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ドゥルーズとマルクス――近傍のコミュニズム
「『アンチ・オイディプス』と『千のプラトー』はマルクスに、マルクス主義に完璧に貫かれた作品です。現在、私は自分のことを完全にマルクス主義者だと考えています」(ジル・ドゥルーズ)「〈もし資本と労働が出会ったのであれば〉という条件法のカタパルトなくして産業資本主義は現実に成立しなかった。両者の結合は必然ではないし、因果関係にもない。だとすれば〈もし資本と労働が出会わなかったのであれば〉をカタパルトとして描きだされる軌道を〈私たち〉には構想することができるし、その構想を実現することもできるのではないか。資本主義が私たちの脳に投影する私有制ユートピアとは異なる世界、封建制による拘束からの逃走が資本主義による労働力商品の捕獲と順接せず、ねじれて遠ざかりつづけていく世界を描出できるのではないか」資本主義を歴史化し、物語を終わらせること。ドゥルーズ哲学と「歴史家」マルクスとの遭遇から垣間見るコミュニズムという近傍ゾーン。 -
異邦人の時 再考 ―年代学とキリストの再臨―
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 聖書の読み方、理解の仕方は一通りではない。物の姿かたちを正確に知るには「群盲評象」の諺どおり、一部分だけではなく全体を見る必要がある。この事は聖書研究においても同様で、ある宗派の解釈を聞き、一通り学んだだけでそれが真実であると結論する間違いをしない最善の方法は、異なる考えに耳を貸すことである。本書はエホバの証人が熱意と信仰を抱いて世界的に広めている教えの信憑性と、その主張の根拠を検証すると共にエホバの証人の教えに対する異論また証拠に基づく反論を提起している。この訳をお読み下さる方は、双方の言い分を間き、証拠を調べた上で心証を形成する裁判官と同様な立場にある。客観性がなく、自分だけが正しいと思っている独善、権威を絶対視して無批判に従う権威主義に捕らわれているのは「大海を知らずにいる井の中の蛙」と同じであり、「知らぬが仏」の座に安住しているのは誤謬を犯す危険と隣り合わせではあるまいか。批判的思考力を働かせることによって信仰の根拠を自ら確かめる一助にして頂けるならば望外の幸いである。 ―訳者あとがき -
問題としての神(長崎純心レクチャーズ04) 経験・存在・神
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 神とは何か? 哲学、現代思想、スコラ学、近代経験主義、神秘主義、人間中心主義、形而上学などのさまざまな視点から、検討する。 【目次より】 「長崎純心レクチャーズ」について 片岡千鶴子 まえがき 第一日 経験と神 はじめに 神は「問題」となりうるか 哲学と神 現代思想と神 「反哲学」 「少数派」の見解? 「経験」と「存在」 神を問題とすることへの異論 「神について考える暇はない」 スコラ学的「討論」 異論 「反対異論」 「神の死」 「神の死」は自明のことであるか 哲学と神学の分離? 「神の死」をひきおこしたもの 近代は人間を解放したのか? 「経験」の意味 「存在」の意味 経験と「経験主義」 経験の「経験的」理解 「開かれた」経験 質疑応答 第二日 神と存在 「存在」の捉えにくさ 経験は神の探求を排除しない 神の探求と存在論 「否定神学」 「神秘主義」 「不可知」と「測り尽くしえない」 「人間中心主義」 「存在」をめぐる通念的理解 「存在忘却」 「存在」にたいする問い 「存在」への問いと「人間的」思考 「西洋的」思考? 人間の認識における「神的」要素 神的創造の視点 形而上学と偶像礼拝 「存在の類比」の問題 「存在」と「愛」 ペルソナの存在論 質疑応答 第三日 理性と信仰 はじめに 理性と信仰の問題 自由 真理 信仰 「哲学者の神」 パスカルと「哲学者の神」 デカルトと「哲学者の神」 パスカルにおける理性と信仰 理性と信仰 総合の試みとその破綻 トマスにおける理性と信仰の総合 「学」としての神学の問題 「存在」の神と「愛」の神 『神学大全』の構造 近代における理性と信仰との分離 回勅「信仰と理性」 神を「問題」にすることは可能か 神を「問題」にすることは人間にとってふさわしいことか 「神のかたどり」としての人間 質疑応答 資料 第一日 第二日 第三日 注 あとがき 稲垣 良典 1928年生まれ。東京大学文学部卒業。アメリカ・カトリック大学大学院哲学研究科にてPh.D.を取得。文学博士(東京大学)。九州大学名誉教授。専門は中世スコラ哲学。『神学大全』翻訳で第67回毎日出版文化賞、『トマス・アクィナスの神学』および『トマス・アクィナス 「存在」の形而上学』で第27回和辻哲郎文化賞をそれぞれ受賞。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
少年法と「甘え」(長崎純心レクチャーズ)
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 少年事件が発生すると、巷間では少年法が取りざたされ、厳罰化すべしとの声も多々聞かれる。果たして、犯罪少年は保護されるべきか、刑罰を科されるべきか。本書は、明治後期から今日に至るわが国の百年間の少年法の歴史的展開を、法史学的データをもとに追跡し、その過程を精神科医・土居健郎が掘削した「甘え」の社会心理をプリズムとして考察する。アメリカのパレンス・パトリエ(国親)法の影響から導入された感化法が明治33年に制定され、それを基盤として少年法は、第一次大戦後の大正11年制定、第二次大戦後の昭和23年と平成12年の改正という三つの節目を経てきた。この流れをたどりつつ、少年審判所、起訴便宜主義、保護観察制度などをめぐる議論を丁寧に繙き、法の構造を解明。さらに、1960年代以降、アメリカ社会に吹き荒れた脱保護主義の嵐と加速化する家族崩壊がアメリカ法を一変させ、児童の保護から権利へと大きく振れる様を描くとともに、家族法学者ヘイフェンと土居との出会いを紹介し、「甘え」という概念の普遍性を視野において西欧社会と日本社会との差異を論じる。少年法・児童法の歴史と思想という視座から、近代日本国制の特徴を浮かび上がらせ、教育さらには変貌する家族の行方をも見すえた必読書。 【目次より】 「長崎純心レクチャーズ」について 片岡千鶴子 序言 稲垣良典 1 「子どもの楽園」の文化的基層 2 転換期アメリカにおける少年裁判所と日本 3 日本における少年処遇の模索 4 大正一一(一九二二)年少年法の構造 5 法制定をめぐる論争 6 少年法「限地施行」の二〇年 7 GHQ改革と昭和二三(一九四八)年少年法 パレンス・パトリエとの第二の出会い 8 法務省「少年法改正要綱」 9 平成―二(二〇〇〇)年少年法改正とその意味 10 アメリカ・パレンス・パトリエ少年司法の没落 11 「甘え」と「Belonging」 B・ヘイフェンの場合 むすび 注 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
学問と信仰(長崎純心レクチャーズ) 一法学者の省察
