    古事記の大枠を思い出すのには、ちょうど良かった。

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    2025年12月10日
  • 笛吹川

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    不気味で読んでいて恐ろしくなってくるにも関わらず、読む手を止められないという不思議な体験。人が生まれ死んでいく、世界とはその繰り返しなのであると、語られているわけではないのにそう感じずにいはいられない薄気味悪さがあった。

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    2025年11月21日
  • 湖畔の愛(新潮文庫)

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    緊張と弛緩が笑いの本質とよく言われるが、ここにはあまり緊張はない。定型的な(吉本新喜劇的な)ボケとツッコミで構成される安心感のある笑いであり、著者の持ち味である狂的な逸脱がちょっと感じられないのが残念。

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    2025年11月01日
  • 口訳 太平記 ラブ&ピース

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    いやぁ、何と言いますか・・・
    「悪ふざけ」と「ニュータイプ」のどっちなのか。
    かなり、面白く読んだ。

    ただ、これは続編があるのかな。楠木正成が出てきたところで終わってしまってますが・・・。

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    2025年10月27日
  • きれぎれ

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    口語と文語が入り混じり、さらに特徴的な擬音が多用される一見してかなり特殊な文体だ。
    この文体は人によっては読みづらいと感じるだろう。
    話の展開も気づいたら別の場面に移り変わっているといった感じで時においていかれそうになる。

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    2025年09月28日
  • きれぎれ

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    どこまで読んだところだったかな。
    「あっ」と気づいて反射的に思い浮かんだ。
    人間失格、であると。
    それからは、もう頭から離れない。目眩く、展開に次ぐ展開の最中にあって「これは」と。
    もともと著者の作文ついて、そのように連想されていることは知っている。
    それにしても…。
    とはいえど、このことについて追求したところで、あまり意味がないだろう。本質から逸れる。
    この辺にしておく。
     
    感想だなんてあらたまったところで、ぼくの感想は、けっしてぼくを超えない。何かしら書き連ねて、何ごとかを成した気になってしまう。
    行き当たりばったりと計算尽く。
    分析なんて、きっと不要なんだ。
     
    剥き出し。あるがまま。

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    2025年08月15日
  • 100万分の1回のねこ

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    有名作家たちが絵本「100万回生きたねこ」をオマージュして紡ぐ短編集。

    我が子に読み聞かせようと久しぶりにこの絵本を開いてみると、生きること死ぬこと、愛…
    ずいぶん哲学的な絵本だった。

    名作絵本のエッセンスを受け取った作家たち独自の視点で描かれる短編集だなんて、パワーの総量がとんでもない。
    お気に入りは、江國香織さんかな。町田康の相変わらず意味不明な世界観も好きでした。

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    2025年08月08日
  • 人生パンク道場

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    割とありきたりな人生相談に対して町田康節炸裂で答える。唯一無二の世界観から出される回答が面白い。参考になるかどうかは別として。

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    2025年08月01日
  • パンク侍、斬られて候

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    『告白』に続いて町田康作品2作目の読書。

    なにこれ?ふざけてるのか…?と思ったらふざけてた。
    めちゃくちゃふざけてて笑っちゃった。
    『告白』もふざけてる節はあったけど、まだ重さというか現実味がある話だった。
    これはもうふざけ倒してる。
    町田康、どんな脳味噌してんの?
    よく本になったなぁと少し呆れながらも途中から受け入れてギャグとして読んだ。笑
    おもしろかったけど、最後は訳わかんなくなってた。

    これ好きな人はすごい好きだろうな。銀杏BOYZ好きな人とか。
    無理な人はほんとに無理だと思う。笑
    再読したいようなしたくないような、微妙な気持ち。
    でも本棚には置いちゃうんだろうな。

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    2025年07月14日
  • 宿屋めぐり

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    西村賢太が褒めた戯作
     完全に『ホサナ』と同じノリなのだが、しかしホサナと違ふのはこっちのほうがおもろいからで、ホサナみたいにぬめぬめはしてない。が、あとでぬめぬめしてくる。
     しかし町田康はストーリーを考へないで書いてると思ふ。
     が、いつのまにか、「真と贋」が作品の主題みたいになってきてをり、この世の欺瞞。を主人公がひしとこの身で体感。盗人、殺人者、放火魔、爆弾魔、などにされた挙げ句、これをひたすら遁走。正直者が馬鹿を見るっつうか、馬鹿が馬鹿を見るっつうか。主人公にも悪いところはあるっつうか。
     ま、あんま考へないで読めるので、好っきゃっなあ。燦州ポポポ呪師。
     しかし、やはり長い。と思ふ

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    2025年07月06日
  • 夫婦茶碗

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    現実と妄想のバランスが不思議な『夫婦茶碗』に、クズではあるがどこか憎めない『人間の屑』。いずれも話の飛び方が独特で文章が面白く、思わず笑ってしまう表現も多数ある。

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    2025年06月29日
  • 耳そぎ饅頭

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    戦前生まれの人がタイムスリップしてきたような、悪くいえばかまととぶってるような無知を装いながら、それでいて日本語を巧みに操るこの表現方法を三十代半ば辺りですでに確立しているのがすごい。似たようなパターンは多いが、文章の面白さでなかなか読ませてくれる。

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    2025年06月23日
  • 外道の細道

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    町田節が冴えまくり、なんですが少し冗長に感じました。

    外道なメディア族の薄すぎる発言に翻弄されるロード小説。昔、近い経験をされたんでしょうか、、

    敬愛する作家ブコウスキーの足跡を辿り、作家「マーチダ」はメディア界隈の外道たちと旅に出る。『真説・外道の潮騒』文庫化。

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    2025年06月20日