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 日本国憲法をはじめ世界中で保障される基本的人権.今日われわれは,なぜそれを絶対的に且つ無条件に尊重すべきかという根拠を合理的に説明することができない.本書は,啓蒙時代以降自らを絶対化しオールマイティーとなった理性が,信仰を失ったことで現在どのように懐疑主義にむしばまれ、弱体化してしまったかを,自然法論の歴史を例証に説得的に描きだす.学問と信仰の相違点と共通点を明らかにする必要をとき,両者補い合ってこそ人間は真に豊かな知恵を授けられると語る,ユーモアにあふれた明快な講演. 【目次より】 「長崎純心レクチャーズ」について 片岡千鶴子 序言 稲垣良典 目次 第一日 学問の発展と理性 はじめに 言葉遣いと専門用語について 理性とは何か、その働き 理性の邪道 いかにして私たちはものを自然に認識するか いかにして学問は発展するか ディコトミーの四種類 各専門分野の方法論のディコトミー 研究されるもののディコトミー――その一、人間とペルソナ 学問の課題になったペルソナ概念の成立 法と道徳というディコトミー 存在と当為、現実と価値 その他、学問の内容に関するディコトミー 法的・社会的制度に関するディコトミーの増加 学問の可能性と限界 第二日 自然法論の歴史における理性と信仰の役割 はじめに 西洋文化における自然法論の登場 自然法(論)の第一段階の「神聖化」 自然法(論)の第二段階の「神聖化」(キリスト教化) 中世神学者とローマ法学者の自然法の異なる理解 理性と信仰を区別したスコラ学者の自然法の捉え方 自然法論の世俗化の最初の徴候 ホッブズの世俗化されていない思想とその自然法(論) カントの「自然法」イコール「理性法」 理性による「聖」と「俗」の融合(ヘーゲル) 現在の理性の衰弱とその原因 世俗化と理性の衰弱の結果 自然法論は生き残るか 第三日 学問と信仰と人間 はじめに 学問の他に知恵もある 二種類の知識 信仰とは何か 信仰、信頼、信念 信仰と宗教 西洋の法律と法学の内容となったキリスト教的な要素 宗教を対象にする学問 宗教哲学という学問 弁神論と神学 「哲学的信仰」もあるか 日本人の「宗教なしの信仰」 信仰と学問に共通する点 学問に対する信仰の相違点と利点 注 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 ヨンパルト,ホセ 1930~2012年。スペイン出身。法哲学者、カトリック司祭。上智大学名誉教授。 ボン大学法学博士号取得。専門は、自然法。 著書に、『法と道徳』(共著)『法哲学入門』『法の歴史性』『法と道徳』(共著)『人民主権思想の原点とその展開』(共著)『カトリックとプロテスタント 』『刑法の七不思議』『人間の尊厳と国家の権力』『法哲学案内』『日本国憲法哲学』『教会法とは何だろうか』『学問と信仰』『道徳的・法的責任の三つの条件』『正義の感覚・理論・実現』『知恵・ユーモア・愛』『人間の尊厳と生命倫理・生命法』『死刑』『法哲学で学んだこと』など多数。 -
良心の危機「エホバの証人」組織中枢での葛藤 せせらぎ出版刊
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 宗教組織の権威は、他の人のために奉仕するものであるはずなのに、人の上に立って支配することに熱心になってしまう。一方、支配される側は、自分の良心に照らして納得できない時、抵抗を試みる。これを極めて率直に、具体的に語っているのが本書である。「エホバの証人」として知られている宗教団体内部での記録であるが、問題の本質は、世界のいかなる宗教団体においても当てはまるだろう。 1870年代、ペンシルバニア州ピッツバーグに生まれた「聖書研究グループ」はごく小規模なものだったが、今日の「エホバの証人」は、およそ200力国に約550万人を数える。その中心をなす「ものみの塔協会」が新しい本を出版する際には、通常100万部がまず出版され、さらに何百万部という増刷が続く。その活動が盛んな国であれば、家にやってくるエホバの証人に遭遇したことのない人は、まずいない。ところが、この宗教組織そのものについては、詳しいことがほとんど知られていない。そればかりか、エホバの証人たち自身、自分たちの組織でいかにして教義や方針が決定されるのか知らない場合がほとんどである。すべてを統括する中枢機構、「統治体」での会議の模様は秘密のヴェールに覆われている。その会議の結果が、世界数百万のエホバの証人の生活に影響をもたらす。 著者は二代続いた信者の家に生まれたエホバの証人三世である。世界各国を巡りながら、この宗教組織のあらゆるレベルで60年間活動を続けた。最後の9年間は中枢機構「統治体」のメンバーとして活動した。権力中枢の内部で経験したこの9年の月日が、「良心の危機」をもたらしたのである。これは、他に類を見ない記録である。 この宗教団体内部でいかに物事が決定され、それがいかに全エホバの証人の生活に影響するかが、生々しく、ありのままに語られる。 著者の態度は冷静であり、観察の目は鋭いと同時に暖かさに満ちている。読者は、胸が痛むと同時に、自分自身の良心が語りかけられていると実感するだろう。 本書がはじめに書かれたのは1983年であるが、この第3版では新しい資料なども追加されており、今も同じパターンが繰り返されていることが明らかになる。初版発行以来、問題の本質はまったく変わっていないのである。 -
銀龍(ワイタハ)から金龍(ヤマト)へ
テポロハウ長老は、2011年より毎年来日し、2019年の大嘗祭の時にも 天皇家を見守ってくださっておりました。 「ワイタハ族は銀龍であり、金龍である日本の弟分である」と 日頃から日本の代表、いや世界の代表である 天皇家に対して強い崇敬の念を示しておられます。 テポロハウ長老が世界をリードする 日本の人々に対して伝えたいメッセージとは 一体何なのでしょうか? 長老:日本の天皇は日本だけの天皇ではないとワイタハは知っています。龍族たちが協議する時には、指揮官となるのです。 長老:龍族はすべて、古代シリウスに属しています。金龍族は龍族の兄や姉となる存在です。ワイタハの偉大なる助言者も、日本の天皇も、日本の龍族もみんな親族です。天皇の起源は古代シリウスにあり、龍の法に則っています。 中谷:龍の役割は何ですか? 長老:宇宙のバランスを保つことです。龍がいなければ、地球だけでなく、宇宙が崩壊します。 中谷:では、その中でも金龍の役割は何ですか? 長老:古代の神々や日本人の中にある高貴な血族を守ることです。そして宇宙が崩壊しないように働いています。他のドラゴン達は金龍の指示で働きます。星はいずれ崩壊しますが、太陽のキーパー、すなわちドラゴン達が正しく働くことにより太陽の寿命は延びます。 -
実践!SIRIUS(シリウス)ヒーリング
時空超越と変容の奥義《シリウスヒーリング》 待望の教則完全ガイド初刊行! 50の修行を進めて己の潜在意識を開き 神聖なる領域に繋がる―― 魂のエネルギーワーカー養成道場へようこそ! 理解するための本ではなく、経験、体験するための本―― 宇宙の叡智をいかに個々の人生に活かしていくか その実践力を養い、実際の人生に変化を生み出す 変容へのナビゲーション&秘術ワークの数々 様々なスピリチュアルヒーリングの重要エッセンスも 包含したシリウスヒーリングの全貌が明らかに 入門編、初級編、中級編、上級編、黒帯編 5つのカテゴリーで構成―― QRコードから導かれる 150の実技動画やヒーラー音声など 豊富で丁寧な指導ツールを楽しく活用しながら 「全50日間」の課題にチャレンジしていただきます 次々とステップアップしていくことで シリウスヒーリングの真髄に触れ その奥義を日々の暮らしにも 役立てていただけましたら幸いです -
列島祝祭論
天皇制の起源に遡り、神道・道教・修験・天台・真言・後醍醐など、天皇を軸として習合・展開されてきた日本的霊性の原型を根源的に探求。 【目次】 翁の変容 翁の発生 国栖 小角 修験 空海 天台 一遍 後醍醐 後記 後醍醐から現在へ 古典作品からの引用および謝辞 人名索引 【著者プロフィール】 安藤礼二(あんどう・れいじ) 1967 年、東京生まれ。文芸評論家。多摩美術大学教授。同芸術人類学研究所所員。 早稲田大学第一文学部考古学専修を卒業。出版社編集者を経て、2002 年「神々の闘争──折口信夫論」で群像新人文学賞評論部門優秀作を受賞。元出版社勤務(雑誌・書籍編集)。元早稲田大学大学院非常勤講師。2006 年『神々の闘争 折口信夫論』(講談社)で芸術選奨文部科学大臣賞新人賞を受賞。2009 年『光の曼陀羅 日本文学論』(同)で大江健三郎賞と伊藤整文学賞を受賞。2015 年『折口信夫』(同)でサントリー学芸賞と角川財団学芸賞を受賞。他に『近代論 危機の時代のアルシーヴ』『場所と産霊 近代日本思想史』『祝祭の書物 表現のゼロをめぐって』などがある。 -
コンバージングテクノロジー 心理・身体・社会をつなぐAI時代の人間理解
コンバージングテクノロジーとは、AIやデータサイエンスだけではなく、心理学・行動科学・社会制度・人間理解などを融合させながら社会課題の解決を目指す考え方であり、確立された理論や方法論をさすものではない。 AIが人間を置き換えていくという発想から脱し、「人間にとって望ましい社会とは何か」という視点をもとに、人間・社会・技術の新たな関係性を構想していくのがコンバージングテクノロジーの発想である。 本書ではその具体例として、犯罪、メンタルヘルス、教育、都市、デザイン、ロボット、生成AIなど多岐にわたる内容を紹介する。 AIと人間の関係を見つめ直す契機となる書である。 -
不安・自己嫌悪・心の傷を癒し 本来の自分を取り戻す「56のエクササイズと12の瞑想」 IFS内的家族システム公式ワークブック
【内容紹介】 IFS(内的家族システム)創始者、リチャード・C・シュワルツ博士による唯一の「公式」ワークブック。 自分の好きな時間に、自分のペースで。内なる「パーツ(部分)」と出会い、理解し、癒すための一冊です。 内的家族システム(IFS)モデルは、私たち一人ひとりが単一の人格ではないと説いています。むしろ、私たちは多くの傷や葛藤を抱えた、それぞれ異なる内なるパーツたちの「家族」を内に宿しているのです。より自信と勇気、そしてつながりを持って生きるために、私たちはそれらを癒すことができます。 本書を通して、シュワルツ博士は、IFSについて学び、それを自分の人生に適用するための非常に貴重なツールを提供します。 初心者にもわかりやすいIFSの概要から始まり、本ワークブックでは50以上の実践法、エクササイズ、瞑想を提供し、以下のことをサポートします: ●あなたのシステムを構成する「パーツ」を理解する (不快な状況を避けようとコントロールする「管理者」や、痛みを伴う感情に衝動的に反応する「消防士」など) ●各パーツへの理解を深め、思いやり(コンパッション)を向ける (それぞれのパーツが、いかにしてあなたを守ろうとしているかが分かります) ●パーツが騒ぎ出したときの対処法を学ぶ (不安なときにも落ち着きを保ち、勇気を持って困難な状況に立ち向かえるようになります) ●過去の傷やトラウマを癒す方法を探求する ●最も深い知恵の源である、中核となる「セルフ(本来の自分)」を発見する ワークブック全体を通して、さまざまな学習スタイルに対応した多種多様なエクササイズが用意されています。また、QRコードからは、あなたの旅路をさらに後押しするガイド付き瞑想(音声)にアクセスできます。 IFSは、ストレス、不安、うつ、PTSD、トラウマ、燃え尽き症候群(バーンアウト)、依存症、摂食障害、人間関係の悩みなどに対して、画期的なツールであることが実証されています。 シュワルツ博士はこう記しています。 「IFSは人生を変えます。今度はあなたが、この変容をもたらすツールを自ら体験する番です。あなたも、あなたのすべてのパーツも、ここでは歓迎されています」 【目次】 日本語版へのまえがき 序章 第1章 セルフとパーツを理解する 第2章 働きすぎの管理者パーツをねぎらう 第3章 誤解されがちな消防士パーツを理解する 第4章 重荷を背負ったエグザイルを抱きしめる 第5章 無限の可能性を秘めたセルフリーダーシップ -
現象学の理念
現象学とは何か。 現代思想に絶大な影響を与えるその要諦をフッサール自身が解きあかす必読の入門書。 各紙誌が絶賛する分かりやすい新訳。 【内容目次】 編者の緒論 現象学の理念(五つの講義) 五つの講義の思考のあゆみ A.現象学的考察の第一段階 B.現象学的考察の第二段階 C.現象学的考察の第三段階 講義一 自然的な思考態度と学問 哲学的(反省的)な思考態度 自然的立場における認識反省の矛盾 真の認識批判の二重の課題 認識の現象学としての真の認識批判 哲学のあらたな次元、学問に対立する哲学固有の方法 講義二 認識批判のはじまり――あらゆる知識を疑うこと デカルトの懐疑考察にふれつつ絶対確実な土台を獲得すること 絶対的所与の領域 反復と補足――認識批判の可能性を否定する議論の否定 自然的認識の謎――超越 内在と超越の区別 認識批判の第一の問題――超越的認識の可能性 認識論的還元の原理 講義三 認識論的還元の実行――すべての超越物の排去 探究の主題――純粋な現象 絶対的な現象の「客観的妥当性」 個別の所与に問題を限定できないこと――本質認識としての現象学的認識 「アプリオリ」のふたつの意味 講義四 志向性を軸にした探究領域の拡大 一般的なもののほんものとしてのあたえられかた――本質分析の哲学的方法 明証性の感情論の批判―ほんもののあたえられかたとしての明証性 実在的内在の領域に視野を限定すべきではないこと――ほんものとしてのあたえられかたすべてが主題となる 講義五 時間意識の構成 本質の明証的なあたえられかたとしての本質把握――個別的な本質のあたえられかたと一般性の意識 カテゴリーのあたえられかた 記号による思考 最広義の探究領域――認識対象のさまざまな様相の構成。認識と認識対象の相関関係 付録 付録一 付録二 付録三 訳者あとがき 【訳者プロフィール】 長谷川 宏(はせがわ・ひろし)(訳) 一九四〇年、島根県生まれ。一九六八年、東京大学文学部哲学科博士課程修了。 主要著書=『ヘーゲルの歴史意識』(紀伊國屋書店)、『格闘する理性』『同時代人サルトル』(河出書房新社)、『哲学者の休日』『日常の地平から』(作品社) 主要訳書=ハーバーマス『イデオロギーとしての技術と学問』(紀伊國屋書店)、フッサール『経験と判断』、ヘーゲル『哲学史講義』(河出書房新社)、ヘーゲル『精神現象学』(作品社)。 -
モヤモヤする正義
理性を公共的に使用せよ――これは多数者と少数者双方への挑戦である ──森本あんり 時代を覆う「正義」と「権利」のインフレ、その核心を突く本書に刮目すべし! ──マライ・メントライン 「表現の自由は大切だが、あまりに攻撃的な表現は許容すべきでない」「少数派や女性に対してより配慮すべきだが、多数派や男性のことが無視されるのもおかしい」 ……意見が対立するさまざまな問題について、多くの人はどちらの「正義」にも同意や共感を示し揺れている。 こうした正義にまつわるモヤモヤに対し、どの意見が正しいのか、社会の規範はどうあるべきなのか、その「答え」を提示する政治哲学的論考。 キャンセル・カルチャー、マイクロアグレッション、トーン・ポリシング、弱者男性論など重要な概念・議論を題材に、感情に流されない「公共的理性」による問題解決を試みる画期的なテキスト。 「晶文社スクラップブック」の連載に、書きおろしを含め大幅加筆・全面改稿した大ボリュームの一冊 “世の中で起きている問題に向き合うときに、良さや正しさなど、規範に関する思考や感情を避けることはできない。/本書は「規範」を堂々と取り扱う。現状目立っている、「正義」の問題をあげつらったりイヤだと拒否したりすることで済ませるのではなく、認めるべきところは認め肯定すべきところは肯定しながら、それに代わる別の「正義」を提示していく。/わたしの目的は、すこしでも物事を正しくして社会を良くすることだ。読者の方々にも、本書を通じて「規範」について考えをめぐらし、自分でも「正義」をきちんと主張できるようになっていただければ幸いである。(「まえがき」より)” 【目次】 まえがき 第一部 社会的批判と自由の問題 第一章 キャンセル・カルチャーの問題はどこにある? 第二章 「思想と討論の自由」が守られなければならない理由 第二部 マイノリティとレトリックの問題 第三章 特権理論と公共的理性 第四章 トーン・ポリシングと「からかいの政治」 第五章 マイクロアグレッションと「被害者意識の文化」 第三部 男性学と弱者男性の問題 第六章 男性にも「ことば」が必要だ 第七章 弱者男性のための正義論 終章 これからの「公共性」のために -
公認心理師・臨床心理士大学院対策 鉄則10&キーワード120 心理英語編 第2版
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大学院入試に必須のキーワード120と英文読解の鉄則10をパーフェクト解説!「ヒルガードの心理学」を題材に和訳問題に慣れよう。公認心理師関連のワード20語を新しく追加した。 【 目 次 】 第1部 効果的な学習に向けて 第1章 求められる力と学習法 / 第2章 出題傾向分析 / 第3章 英文読解 10の鉄則 / 第4章 重要表現 第2部 合格のためにおさえたい厳選120語 第1章 原理・研究法 / 第2章 学習・知覚・認知 / 第3章 発達・教育 / 第4章 社会・感情・性格 / 第5章 神経・生理 / 第6章 統計・測定・評価 / 第7章 臨床(原理) / 第8章 臨床(査定) / 第9章 臨床(症状) / 第10章 臨床(介入) / 第11章 公認心理師関連 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
インターセクショナリティ
多様性に満ちた世界を理解するために 多様性に満ちた現代社会を理解するうえでいま最も重要概念のひとつと呼ばれる「インターセクショナリティ(交差性)」。この分析概念を用いて、様々な地域の歴史、社会、文化のいかなる諸相が浮き彫りになるのかを、様々な角度からアプローチし、新しい世界への認識を導き出す。 ・・・・・インターセクショナリティは、アメリカにおけるレイシズム、セクシズム、貧困と格差、異性愛主義、排外主義、健常者中心主義などを批判するブラック・フェミニストや有色女性の思想と運動のなかで生み出された。今日、インターセクショナリティはさまざまな学問分野、社会運動、政策に影響を与えるものとなり、アカデミズムを超えて、社会運動の担い手によって、さらには政策立案者によっても採用される「多様な知的・政治的プロジェクト」となった。・・・・(序より抜粋) 【主要目次】 序 「インターセクショナリティ」に何ができるのか(土屋和代) Ⅰ インターセクショナリティをめぐる「過去」と「現在」 1.権力性の交差の場としての物語(速水淑子) 2.二〇〇年前の「交差点」と「地下室」(アルヴィ宮本なほ子) 3.リプロダクティヴ・ジャスティスとインターセクショナリティ(土屋和代) 4.社会運動、司法言説、歴史叙述(岡田泰平) 5.現代インドから「インターセクショナリティ」を考える(井坂理穂) Ⅱ インターセクショナリティから読み解く現代世界 6.インターセクショナリティ(交差性)に関する四つの疑問(和田毅) 7.イスラエルにおける性的少数者/動物の権利運動とパレスチナ問題(保井啓志) 8.エイズから新型コロナ、白紙運動からフェミニズム運動へ(阿古智子) 9.インターセクショナリティに抗するフランス?(伊達聖伸) 10.安心をもたらさないインターセクショナリティへ(清水晶子) -
ただ生きるアナキズム
国家や資本主義が私たちの欲望をさまざまに制限する現代にあって、「ただ生きる」とはどういうことか。「ただ生きる」ために、私たちは何をすべきなのか。 アナキズムの観点から、キング・クリムゾンを聴き、ゴダールや石牟礼道子の物語に飛び込み、デヴィッド・グレーバーや鶴見俊輔と対話してその思想を大胆に読み替える。社会の編み目にある暴力や非対称な関係性をあぶり出し、それらを避けるための基盤として相互扶助があり、自由があり、欲望があることを描き出す。 音楽や映画、文学、思想を軽やかに跳躍して、硬軟織り交ぜた文体とときに挑発的な語り口で国家や資本主義と対峙する。そして、不断の努力と相互扶助で日々の営みを支え、小さなさざ波から大きな潮目を変えていく、日常にあるアナキズムの可能性を活写する。 -
ステップアップ心理学シリーズ 臨床心理学 理論と実践をつなぐ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 これから心理職を目指す人のために。 基礎から支援の実際まで、1 冊でわかるカラーテキスト。知識を補完するための脚注を充実させ、最新知見なども紹 介。学問の面白さに触れることができます。公認心理師カリキュラム準拠。DSM-5-TR対応。 【本書の構成】(本書まえがきより) ★臨床心理学を概観できる3つのPart 本書は、臨床心理学の基礎から応用まで概観するために、全体を3つのPartに分けています。 Part1では、臨床心理学の基礎理論として、その歴史や、心理学的支援の実践において必要とされる専門性などについて解説します。 Part2では、代表的な心理療法の理論とその技法について、豊富な研究知見に基づき詳説します。 Part3では、心理学的支援の対象となりうる精神疾患に焦点を当て、その特徴や治療効果が期待されている支援法について解説します。 【目次】 Part1 臨床心理学の基礎理論 1章 臨床心理学とは何か 2章 心理的アセスメント Part2 臨床心理学の理論と技法 3章 精神分析学 4章 人間性心理学 5章 行動・学習理論 6章 認知行動療法 7章 マインドフルネス 8章 集団を対象とした心理療法 Part3 精神疾患とその支援 9章 精神疾患の診断と統計 10章 抑うつ症・双極症 11章 不安症 12章 依存症 13章 統合失調症 14章 高次脳機能障害 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
庭のかたちが生まれるとき
徹底的に庭を見よ! 作庭現場のフィールドワークから、庭の造形を考え、庭師の生態を観察し、庭のなりたちを記述していく、新感覚の庭園論がここに誕生! 庭師であり美学者でもあるというユニークなバックグラウンドを持つ注目の研究者・山内朋樹の待望の初単著。 「紀伊國屋じんぶん大賞2024」第6位! 庭を見るとき、わたしたちはなにを見ているのか? 庭をつくるとき、庭師たちはなにをしているのか? そもそも、庭のかたちはなぜこうなっているのか? 本書は庭師であり美学研究者でもある山内朋樹が、京都福知山の観音寺を訪ね、その大聖院庭園作庭工事のフィールドワークをもとに、庭のつくられ方を記録した「令和・作庭記」である。 庭について、石組について、植栽について、空間について、流れについて、部分と全体について…… 制作のプロセスを徹底的に観察するとともに、その造形(かたち・構造)の論理を分析し、「制作されるもの」と「制作するもの」の間に起きていることを思考する。ミクロの視点で時間軸を引き伸ばしながら、かたちが生まれるその瞬間を丹念に解読していく、他に類を見ない新しい「制作論」。本書を読んだ後、これまで見ていた庭や木々、石、そして景色そのものの見え方が変わって見えるだろう。 ----------------------------------------------------------------------------- 千葉雅也氏(哲学者・作家)推薦! 庭の見方をガラリと変えてくれる画期的な庭園論であり、すごく応用の利く本だと思う。「ひとつ石を置き、もうひとつをどう置くか」というのは、絵画の話でもあるし、音楽でも料理でも、会話術でもビジネス術でもあるからだ。 ----------------------------------------------------------------------------- -
毒になる親 完全版
あなたはもう親を許さなくていい。 親に奪われた人生を取り戻すために。あなたが「毒親」にならないために。勇気をもって本書を開こう。 傷つけられた心を癒やし、新しい人生を歩き出すための具体的な方法を、あなたに伝授する。 カウンセリングの現場から発想された“現実の希望"にみちた一冊! 原書刊行から30年余、今も輝きを失わないカウンセリングの古典を完訳した決定版 「旧バージョンでは全体を300ページ程度に収めるため、部分的な省略や、場所によっては大幅な意訳を行うことで短縮を行いました。解説の部分は短くしたくなかったので、短縮はおもに実例として載せられているエピソードを端折ることでページ数を調整しました。文庫版ではさらに短くする必要があり、残念ながら一つの章を丸ごとカットしなければならなかったほか、さらに圧縮を行いました。 そこでこの完全版では、旧バージョンで短くしたところをオリジナル通りに書き直し、それ以外のところも文章を改めるなど手を加えました。ページ数はだいぶ増えてしまいましたが、省略や意訳により短縮した部分を復活させたことで、オリジナルの内容をさらに詳しくお伝えできたのではないかと期待しています。30年前に書かれたこの本がいまだに輝きを失っていないのは、著者がいかに被害者の苦しみを理解し、問題の根源を正しくとらえ、正しい解決法を示しているかのあらわれです。今やこのテーマの古典となった本書が、この完全版の刊行をきっかけに今後も末永く読み続けられることを願っています」(訳者まえがきより) ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください -
超要約 哲学書100冊から世界が見える!
ミリオンセラー『超訳 ニーチェの言葉』の著者が「世界を変えた哲学書100冊」を厳選、わかりやすく解説。最強のブックガイド!この1冊で、思想・宗教・社会・歴史、人間心理…の全体像がざっくりつかめる!本物の「教養」を楽しめる!『自省録』アウレリウス/『私たちはどう生きるべきか』シンガー/『人間知性論』ロック/『自殺論』デュルケーム/『経済学・哲学草稿』マルクス/『我と汝』ブーバー/『なぜ世界は存在しないのか』マルクス・ガブリエル/『オリエンタリズム』サイード/『大衆運動』ホッファー/『隷属への道』ハイエク/『論理哲学論考』ヴィトゲンシュタイン/『存在と時間』ハイデッカー/『新約聖書』/『コーラン』/『善の研究』西田幾多郎/『日本的霊性』鈴木大拙…2000年の間、各時代のすぐれた人々が人生を賭けて真剣に考えたこととは? -
「心のしくみ」を読み解く ビジュアル心理学図鑑
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 オールカラーのイラストと美しいデザインとともに、 心理学という魅力的な分野について、 哲学、歴史学、医学、科学的事実を絡めながら紹介します。 ・「心理学の起源」に取り組んだ哲学者 プラトン、アリストテレス ・ヒポクラテスの四体液説 ・魂の在り処を探した、ヘロフィスとガレノス ・古代、中世における精神障害の治療 ・トラウマ、幻想、無意識、エディプス・コンプレックス…フロイトが築いた精神分析学の土台となる考え方と治療法 ・アドラーの「個人心理学」、ユングによる「分析心理学」、ウィニコットによる「児童精神分析学」、アンリ・エーと「器質力動論」 ・「家族療法」「認知行動療法」による治療 ・ネット利用がもたらす、脳と心への影響 ・増える不安障害、うつ病、依存症の特徴と治療法 ・オンライン治療の広まりと、エキスパート患者の出現 など、心理学の歴史、著名心理学者の理論、恐怖症やうつ病といった現在増加傾向にある病への対処法、心理学・精神医学ジャンルの今後の展開などを紹介します。 エレーヌ・フレネル/著 『Psychologies(サイコロジーズ・マガジン)』のジャーナリスト兼記者(2008年以降)。大学では文学とジャーナリズムを学んだ後、心理学と精神分析学を学ぶ。喜び、複雑さ、苦しみといったものを、社会がどのように考えどのように扱っているのか、あるいはいないのかなどといった精神生活に関するありとあらゆることを調査する。また、その他、調査やエッセイの執筆、テレビドキュメンタリーの制作も行なう。 齊藤 勇(さいとう いさむ)/監修 立正大学名誉教授。日本ビジネス心理学学会会長。文学博士。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。専門は、対人・社会心理学。著書に『図解雑学見た目でわかる外見心理学』(ナツメ社)、『イラストレート心理学入門』『イラストレート人間関係の心理学』(ともに誠信書房)、監修書に『イラスト&図解知識ゼロでも楽しく読める!』(西東社)などがある。 -
国家と実存
個々人のアイデンティティ──私は何者か? 言語・民族・国家・宗教といった大文字の存在を根拠とするか、それとも個の実存に拠点を置く生き方を追究するか……。〈思想〉が内在的に〈学問〉と異質であるのは、たとえば言語一般あるいは特定の言語の記述と分析に終始するのではなく、いかに生きるか、どのような社会を作るかといった問いを立て、それに答えようとするからだろう。「どうなっているか」を明らかにすればそれで終わるのではなく、現代の人間がいまだに答えを見出していない問いを立て、それに答えようと試みる知的営為こそ、〈思想〉なのではないか。〈思想〉とは、既成のパラダイムを壊し、新しいパラダイムを生み出そうとする営為である。〈思想〉とは本質的にラディカルなのである。 [コンテンツ] 【Ⅰ】ポストナショナリズムの精神史 ■〈思想〉とは何か ■〈精神史〉とは何か ■イエス、ポストナショナリズムの原点として ■見果てぬ〈共同性〉への夢─あるいは異和感の由来 ■ハイブリッドの精神─土着/外来の対立を超えて 【Ⅱ】国家と実存 ■方法としてのトルコ─あるいは《日本近代の逆説》をめぐって ■ファシスト国家の起源─あるいは見果てぬ《共同性》への夢 ■〈アジア〉から〈東洋〉への転換─あるいは人種概念としての「アジア人」 ■実存的個人主義─〈個人主義〉と〈私人主義〉の根本的差異について ■〈表現〉への航行─ぼくはどうして『ポストナショナリズムの精神』を書いたのか(1)(2)(3)(4) 【Ⅲ】民族、言語、宗教、国家 ■「ユダヤ人国家」の彼方へ─ユダヤ人/ユダヤ教徒をめぐる言語論的考察 -
韓非子 全現代語訳
鋭い人間洞察が時を超えて突き刺さる、不滅の君主論! 人間は利のために動く。君臣の間に愛はない。 徹底した現実主義的人間観に基づく実践的君主論にして、春秋戦国の乱世下に法家が磨き上げた統治思想の極致。 「矛盾」「守株」など秀逸な譬えを交える軽妙さ、 理想的統治を語る峻厳さ、 儒家への鋭い批判、 そして不合理な現実政治への悲憤― 抑揚に富んだ語り口を生き生きと伝える碩学の名訳で、全文を読む。 【本書「解説」より】 人間性一般についての洞察の鋭さ、権力の場における人間関係の分析の綿密さ、独裁国家という枠内でではあるが、君主の心術探究の深刻さ、という点ではいずれも韓非のほうがマキャベリより一段と精彩があり、ルネサンス期のマキャベリと比べても、不思議に古くないのである。韓非の眼がその時の瑣々たる政治現象をつきぬけて、人間の本質に迫っている故であろう。 【本書の内容】 [第一巻] 初見秦/存韓/難言/愛臣/主道 [第二巻] 有度/二柄/揚権/八姦 [第三巻] 十過 [第四巻] 孤憤/説難/和氏/姦劫弑臣 [第五巻] 亡徴/三守/備内/南面/飾邪 [第六巻] 解老 [第七巻] 喩老/説林上 [第八巻] 説林下/観行/安危/守道/用人/功名/大体 [第九巻] 内儲説上七術 [第十巻] 内儲説下六微 [第十一巻] 外儲説左上 [第十二巻] 外儲説左下 [第十三巻] 外儲説右上 [第十四巻] 外儲説右下 [第十五巻] 難一/難二 [第十六巻] 難三/難四 [第十七巻] 難勢/問弁/問田/定法/説疑/詭使 [第十八巻] 六反/八説/八経 [第十九巻] 五蠹/顕学 [第二十巻] 忠孝/人主/飭令/心度/制分 解説・年表・地図 *本書は1969年に筑摩選書として、1996年にちくま学芸文庫より刊行された『韓非子』(上下巻)を原本とするものです。 -
公認心理師ベーシック講座 精神疾患とその治療
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 公認心理師課程の科目「精神疾患とその治療」向けの教科書。 ・カラー図とイラストで、初学者でも基礎からよくわかる ・重要語句は赤字で記載 ・国家試験の出題基準(ブループリント)をおさえつつ、「興味深く学ぶことができる」にこだわったつくり 《 目 次 》 序 章 精神科の診断の特殊性 第1章 脳および神経の生理・解剖 第2章 神経発達症群 第3章 統合失調症と統合失調症スペクトラム障害 第4章 気分障害 第5章 不安症,強迫症 第6章 心的外傷およびストレス因関連障害群 第7章 解離症と身体症状症 第8章 食行動障害および摂食障害群 第9章 睡眠―覚醒障害群 第10章 物質関連障害および嗜癖性障害群 第11章 認知症 第12章 パーソナリティ障害群 第13章 てんかん 第14章 薬物療法とその基礎 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
公認心理師ベーシック講座 心理学統計法
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 公認心理師課程の科目「心理学統計法」向けの教科書。 ・豊富な図解とイラストで、初学者でも基礎からよくわかる ・練習問題も豊富に掲載 ・覚えにくい専門用語は「重要word」としてしっかりフォロー ・国家試験の出題基準(ブループリント)をおさえつつ、「楽しく・興味深く学ぶことができる」にこだわったつくり 〈 目 次 〉 第1章 1変数の要約記述 第2章 2変数関係の要約記述 第3章 回帰 第4章 確率 第5章 推測統計 第6章 統計的仮説検定 第7章 平均値の検定1(t検定) 第8章 平均値の検定2(分散分析) 第9章 順位の検定 第10章 度数・比率の検定 第11章 より高度な記述・推測の手法 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
CRA 薬物・アルコール依存へのコミュニティ強化アプローチ
コミュニティ強化アプローチ(CRA)は,B.F.スキナー(B.F.Skinner,1938)による,オペラント条件づけに基づく,行動療法によるアメリカ発祥の治療プログラムである。アルコールやドラッグといった物質使用は,その行動に対する強化があることの顕れであると考えられている。CRAは,物質使用よりも報酬の大きな,新しいライフスタイルを発見することを目指している。(本書,序文より) 近年,依存症者家族の支援プログラムとして急激に現場に浸透しているCRAFT(Community Reinforcement and Family Training)は,まさに家族を介した間接的CRAである。CRAFTの効果的実践のためには,CRAへの正しい理解が必要である。本書はその入門書として最適な実践的ワークブックである。 本書で提示される治療モデルは,明確な治療哲学に基づいた画期的なプログラムである。読者がすぐに活用可能な多くの書き込み式の[付録]も収録されている。依存症臨床の最前線で働く援助者にとって,きわめて実践的有用なテキストといえよう。 -
ジェネラリストとしての心理臨床家
人の自尊心を大切にしつつも、その生き方にかかわる心理臨床とは、人の内面、時に秘匿性に触れざるを得ないこともある。さらに近年はさまざまな要因が輻輳して生じている困難な心理的問題が多く、生物・心理・社会モデルを基本にしたアプローチが求められる。 本書は、現実原則に基づいた支援者としての自覚と責任、社会の変容を受けて全体状況と焦点を同時に的確に捉えて支援するための理論や技法の適用の仕方、バランス感覚ある心理支援者の姿勢について解りやすく述べている。巻末には【付】として、ついに実現した国家資格としての「公認心理師法の成立の経緯と今後の課題」についての論考を収録した。 -
面接技術としての心理アセスメント
心理アセスメントは,すべての心理支援の根底に存在する心理職のスキルの中心である。そして,面接力の向上のためには,面接を根幹から支える心理アセスメント力の向上が必要である。 本書において筆者は,多くの事例を交えながら,初回面接における見立て,トリアージ(優先順位)等,心理アセスメントにおける重要な視点を明らかにし,仮説と修正のプロセスを丹念に追うことにより,臨床実践のコツを語る。 読者は本書の各章を読むことで,心理支援職がサイコセラピーを行うことの意味を再認し,心理臨床技術全般の能力を向上させることができるであろう。臨床心理士をはじめ,これから現場に登場する公認心理師,対人援助にかかわるすべての心理職のための基本的な書である。 -
シュッツと宗教現象学――宗教と日常生活世界とのかかわりの探究
宗教的な現象の「意味」の解明はいかにして可能か? オーストリア、スペイン、ドイツ、米国、日本の学者たちがアルフレッド・シュッツの諸理論を宗教現象の現象学的理解に応用し、シュッツ流「宗教現象学」の可能性を拓く。 学術誌『ヒューマン・スタディーズ』第40号(2017年)の特集「アルフレッド・シュッツと宗教」の全訳。 那須壽氏(早稲田大学名誉教授)推薦! 「現象学的なシュッツ理論を導きの糸に、生きられた宗教と真摯に向き合うなかで紡ぎ出された本書所収の諸論稿との対話を通して、読者は、宗教がいかに人間存在と本源的に関わっているかに気づき、宗教現象を読み解くカギを手にすることになるだろう。」 -
英文学とキリスト教文学(長崎純心レクチャーズ)
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 近現代のキリスト教作家に焦点を当て、わが国では分かりにくい国教会諸派やカトリックの文芸運動との関連を解説、世俗化する社会や国際政治の変化も踏まえて作品を位置づけ、英文学におけるキリスト教文学の展開を論じる。さらには聖書学の成果を用いて福音書のイエス伝と小説のイエス像との関係を考察するとともに、批評理論の動向を見すえつつ、互いに影響し合う聖書と文学理論の深い関係を明らかにする。大きな物語、すなわち聖書に基づいた物語は終焉したとしたリオタールの主張を斥け、今日における文学の使命を示唆する、稀有なイギリス文学史。 【目次】 「長崎純心レクチャーズ」について 片岡千鶴子 序論 一 「キリスト教文学」の背景 二 ニューマンと「カトリック文芸復興」 I ホプキンズとR・S・トマス 聖職者詩人 一 イエズス会詩人ジェラード・マンリー・ホプキンズ 二 ウェールズ教会詩人R・S・トマス II エリオットとオーデン 国教会詩人 一 アングロ・カトリック詩人T・S・エリオット 二 ハイチャーチ詩人W・H・オーデン 三 エリオットとオーデン以後のキリスト教詩人 III 第二次大戦後のカトリック小説家 一 冷戦とカトリック小説 二 恩寵と罪 グレアム・グリーンの世界 三 伝統への回帰 イーヴィリン・ウォーの復古主義 IV 中流化とカトリック小説 一 イギリス小説 大衆読み物から文学へ 二 哲学的小説の世界 ミューリエル・スパーク 三 中流カトリック信徒の生き方 デイヴィッド・ロッジ 四 後続カトリック小説家とキリスト教作家 V イエスの生涯の小説化 一 聖書外典文学と小説 二 外典文学と第五福音書 三 新しい写本の発見とユダの福音 VI 聖書と最近の批評理論 一 批評理論と聖書批判 二 解釈学の契機への注目 三 オーサーの死と「本」の枠組みの崩壊 結び 一 聖書の代わりとしての文学作品 二 ポストモダンの状況とキリスト教文学 文献表 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
福音とアジア文化(長崎純心レクチャーズ) 韓国カトリック教会の歴史と課題
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 朝鮮半島において、キリスト教はどのように受容されたのか? なぜカトリックが受け入れられたのか? 済州島でのキリスト教の歴史も探る。 【目次より】 「長崎純心レクチャーズ」について 片岡千鶴子 第一日 韓国社会における福音受容の歴史と課題 朝鮮半島へのカトリック信仰の伝来 李乗薫 最初のカトリック信者 当時の社会的状況と思想的背景 朝鮮王朝による宗教政策 儒教的政治体制の行き詰まり カトリシズムヘの関心 朝鮮におけるカトリック教会の始まり 迫害の始まり 迫害の政治的・社会的背景 朝鮮王朝時代の身分制度とその崩壊 政治体制、社会秩序の崩壊とカトリック信仰 周文慕神父の殉教 朝鮮最初の司教区設立 朝鮮出身最初の司祭 大迫害時代 韓国カトリック教会の歴史 カトリック信者数の推移 カトリック信者の急増 その光と影 「冷淡者」の問題 小共同体運動 現代カトリック教会 第二バチカン公会議 四つの基本的憲章 これからの課題 四大憲章の精神の具体的実現 質疑応答 第二日 済州におけるカトリック教会 カトリック教会が直面する問題 済州島の歴史 建国の神話 古代国家・耽羅 高麗王国への従属(一一〇五~) モンゴル占領期(一二七三~一三七四) 朝鮮王朝への従属(一三九三~一九一〇) 朝鮮王朝以後 搾取と抵抗 アメリカ・イギリス・ソ連・中国による信託統治(一九四五~四八) アメリカ軍政下(一九四五~) 一九四七・三・一 軍政に対する抗議集会と抵抗運動の展開 四・三事件 一九四八年四月三日、南労党による武力闘争の発端 大韓民国軍による討伐作戦 四・三事件の最終段階 犠牲者三万人 ジェノサイド(大量集団虐殺)の問題 四・三事件と韓国政府の対応 全国民が謝罪する必要性 四・三の神学的省察 軍港建設問題 済州カトリック教会の対応 国家とは何か? 日本における国家意識の形成 アメリカの場合 国家対キリスト信者 「神の民」イスラエル 抵抗権の基礎 「神の民」イスラエルと預言者 政治による大規模河川工事(四大川事業)と教会の対応 済州海軍基地建設反対運動 政治的圧力 何故反対するのか キリスト信者と国家 現代の戦争、軍備拡張と教会の教え 質疑応答 補遺 済州島ガンジェオン村に始まるアジア平和 日本と韓国 文化の違いから見えてくるもの 解説 稲垣良典 あとがき 稲垣良典 姜 禹一 1945年生まれ。韓国済州教区司長。 著書に、『福音とアジア文化』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
三人の求道者(長崎純心レクチャーズ09) ソクラテス・一遍・レヴィナス
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 哲学の祖ソクラテス、踊り念仏・時宗の創始者一遍、他者論の思想家レヴィナスという3人の求道者の生き方と思想をわかりやすく語る。 「長崎純心レクチャーズ」について 片岡千鶴子 目次 第一章 ソクラテスの神 反駁的対話と無知の知 はじめに 一 敬虔 二 ダイモニオン 三 生き方の吟味 四 反駁的対話 五 無知の知 質疑応答 第二章 一遍上人の信 一 浄土教の基本原理 二 一切を捨てる 三 信不信をえらばず 四 名号即往生 五 能所一体 質疑応答 第三章 レヴィナスにおける超越 苦しみと交わり 序論 ハイデガーとレヴィナスの問題 一 カントにおける要請としての神 二 悪 三 汝 四 神の顕現 五 無益な苦しみ 六 弁神論の終焉 七 対話 八 人間のうちなる神 九 さよなら 神に向かって、ア・デュー 質疑応答 あとがき 岩田 靖夫 1932~2015年。哲学研究者。東北大学名誉教授、仙台白百合女子大学名誉教授。文化功労者。東京大学文学部卒、同大学院人文科学研究科博士課程満期退学。文学博士(東京大学)。専門は、古代ギリシャ哲学。 著書に、『アリストテレスの倫理思想』『神の痕跡 ハイデガーとレヴィナス』『倫理の復権 ロールズ・ソクラテス・レヴィナス』『ソクラテス』『神なき時代の神 』 『ヨーロッパ思想入門』『よく生きる』『三人の求道者』『いま哲学とはなにか』『アリストテレスの政治思想』『ギリシア哲学入門』『ギリシア思想入門 = Introduction to Greek Thought』『人生と信仰についての覚え書き』『極限の事態と人間の生の意味 大災害の体験から』など、 訳書に、『アリストテレス全集 16』(共訳)E・R・ドッズ 『ギリシァ人と非理性』(共訳)W・K・Cガスリー『ギリシア人の人間観 生命の起源から文化の萌芽へ』『ハイデッガー全集 33 アリストテレス『形而上学』第9巻1-3 力の本質と現実性について』『ハイデッガー全集 40 形而上学入門』(共訳)、プラトン『パイドン』など。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 -
人格主義生命倫理学(長崎純心レクチャーズ) 死にゆく者、生まれてくる者、医職の尊厳の尊重に向けて
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 2012年、山中伸弥教授は、iPS細胞の樹立によりノーベル生理学・医学賞を受賞した。ヒト受精胚を破壊せずにES細胞と同じ性質を持つiPS細胞研究の道を開いたことは、生命倫理学にも多大な貢献を果たしたが、このことは意外に日本では知られていない。本書は、ヒポクラテスの医の倫理に起源を持ち、ヴァチカンが主導してきた人格主義生命倫理学の立場から、欧米および日本など先進諸国における終末期医療と生物医学研究をめぐる議論を取り上げ、それを規制する法律、そしてその背景となる倫理思想を概観する。欧州大陸諸国が優生学への反省から人格の尊厳を最高原理とするのに対し、個人主義・実利主義の優勢な英米圏や日本では研究の自由を優先し、不妊治療で発生した余剰胚の実験利用が現実に行なわれている事実を指摘、安楽死判決も含めて、これらの国の法規制に人間の命を選別する優生思想が存在することを深い危惧をもって論じる。経済成長戦略の一つとして再生医療の実用化を掲げるわが国において、精神と身体の合一として人間を捉える人格主義生命倫理学を提示する問題作。 【目次より】 「長崎純心レクチャーズ」について 片岡千鶴子 目次 はじめに 第一部 終末期医療をめぐる人格主義生命倫理学の展開 医学倫理に立脚した法形成への取り組み I 問題提起 終末期医療をめぐる日本の議論の現状 II 二つの生命倫理 ヒボクラテスの医の倫理の排斥と再評価 III 個人主義生命倫理学の対応 尊厳死、安楽死の合法化 IV 人格主義生命倫理学の対応 “ne accaniment o, ne eutanasia” V まとめと展望 第二部 ヒト胚研究をめぐる人格主義生命倫理学の展開 医学倫理から生物医学研究倫理(生命倫理)、そして生物医学研究法(生命法)ヘ I 問題提起 日本の生物医学研究規制の現状 II 人格主義生命倫理学の対応 ヒト胚の群厳と人権の保護 III ヒト胚の地位をめぐる議論 IV 生殖技術の規制 生殖の尊厳、生まれてくる子どもの尊厳 V まとめと展望 注 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 秋葉 悦子 1958年生まれ。法学者。富山大学教授。上智大学法学部津卒業、同大学院法学研究科博士後期課程修了。専門は、刑事法、生命法、生命倫理。 著書に、『人の始まりをめぐる真理の考察』『人格主義生命倫理学』『人間の尊厳と生命倫理・生命法』などがある。 -
教会・神学・救い(長崎純心レクチャーズ) 新しい千年紀への展望
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 二十世紀は進歩・革新・繁栄と同時に戦争・伝統的価値の崩壊・未来の不確実さという負の遺産を残した。こうした状況の中でキリスト教の現状を歴史的に位置づけ、諸宗教との対話など世界が一体化する中で教会と信仰が直面する困難と将来への展望を明快に論じた講演。アリストテレスおよびトマス研究者としての学識とローマ教皇庁での経験を踏まえた考察は、多くの知見と豊かな示唆に富む。 【目次より】 「長崎純心レクチャーズ」について 片岡千鶴子 序言 目次 第一日 西欧における教会の現状 I 序 II 歴史の流れのなかで起こったいくつかの危機 III 現代のキリスト信者の間に見られる誤謬の原因 1 時代精神ー主観主義・個人主義 2 近代科学の世界像 3 技術の発達と世俗化 4 宗教改革と知的相対主義 5 反キリスト教的イデオロギー 6 無神論と倫理的悪 IV 新しい精神態度 V 将来の予測 希望の徴し 第二日 カトリック神学の現状 I 短い歴史的序論 II 神学と教会の教導職 III 神学と哲学との関係 IV 歴史主義と解釈学に直面する神学 V 神学者の今日的課題 第三日 諸宗教の救済力に関する新奇な理論 1 序 2 宗教多元主義理論の中心主題 3 この理論に関する哲学的評価 4 神学的評価 5 超自然的信仰、救済のための条件 6 旧約聖書と諸宗教 7 新約聖書の証言 8 教父たちと諸宗教 9 教会の教説 10 神の言と聖霊 11 神の国と非キリスト教諸宗教 12 キリスト以外の仲保者か? 13 諸宗教間対話、宣教活動の新方法か? 14 アシジの宗教サミット、新時代の端緒? 15 結論 あとがき 稲垣良典 註 訳註 荒井洋一 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 エルダース,レオ オランダ・ロルドゥック神学大学教授。 -
フラワー・オブ・ライフ
定番中の定番! 超ロングセラー! 圧倒的な内容、膨大な情報量の名著の第一巻! 神聖幾何学の神秘を紐解きながら、古代からの隠されていた叡智をあますところなく一挙公開! 私たち自身が本当は誰なのかを思い出し、 新たな意識と、新人類の到来の可能性の扉を開く。 2001年の発売以来、スピリチュアルファンのためのバイブルとして君臨。スピリチュアルなカテゴリーがすべて詰まっています。 ○古代の記憶を呼び起こす アトランティスの転落がいかにして私たちの現実を変えたか ○神聖幾何学フラワー・オブ・ライフの秘密 マカバ、星型二重四面体、波動体系宇宙、地球の極移動 ○現在と過去の暗い側面 絶滅に瀕した私たちの地球、フロンガス、温暖化現象、シッチンとシュメール、ネフィリムの反乱と私たちの種の起源、レムリアの沈没とアトランティスの浮上 ○進化の中断とキリスト意識グリッド レムリア人がいかに人類の意識を進化させたか、火星人のマカバ計画の失敗、スフィンクス下の宇宙船とピラミッドの発着場 ○意識進化におけるエジプトの役割 復活とアセンションの違い、はじめての不死者オシリス、イクナートンの神秘学派 ○形と構造の意味 管状円環体、七曲りの迷路、プラトン立体、クリスタルは生きている ○人体とその幾何学 生命体の発達が経由するプラトン立体、ダ・ヴィンチのカノン研究、人体中のファイ比率、自然の中の螺旋、人間のグリッドとゼロポイント・テクノロジー -
荘子 全現代語訳 上下巻合本版
「胡蝶の夢」「朝三暮四」「知魚楽」「万物斉同」「庖丁解牛」「寿(いのちなが)ければ則ち辱多し」「無用の用」などがよく知られているが、それだけではない、西洋哲学を凌駕する深い哲学・思想がある。最重要である「道」が「一」であり、また結局は「無」であり、人間には決して把えられないものであるという根本テーゼを定立した。宇宙論、生き方、処世、芸事まで、幅広い哲学を展開した、汲めども尽きぬ名著。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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